イエメンの子どもを寄付で支援したい!募金先のNGO団体3選

昔から貧困や情勢不安が続いていたイエメンでは、2015年に武力衝突が激化。
貧困と紛争で板挟みになった子どもたちは、普通に生きることさえ困難な環境で暮らしています。
学校に行けなくなるのはもちろん、怪我の治療でさえ交通手段も費用もなく諦めざるをえない状況でした。

「イエメンの子どもたちに寄付ができるNGOを探している」
「紛争や貧困で困っている子どもたちに最低限の生活を与えてあげたい」
このような方に向けて、イエメンへの寄付が可能なNGOを3つご紹介します。

食料支援や医療の提供、教育や心のケアなど様々な活動が行われていました。

飢餓や感染症に苦しむ子どもたちに、食料やワクチンなど届ける(ユニセフ)

イエメンでは、通貨の価値が暴落し、食料・燃料および水の価格が高騰しています。
また、2018年12月には内戦終結のため当事者が停戦に合意したものの、子どもたちの死傷事件が起こるなど、内戦の傷跡は未だに残っている状況です。

イエメンの深刻化する経済危機ならびに港湾都市ホデイダでの収まることのない暴力の影響で、支援を必要とする何百万人の子どもたちと家族に、食料もなく、安全な水や衛生サービスも受けられなくなる事態が迫っています。
この二つの要因が重なることで、ますます多くの戦争に疲弊した人々が死や病気に直面し、子どもたちやその家族たちが直面している残酷な現実がさらに悪化することになります。
ユニセフ公式サイトより)

そこで、食糧支援やワクチンなどの物資を提供し、緊急給水、栄養治療、予防接種など行ってきたのがユニセフです。


紛争前から食料不足に陥っている人々に加え、新たに基本的な食料さえ買うことが出来なくなる家族が加わり、その数は350万人ほど(約180万人の子どもを含む)になるそうです。

活動内容 医療・保健・衛生・教育など多岐に渡る
活動地域 ガーナ、パキスタン、バングラデシュなど世界190ヶ国
支援対象 貧困・紛争・緊急支援が必要な国に住む子どもたち
寄付の使途 ワクチン・医療器具・研修実施費用など
運営団体 公益財団法人日本ユニセフ協会(日本窓口)

寄付方法には、月1,000円からのマンスリーサポートがあります。
人道危機緊急募金を選択すれば、イエメンのような紛争地への支援が可能ですよ。

  • 月3,000円:重度の栄養不良の子どもへ栄養治療食90包
  • 月5,000円:経口コレラワクチン25人分
  • 月10,000円:5人家族が1ヶ月安全な水利用できる浄水剤45家族分

「イエメンの子どもたちに十分な食料を提供したい」
「子どもたちが将来、安全に安心して暮らせるサポートをしたい」
このような方は、一度寄付を検討しても良いかもしれません。

ユニセフ募金の使われ方が気になっていた私が、マンスリーサポートで寄付を始めた3つの理由

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

避難を余儀なくされる子どもに、栄養や治療など支援(セーブ・ザ・チルドレン)

2015年から続く紛争で、イエメンでは少なくとも10人に1人にあたる約150万人の子どもたちが、住み慣れた自宅から避難を余儀なくされました。
イエメンの子どもたちの多くは、飢餓や病気、暴力などの深刻な危機に晒されています。

ホデイダ県では、2018年6月以降の半年間に、戦闘により子ども50万人以上が避難を余儀なくされており、この数は、同県だけで一日当たり平均2,000人以上の子どもが避難を強いられていることを意味します。
また、あらゆる勢力が、紛争下の市民を保護する法的義務をほとんど考慮せず、無差別に爆発兵器を使用しているため、人々は避難の最中も、死傷するリスクと隣り合わせです。

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンHP

そこで、栄養不良の子どもたちの治療や、教育支援に取り組んでいるのが公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンです。

セーブ・ザ・チルドレンHP

食料危機に加えて、コレラやジフテリアの流行もあり多くの子どもたちが支援を待っている状況です。
同団体では、2017年、栄養不良の子どもたちの治療など、78万人の子どもを含む152万人の人々へ支援を届けました。

活動内容 子ども達の保健・栄養支援・教育支援など
活動地域 ホデイダ、サヌア、アムランなど ※
支援対象 紛争地で暮らす子どもたち ※
寄付の使途 栄養不良治療、学習支援センター開設、食料配布 ※
運営団体 公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

※ イエメンでの活動についての例


また、紛争により教育の機会を奪われた子どもたちを支援するため、学習支援センターを6ヶ所開設し、授業を行っています。

セーブ・ザ・チルドレンでは、月1,500円からの毎月寄付を受け付けています。

内閣府より認定を受けた公益社団法人であるため、税の控除を受けることができますよ。

セーブ・ザ・チルドレン「SCサポート」を申し込む前にチェックした、寄付の使い道と3つのポイント

「貧困や情勢不安に苦しむイエメンの子どもたちを支援したい」と考えられる方は、寄付を検討してみてはいかがでしょうか。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

食料や物資の輸送で、飢きんや栄養不良を回避(国連WFP協会)

イエメンでは、緊急の食料支援が必要な人々に迅速で円滑な支援を届けることができないことに加え、資金不足も重なり、何百万人もの人々が飢きんの瀬戸際に立たされています。

子どもの栄養不良率は世界でもトップクラスであり、栄養状況は悪化の一途をたどっています。
最近の調査では、3分の1近くの家庭で食生活に格差があり、豆類、野菜、果物、乳製品、肉などの食品をほとんど摂取していないことが明らかになりました。
イエメンの女性と子どもの栄養不良率は依然として世界で最も高く、130万人以上の妊産婦と220万人以上の5歳未満の子どもが急性栄養不良のために治療を必要としています。

国連WFP協会HP

そこで、最も食料を必要としている人々に円滑に支援を届け、飢きんを回避するために飢えに苦しむ難民への食料支援をしているのが国連WFP協会です。

国連WFP協会HP

同国で食料不安に陥っている人は約1,700万人、栄養支援を必要としている女性と5歳未満の子どもは約350万人にのぼります。

活動内容 緊急食料支援、学校給食支援、母子栄養支援、自立支援など
活動地域 アフガニスタン、イエメン、シリア、南スーダンなど123の国と地域
支援対象 飢餓で苦しむ子ども、妊産婦、大人など1億6,000万人(2022年)
寄付の使途 食料・学校給食支援、栄養強化ペースト配布などの栄養支援
運営団体 認定NPO法人国連WFP協会(日本窓口)

同団体はイエメンを含む、世界の飢餓をゼロに近づけるために活動しているそうです。

緊急食料支援では、栄養価の高い食べ物を必要な人々にいち早く届けるとともに、緊急支援を繰り返さないようにするための補完的な開発支援も行い、飢餓の根本原因の解決や強い地域社会づくりに取り組んでいました。

寄付方法は毎月1,000円から寄付金額を指定することが可能です。
私たちの寄付は、寄付金額によって以下のような活動に役立てられるそうですよ。

  • 月3,000円:乳幼児の栄養不良を防ぐための栄養強化ペーストを75個届けることができます。
  • 月5,000円:子ども1人に1年間栄養たっぷりの給食を届けることができます。
  • 月10,000円:1家族(5人世帯)を1ヶ月間緊急食料支援で支えることができます。

「食料や物資の供給によって、イエメンの子どもたちを救いたい」
と感じた方は、寄付を検討されてみてはいかがでしょうか。

国連WFPへの寄付で、世界から飢餓をなくす支援を始めた3つの理由

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

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