(出典:ジャパンハートHP)
「医療が届かないところに、医療を届ける」を使命として活動する、認定NPO法人ジャパンハート。
東南アジアでの診療・手術、日本の僻地・離島への医療者の派遣、小児がん患者と家族の外出サポートなどの支援をしています。
「ちゃんとした団体なの?」「寄付で応援して大丈夫?」
そんな疑問を持つ方のために、 ジャパンハートの評判や口コミ、支援先として検討する時にチェックしたい3つのポイントをまとめました。
目次
ブログやSNSで見つかった「ジャパンハート」の評判・口コミ
ジャパンハートについて、ネット上で検索したり、ソーシャルメディアで探したりしてみたところ、口コミが見つかりました。
ポジティブな評判·口コミや、支援者からの応援メッセージ
ジャパンハートへの寄付を始めました。毎月定期的に寄付していこうと思います。
— ちゃぴのすけ🇯🇵🇺🇸⚾️⚓️ (@ChapiInvestment) November 24, 2021
(出典:寄付を始めた方 – Twitter)
今月から少しでも社会貢献できるように少額ずつ寄付をすることにしました。
— まーさ@休眠中 (@ruruwomamoru) March 1, 2021
まずはジャパンハートに毎月1万円ずつ定期を組みました。
代表の吉岡先生の動画を昔見て印象に残っていたのを、ふと思い出したので。 pic.twitter.com/d8kXtF1V5s
(出典:寄付を始めた方 – Twitter)
毎月微々たる寄付をジャパンハートにしています。#ジャパンハート pic.twitter.com/jZn9v5lD9z
— とみ/toitofabric 織師 (@JanuaryTomy) July 10, 2020
(出典:毎月寄付している方 – Twitter)
団体では、コカ・コーラ財団、KDDI株式会社などが支援しています。
(参照:2021年度 年次報告書 P.22)
ネガティブな評判·口コミや、活動への批判·疑問
疑問や不安などネガティブな評判は、すみずみまで探しても見当たりませんでした。
> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です
支援先として「ジャパンハート」は信頼できる?3つのチェックポイント
このような評判や口コミがありますが、実際はどうなのでしょうか?
寄付をするかの客観的な判断材料として、法人格、資金使途、活動報告の3つのポイントを押さえることが大切です。
以下にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント1:団体として信頼できるか?
- 1995年:小児科医の吉岡秀人がミャンマーで医療活動を開始。
- 2004年:国際医療ボランティア団体「ジャパンハート」を設立し、ミャンマー・ヤンゴンオフィスを開設。
- 2008年:「ジャパンハート」の東京事務局を開設して、NPO法人格を取得。
- 2011年:国税庁より、認定NPO法人として認定。
特定非営利活動法人ジャパンハートは、
2011年11月16日より『認定NPO法人』として認定されています。
皆さまからの支援金が寄付金控除等の対象になります。
(出典:寄付金控除・領収書)
認定NPO法人の認可は、以下のような審査や過程を経て受けることができます。
申請にあたっては、「年間100人以上の方から、3,000円以上の寄付を受けている」といった実績が要件となり、また経理財務や情報管理など管理体制の整備が求められます。
認定元の自治体(例:東京都)から、「適正な法人運営をしているか?」をチェックされ、十分に行っていないと更新(5年ごと)がされません。

NPO法人や一般財団/社団法人よりも、寄付金控除が認められている認定NPO法人や公益法人の方が、より適切に寄付金を管理をしている可能性が高いです。
ポイント2:団体の収支や寄付金の使途は、公開されているか?
ジャパンハートの資金の使い方は、ウェブサイト上の「年次・会計報告」で公開されています。
「2021年度 年次報告書」の会計報告(P.23)から、主な決算数値を拾ってみました。
- 収益 9.8億円
- 会費 1.9%
- 寄付金 71.1%
- 助成金 20.8%
- 事業収入 3.5%
- その他 2.7%
- 支出 4.7億円
- 事業費 90.5%
- 管理費 9.5%
支出内訳も以下のグラフが記載されていましたので引用します。


ポイント3:きちんと活動しているか?
ジャパンハートは、医療が届かない以下の対象に、医療を届けることを使命として活動しているようです。
- 貧困や医師不足に喘ぐ海外
- 日本国内の僻地や離島
- 病気と闘う子どもたちのこころ
- 大規模災害を受けた被災地
具体的な活動事例を「2021年度 年次報告書」からピックアップしてみました。
- 【海外での治療 20,255件】カンボジア、ミャンマー、ラオスにて、独自医療施設での治療や提携病院での手術など。
- 【新型コロナウイルス感染症緊急支援 117件】クラスターの発生した医療機関に看護師を派遣。
- 【カンボジア】小児がん患者の診療数が累計200件を超える。
活動については、さまざまな媒体を通じて知ることができます。
- 活動について(活動内容の説明や最新情報)
- 年次報告書(1年間の活動のまとめ)
- ブログ(多種類のスタッフブログ一覧 下部にあり)
- Twitter(イベント、スタディツアーのリアルタイム情報)
- Facebook(活動裏話、現地の声、最新情報など)
- LINE(アジアの田舎暮らし・ボランティアなどの国際協力関連情報)
- YouTube(海外活動報告・参加者体験談・講演など)
- Instagram(各地の患者・スタッフの写真など)
臍帯ヘルニアという先天性の異常により内臓がお腹の外に飛び出してしまっている男の子。
— ジャパンハートl国際医療NGO (@japanhearttokyo) December 28, 2022
夏にミャンマーの外来で出会い、来年のカンボジア渡航手術を視野に治療中です。以前(左)は痩せて元気がなかったのですが、今(右)は顔色も良く元気そうな姿も。
治療継続に向け、応援を宜しくお願いします! pic.twitter.com/ftA5HKXQIV
会員になった場合は、機関紙(年1回)、メールマガジン(月1回)、ニュースレターが届くようです。
活動全体を短時間で把握したい場合は、「年次報告書」がまとまっていてわかりやすいです。
以上、ジャパンハートの評判や口コミ、寄付先として信頼できるかをチェックした内容を紹介しました。
寄付先の検討材料として、お役に立てば幸いです。
> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です