かものはしプロジェクトへの寄付、「サポーター会員」に入会した3つの理由

海外の子ども達を支援する、国際協力活動を行なっているNGOやNPOは数多くあります。
そのなかで寄付先を決めるなら、どんな団体を選べばよいのでしょうか?

「途上国の子ども達を応援したい」「貧しい環境で生まれた子にチャンスを作りたい」
そんな想いを抱いている方に私がお薦めしたいのが、認定NPO法人かものはしプロジェクト。

「子どもが売られない世界」を目指し、「人身売買」や「児童売春」といった問題と戦い活動している団体さんです。

だまされて売られる少女たち・・人身売買の現状とは?

「人身売買」と言うと、今の日本に暮らす方々には、昔の映画や小説の話のように思えてしまうかもしれません。
しかし、世界中で人身売買の被害に遭う子どもたちは、年間180万人にのぼると言われます。

なかでもひどいのは、10歳にもならない女の子が、「家が貧しい」「親戚にダマされた」といった理由で売春宿に売られ、性的サービスに従事させられていること。

「本当はこんなことしたくない、つらい…」「みんなと同じように、学校へ行って勉強したかった…」
そう苦しみながら売春をさせられている子どもたちが、アジアの国々には、今もいるのです。
運良く救出されても、トラウマやHIVへの感染、周りからの差別に襲われます。
未来に希望を見いだせず、自ら命を絶つ子どももいます。
認定NPO法人かものはしプロジェクト WEBサイトより)

「子どもが、まるでモノのように売られてしまう」
日本では信じられないような行為が、今も世界中で起こり続けているのです。

私がかものはしプロジェクトを応援する3つの理由

そうした子どもたちが生まれないよう、支援活動をしているのが、認定NPO法人かものはしプロジェクト。
現在は主にインドで、人身売買が起こらない仕組みをつくるため活動しています。

かものはしプロジェクトのWEBサイト(Topページ)より

私がかものはしプロジェクトを知ったのは、2007年頃。
それ以来10年間、お金(寄付)や専門性(仕事)を通じて関わってきましたが、特に以下の3つのポイントに共感しています。

理由1:最も深刻な課題の1つに、果敢にチャレンジしていること

発展途上国の子どもたちをめぐっては、たくさんの社会課題が存在しています。

たとえば「教育を受けられない」「学校に行かずに働いている」といった子どもたちに、教育の機会を提供している活動があります。
食料が十分に足りてはいなかったり、病気がちな子どもたちに、医療や食料の援助している団体もいます。

どれも必要かつ、素晴らしい活動ですが、私が個人的に感じたのは、「だまされて売られ、家族から離されて、性的労働に従事させられているほど、辛いことはないだろう・・」ということ。

さらに「児童売春」というある種のビジネスが背後にあるため、解決しようと行動を起こすと、利権や暴力など難しい分野にも立ち入らざるを得ないかもしれません。
そういったなかで、現場に果敢に飛び込みチャレンジをしている姿勢に勇気付けられました。

理由2:日本人の大学生3人が設立したこと

かものはしプロジェクトの創設者である村田早耶香さんは、大学生の頃に団体を立ち上げたそう。
そこから家族の反対や友人の無理解、就職せず収入がないといった様々な困難を乗り越え、この問題の解決に尽力されてきました。

大学の授業で、12歳で売春宿に売られ20歳でエイズで亡くなった女の子の話を聞きました。
「私は親に何十万円もの学費を出してもらい、楽しい大学生活を送っている。
生まれた国が違うだけで、どうして与えられた運命が、こんなにも違ってしまうのだろう?」
(認定NPO法人かものはしプロジェクト WEBサイトより)

私は1982年生まれで、共同創業者たちと同じ世代。
若い日本人が、さまざまな困難を乗り越え、活動を軌道に乗せたというストーリーに感銘を受けたのを思い出します。

理由3:問題解決にコミットして、成果を挙げているから

かものはしプロジェクトが宣言しているのが、「子供が売られない世界を作る」というビジョン。
活動する地域で「人身被害の被害に遭う、女の子たちをなくす」という明確なメッセージを発信しています。

最初に活動していたカンボジアでは、「人身売買の問題は解決した」と言えるまでになったそう。

カンボジアでは性犯罪の加害者の逮捕件数は2001年から9年間で大幅に増加。
今では子どもを置く売春宿はほとんどなくなり、「人身売買の問題が解決した」と言えるまでになったのです。
子どもが売られない世界は、つくれる。14年間の地道な活動を続けてたどりついた、私たちの確信でした。
認定NPO法人かものはしプロジェクト WEBサイトより)

現在主に活動するインドでは、被害にあった少女たちのケアはもちろん、「人身売買撲滅のための政府諸機関・NGO連携促進モデルの開発」や「経済的自立支援モデルの開発」といった機能までカバー。
時には政府に法律の整備を働きかけるなど、一過性の取り組みではなく、問題解決のための仕組みづくりのために長期的な視点で活動しています。

「ロジカルシンキング」や「PDCA」などビジネスでも武器とされる方法論をベースとして、戦略的に問題解決までの道のりを描いているのも、「きっとこの問題を解決してくれる」と信頼できるポイントの1つです。

活動を応援する方法は?月1,000円からのサポーター会員

かものはしプロジェクトが年間の活動費用は、主に個人の方からの寄付で賄われています。
収入の60%以上占めるのは、サポーター会員と言われる毎月1,000円から寄付する方の収入7,500人以上の方が活動を応援しているそうです。

一人ひとりの小さな思いが積み重なって、大きな問題を解決できるとしたら素敵ですね。

私自身もお金(寄付)や専門性(仕事)を活かして、かものはしプロジェクトを応援してきました。

年次報告書(2016年)に寄稿したメッセージ

年次報告書(2016年)に寄稿したメッセージ

もしあなたが、「途上国の子供たちを応援したい」「信頼できる支援先を探していた」だったら、ぜひかものはしプロジェクトのWEBサイトを見てみてくださいね。

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追記:亡くなった父から聞いた幼少期の話

このページで紹介した活動や団体とは関係ないのですが、「子どもが売られる」という問題について、亡くなった父から聞かされた話を思い出しました。

父が生まれたのは、1945年9月の満州。
いわゆる「引き揚げ」を、幼い頃に経験してきました。

敗戦と占領の混乱のなかで、在留邦人の子どもが現地で売られてしまう、という問題がリアルに起こっていたそうです。
(父曰く「日本人は勤勉」というイメージがあったため、働き手を求める農家に高く売られていたらしいとのこと。「大地の子」と言えば、ピンとくる方もいらっしゃるかも)

幸いにして父含め兄弟とも祖母に守られ、日本へ無事に戻ってこれたのですが、70年前の家族へ身近に迫っていた社会課題。
その解決に少しでも役立てる機会をもらえていること、とても不思議な巡り合わせで、嬉しいことなんだと改めて感じました。

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