(出典:テラ・ルネッサンスHP)
「どこに寄付すればいいのかわからない・・」
「おすすめの寄付先があれば教えてほしい・・」
そんな方へ、3年で100万円寄付した私が、毎月必ず支援しているNPOを3つご紹介します。
私がなぜこの団体に寄付をするのか、その理由をお伝えすることで、寄付先選びの参考にしていただけたら嬉しいです。
目次
アフリカの元子ども兵が「生きる力」を取り戻す(テラ・ルネッサンス)
認定NPO法人テラ・ルネッサンスは、アフリカのウガンダで元子ども兵を対象に、洋裁や大工といった職業訓練を通じて、彼らの社会復帰を支援している団体です。
元子ども兵は「紛争の道具」として使われたのにもかかわらず、その境遇ゆえ地域住民から差別や偏見を受け、心に深く傷を負うことも少なくありません。

同団体HPより引用
ウガンダでは、1980年代後半から内戦が勃発していました。
テラ・ルネッサンスHP
「神の抵抗軍」という武装勢力は、10歳そこそこの子どもたちを誘拐して、暴力などによって洗脳。
銃を手にとらせ、戦場へと送り出していたのです。
元子ども兵たちが生活を取り戻すためには、彼らが手に職をつけ、きちんと収入を得ることが必要です。
テラ・ルネッサンスの社会復帰支援は、元子ども兵をはじめとする最貧困層の「自立」をサポートしています。
支援対象 | 元子ども兵など |
活動地域 | カンボジア、ラオス、コンゴ(民)、ブルンジ、ウガンダ、日本 |
事業内容 | 社会復帰支援、地雷撤去活動支援、平和教育や武器輸出に関わる政策提言など |
寄付の使途 | 社会復帰施設での給食、洋裁店や木工店などの開業資金など |
運営団体 | 認定NPO法人テラ・ルネッサンス ![]() |
私がテラ・ルネッサンスへ寄付を始めたのは、活動説明会に参加したのがきっかけです。
理事長の小川さんと、アフリカ事業スタッフのトシャ・マギーさんから、直接お話を伺いました。
トシャ・マギーさんの「食べるものがなくて、死んでいく女性や子どもが、同じ星にいる。私だけの幸せ、私だけの豊かさは、本当の幸福ではありません」という言葉が、今もずっと心に残っています。

テラ・ルネッサンスは寄付をした後のコミュニケーションも、とても丁寧です。
季節の移り変わりとあわせて、スタッフの皆さんの想いがぎゅっと凝縮されたニュースレター「結晶母」が届きます。


「洋裁の先生になりたい」という夢を叶えた、元子ども兵のジョセフさん
テラ・ルネッサンスの活動は、辛く苦しい状況にある人たちに寄り添い、本来ひとりひとりが持っている「生きる力」を取り戻すことへと繋がっています。
そして彼らの輝きが、支援をする側だった私たちを静かに、力強く、鼓舞してくれます。
「どんなに絶望的な状況でも、必ず人は立ち上がることができる」
「テラ・ルネッサンスの取り組みを応援したい」
と感じていただけたなら、ぜひ寄付を検討してみてください。
> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です
人身売買の被害者女性が、社会を変えるリーダーへ(かものはしプロジェクト)
認定NPO法人かものはしプロジェクトは「子どもが売られない世界をつくる」をミッションに、最も人身売買の被害者数が多いと言われているインドで、この問題を解決すべく活動している団体です。


同団体HPより引用
売春宿のオーナーは、彼女たちの髪をつかみ、頬や体を倒れるまで殴ります。
かものはしプロジェクトHP
倒れた彼女は、「客の前で暴れると痛い思いをする」と抵抗できなくなります。
「本当はこんなことしたくない、つらい…」
「みんなと同じように、学校へ行って勉強したかった…」
日本に住む私たちからすると、俄かに信じがたいことですが、世界中で年間100万人の子どもたちが人身売買の被害に遭っていると言われています。
今この瞬間にも、自らの意思に反し、体を売らざるを得ない子どもがいます。
活動内容 | 被害者の権利と正義を取り戻すための仕組み作りなど |
活動地域 | インド |
支援対象 | 人身売買の被害にあった10代の女性など |
寄付の使途 | サバイバーのリーダーシップ研修、被害者の裁判費用など |
運営団体 | 認定NPO法人かものはしプロジェクト ![]() ![]() |
私にとって”かものはしプロジェクト”は、インターン生として、大変お世話になった団体でもあります。
初めて人身売買の問題について知った時は、「こんな理不尽なことが許されていいのか」怒りと哀しみでいっぱいになったことを、よく覚えています。


イベント参加者へ活動について説明する私
インターンを卒業した今でも、サポーター会員として、毎月の寄付で活動を見守っています。
毎年いただく年次報告書のクォリティーがとても高く、活動の進捗を伺う度に「私も頑張ろう」と奮い立たせてもらっています。
また、活動を続ける中で、被害者から新たなリーダーが生まれています。
(かものはしプロジェクトでは、被害者のことを”大変な境遇を生き延びた人”という敬意を込めて「サバイバー」と呼んでいます)
西ベンガル州とアンドラプラデーシュ州で、性的搾取の人身売買にあった被害者が、様々なNGOによる支援によって被害者からサバイバーへ、サバイバーからリーダーと成長することにより、サバイバーリーダーたちが直接政策立案プロセスに関与し、人身売買問題をシステム的に解決することを目指しています。
かものはしプロジェクトHP
支援される側だった人が、やがて支援をする側になっていくプロセスに胸が熱くなります。
「もし私が被害者女性だったら、そんなに強くいられるだろうか・・」と想いを馳せると、微力でも支援せずにはいられません。
かものはしプロジェクトの寄付の使い道については、こちらの記事でまとめていますので、よろしければお読みください。



「被害者女性の尊厳を守るために、自分にできることを始めたい」
「社会の仕組みを変える支援をしているから、活動の前進が実感できる」
こんな風に感じていただけた方は、ぜひ支援を検討してみてください。
> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です
若者・ヨソ者・馬鹿者の情熱が、教育格差を終わらせる(e-Education)
認定NPO法人e-Educationは、バングラデシュやフィリピンといった開発途上国で、さまざまな事情(例:経済的・地理的な問題など)により十分な教育を受けることのできない中学生と高校生を対象に、質の高い教育を届けています。


同団体WEBサイトより引用
e-Educationは、私に勉強を続けられるという希望のメッセージを届け、大学受験を支えてくれたのです。
支援を受けた生徒の声
私はe-Educationの皆さんを誇りに思います。
そしてこれからも私のような境遇の子ども達を支えてくれると信じています。
生まれた環境にかかわらず、それぞれの夢に挑戦する道のりをサポートすることで、子どもたちが自分らしく輝けるように支援しています。
私が初めてe-Educationのことを知ったのは、創業者の著者『前へ!前へ!前へ!』を読んだのがきっかけです。
「困っている子どもたちのために」という純粋でアツい気持ちに、深く感銘を受け、社会貢献に興味を持つ入り口になりました。
活動内容 | 映像授業の提供など |
活動地域 | バングラデシュ、フィリピン、ミャンマーなど |
支援対象 | 途上国の農村部に暮らす中高生 |
寄付の使途 | 映像授業の撮影、備品の購入など |
運営団体 | 認定NPO法人e-Education ![]() ![]() |
e-Educationはこれまでに延べ14カ国に支援を届けていますが、活動国はすべて日本の大学生がゼロから開拓している、というのも驚きです。
世界に日本のファンが増えるかどうかが、これからの時代ではさらに重要になる。
『ゆとり世代の愛国心』-税所篤快(e-Education創業者)
そしてそれは、僕たちの勇敢さにかかっているのだ。
僕たちにはまだ「失うもの」がない。
ならば志の槍を一本胸に、この身一つでどんどん世界へ乗り出していくべきだ。
”若者・ヨソ者・馬鹿者が世界を変えていく”、そんな情熱に溢れた団体です。



e-Educationのマンスリーサポーターとして寄付を始めて約一年が経った、2019年の夏。
団体が企画した「フィリピンフィールドスタディ」に参加し、実際に支援を受けている子どもと直接お話しすることができました。


ぎゅうぎゅうの教室で勉強する子どもたち
一週間の行程の中で、何十人とお話しさせていただいたのですが、私は全員に将来の夢を聞くようにしていました。
すると、喜々とした表情で必ず何かしらの職業を答えてくれます。
「銀行員になりたい」「医者になりたい」「ファッションデザイナーになりたい」・・
そんな一つひとつの夢が摘まれることのないように支えるのが、私たち大人の務めなのかもしれません。
「途上国で、夢を叶えるために努力している子どもを応援したい」
「子どもたちがレジリエンスを獲得し、自らの人生を力強く切り拓いてほしい」
そんな想いに共感した方は、ぜひ寄付を検討されてみてください。
> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です