恵まれない子供に寄付するなら?国内から海外まで、子ども支援団体の選び方を徹底解説

(出典:セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンHP

【2024/11/22 更新】

近年、国内外の恵まれない子どもたちに関する問題がますます深刻化しています。

紛争や貧困、自然災害によって教育の機会を失い、栄養不足や医療へのアクセスが限られる状況に置かれた子どもたちが多くいます。

ユニセフの報告によると、世界中で2億5,000万人以上の子どもたちが貧困線以下の生活を強いられており、その影響で日々の生活が危ぶまれています。また、日本国内においても、経済的な理由から満足に教育や食事を受けられない子どもたちが増加している現状があります。

こうした状況を改善するために、国内外で様々な分野で活動するNGOやNPOがあり、私たちは寄付を通じてその活動を応援することができます。

しかし読者の方の中には、支援したいという気持ちはあっても、寄付に踏み出せないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では以下の項目を通じて、寄付に対する不安や疑問を解消し、どのようにして支援ができるのかを詳しく解説します。

  1. 「恵まれない子ども」とは?
  2. 恵まれない子どもたちを支援する団体の紹介
  3. 課題別おすすめ寄付先
  4. 募金以外の支援の方法

あなたにぴったりの寄付先がきっと見つかるはずですので、ぜひ最後までご一読ください。

目次

「恵まれない子ども」とは?

一口に「恵まれない子ども」と言っても、子どもたちが置かれている状況や、抱えている課題は様々です。まずはそれぞれの課題について、解説していきます。

重度の栄養不良で、命の危機に晒されている子ども

世界の5歳未満児の約22%にあたる、1億4,920万人が慢性的な栄養不良によって引き子される発育阻害の状態にあると言われています。

ユニセフでは乳幼児期の子どもに適切なケアを届け、健やかに成長できるよう、ワクチンの普及や清潔な水や環境の確保、栄養改善など、総合的に支援を行っています。

>ユニセフの活動の紹介はこちら

貧困地域や紛争地域に住んでいて、学校に通えない子ども

世界では約6人に1人の子どもが学校に通えていないことをご存知でしょうか?

特に貧困地域や紛争地域ではこの問題が深刻な状況です。教育を受ける機会がない子どもたちは、将来的に貧困から抜け出すことが難しくなります。

セーブ・ザ・チルドレンの教育事業では、読み書き計算能力の向上をはじめ、学習環境の改善、教員 の能力養成などの支援活動を実施しています。

>セーブ・ザ・チルドレンの活動の紹介はこちら

ひとり親家庭で十分な食事が取れていない子ども

日本にも、ご飯をお腹いっぱいに食べられない子どもたちがいることをご存知でしょうか?

ひとり親家庭での相対的貧困率は44.5%で、2世帯に1世帯の家庭が相対的貧困に陥っている状況です。

収入を十分に得られない家庭では、育ち盛りの子どもに十分な食事を与えてあげることも難しく、親が食事を抜いたり、子どもに空腹を我慢させてしまう現実があります。

グッドネーバーズ・ジャパンは食品配付プログラム「グッドごはん」で低所得のひとり親家庭を応援する団体です。

>グッドネーバーズ・ジャパンの活動の紹介はこちら

困窮家庭や被災地にいて、十分な教育が受けられない子ども

生まれ育った家庭や地域のために、教育を受けられない子どもは、私たちの住む日本にもいます。

日本全体で、子どもたちの9人に1人が「貧困」と言われています。

小学生から高校生まで学習サポートや心のケアを行うのが、認定NPO法人カタリバです。

>カタリバの活動の紹介はこちら

恵まれない子どもの支援先としておすすめの団体4選

まずは「すぐにおすすめの寄付先を知りたい!」という方のために、寄付ナビ編集部が厳選したおすすめの団体を4つご紹介します。

世界190の国と地域で、子どもを支援する国連機関(ユニセフ)

ユニセフHP

まずは、子どもにフォーカスした世界的なNGOとして押さえておきたい「ユニセフ」のご紹介です。

世界には、命にかかわる重度の栄養不良に苦しむ5歳未満児がたくさんいることはご存知でしたでしょうか?

生後7ヵ月のハワルは、離乳食を開始する重要な時期に、干ばつの影響で食べ物が手に入らず、栄養治療センターに担ぎ込まれました。
昨年だけでも26ヵ国で、自然災害を原因とする食糧難が発生しています。

公益財団法人日本ユニセフ協会 HP

ハワルのように十分な栄養を取れない子どもは、どんどんやせ細っていき、普通の食事を取るだけでは回復が困難な状態になってしまいます。
ユニセフはこうした子どもに栄養治療を施し、一人でも多くの命を救う活動をしています。

活動内容 医療・保健・衛生・教育など多岐に渡る
活動地域 ガーナ、パキスタン、バングラデシュなど世界190ヶ国
支援対象 貧困・紛争・緊急支援が必要な国に住む子どもたち
寄付の使途 ワクチン・医療器具・研修実施費用など
運営団体 公益財団法人日本ユニセフ協会(日本窓口)

ユニセフでは、毎月定額を寄付できる「ユニセフ・マンスリーサポート・プログラム」を、随時募集しています。

ユニセフのマンスリーサポーターとして私が世界の子どもを支援する3つの理由
編集部オススメのポイント!
ユニセフは、すべての子どもの命と権利を守るため、 最も支援の届きにくい子どもたちを最優先に、約190の国と地域で活動しています。その活動資金は、すべて個人や企業・団体・各国政府からの募金や任意の拠出金によって賄われています。
初回のお引き落とし前に「ウェルカムキット」を、その後は年4回、子どもたちの状況とユニセフの活動を伝える広報誌「ユニセフニュース」を郵送、Eメール配信で届けます。また、日本ユニセフ協会が発行する各種資料の最新版が無料で提供されます。

月2,000円の支援を1年間続けると、栄養治療食720袋が届けられ、栄養不良の子ども5人を助けることができるそうです。
毎月の寄付は、いつでも停止できるのも安心です。

「日本の私たちには想像できないほど、過酷な環境で生きている子どもがいる」
「まずはできる範囲の支援から始めていきたい」
こんな風に感じていただけた方は、ぜひ支援を検討されてみてはいかがでしょうか。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

世界の「子どもの貧困」の解決にチャレンジ(セーブ・ザ・チルドレン)

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンHP

続いて、国内外の子どもたちに支援を行っている団体をご紹介します。

世界では約6人に1人の子どもが学校に通えていないことは、ご存知でしょうか?

「私の名前はナビル、イエメン北西部のサアダ県出身です。
紛争が始まるまで、私たち家族は平和に暮らしていました。
しかし、自宅は破壊され、私たちはアムラン県に引越さなければならなくなりました。
私は医師になり、保護者が医療費を支払えない子どもたちを治療したいと考えていました。」

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンHP

セーブ・ザ・チルドレンは、子ども支援を専門に行う、民間の国際組織です。
現在は約120ヶ国で活動を展開し、すべての子どもにとって、生きる・育つ・守られる・参加する「子どもの権利」が実現されている世界を目指しています。

例えば教育事業では、読み書き計算能力の向上をはじめ、学習環境の改善、教員 の能力養成などの支援活動を実施しています。
2020年は、世界で500万人以上の子どもたちに支援を届けました。

活動内容 子ども達の保健・栄養支援・教育支援など
活動地域 シリア、ウガンダ、モンゴル、日本など約120ヵ国
支援対象 緊急支援、保健・栄養、教育、防災などの分野で支援が必要な子どもたち
寄付の使途 緊急支援で食料など物資の支援を始め、子どもたちとその家族を守る活動
運営団体 公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンも、毎月定額を寄付できる「SCサポート」を通じて支援することができます。

セーブ・ザ・チルドレン「SCサポート」を申し込む前にチェックした、寄付の使い道と3つのポイント
編集部オススメのポイント!
緊急・人道支援、保健・栄養、教育、子どもの保護、防災など、さまざまな分野で包括的な子ども支援を実施しています。セーブ・ザ・チルドレンの活動は、全世界200万人以上の支援者によって支えられています。
第一次世界大戦で社会が荒廃した時代、栄養不良に苦しむ子どもたちの支援に敵味方の区別なく取り組んだイギリス人女性エグランタイン・ジェブさんの活動からセーブ・ザ・チルドレンは始まりました。

例えば月3,000円の寄付を1年間続けると、災害で学用品を失った子どもたちにスクールキット20セットを支援することができます。

「国内外で支援を必要としている子どもたちを助けたい」
「100年以上の歴史を持つ団体だから信頼できる」

こんな風に感じた方は、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンのWebサイトもご覧になってみてください。

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寄付金控除の対象団体です

低所得のひとり親家庭に温かい食事を(グッドネーバーズ・ジャパン)

グッドネーバーズ・ジャパンHP

子どもが満足に食事を取ることができないのは、途上国だけの問題ではありません。
私たちが暮らす日本でも、少なくない子どもたちが貧困を抱え、なかでもシングルマザーの家庭は困難な生活に陥りやすいです。

パートを掛け持ちして週6日働いていますが、子どもが熱を出したり、学校の用事などで仕事を休まなければならないことも多く、年収は公的補助金を含めても200万円未満。
家計は常にギリギリです。

グッドネーバーズ・ジャパン HP

食費も限界まで切り詰めざるを得ず、なんとか子どもに食べさせようと、母親が食事を抜くことも。

そんなひとり親家庭を対象に、定期的に食品の配付を行っているのが、認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンです。

「グッドネーバーズ」の名前を初めて聞いた方も多いと思いますが、実は世界40ヵ国以上で子どもたちを支援しており、20万人以上の寄付者がその活動を支えています。
グッドネーバーズ・ジャパンは、国際NGOグッドネーバーズの日本支部にあたります。

活動内容 低所得のひとり親家庭に食料を届ける
活動地域 東京都・神奈川県・大阪府・佐賀県周辺など
支援対象 経済的に困窮しているひとり親と子ども
寄付の使途 食品の調達、食品を保存する設備費や輸送費、人件費など
運営団体 認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン

ご紹介した活動は、月1,000円〜の寄付で、支援を受け付けています。
もし1年間続ければ、ひとり親家庭4世帯に食品を届けられるそうです。

グッドごはんへの寄付「国内こどもスポンサー」に私が入会した3つの理由
編集部オススメのポイント!
困窮するひとり親家庭にフォーカスし、密にコミュニケーションを取っています。それにより、孤立しがちなひとり親家庭に食品だけでなく”心のつながり”も届けられるだけでなく、寄付をする側にも、ひとり親家庭の親御さんや子どもたちの声がメールマガジンなどを通じて多く紹介されるため、寄付をする喜びを得ることができます。
「教育協力NGO ネットワーク」に加盟しており、政策に訴え変えていく政策提言活動や、世界の問題を市民社会に広める広報活動も盛んに行われている。

「まずは私たち日本の子どものために、支援を始めたい」
「子どもはもちろん、頑張るお母さんを応援したい」
と感じた方は、団体のWebサイトもご覧になってみてください。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

貧困や被災などに苦しむ子どもたちに、教育の機会を(カタリバ)

カタリバ HP

「勉強したいのに、できない・・・」
生まれ育った家庭や地域のために、苦しい思いをしている子どもたちが、この日本にもいることをご存知ですか?

日本全体で、子どもたちの9人に1人が「貧困」。
ひとり親家庭では、2人に1人に及ぶそうです。
※厚生労働省「令和4年国民生活基礎調査」より

「母子家庭のため、進学をあきらめた・・」「アルバイトに追われ、高校を中退してしまう」
そんな子供たちも含めて、小学生から高校生まで学習サポートや心のケアを行うのが、認定NPO法人カタリバです。

「勉強する機会を奪われた子どもたちを、サポートしたい!」そんな想いのもと、私たちが始めたのが無料の放課後教室です。(中略)
日本中の子ども達が、生まれ育った環境や家庭などの格差によって、夢や可能性を閉ざされてしまうことが決してないように、活動しています。

カタリバ HP

2000年に活動をスタートして、高校生のキャリア学習支援など行なっていたカタリバですが、子どもたちの学習サポートをはじめたのは、東日本大震災がきっかけだったそう。

岩手県や宮城県など被災地で、仮設住宅に住むなど十分な学習環境がない子供たちに、放課後学校を開いてきました。
現在では、東京都足立区や熊本地震の被災地などにも活動が広がっています。

活動内容 安心できる居場所の提供、学習支援、食事支援、災害時の居場所の提供や学習支援、探究学習の実践支援など
活動地域 オンライン(全国)、岩手県、宮城県、福島県、東京都、島根県に加え、各地域団体を後方支援
支援対象 主に日本の小学生〜高校生など
寄付の使途 人件費、教材・備品・消耗品費、移動・交通費など
運営団体 認定NPO法人カタリバ

日本中の子どもたちが、生まれ育った環境や家庭などの格差によって、夢や可能性を閉ざされてしまうことが決してないように、活動しているそうです。

カタリバの「サポーター会員」として私が日本の子どもを支援する3つの理由
編集部オススメのポイント!
設立から20年以上、一貫して、10代の子どもを支援しています。その中で培った知見をベースに、子どもたちの機会格差を埋めるチャレンジに取り組んでいます。
女子大生2人でスタートしたカタリバの活動も、現在は100名を超える職員の皆様と、3万人以上の支援者によって支えられています。その原点は”子どもの格差をなくしたい”という純粋な想いです。

全国の子どもたちに支援を広げるため、特に募集しているのが、月1,000円から応援するサポーター会員。
「教育に課題意識を抱いてきた」「子供たちの夢を応援したい」といった方は、サイトをご覧になってみてください。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

恵まれない子ども支援に最適な寄付先の選び方ガイド

続いて、寄付先を選ぶ際に「寄付してよかった」と感じられる3つのポイントを解説します。

企業の良し悪しを判断する材料として、一般的に「ひと・もの・お金」の3つが大切と言われます。

NPOでは、それは「ひと・活動・お金」です。

企業で言うところの”もの”、すなわち”商品”は、NPOがどのようなアプローチで問題を解決しようとしているのか、つまり活動の内容です。

その活動内容に賛同することが、まさしく、寄付を通じた応援と言えると思います。

さらに寄付先として判断する上で、「ひと・活動・お金」を適切な言葉に言い換えると、「職員・活動・会計」です。
以下に、それぞれについて解説します。

職員の顔が見えるか?

NPOの活動には、代表をはじめ、理事や職員、インターンやボランティアなど、多様なスタッフが関わっています。

団体の公式サイトで職員の顔を出していることは、活動に自信がある証拠です。

「自分のお金を誰に託すのか?」を知ることで、より安心して寄付を続けることができます。

その上で、職員数やボランティアの人数など、関わっている人の数も確認できると、なお良いと思います。

  • 理事や職員などスタッフの顔が見えるか
  • どれくらいの人が関わっているか。人数が多ければいいわけではありません。

あなたと似たような想いを持って活動しているスタッフがいる団体なら、それはあなたの価値観とマッチする団体かもしれません。

活動によって問題を解決しているか?

同じ社会問題に取り組んだとしても、解決するアプローチは団体によって、実にさまざまです。

例えば「子どもの貧困」と一口に言っても、

  • 学習支援を通じて、子どもの学力向上に資する
  • 食品配付を通じて、健康や栄養状態を改善する
  • 相談窓口を通じて、虐待や暴力などを予防する

というように、団体によって活動の領域は異なります。

そもそもNPOが取り組んでいる問題は、すぐに解決には至らず、長い時間がかかることが多いです。

寄付先として検討している団体の支援アプローチは本質的に問題を解決し得るのか、またそのアプローチに共感するかどうか、などを見ると良いでしょう。

  • 寄付先の支援アプローチは問題を解決、もしくは改善しているか?
  • しっかりと実績や成果を上げているか。

そうした活動の進捗を定期的に報告するプログラムが整っている団体であれば、自らのお金がどのように活用されたかの理解が進み、寄付をするモチベーションが増します。

透明性の高い会計報告を行っているか?

ほとんどのNPOは、会計報告を公式サイトで公開しています。
逆に会計報告を公開していない団体は、資金を不正に利用しているのではないかと、寄付者から疑問を持たれても仕方がないでしょう。

団体の公式サイトを確認すると「会計報告」「年次報告」といった形で、会計や財務に関する情報を公開していることが多いので、チェックしてみましょう。

支出の内訳を、例えば事業費80%・管理費20%としている団体であれば、「1,000円寄付したら、おおよそ800円が直接的な活動に、200円が活動を継続していくために必要な費用に変わるんだ」と目安をつけることもできます。

  • 透明性の高い会計報告を行っているか?
  • 納得できるお金の使い方をしているか。

さらに、監査法人や公認会計士による監査を受けていることを確認できれば、より信用度は高まると思います。

国内:課題別でみるおすすめの寄付先NPO

まずは国内の恵まれない子どもについて、課題別におすすめの寄付先をご紹介します。

課題:ひとり親家庭

一人で頑張るシングルマザーやその子どもたちを支援する活動を紹介します。

グッドネーバーズ・ジャパン:貧困に苦しむシングルマザーを、食品の寄付で支える

グッドネーバーズ・ジャパン HP

低所得のひとり親家庭を対象に食品を配付することで、ひとり親家庭のを食事をサポートする取り組みを行なっているのがグッドネーバーズ・ジャパンです。

グッドごはんへの寄付「国内こどもスポンサー」に私が入会した3つの理由
編集部オススメのポイント!
困窮するひとり親家庭にフォーカスし、密にコミュニケーションを取っています。それにより、孤立しがちなひとり親家庭に食品だけでなく”心のつながり”も届けられるだけでなく、寄付をする側にも、ひとり親家庭の親御さんや子どもたちの声がメールマガジンなどを通じて多く紹介されるため、寄付をする喜びを得ることができます。
「教育協力NGO ネットワーク」に加盟しており、政策に訴え変えていく政策提言活動や、世界の問題を市民社会に広める広報活動も盛んに行われている。

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寄付金控除の対象団体です

フローレンス:ひとり親家庭が“貧困の連鎖”から抜け出すため、病児保育など支援

フローレンス HP

ひとり親家庭のために低価格で病児保育を提供することで、この貧困の連鎖から抜け出そうとしているのが「認定NPO法人フローレンス」です。

フローレンスへの寄付で、私がひとり親家庭へ支援を始めた3つの理由
編集部オススメのポイント!
自宅訪問型の病児保育サービスや「おうち保育園」などの事業を通じて社会課題の解決を目指していることに加えて、政治や行政への働きかけを通じて制度化につなげるなど、革新的なアプローチに強みがあります。実際、「おうち保育園」は大きな注目を集め、2012年「子ども・子育て支援法」にて「小規模認可保育所」が制度化されました。
ひとり親家庭が病児保育サービスを低額で受けられるようにしたり、困窮家庭の見守り支援や食品・日用品の提供をするなど、支援の手から溢れがちなひとり親家庭の支援にも力を入れています。

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寄付金控除の対象団体です

課題:食事

子どものいる貧困家庭の食生活を支援する活動を紹介します。

カタリバ:地域の方々と食卓を囲み、子どもたちに”安心”を届ける子ども食堂

子どもの貧困対策に力を入れている東京都足立区から、カタリバが事業を受託する形で、2016年8月にスタートしたのが「アダチベース」です。
アダチベースは、子ども食堂としての役割も含む、居場所支援の拠点です。

カタリバの寄付の使い道は?実際に子ども支援の拠点に行って聞いてみた

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

セーブ・ザ・チルドレン:食料品などが入った「食の応援ボックス」を提供

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、経済的に厳しい状況にあるご家庭を対象に、食料品や衛生用品など生活に欠かせない物が詰まった「食の応援ボックス」を届けています。

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンへの寄付「SCサポート」に私が入会した3つの理由
編集部オススメのポイント!
緊急・人道支援、保健・栄養、教育、子どもの保護、防災など、さまざまな分野で包括的な子ども支援を実施しています。セーブ・ザ・チルドレンの活動は、全世界200万人以上の支援者によって支えられています。
2020年から首都圏を対象に提供が始まった「ひとり親家庭応援ボックス」。2022年には全国に拡大していきました。給食がない長期休暇中、食事に苦労する家庭の支えになっています。

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寄付金控除の対象団体です

キッズドア:今日を生きる命をつなぐための食料支援

キッズドア HP

キッズドアは、学校給食がなくなる夏休みを乗り越えるため「食」と「心」の支えるために「夏休み緊急食料支援」を行っています。

夏休み終了後もキッズドアは、遅れた勉強を取り戻す学習支援や、夏休みの思い出を作る体験活動まで、未来をつなぐ支援を続けていきます。

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寄付金控除の対象団体です

課題:教育

貧困などによる教育格差の課題に取り組む活動を紹介します。

カタリバ:貧困や被災の影響を受けた子ども達のための放課後学校

カタリバ HP

貧困や震災などの理由で生じる「学習場所の不足による教育格差」。

認定NPO法人カタリバは、コラボ・スクール(子どもたち向けの放課後教室)を設置、学習場所を提供し、勉強や心のケアを行ってきました。


カタリバに寄付する「サポーター会員」を10年以上続けての感想と、申込前のチェックポイント
編集部オススメのポイント!
設立から20年以上、一貫して、10代の子どもを支援しています。その中で培った知見をベースに、子どもたちの機会格差を埋めるチャレンジに取り組んでいます。
女子大生2人でスタートしたカタリバの活動も、現在は100名を超える職員の皆様と、3万人以上の支援者によって支えられています。その原点は”子どもの格差をなくしたい”という純粋な想いです。

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寄付金控除の対象団体です

チャンス・フォー・チルドレン:「塾や習い事に通えない」子どもたちに、スタディ・クーポンを届ける

チャンス・フォー・チルドレンHP

「塾や習い事などの学校外の教育格差をなくしたい」と考え、教育支援に特化した「スタディクーポン」を発行しようと考えたのが公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンです。

チャンス・フォー・チルドレンへの寄付で、日本の「相対的貧困」の子どもたちへ支援を始めた理由
編集部オススメのポイント!
寄付金がスタディクーポンとして配布されるため、使い道が非常にクリアです。また、管理費を15%未満に抑え、寄付金の85%以上を子どもへの直接的な支援費(うち65%以上がスタディクーポン費用)に使用しているなど、会計も明確です。
全国7つの自治体(千葉市、千葉県南房総市、渋谷区、国立市、大阪市、佐賀県上峰町、那覇市)がクーポン型の学校外教育費助成事業を開始するなど、このモデルが自治体にも広がっています。

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寄付金控除の対象団体です

課題:ヤングケアラー

ヤングケアラーとは、家庭で両親や祖父母、きょうだいの世話や介護などをしているこどもたちのことを指します。

そんな子どもたちを支えるための活動を行う団体を紹介します。

カタリバ:対話の場と専門家への相談窓口でヤングケアラーを支える

カタリバHP

カタリバが力を入れているのは以下の3つのプログラムです。全て無償で、ヤングケアラーとその家族に提供しています。

  • ヤングケアラー向け対話プログラム
    同じヤングケアラーとして頑張っている同年代との情報交換や、日常の困りごとを相談したり、ケアラーの先輩との対話を通して進路や将来について考えられる機会を設けます。
  • ヤングケアラーと家族の相談窓口
    それぞれのご家庭のありたい姿を専門家と一緒に考え、公的支援の受給に向けたサポートや様々な困りごと、お悩みの相談に乗ります。
  • 保護者向けワークショップ
    希望される方に、ケアや子育て、家族関係などをテーマとした参加型のイベントを開催します。
カタリバの「サポーター会員」として私が日本の子どもを支援する3つの理由
編集部オススメのポイント!
設立から20年以上、一貫して、10代の子どもを支援しています。その中で培った知見をベースに、子どもたちの機会格差を埋めるチャレンジに取り組んでいます。
女子大生2人でスタートしたカタリバの活動も、現在は100名を超える職員の皆様と、3万人以上の支援者によって支えられています。その原点は”子どもの格差をなくしたい”という純粋な想いです。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

ケアラーアクションネットワーク協会:ヤングケアラーの経験を学びに変え、本人と社会を変えていく

ケアラーアクションネットワーク協会HP

本人にその自覚がないまま、家族の世話や介護を行うヤングケアラー。
そんなヤングケアラーは、自身の経験から家族に障害や疾患があることが普通であるという“公平な視点”と、”多様な違いを認め合う力”をもっています。

この力を社会に向けて発信したり、その力を使って社会を変えていくことで、「公平で分断がなく尊重し合える社会」という新しい価値観を生み出したい、と活動を行うのがケアラーアクションネットワーク協会です。

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課題:不登校(居場所支援)

「人間関係」「経済的理由」など、学校に行けなくなってしまった理由はそれぞれですが、子どもたちの受け皿となる居場所はまだまだ少ないのが現状です。

学校へ通うことに困難を抱える子どもたちに、学習機会や心のケアで支援を行う団体を紹介します。

カタリバ:不登校の子どもに、学習支援と安心できる居場所を

カタリバ HP

カタリバは、さまざまな状況にある子どもたちに、居場所や学習環境を提供する認定NPO法人です。

不登校になった子どもたちの背景はさまざまです。
本人としても「学びたい」「頑張りたい」のに、何らかの理由で「もう無理……」と心が折れてしまう、そんな子どもたちが数多く存在します。

カタリバでは、廃校となった校舎を利用した「おんせんキャンパス」や東京都足立区の拠点で、不登校の生徒を支援しています。

カタリバの「サポーター会員」として私が日本の子どもを支援する3つの理由
編集部オススメのポイント!
設立から20年以上、一貫して、10代の子どもを支援しています。その中で培った知見をベースに、子どもたちの機会格差を埋めるチャレンジに取り組んでいます。
女子大生2人でスタートしたカタリバの活動も、現在は100名を超える職員の皆様と、3万人以上の支援者によって支えられています。その原点は”子どもの格差をなくしたい”という純粋な想いです。

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Learning for All :公民館や学童など地域と協力して「子どもの貧困」を解決する

Leaning for All HP

認定NPO法人Learning for All は通常時から貧困家庭の子どもを対象に、学習支援や居場所支援など、世帯全体を総合的にサポートする活動を行なっています。

Learning for All への寄付で「子どもの貧困」をなくす支援を始めた3つの理由
編集部オススメのポイント!
「地域協働型子ども包括支援」の実践によって、支援の必要な子どもを見のがさず、学習支援や食事支援、居場所支援など、ニーズに沿ったサポートを6〜18 歳まで切れ目なく行っています。
目の前の子どもにどこまでも寄り添いながら、問題の根本を解決するために、現場での支援活動や、 全国の子ども支援団体とのネットワークづくりを通して、課題の普及啓発・人材育成・政策提言に取り組んでいます。

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寄付金控除の対象団体です

課題:虐待

家庭の様々な経済事情や環境によって虐待を受けてしまう子どもたちを守る活動を紹介します。

かものはしプロジェクト:虐待や貧困で苦しむ子どもを救うための活動

かものはしプロジェクト

かものはしプロジェクトが、日本国内の課題に取り組み始めたのは2019年のこと。

困難に直面する若者への支援強化や、児童養護施設の退所後も安心して生活できる仕組みづくりを行なっています。

かものはしプロジェクトへの寄付、「サポーター会員」に入会した3つの理由
編集部オススメのポイント!
2019年から日本国内での活動をスタートし、子どもが虐待されない、そして虐待された人が回復できる社会をつくるために、児童養護施設などを出た若者の巣立ちの応援、子どもや養育者にやさしい地域づくりに取り組みます。
かものはしが取り組む問題と活動を、現地の声もふまえながら直接聞くことができるイベントが実施されています。「創業時から今後の活動を知りたい」「現場でどのような問題が起きているか理解したい」という方には有効な機会だと思います。

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寄付金控除の対象団体です

フローレンス:赤ちゃん縁組で、虐待死から命を救う

フローレンスHP

残念ながら自分で我が子を育てることの出来ない親がいます。
そんな方たちが不安や悩みを一人で抱え込み、最終的には虐待につながってしまう。

そうならないために「赤ちゃん縁組」に取り組んでいるのが認定NPO法人フローレンスです。

フローレンスへの寄付で、赤ちゃんの虐待死をなくす支援を始めた3つの理由
編集部オススメのポイント!
日々大きくなっていくお腹と、孤独という闇の中で、不安に押しつぶされそうになっている女性がいます。フローレンスの赤ちゃん縁組は「命」を救う取り組みです。縁組が1組成立するごとに、確実に1人の命を救うことにつながります。
フローレンスが取り組んでいるのは、赤ちゃんの虐待死問題だけではありません。ひとり親家庭が低価格で利用できる「病児保育」や、経管栄養やたんの吸引など、医療的なケアが必要な子どものための「障害児保育・支援」など、さまざまな事業を展開しています。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

海外:課題別でみるおすすめの寄付先NPO・NGO

次に海外の恵まれない子どもについて、課題別におすすめの寄付先をご紹介します。

課題:医療

十分な医療を受けられずに、苦しい思いをしている人々を支援する活動を紹介します。

ジャパンハート:病気と闘う人の”命”と”こころ”を救う日本発祥のNPO

ジャパンハートHP

ジャパンハートは、日本人医師の吉岡秀人さんが創設した、日本発祥の認定NPO法人です。

吉岡さんがミャンマーで貧困により医療を受けることのできない人たちに対し、日本から持ってきたお金が尽きるまで治療を続けたのが活動の始まりです。

現在はミャンマーをはじめ、カンボジア、ラオスなどで医療活動を展開しています。

また、2030年までにアジア全体のサバイバルギャップを限りなくゼロにするために、カンボジアの首都プノンペンに「アジア小児医療センター」を開設するプロジェクトを立ち上げ、多くの著名人がこの活動を応援しています。

ジャパンハートの評判や口コミ、実態は?怪しい?寄付先として、信頼できるかを解説
編集部オススメのポイント!
患者や周囲の人びとを取り巻く福祉や社会の仕組みの見直し、貧困状態にある子どもたちへの教育機会の創出、海外医療人材の育成など、医療の新しい概念を創り出すために、新たな挑戦をしています。
2030年までにアジア全体のサバイバルギャップを減少させるため、カンボジアの首都プノンペンに「アジア小児医療センター」を開設するプロジェクトを立ち上げ、本田圭佑さんらが活動を支援しています。

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ロシナンテス:水と医療が届かない地域で失われる命を救う

ロシナンテス HP

認定NPO法人ロシナンテスは、アフリカに安全な水と医療を届ける、日本発祥の国際協力団体です。

ロシナンテスは、きれいで安全な水を提供することは、病気を予防するための一番の近道だと考えています。

安全な水で病気そのものの数を減らしたうえで、かかってしまった病気をしっかり治療する。この方法で良い循環を生み出し、目の前で失われる命を減らそうとしています。

ロシナンテスへの寄付「チーム・ロシナンテス」に加入した3つの理由
編集部オススメのポイント!
アフリカで活動する団体は数多くありますが、中でも日本人が設立した団体は稀です。創設者であり代表の川原尚行医師は、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で取り上げられたことがあります。
ロシナンテスを毎月の寄付で応援する「チーム・ロシナンテス」に加入すると、限定イベントに参加でき、川原さんと直接お話しできます。イベントは基本的にオンラインで実施されますので、地方にお住まいの方も気軽にご参加いただけます。

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課題:教育

「勉強したくても、勉強できない」そんな子どもたちを支援する活動を紹介します。

e-Education:発展途上国に産まれた子どもも、質の高い教育が受けられるように

e-Education HP

「なりたい夢があるのに、諦めるしかない・・」「勉強したくても、勉強できない・・」

そんな子どもを一人でも減らすべく、バングラデシュやフィリピンなどの国で教育支援の活動をしているのが、認定NPO法人e-Educationです。

教育が受けられない地域の子どもに向けて、都市部の有名講師の授業を撮影。撮影した映像教材を無料で視聴できるようにすることで、農村部でも思う存分勉強できる環境を整えています。

e-Education「マンスリーサポーター」になって、途上国の子供への寄付を始めた3つの理由
編集部オススメのポイント!
一流講師による授業を撮影し、貧困地域の子どもに届けるという画期的なアプローチをとっており、コロナ禍でも2,000の授業が詰まったスマホの学習アプリを開発するなど進化を続けています。
大学生のオンライン学習コーチによる個別サポートなど、生徒一人ひとりを丁寧にサポートし、累計300人以上が難関大学に合格という大きな成果を上げています。

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シャンティ国際ボランティア会:アジア8地域で子どもたちの「生きる力を育む」

シャンティ国際ボランティア会HP

日本生まれの公益社団法人シャンティ国際ボランティア会は、「教育には人生を変える力がある」という信念を持ち、設立以来約40年にわたりアジアの子どもたちに教育を届けてきました。

シャンティ国際ボランティア会の教育支援プログラム、キーワードは「場所」「本」「人」「活動」です。

  • 安心して学べる「場所」:学校・図書館の建設、図書館の整備など
  • 学ぶための「本」や教材:絵本や紙芝居の出版など
  • 学びを届ける「人」:学校教員や図書館員の育成など
  • 学びと出会うための「活動」:コミュニティ図書館や学校図書館の運営など
シャンティ国際ボランティア会「アジアの図書館サポーター」になって、私が毎月の寄付を始めた理由
編集部オススメのポイント!
シャンティ国際ボランティア会の活動は、1980年にカンボジアの難民キャンプで、子どもたちに本を届けたことに端を発します。現在はカンボジアの他に、アフガニスタン、ミャンマー、ネパール、ラオス、タイと活動が広がっています。
世界には、学校に行って本を読むことが当たり前ではない子どもたちがいます。現在はアジア7地域で活動し、本を読む機会を提供するだけでなく、学校建設や図書館の整備も行い、子どもたちが安心できる場所づくりにも注力しています。

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シャプラニール:過酷な環境で働かされている”家事使用人”の少女を救う

シャプラニール HP

シャプラニールが活動しているバングラデシュでは、アドリちゃんのように家事使用人として働く少女が33万人程いるとされています。

シャプラニールは、少女たちのための支援センターを開設し、自立に向けたサポートを提供しています。

支援センターでは、アクセサリー製作・ペーパークラフト・絞り染めなど手工芸技術から、料理・ミシン・裁縫といった実用的なものまで、様々なテーマで技術研修を行っています。

シャプラニールへの寄付でバングラデシュの家事使用人の少女を支援する3つの理由
編集部オススメのポイント!
認定NPO法人シャプラニールは、貧困をなくすために活動する日本発祥の国際協力団体です。「誰も取り残さない」この言葉を大切にしながら、現在は、バングラデシュやネパール、そして日本で活動しています。2000年以降、30万人以上の人びとに支援の手を届けてきました。
マンスリーサポーターとして支援を始めると、希望者に会報誌「南の風」が年4回、郵送で届くようになります。シャプラニールが活動する南アジアの様子や文化等を楽しく学ぶことができます。

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課題:人身売買

「子どもが、売春宿に売られてしまう」日本では信じられないような行為が、今も世界中で起こり続けています。児童買春などから子どもたちを守る、社会を変える活動を紹介します。

かものはしプロジェクト:「子どもが売春宿に売られる」人身売買に挑む

かものはしプロジェクトHP

「人身売買の被害にあい、売春宿で働かされている女性や子どもがいる」という問題の解決を目指すのが、認定NPO法人かものはしプロジェクトです。

2002年に活動を始めたカンボジアでは、「性犯罪の加害者の逮捕件数は2001年から9年間で大幅に増加。今では子どもを置く売春宿はほとんどなくなり、『人身売買の問題が解決した』と言えるまでになった」そうです。

カンボジアで問題解決の目処がたった今、人身売買の規模は世界最大と言われるインドでの活動や、海外での経験を活かし、日本国内での虐待防止の活動も展開しています。

かものはしプロジェクトへの寄付、「サポーター会員」に入会した3つの理由
編集部オススメのポイント!
人身売買を取り締まる法律を整備するためには、当事者の声を反映させることが非常に重要です。この考えの下、かものはしプロジェクトは、サバイバーのリーダーシップをサポートするプログラムを実施しています。
かものはしプロジェクトを支援している印刷会社から、寄付の一環として、無償で印刷していただいています。企業とのパートナーシップによって、間接費を減らす、素晴らしい取り組みだと思います。

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課題:早すぎる結婚

18歳未満で結婚することを「児童婚」といいます。

その当事者になるのは男性よりも女性の方が圧倒的に多く、早すぎる結婚が未成熟な身体のままの妊娠・出産につながり、妊産婦の死亡リスクを高めています。

児童婚の根絶に向けて活動を続ける団体を紹介します。

プラン・インターナショナル:女の子が自らの意思で未来を選択できる世界を

プラン・インターナショナル HP

教育を通じて世界の女の子のエンパワーメントを進めるNGO、プラン・インターナショナルは地域に「女の子クラブ」を結成し、子どもの権利や児童婚のリスクを女の子自身が学ぶ機会を提供しています。

プラン・インターナショナルは少年に対しても多面的に活動しており、男の子を巻き込むことで、男女間の理解が促進され、児童婚に反対する仲間が増えることを目指しています。

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課題:食糧

世界では、9人に1人が飢餓状態にあると言われています。

明日に命を繋ぐための食糧が手に入らない、困難な状況を強いられている人々を救う活動を紹介します。

国連WFP:飢餓に苦しむ紛争下の人びとの命をつなぐ、国連唯一の食料支援機関

国連WFP HP

国連唯一の食料支援機関であるWFP(世界食糧計画)は、80カ国以上の国に活動拠点を持ち、紛争をはじめとする様々な要因から飢えに苦しむ人びとを支援しています。

WFPは、難民となった人びとに食料支援を行うほか、子どもや妊婦、授乳中の母親に栄養強化食品を提供
この支援により、とある国内避難民キャンプでは栄養不良状態を劇的に改善できたそうです。

国連WFPへの寄付で、世界から飢餓をなくす支援を始めた3つの理由
編集部オススメのポイント!
国連WFPとは、世界中で飢餓に苦しむ人びとのために、食料支援を専門に行う国連機関です。”誰一人取り残さない”世界の実現を目指し、飢餓と貧困をなくすことを使命に活動する、国連唯一の食料支援機関です。
国連WFPは食料そのもの、もしくは現金や食料引換券を配って今日明日の食べ物を提供するだけでなく、自立支援を通じて長期的な食料事情の改善や、強い地域社会づくりにつながる社会基盤の構築・再建を促しています。

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課題:紛争

戦争を無くすことを目指し、平和を守る活動を行っている団体を紹介します。

アクセプト・インターナショナル:紛争の解決を目指し、元テロリストの社会復帰を支援

アクセプト・インターナショナル HP

世界の紛争地では、現地の政治への不満や貧困、テロ組織からの脅迫によって、多くの若者がテロ組織に加入していく現状があります。

アクセプト・インターナショナルが行なっている活動は大きく分けて「脱過激化」と「社会復帰」の2つです。
テロ組織に所属する若者を減らしていくこと、また、組織を脱退した若者たちが社会に安心して戻れるように支えることが活動の軸となっています。

具体的には、コミュニティの代表者を招き、暴力的・違法的な手段を取ることについて考える対話セッションを持ち、その考え方の変容を促します。
また、脱退したいという意思を持った若者たちが、経済的・社会的に自立できるように、技術研修や就労支援を実施しています。

アクセプト・インターナショナルへの寄付で、私が元テロリストを支援する3つの理由
編集部オススメのポイント!
テロと紛争の解決に何が必要とされるのか、憎しみの連鎖の歴史と問題構造を分析した時、「受け入れる」取り組みが必要とされています。アクセプト・インターナショナルは、テロ・紛争解決という分野だからこそ、武力ではなく平和的な手法を選択しています。
創設者・永井陽右さんは「誰かがやらなければならないのであれば、自分たちは、その誰かになりたい。その前例がないのならば、日本発でどうにかやってやろう。」という思いで、元テロリストの若者を誰ひとり取り残さない世界をつくるための活動を続けています。

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テラ・ルネッサンス:紛争で心身に傷を負った、元”子ども兵”の社会復帰を支援

テラ・ルネッサンス HP

認定NPO法人テラ・ルネッサンスは、紛争地域における社会復帰支援や地雷撤去活動支援、平和教育や武器輸出に関わる政策提言を行う団体です。

テラ・ルネッサンスの支援先であるウガンダでは、1980年後半から内戦が勃発していました。

多くの子どもたちが、洗脳しやすい、替えがききやすいという信じられない理由から誘拐され、子ども兵として闘いに駆り出されていました。

ひどい場合には家族を殺すことを強要されるなど、精神的・肉体的に大きな傷を抱えた子ども兵たち。テラ・ルネッサンスは彼ら・彼女たちが社会に復帰する支援を行なっています。

テラ・ルネッサンスの「ファンクラブ会員」になって、私が月1,000円の寄付を始めた3つの理由
編集部オススメのポイント!
創設者の鬼丸昌也さんが大学在学中に地雷被害の続くカンボジアの地雷原を訪問。それがきっかけで、「テラ・ルネッサンス」を創設し、問題解決のための支援や認知活動を開始しました。
私たちが普段使用している携帯電話やパソコンに利用されるレアメタル。この鉱物資源をめぐってコンゴ東部での紛争が激化、そこに子どもたちが兵士として戦場に送り込まれています。「戦争を作り出している」状況を「問題を変えられる」と捉え、活動を続けています。

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課題:健康・保健

栄養失調などの問題に苦しんでいる子どもたちを救う活動を紹介します。

ユニセフ:世界中の子どもたちに、健康と安全な生活を届ける

日本ユニセフ協会HP

すべての子どもの命と人権を守るため、約190の国と地域で活動する国連機関、ユニセフ。

第二次世界大戦終戦後の1946年に誕生し、現在その活動範囲は保健・水と衛生、教育など多岐にわたります。

ユニセフでは乳幼児期の子どもに適切なケアを届け、健やかに成長できるよう、ワクチンの普及や清潔な水や環境の確保、栄養改善など、総合的に支援を行っています。

ユニセフ募金の使われ方が気になっていた私が、マンスリーサポートで寄付を始めた3つの理由
編集部オススメのポイント!
ユニセフは、すべての子どもの命と権利を守るため、 最も支援の届きにくい子どもたちを最優先に、約190の国と地域で活動しています。その活動資金は、すべて個人や企業・団体・各国政府からの募金や任意の拠出金によって賄われています。
初回のお引き落とし前に「ウェルカムキット」を、その後は年4回、子どもたちの状況とユニセフの活動を伝える広報誌「ユニセフニュース」を郵送、Eメール配信で届けます。また、日本ユニセフ協会が発行する各種資料の最新版が無料で提供されます。

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セーブ・ザ・チルドレン:100年以上の歴史を持つ、子ども支援専門の国際NGO

セーブ・ザ・チルドレン HP

子どもたちが直面する様々な課題に対し、子ども支援専門の国際NGOとして、100年の歴史を持ち活動するのがセーブ・ザ・チルドレンです。
日本を含む29ヶ国に地域オフィスを持ち、約120ヶ国で支援活動を展開しており、世界的にも有名な国際NGOです。

保健・栄養の分野では、栄養不良、感染症の予防や治療などで、世界中の子どもたちを支援しています。

セーブ・ザ・チルドレン「SCサポート」を申し込む前にチェックした、寄付の使い道と3つのポイント
編集部オススメのポイント!
緊急・人道支援、保健・栄養、教育、子どもの保護、防災など、さまざまな分野で包括的な子ども支援を実施しています。セーブ・ザ・チルドレンの活動は、全世界200万人以上の支援者によって支えられています。
第一次世界大戦で社会が荒廃した時代、栄養不良に苦しむ子どもたちの支援に敵味方の区別なく取り組んだイギリス人女性エグランタイン・ジェブさんの活動からセーブ・ザ・チルドレンは始まりました。

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海外:毎月の支援を検討している方へ

発展途上国など、海外に暮らす恵まれない子どもを支援する方法として、毎月の寄付によって支援に参加する「スポンサーシップ制度」があります。

いくつかNGO・NPOが運営している支援プログラムのうち、特に有名な3つをご紹介します。

グッドネーバーズ・ジャパン:1,000円/月から成長を見守る「子どもスポンサー」

グッドネーバーズ・ジャパン HP

子どもたちの未来を変えるために大事なのが、「こころと体の成長を支え、見守ること」。

その信念のもと、アジア・アフリカなど世界各国で活動するのが、国際NGOのグッドネーバーズ・インターナショナル」です。

日本事務局である認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンは「子どもスポンサーシップ」の支援を受け付けています。

子どもスポンサーとしての寄付金は、支援する子どもの居住地域・コミュニティの環境改善に向けて「きれいな水や衛生的なトイレの整備」「栄養のある食事や、健康診断・ワクチン接種による健康推進」「学校に通えるようにするための支援活動」などに活用されます。

グッドネーバーズ ・ジャパン「子どもスポンサー」を申し込む前に調べた4つの疑問
編集部オススメのポイント!
グッドネーバーズの海外での活動は「教育」「医療・保健」「水・衛生」「収入向上」「アドボカシー」の5つに分かれます。これらの活動を通じて、子どもたちの「こころ」と「身体」の成長を見守るため、活動を続けています。
月々1,000円から始められ、複数のスポンサーで複数の子どもの成長を見守る「みんなの成長を見守るコース」と、ひとりの子どもの成長をじっくりと一対一で見守る「ひとりの成長を見守るコース」の2つから、ご自身に合ったコースを選ぶことができます。

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ワールド・ビジョン:「チャイルド・スポンサーシップ」は、手紙のやりとりなど1対1の支援

ワールド・ビジョン HP

アジアやアフリカなど発展途上国の一部では、厳しい環境で育つ子どもたちが今も少なくありません。

  • 児童労働を強いられている子ども:1億5100万人
  • 紛争や武力衝突に巻き込まれている子ども:2億5000万人
  • 教育を受けられない子ども:6100万人

そんな子どもたちを支援するのが、チャイルド・スポンサーシップ制度。
国際NGO「ワールド・ビジョン」が提供しています。

チャイルド・スポンサーシップでは、子ども1人1人の成長を見守る支援の形が取られています。
毎月4,500円の寄付で支援するスポンサーは、支援地域に住むチャイルド(子ども)の成長を支援します。

チャイルド・スポンサーシップとは?支援歴10年以上のスポンサーさんにお話を聞いてみました
編集部オススメのポイント!
第二次世界大戦後、米国人のキリスト教宣教師が創設した団体で、朝鮮戦争の遺児や未亡人、ハンセン病や結核患者を救う活動をしたのがはじまりです。現在はアフリカやアジアを中心に、約100カ国に活動が広がり、大規模な国際NGOに成長しています。
「チャイルド・スポンサーシップ」に登録すると、一年に一回グリーティングカード(クリスマスカード・年末年始のご挨拶)がチャイルドから届きます。その他にも、チャイルドに手紙を送ると、4~5カ月で返事が届くので、支援先の子どもとやりとりができるとともに、成長を感じることができます。

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チャイルド・ファンド・ジャパン:子どもの教育を支援する「スポンサーシップ」

チャイルド・ファンド・ジャパンHP

チャイルド・ファンド・ジャパンは、「すべての子どもに開かれた未来を約束する国際社会の形成」をビジョンに掲げて活動しています。

チャイルドからは、クリスマスや新年などに、シーズンズ・グリーティングス(季節の挨拶)が届きます。

交流を続けていくと、最初は字が上手に書けない子も、少しずつ字が上手になっていく様子がわかるなど、成長を実感することができます。

チャイルド・ファンド・ジャパンのスポンサーとして、アジアの子どもに寄付する理由
編集部オススメのポイント!
スポンサーシップ・プログラムでは、支援を受ける子どもの成長の記録や手紙のやり取りを通して、アジアの子どもと交流することができます。心と心が触れ合うことを大切にしていて、子どもたちの多くがスポンサーに感謝の気持ちを抱く一方で、同時にスポンサーも「寄付してよかった」「子どもに感謝している」と話す方が多いようです。
チャイルド・ファンド・ジャパンは、第二次世界大戦後、海外の民間団体から、日本の戦災孤児へ支援を届けるための受入窓口として1952年に誕生しました。それから日本が高度経済成長期に突入し状況が改善されると、チャイルド・ファンド・ジャパンは「支援の受け手」から「支援の担い手」へとその役割を変え、フィリピンの子どもたちへの支援を開始、現在ではスリランカ、ネパール、ベトナムと、アジアを中心に活動が広がっています。

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寄付金控除の対象団体です

チャイルド・スポンサーについてさらに詳しく知りたい方は、是非こちらの記事もご覧ください。

チャイルドスポンサーとは?どこがいい?おすすめの寄付先と支援方法を紹介

その他の支援:服・本・ランドセルなど、不用品の寄付

最後に「支援物資として物を寄付する方法」をご紹介します。

支援団体に物を送る

ワールドギフト

ワールドギフトHPより引用

全国から服などの不用品を集荷し、海外に贈る活動をしている非営利団体です。
これまでに88カ国の途上国に支援物資を届けてきた実績があります。

送れるもの
本、眼鏡、ランドセル、ぬいぐるみ、靴、おもちゃ、カーテン、マスクなど多数
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「世界の笑顔のために」プログラム(JICA)

JICA HPより引用

JICA(独立行政法人国際協力機構)が現地の事務所などを通じて、世界各地へ支援物資を届けるプログラムです。
春と秋の年2回の募集期間の中で、寄付を受け付けています。

送れるもの
各回の募集物品一覧に掲載された物品(スポーツ用品、楽器、教材などの募集が多いようです)
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日本救援衣料センター

日本救援衣料センターHPより引用

認定NPO法人日本救援衣料センターは、発展途上国で暮らす貧しい人々や、難民、被災者などに服を寄付する活動をしている団体です。
1982年に設立されてから一貫して服の寄付を行ってきた、歴史のある団体です。

送れるもの
新品のタオルや靴下、洗濯済みのTシャツやズボンなど、衣類全般
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ファッションの店舗に服を持ち込む

H&M

H&M HPより引用

H&Mは店舗にリサイクルの古着回収ボックスを設置しています。
回収された衣類は繊維リサイクルの研究機関や社会貢献活動に寄付されます。

送れるもの
服(ブランドや状態を問わない)
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ユニクロ

ユニクロHPより引用

ユニクロとジーユーで販売されている商品に限り、全国の店舗に設置されたリサイクルBOXで回収してくれます。
回収された服は難民や被災地支援など、世界中で服を必要とする人々の元へ届けられます。

送れるもの
ユニクロとジーユーで購入した商品
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服や不用品の買取金額を寄付する

お宝エイド

お宝エイドHPより引用

切手やハガキ、金券など、家にあるお宝を査定・現金化して、非営利団体への寄付金として役立てられます。

送れるもの
貴金属・ブランド品・スマートフォン・金券・切手(使用済みも可)・古銭古紙幣・古美術・骨董品など
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ブランドプレッジ

ブランドプレッジHPより引用

ブランド品買取サービスの「ブランディア」と寄付プラットフォームの「Syncable」が共同で運営している、衣類及びブランド品の寄付サイトです。
ダンボールの往復送料、キャンセル時の返送料含め、全て無料で利用することができます。

送れるもの
衣類およびブランド品
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ファッションチャリティプロジェクト

ファッションチャリティプロジェクトHPより引用

ファッションチャリティプロジェクトも全て無料で利用できる服の寄付サイトです。
基本的な利用の仕方は、先に紹介したブランドプレッジとほぼ同じですが、大きく異なるのは回収した衣類の再販売をサイト内で同時に行っている点です。

送れるもの
服やバッグ
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チャリボン

チャリボンHPより引用

株式会社バリューブックスが運営する、古本の買取金額をNPOに寄付するサービスです。
WEBサイトから申し込むと、宅配業者が無料で自宅まで集荷に来てくれます。
わざわざ古本屋へ持っていく手間が省けるのが、オススメできるポイントです。

送れるもの
本、DVD、CD(アルバムのみ)、ゲームなど
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物を送る寄付には、デメリットや注意点があります。
ワールド・ビジョン・ジャパンという国際NGOのホームページでは、物の寄付のデメリットについて、以下のように解説しています。

梱包代、輸送費、関税、倉庫代、仕分けや配布をする人員と人件費など、多くの日数・人員・費用がかかってしまう

ワールド・ビジョン・ジャパンHP

このように、届けたい物資の価値を超えるコストがかかってしまい、かえって受け入れ先の負担となってしまう可能性もあるのです。
また、物の寄付の注意点として、

日本から送りたい物資が、相手国の習慣や文化・宗教・気候などに適したものであるかも、よく考えなければなりません。
必要性はあるのか、現地でも修理や交換ができるのかなど、しっかり考慮することが重要となります。

ワールド・ビジョン・ジャパンHP

このように、私たちが良かれと思って物を寄付しても、途上国ではあまり喜ばれないことが多いのです。

物の寄付は、デメリットを考慮して慎重に考える必要があります。
ただ不要になったからと処分する感覚で寄付するのではなく、それが本当に役に立つのか、よく考えてから寄付することが大切です。

恵まれない子供への寄付でよくある質問

実際に寄付を検討する際、疑問や不安に思うこともあると思います。それらをまとめましたので、ご参考にしていただければと思います。

本当に困っている子どもに支援が届くの?

「自分の寄付金が本当に困っている子どもたちに届いているのか不安…」そんな心配をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

各団体が集めた寄付金はその後、教育支援、栄養改善、医療支援など、子供たちの生活環境を向上させるために使われています。寄付金が子どもたちに届くまでの流れについては、例えばユニセフでは以下のように図示しています。

寄付金の使い道については、各団体が活動報告や年次報告書にて明記しているので、信頼できる団体を選ぶ際の参考にしてください。

寄付はどこにするのがいい?現地に全額使ってくれる「信頼できる寄付先」の選び方

日本の子どもの支援について、国による支援があるから寄付は不要では?

日本では、児童扶養手当や就学援助など国による支援がありますが、それだけでは不十分な分野が多く存在します。特に、学習支援、メンタルケア、医療費支援などの個別ニーズには対応しきれていません。

NPOやNGOは、国の支援が届きにくい部分を補完し、より細やかなサポートを提供しています。

これらの活動を応援する個人の寄付は、そうした不足を埋め、すべての子どもが必要な支援を受けられるために重要な役割を果たします。

海外の子ども支援について、問題が長らく解決しないのは各国の政府の問題では?

多くの途上国では政府制度に脆弱性が認められ、教育や医療などの基礎的なサービスが十分に提供されていないことが問題視されています。インフラ整備や財政的な制約、汚職などにより、必要な支援が国民全体に行き渡らないケースが多く見られます。

しかし、その脆弱な制度を補完し、迅速に現地のニーズに対応できるのがNPOやNGOです。それらの団体は、各国政府と異なり、特定の課題に特化し、地域に密着した支援を行うことができるため、子どもたちに対する教育支援や栄養改善、医療支援などをより効果的に提供できます。

また、政府が手の届かない地域や紛争地域でも、柔軟に活動を展開できるのがNPOの強みです。

いらなくなったもの、不用品も寄付できる?

不用品寄付が可能な団体は複数あります。たとえば、グッドネーバーズ・ジャパンでは、食品や本、その他家庭用品などを受け付けており、寄付されたものは必要な地域や活動に役立てられます。

要らなくなった物、使わずに持て余してしまっている物・・・ゴミとして処分する前にご寄付をご検討ください。あなたの不要品が、世界の子ども達の支援に繋がります。

グッドネーバーズ・ジャパンHP

他にも、団体によっては家具や電化製品、ゲームなどの玩具などを受け入れている場合があります。寄付方法や受け付ける品目は団体によって異なるため、詳細は各団体の公式ページを確認してください。

まとめ:「恵まれない子供に寄付したい」という方の参考に

今回は、子ども支援にフォーカスして活動する団体を、4団体ご紹介しました。海外で活動するNGOや日本国内で活動するNPO、その中でも教育の機会提供や食事支援、医療支援などの異なる分野で活動をしています。

また寄付先の選び方や不用品などによる寄付の種類についても解説してきました。

団体名 寄付ナビ編集部オススメのポイント
ユニセフ ①すべての子どもの命と権利を守るため、 約190の国と地域で活動
②月2,000円の支援を1年間続けると、栄養治療食720袋が届けられ、栄養不良の子ども5人を助けることができる
セーブ・ザ・チルドレン ①子ども達の保健・栄養支援・教育支援を展開、2020年には世界で500万人以上の子どもたちに支援を届ける
②100年以上の歴史を持っている
グッドネーバーズ・ジャパン ①低所得のひとり親家庭を対象に食品を配付
②寄付の使途は食品の調達、食品を保存する設備費や輸送費、人件費など
カタリバ ① 10代を対象としたキャリア教育で、子どもの意欲と創造性を引き出し、育む
② 創業者とスタッフの皆様の情熱が共感を呼び、3万人以上の支援者が活動を支えている

教育の機会や十分な食事、医療へのアクセスなどに恵まれない子どもへのご支援を検討されている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

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