シリア難民に寄付を届けるには?募金先の支援団体3選

2011年3月から起きたシリア国内の内戦により避難を余儀なくされているシリア難民。

「何か自分にできることはないか」といざ募金しようとしても、なかなかどの団体に募金したらいいのかということが見えてこないかもしれません。
代表的な募金先の支援団体を、3つをピックアップしてご紹介します。

テントや医薬品など物資を、避難民に届ける(国連UNHCR協会)

シリア難民とは、中東の民主化要求(アラブの春)以降に、暴力から逃れるためにシリア国内外の安全な地域へと避難したシリア国民のことです。

シリア難民の人口の半数が、家を追われ避難しているそう。
レバノン、ヨルダン、トルコ、イラク、エジプトの近隣5カ国が、シリア難民の大多数を受け入れています。
その大多数が、貧困を下回るレベルでの生活を送っています。

同Webサイトより

そのようなシリア難民の生活の手助けをしている代表的な支援団体が、国連UNHCR協会です。

国連公認の難民支援機関として、7年間の間、現地で活動。
主に物資の保護、住居の修復や、難民の保護などを行っています。

UNHCRは、人道危機によって生活が脅かされた何百万もの人々を支援しています。
人々が紛争によって故郷を追われるかぎり、いつ、どこであっても、彼らの権利と安全の守るため、命を守り、援助を届けるため、彼らの尊厳と希望を取り戻すために、UNHCRは活動を続けます。
国連UNHCR協会Webサイトより)

寄付金の使い道としては、避難生活に必要な物資の提供や住居の修復支援、弱い立場にある人々の保護、教育の設備などが挙げられています。

  • 月3,000円の寄付で、18家族分の調理器具セット
  • 月4,500円で、48人分の下痢や肺炎の症状を緩和、治療する医薬品
  • 月12,000円で、シェルターとなるテント2張

を届けられるそうです。

活動内容 シリア難民の保護・救助・支援
活動地域 シリア国内全域及び、近隣5カ国など難民キャンプ
支援対象 難民キャンプや紛争地で暮らすシリア難民
寄付の使途 水・テント・マットレス・毛布など物資の配布、家の修復に必要な資材や道具の提供など
運営団体 認定NPO法人国連UNHCR協会(日本窓口)

一覧表にはロヒンギャ難民支援に限って記載しています、団体全体の活動や支援内容は、こちらをご覧ください

シリアに暮らしている方々やその周辺に避難しているシリア難民の保護やそのあとのケアまで含め、安心できる生活を支援したいという方は寄付先として検討してもいいかもしれません。

国連UNHCR協会の評判や口コミは?寄付先として、信頼できるかをチェック

飢えや貧困に直面する人々に、⾷糧の⽀援を(国連WFP協会)

シリアの内戦は各地で勃発していますが、特にシリア国民が苦しんでいるとされる地域が、⾸都ダマスカス近郊の東グータと呼ばれる地域です。

この地域は過去4年間の包囲により40万人が食料や医療品などの生活必需品の供給を受けられなくなってます。

⽣死をかけた状況は、唯⼀物資を得ることのできたアルワフィディーン・キャンプに続く道路が2017年9⽉に占領、封鎖されたことで悪化しました。
国連WFP協会Webサイトより)

同団体Webサイトより

そんな絶望的な状況の中、飢えに苦しむ難民への食料支援をしているのが国連WFP協会です。
「飢餓と貧困の撲滅」を使命に掲げる国際連合の機関で緊急時に食料支援を届けるとともに、途上国の地域社会と協力して栄養状態の改善と強い社会づくりに取り組んでいます。

国際社会が2030年までに飢餓を終わらせ、食料安全保障を実現し、栄養状態を改善すると約束しながら、世界の9人に1人がいまだに十分な食料を得られない状況で生活しています。
食料支援および関連支援は、飢餓と貧困の連鎖を断ち切る闘いの中核を担っています。国連WFP協会Webサイトより)

今までにシリア全土、数百万人への支援に加え、主な活動地である⾸都ダマスカス近郊の東グータで、そこで暮らす住民11万人以上に食料支援を実施。
2万人の子供に、栄養強化食品を届けています。

活動内容 主に食料援助
活動地域 シリア全土、主に東グータ包囲網地域で暮らす方々
支援対象 食料、栄養不足に陥っている住民の方々
寄付の使途 活動地域の支援対象となる方々への食料支援
運営団体 国連WFP協会(日本窓口)

※ 一覧表にはロヒンギャ難民支援に限って記載しています。団体全体の活動や支援内容は、こちらをご覧ください

寄付金の使い道としては、例えば・・

  • 毎月3,000円の寄付を1年間することで緊急時240人に対し、栄養強化ビスケットを届けられる
  • 一度の寄付でも、5,000円で2週間の間4-5人の1家族に2週間の間緊急支援を施すことが可能

上で紹介したUNHCRも国連の組織で、どちらも非常に信頼のある機関といえます。
こちらのWFPの方は特に、「ないと死んでしまう食料」を重点的に、緊急に、最も必要とされている場所に支援しています。

国連WFP協会の評判や口コミは?寄付先として、信頼できるかをチェック

飢えによる苦しみ、命を落としている方々を一刻も早く「支援したい」という方は、その募金が直接誰かの命を使うことにつながるかもしれません。

日本に逃れた難民の、衣食住や就労などサポート(難民支援協会)

シリアから国外に逃げた方は、2016年10月の時点で568万人を超えたそうですが、その一部は日本にも逃れています。

日本には400人以上のシリア人が暮らしていますが、そのうち60人以上は難民申請を出しています。
現在、シリア難民で日本で「難民」と認定されているのはたったの「6人」といわれており、他の欧米先進国と比べると非常にショッキングな数字と言えるでしょう。

裕福な家庭生まれで、何不自由なく暮らしていたジュディさんは、罪のない子どもが殺される光景を目の前にして、反政府デモに参加するようになりました。地元の有力者だったたため、影響力があると政府から狙われ、出国を決意。

彼が話せるのはクルド語とアラビア語。来日してすぐ、難民支援協会(JAR)につながります。

難民支援協会Webサイトより)

しかし、ジュディさんの難民申請の結果は不認定となりました。

理由は、反政府デモへの参加を呼びかけたりデモへ参加した程度のことです。
そんな日本に逃れてきた難民が強制送還されずに、安心して暮らしていけるように活動するのが、難民支援協会です。

同団体WEBサイトより

難民支援協会は、1999年に日本で設立。日本を訪れた難民支援を専門に、累計6,000人以上・107ヶ国の方々をサポートしてきてきたそうです。

  • 1,000円の寄付で、難民申請手続きのための、交通費を支払えます。
  • 3,000円の寄付で、路上生活に耐えている難民が宿で1泊休むことができる。
  • 5,000円の寄付で、成田空港に出向き、とどめ置かれた難民に面会できます。
活動内容 日本での「難民」としての受け入れや支援活動
活動地域 日本(主に東京都)
支援対象 日本を訪れた難民
寄付の使途 日本にきた難民の「難民認定」のための手助け、その後のケア
運営団体 認定NPO法人難民支援協会

2017年3月28日にはトルコにいた難民となっているシリアからの留学生の受け入れをするなど、「留学生」という形ですが、徐々にシリア難民の受け入れを開始しています。

日本へのシリア難民の窓口を広げることも、シリア難民の支援の一つの形です。
日本人として、日本のこのような態度と状況を少しでも改善したいと思われる方は、是非ご覧になってみてください。

まとめ:7年も続く、人類史上に残る悲劇を救うために

シリア難民のうち人道支援が必要とされている人の数は1,310万人、そしてそのうちの極度の貧困状態で暮らす人は70%と言われています。

冒頭でも述べた通り、シリア危機は2011年3月から始まり2018年の今、約7年ほど続いていると言えます。
これは6年間続いた第二次世界大戦を上回る長さになり、まだまだ長期化し、被害は拡大す流一方です。

この未曾有の「人災」は、長期化に伴いその関心が徐々に失われてきていると言います。
まだまだシリア難民の方々には、支援が必要です。

「この状況を改善するために、何か少しでも力になれたら」と思われている方にとって、支援先選びの参考に少しでもなりましたら嬉しいです。

 

 

 

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