カタリバの寄付の使い道は?実際に子ども支援の拠点に行って聞いてみた

日本にも様々な困難を抱える子どもたちがおり、日々目の前の困難と一人で向き合っています。
例えば、ヤングケアラー、貧困、不登校、地域格差などです。
そういった困難の中で、思うように生きられなくなってしまう子どもも少なくありません。

しかし、どんな環境で生まれ育っても、明るい未来を思い描くことは許されるはずです。

認定NPO法人カタリバは、日本国内の10代の子どもたちを対象に活動する教育支援団体です。

カタリバが展開している事業は10以上と多岐に渡りますが、例えば、困難を抱える子どもたちを拠点で迎え、学習や食事、体験活動を届ける活動があります。

今回、実際にカタリバの子ども支援の拠点をインタビューさせていただく機会があり、「困難を抱える子どもたちのことを皆さんに知っていただきたい、カタリバの活動を正しくお伝えしたい」と思い、この記事を作りました。

困難と向き合う子どもたちが夢を諦めることのないように、あなたもご寄付で応援していただけませんか?

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寄付金控除の対象団体です

この記事を書いた人

鈴木大悟

寄付ナビ編集長
収入の10%を寄付することを3年以上継続中。「あなたにぴったりの寄付先を見つけていただきたい」そんな想いから、ひとりでも多くの方へ寄付によって得られる幸福をお届けするために、このサイトを運営しています。

子どもの多くはひとり親家庭や就学援助受給家庭

今回お話を伺ったのは、訪問させていただいた拠点のスタッフ、前林正洋(まえばやし まさひろ)さんです。

まず最初に、子どもたちの多くが抱えている課題についてお伺いしました。

この拠点に通う子どもたちは主に中学生〜高校生です。
ひとり親家庭や就学援助を受けている子どもが多く、親御さんが病気を抱えて働けていないケースもあります。
子どもたちの困難については経済的な面が注目されがちですが、その本質は『信頼できる大人や多様な学びと出会う機会が少ない、安心して本音を話せる居場所が無い』といった部分にあると感じています。

そういった子どもたちは、生活リズムの乱れや学習の遅れ、心が不安定といった困難を抱えることが多いため、安心安全な居場所を通じて生活から教育まで幅広く支える必要があります。

どのような経緯で、子どもたちを受け入れているのでしょうか?

主に就学援助等の公的支援を受けている家庭の子どもを対象に、自治体の福祉課から紹介を受けた子どもたちを受け入れています。

どれくらいの数の子どもたちが、この拠点に通っているのでしょうか?

二つの拠点を合わせて毎月200人程度の子どもたちが通っています。
昨年度は、のべ2,000人以上の子どもたちに、学習や食事、多様な体験活動を届けてきました。

カタリバのスタッフとの対話などの関わりを通じて、子どもたちの心の基盤となる居場所を作り、状況に応じて段階的な支援を行っているそうです。

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「将来の夢は?」拠点に通う中で目標を見つけた高校三年生の生徒

子どもたちの状況や、拠点での一日の流れを教えていただけますでしょうか。

現状は、週2回くらいの頻度で通う中学生が、最も多い層です。
15〜16時くらいになると子どもたちが自習しに来て、18時には一緒に食事をします。
一緒に食事を作り、食卓を囲むことで、子どもたちが安心できる居場所を作っています。
夕食後は、また各自で勉強しています。

子どもたちに勉強を教える際は、どのような点を意識していますか?

子どもたちが自律して学べるようになることを意識しています。
ただ問題の解き方を教えるというよりは、『勉強の仕方』そのものを伝えることを大切にしています。
どうやったら学校の授業で要点が理解できるようになるのか、一人で勉強のサイクルを回せるようになることを目指して支援しています。

子どもたちの学力を定点観測するために、英語と数学で独自に制作したテストも実施しています。

日々多くの子どもたちと接していると思いますが、中でも、印象に残っている子どもについて教えていただけますでしょうか。

ある高校三年生の生徒は、中学生の時からこの拠点で勉強していたのですが、第一志望の高校に合格できず、しばらく前向きになれませんでした。
それでも拠点に通い続けてくれていて、対話をしながら今の進路をどう解釈すれば良いかを自分なりに整理していました。

そこで、彼女は英語が好きだったので、フィリピンのネイティブの方と英会話ができる機会を作りました。
すると段々と気持ちも明るくなり、やりたいことを見つけていきました。
高校を卒業した後は観光のことを学べる学校に進学する予定です。

彼女の「学校だと横の関係で言いづらい空気があるけど、拠点に来れば自分の話をいつでも聞いてくれる」という言葉は、今も心に残っています。

どんな環境で生まれ育っても、明るい未来を思い描くことは許されるはずです。
そんな信念を元に、なかなか意欲を持てなかったり、多様な出会いや機会の少ない10代の子どもたちに、やりたいことや知りたいことに出会うきっかけを届けていると話してくれました。

次は、実際に私たちの寄付が、どのような形で使われているのかを伺います。

ご寄付は子どもたちの多様なニーズに応えるために使われる

まず、居場所や学習、食事の支援などのプログラム活動費から拠点設備の維持管理まで、幅広く活用させていただいています。
もちろんその中には人件費も含まれます。
特に、子どもたちの状況に合わせた個別支援にご寄付は欠かせません。

支援の範囲を広げるためにも多様なアプローチが必要

もし、寄付がさらに集まった場合、どのようなことが実現できますでしょうか?

一つ目は、まだまだ支援の手を伸ばすことができていない子どもたちに対して、手を伸ばせるようになるということです。

全国的に見ても、困難を抱えている子どもの人数に対して、支援の手が十分足りているとは言えない状態だと思います。
私たちが直接支援する子どもたちを増やすことはもちろんのこと、培ってきたノウハウを公に提供し同じ志を持つ仲間をサポートすることで、日本の全ての子どもが明るい未来を描ける社会を実現していきたいと思います。

二つ目は、より子どもたちの個別的な課題に対応していけるようになるということです。

子どもたちの環境は様々であり、時に私たちの想像を超える過酷な状況の中で未来を描こうと必死に生きる子どももいます。
そういった子どもに対して、より良い個別支援ができるようになるとも考えています。

子どもたちにとって、寄付はどのような存在なのでしょうか?

困難を乗り越えるために必要な『勇気』だと感じています。
様々な困難に心が挫かれてしまいそうになった時に、その支えとなるのが私たちの支援であり、ひいてはみなさまからのご寄付です。
しかし、どんな支援があったとしても、子どもたちの全ての困難を拭い去ることはきっとできません。
困難は子どもたち自身の手で乗り越えるしかないのです。
しかし、その困難に立ち向かい、乗り越えるために必要な勇気は、寄付という形で子どもたちに届いていると感じています。

私たちも、この拠点が存り続けているのは誰かが応援してくれているから、ということを折々で伝えています。

また、拠点を利用する子どもたちは、信頼できる大人に見守られながら育ってきた経験が少ないです。
自分を想ってくれる大人がいるということが、子どもたちの心の支えにもなっています。

前林さんの「子どもたちが意欲を育むきっかけを届けたい、明るい未来を創りたい」という想いが伝わってきます。

あなたの月1,000円のご寄付が、子どもたちの安心できる居場所や学びの機会を作ります。
懸命に生きる子どもたちの未来を、あなたが変えてください。

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まとめ:あなたのご寄付が困難を抱えている子どもたちの将来に繋がります

カタリバの活動を継続的に実施するために募集しているのが、月1,000円から支援する「サポーター会員」です。

実は、この記事を書いている私も、個人的にサポーター会員として活動を支援しています。
サポーター会員を始めた際の寄付体験記も、よかったらお読みください。

カタリバの「サポーター会員」として私が日本の子どもを支援する3つの理由

あなたの月々のご寄付で、例えば以下のような支援を実現することができます。

  • 月1,000円:生徒2人に1ヶ月間、授業を届けられます
  • 月3,000円:生徒8人に1ヶ月間、食事を提供できます
  • 月10,000円:放課後学校で1ヶ月間、学生スタッフ約10人が子どもをサポートできます

あなたも「今、困難を抱える子どもを支援したい」「子どもたちの小さな成功体験を応援したい」という想いを抱いているなら、ぜひカタリバのWEBサイトをご覧になってみてください。

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