寄付先のおすすめは?どこがいい?3年で100万円寄付した私が、毎月必ず支援している団体6選

(出典:カタリバHP

「どこに寄付すればいいのかわからない・・」
「おすすめの寄付先があれば教えてほしい・・」

こんにちは、寄付ナビの鈴木大悟と申します。
私は3年間で100万円を寄付する取り組みの中で、寄付を通じてたくさんの学びと幸福感を得てきました。

ぜひ皆さんと共有させていただきたく、今回は私が毎月必ず支援している団体を6つご紹介させていただきます。

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この記事を書いた人

鈴木大悟

収入の10%を寄付することを5年以上継続中。「あなたにぴったりの寄付先を見つけていただきたい」そんな想いから、ひとりでも多くの方へ寄付によって得られる幸福をお届けするために、このサイトを運営しています。

私がなぜこの団体に寄付をするのか、その理由をお伝えすることで、寄付先選びの参考にしていただけたら嬉しいです。

目次

寄付ナビおすすめ信頼できる団体6選

日本国内の子どもを支援する、おすすめの寄付先3団体

カタリバ:”ナナメの関係”で、10代の心に火を灯す

カタリバ HP

認定NPO法人カタリバは、貧困や不登校、災害など、さまざまな困難を抱えている子どもたちを対象に、学習支援や居場所支援を提供している団体です。

カタリバの取り組みによって、子どもたちは安心して勉強に専念することができ、自身の将来について考える”きっかけ”を得ることができます。

感謝と夢を忘れず、がんばっていきたい

私には今、服飾関係の仕事に就くという夢があります。

私達のためにがんばってくれた方々のように、誰かのために積極的に行動できる大人になりたいです。

カタリバ HP

このように、カタリバの活動が、子どもたちの意欲と創造性を引き出しています。
その核とも言えるのが、キャリア学習プログラムです。

ボランティアの大学生や社会人が、子どもたちと対話を通じて、進路や学校生活など彼らが日々向き合っている悩みや想いを引き出します。

子どもたちにとって、ボランティアの皆さんは”少し年の離れたお兄さん・お姉さん”です。
「こんな人になりたい!」「この人のように輝きたい!」そんなロールモデルを得ることで、子どもたちの目に火が灯るのです。

活動内容 安心できる居場所の提供、学習支援、食事支援、災害時の居場所の提供や学習支援、探究学習の実践支援など
活動地域 オンライン(全国)、岩手県、宮城県、福島県、東京都、島根県に加え、各地域団体を後方支援
支援対象 主に日本の小学生〜高校生など
寄付の使途 人件費、教材・備品・消耗品費、移動・交通費など
運営団体 認定NPO法人カタリバ

私がカタリバへの毎月の寄付を始めたのは、活動を紹介した書籍『「カタリバ」という授業』を読んだのが、きっかけです。

日々、事務所に来て、学校に電話をかけ、アポをとって出向く。
アポがとれなければ誰かに話を聞きに行く。
そして空いた時間はアルバイト、夜はまたカタリバの将来について2人で話す……。
こんな状態が3年近く続いた。

『「カタリバ」という授業』P.185

「子どもの”貧困”と”きっかけ格差”をなくしたい」という熱い想いを持った、2人の女子大生が、カタリバを創業するストーリーに深く感銘を受けました。

カタリバの「サポーター会員」として私が日本の子どもを支援する3つの理由
編集部オススメのポイント!
設立から20年以上、一貫して、10代の子どもを支援しています。その中で培った知見をベースに、子どもたちの機会格差を埋めるチャレンジに取り組んでいます。
女子大生2人でスタートしたカタリバの活動も、現在は100名を超える職員の皆様と、3万人以上の支援者によって支えられています。その原点は”子どもの格差をなくしたい”という純粋な想いです。

「困難な事情を抱えている10代のために、今できることを始めたい」
「日本の未来を創るのは、子どもたちの教育への投資だと思う」

こんな風に感じていただけた方は、ぜひカタリバのWebサイトもご覧になってみてください。


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寄付金控除の対象団体です

Learning for All :公民館や学童など地域と協力して「子どもの貧困」を解決する

Learning for All HP

貧困によって大きな格差が生じる教育の機会。
貧困状態に直面するひとり親家庭では、必要な教育を受けることができないだけでなく、家庭環境により最低限の生活習慣や社会性を身に付けられない子どもたちも多くいると言われています。

東京都に暮らす、小学3年生のみずきちゃん。
父親はほとんど家に帰ってきません。
母親は軽度な知的障害をかかえており、みずきちゃんの成長とともに、養育する力が不足するようになってしまいました。

基本的な生活習慣を身につけることが難しい環境にいるみずきちゃんは、当初1週間同じ服を着て過ごしており、入浴習慣もありませんでした。
下着や靴下はひどくよごれ、髪の毛もクシが通らない状態です。
虫歯は3本あり、学校から歯医者に行くよう通知を受けていますが、まだ歯医者に連れて行ってもらうことができていません。

Learning for All HP

子どもたちが教育を受ける機会を享受できないと、次の世代の子どもたちにも同じような貧困・教育格差が連鎖してしまいます。
そんな子どもたちの教育格差を食い止め、学力向上のために支援活動を行うのがLearning for All 。

Learning for All では主に2つの活動を行っており、その一つが困難を抱える子どもたちに対する学習支援事業です。
自治体と連携して公民館や学校に子どもたちが学習できる拠点を設置し、十分にトレーニングを受けた大学生教師が、子どもたちに伴走しながら学習を支援しています。

また、もう一つの柱となるのは居場所支援事業です。
学童保育のような仕組みで放課後に子どもたちを受け入れ、学習の支援だけではなく、基本的な生活習慣、人との接し方などを含めた包括的な支援を提供しています。

活動内容 「学習支援拠点」と「居場所支援拠点」の運営
活動地域 東京都、埼玉県など
支援対象 小学生〜中学生(一部、高校生も)
寄付の使途 人件費、教材印刷費・交通費・備品・消耗品費など
運営団体 認定NPO法人Learning for All

Learning for All では、毎月1,000円〜継続的に活動を支えるマンスリーサポーターを募集しています。
マンスリーサポーターになると、活動報告やイベントを通じて内容を深く知ることができるだけでなく、実際の支援の現場や大学生ボランティアへの研修を見学することも可能だそうです。

Learning for All への寄付で「子どもの貧困」をなくす支援を始めた3つの理由
編集部オススメのポイント!
「地域協働型子ども包括支援」の実践によって、支援の必要な子どもを見のがさず、学習支援や食事支援、居場所支援など、ニーズに沿ったサポートを6〜18 歳まで切れ目なく行っています。
目の前の子どもにどこまでも寄り添いながら、問題の根本を解決するために、現場での支援活動や、 全国の子ども支援団体とのネットワークづくりを通して、課題の普及啓発・人材育成・政策提言に取り組んでいます。

子どもたちが十分な教育を受け、明るい未来のために歩んでいけるよう、力になりたいという方はぜひ寄付を検討してみてください。


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グッドネーバーズ・ジャパン:孤立しがちな”ひとり親家庭”へ、温かい食事を

認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンは、低所得のひとり親家庭の子どもたちを対象に、定期的に食品を無料で配付する「グッドごはん」という活動を行っています。

グッドごはんにより、子どもたちはお腹いっぱい食べることができます。

グッドネーバーズ・ジャパン HP

以前は食費節約のために美紀さんだけが食事を抜くこともあり、そんなときに、葵ちゃんからこう聞かれたそうです。
『ママ、どうしてご飯たべないの?』
食品を受け取るようになってから、母娘はいつも一緒に食事をとれるようになりました。

グッドネーバーズ・ジャパンHP

シングルマザーは、家族のサポートを受けにくく、社会的な繋がりも少なくなりがちです。
グッドごはんを通して、孤立するお母さんとその子どもを助けることができます。

食品の配付は、単に家計の支援にとどまらず、「あなたはひとりじゃない」という精神的な支えとなります。

活動内容 低所得のひとり親家庭に食料を届ける
活動地域 東京都・神奈川県・大阪府・佐賀県周辺など
支援対象 経済的に困窮しているひとり親と子ども
寄付の使途 食品の調達、食品を保存する設備費や輸送費、人件費など
運営団体 認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン

私も、実際にボランティアに参加させていただいた際にスタッフの方が仰っていた「グッドごはんは対面配付でのコミュニケーションを重視している」という言葉に信頼できると感じ、グッドネーバーズ・ジャパンへの毎月の寄付をスタートしました。

一筆に心を添えて

グッドごはんのように目の前で困っている人を助けることは、とても本質的な活動だと感じました。

グッドごはんへの寄付「国内こどもスポンサー」に私が入会した3つの理由
編集部オススメのポイント!
困窮するひとり親家庭にフォーカスし、密にコミュニケーションを取っています。それにより、孤立しがちなひとり親家庭に食品だけでなく”心のつながり”も届けられるだけでなく、寄付をする側にも、ひとり親家庭の親御さんや子どもたちの声がメールマガジンなどを通じて多く紹介されるため、寄付をする喜びを得ることができます。
「教育協力NGO ネットワーク」に加盟しており、政策に訴え変えていく政策提言活動や、世界の問題を市民社会に広める広報活動も盛んに行われている。

「今、目の前で困っている親子を助けたい」
「お腹を空かせている子どもたちのためにアクションを起こしたい」

こんな風に感じていただけた方は、ぜひグッドネーバーズ・ジャパンのWebサイトで詳しくご覧になってみてください。


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途上国の人びとを支援する、おすすめの寄付先3団体

ロシナンテス:水と医療が届かない地域で失われる命を救う

ロシナンテス HP

認定NPO法人ロシナンテスは、アフリカに安全な水と医療を届ける、日本発祥の国際協力団体です。

ロシナンテスが活動しているスーダンでは、いまだに動物の糞尿が混じった、茶色い水を飲んでいる人びとがいます。

「子どもが喉を乾かせても、汚れた水を飲むしかない・・」
そうした不衛生な環境が原因で、下痢による脱水症などの病に苦しめられながら、命を落とす子どもたちもいます。

私たちロシナンテスでは、きれいで安全な水を提供することは、病気を予防するための一番の近道だと考えています。
まずは安全な水で病気そのものの数を減らしたうえで、かかってしまった病気をしっかり治療する。
この方法で良い循環を生み出し、目の前で失われる命を減らそうとしています。

ロシナンテスHP

ロシナンテスがスーダンで井戸を作ったところ、これまで何時間もかけて水汲みに行っていた子どもたち水汲みから解放されて、学校に通えるようになったそうです。

家の近くに給水所ができて嬉しいです!
以前は水汲みに1時間以上かかっていました。
新しい給水所ができて、15分程度ととても近くなりました。
勉強時間も増えたので、頑張って医師をめざします!

14歳のホイダちゃん
活動内容 医療が整っていない村への巡回診療や、給水所・診療所の建設など
活動地域 スーダン・ザンビアなど
支援対象 乳幼児とその母親・地域の村人など
寄付の使途 衛生知識を学ぶ講習や、医療施設の整備にかかる費用等
運営団体 認定NPO法人ロシナンテス

ロシナンテスの名前は、小説「ドン・キホーテ」に出てくるドン・キホーテの乗る痩せ馬のロシナンテに由来しています。

「私たち一人ひとりは痩せ馬ロシナンテのように無力かもしれない、しかし、ロシナンテが集まりロシナンテスになれば、きっと世界を笑顔にできるはず」という想いが込められています。

私も同じ日本人として、ロシナンテとして、頑張っている川原さんとロシナンテスを応援したいと思いました。

ロシナンテスへの寄付「チーム・ロシナンテス」に加入した3つの理由
編集部オススメのポイント!
アフリカで活動する団体は数多くありますが、中でも日本人が設立した団体は稀です。創設者であり代表の川原尚行医師は、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で取り上げられたことがあります。
ロシナンテスを毎月の寄付で応援する「チーム・ロシナンテス」に加入すると、限定イベントに参加でき、川原さんと直接お話しできます。イベントは基本的にオンラインで実施されますので、地方にお住まいの方も気軽にご参加いただけます。

「十分な医療を受けられずに、苦しい思いをしている人びとを助けたい」
「社会貢献のために、途上国で頑張っている日本人を応援したい」

こんな風に感じていただけた方は、ぜひロシナンテスのWebサイトもご覧になってみてください。


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シャプラニール:過酷な環境で働かされている”家事使用人”の少女を救う

シャプラニール HP

認定NPO法人シャプラニール=市民による海外協力の会は、「隠された」児童労働と言われる家事使用人として働く少女を支援しています。

ゴミ捨て場で発見された瀕死の少女

ある日、バングラデシュのゴミ捨て場で瀕死の少女が発見されました。
少女は身体中から出血し、アイロンで押し付けられたようなやけども見られました。

身元を調べると、アドリちゃんという名の11歳の少女で、貧しい農村から離郷し、雇い主の家に住み込みで働く家事使用人だと分かりました。
アドリちゃんは雇い主から虐待を受け、ゴミ捨て場に捨てられたのです。

シャプラニールHP

シャプラニールが活動しているバングラデシュでは、アドリちゃんのように家事使用人として働く少女が33万人程いるとされています。
しかし正確な人数は分かりません。

それは、工場で働く子どもやストリートチルドレンなどと違い、家の中で働く少女を見つけるのが難しいからです。
家事使用人が「隠された」児童労働と言われているのは、そのためです。

シャプラニールは、少女たちのための支援センターを開設し、自立に向けたサポートを提供しています。

初年度に支援センターを利用した約65名の少女たちに起きた変化は目を見張るものでした。

読み書きや計算だけでなく、保健衛生などの知識も身につけたことで、少女たちの身なりは目に見えて清潔になっていきました。

そして何よりも、住み込みで孤独を感じながら働く少女たちにとって、センターで友達と過ごす時間はかけがえのない時間となったのです。

シャプラニールHP
活動内容 子どもの明日を守る活動、災害に強い地域を作る活動など
活動地域 バングラデシュ・ネパール・日本
支援対象 社会や他の援助団体の支援から取り残された人びと
寄付の使途 児童労働に従事する子どもたちへの教育支援費用など
運営団体 認定NPO法人シャプラニール=市民による海外協力の会

支援センターでは、アクセサリー製作・ペーパークラフト・絞り染めなど手工芸技術から、料理・ミシン・裁縫といった実用的なものまで、様々なテーマで技術研修を行っています。

家事使用人以外にも仕事がある、人生の選択肢は無限に広がっている。
それを知ることで、少女の未来は変わります。

現在シャプラニールは、バングラデシュで3つの支援センターを運営しており、新たな支援センターの開設も計画しています。
そのための資金が足りません、あなたのお力が必要です。

シャプラニールへの寄付でバングラデシュの家事使用人の少女を支援する3つの理由
編集部オススメのポイント!
認定NPO法人シャプラニールは、貧困をなくすために活動する日本発祥の国際協力団体です。「誰も取り残さない」この言葉を大切にしながら、現在は、バングラデシュやネパール、そして日本で活動しています。2000年以降、30万人以上の人びとに支援の手を届けてきました。
マンスリーサポーターとして支援を始めると、希望者に会報誌「南の風」が年4回、郵送で届くようになります。シャプラニールが活動する南アジアの様子や文化等を楽しく学ぶことができます。

「家事使用人の少女たちが自らの力で未来を変えるための力になりたい」
「貧困に苦しむアジアの子どもたちのために今すぐに行動を起こしたい」

こんな風に感じていただけた方は、ぜひシャプラニールのWebサイトもご覧になってみてください。


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かものはしプロジェクト:人身売買の被害者女性が、社会を変えるリーダーへ

かものはしプロジェクト HP

認定NPO法人かものはしプロジェクトは「子どもが売られない世界をつくる」をミッションに、最も人身売買の被害者数が多いと言われているインドで、この問題を解決すべく活動している団体です。

売春宿のオーナーは、彼女たちの髪をつかみ、頬や体を倒れるまで殴ります。
倒れた彼女は、「客の前で暴れると痛い思いをする」と抵抗できなくなります。
「本当はこんなことしたくない、つらい…」
「みんなと同じように、学校へ行って勉強したかった…」

かものはしプロジェクトHP

日本に住む私たちからすると、俄かに信じがたいことですが、世界中で年間100万人の子どもたちが人身売買の被害に遭っていると言われています。
今この瞬間にも、自らの意思に反し、体を売らざるを得ない子どもがいます。

活動内容 被害者の権利と正義を取り戻すための仕組み作りなど
活動地域 インド
支援対象 人身売買の被害にあった女性・子どもなど
寄付の使途 サバイバーのリーダーシップ研修、被害者の裁判費用など
運営団体 認定NPO法人かものはしプロジェクト

私にとって”かものはしプロジェクト”は、インターン生として、大変お世話になった団体でもあります。
初めて人身売買の問題について知った時は、「こんな理不尽なことが許されていいのか」怒りと哀しみでいっぱいになったことを、よく覚えています。

イベント参加者へ活動について説明する私

インターンを卒業した今でも、サポーター会員として、毎月の寄付で活動を見守っています。
毎年いただく年次報告書のクォリティーがとても高く、活動の進捗を伺う度に「私も頑張ろう」と奮い立たせてもらっています。

また、活動を続ける中で、被害者から新たなリーダーが生まれています。
(かものはしプロジェクトでは、被害者のことを”大変な境遇を生き延びた人”という敬意を込めて「サバイバー」と呼んでいます)

西ベンガル州とアンドラプラデーシュ州で、性的搾取の人身売買にあった被害者が、様々なNGOによる支援によって被害者からサバイバーへ、サバイバーからリーダーと成長することにより、サバイバーリーダーたちが直接政策立案プロセスに関与し、人身売買問題をシステム的に解決することを目指しています。

かものはしプロジェクトHP

支援される側だった人が、やがて支援をする側になっていくプロセスに胸が熱くなります。
「もし私が被害者女性だったら、そんなに強くいられるだろうか・・」と想いを馳せると、微力でも支援せずにはいられません。

かものはしプロジェクトのサポーター会員として人身売買をなくしたい3つの理由
編集部オススメのポイント!
人身売買を取り締まる法律を整備するためには、当事者の声を反映させることが非常に重要です。この考えの下、かものはしプロジェクトは、サバイバーのリーダーシップをサポートするプログラムを実施しています。
かものはしプロジェクトを支援している印刷会社から、寄付の一環として、無償で印刷していただいています。企業とのパートナーシップによって、間接費を減らす、素晴らしい取り組みだと思います。

「被害者女性の尊厳を守るために、自分にできることを始めたい」
「社会の仕組みを変える支援をしているから、活動の前進が実感できる」
こんな風に感じていただけた方は、ぜひ支援を検討してみてください。

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追記:日本国内で虐待や貧困で苦しむ子どもを救うための活動

かものはしプロジェクトは、2019年より日本国内の課題にも取り組み始めました。

主な事業内容は以下の通りです。

  • 困難に直面する若者への支援強化:児童養護施設に自立支援の専門家を派遣、退所後に困難に直面した若者からの相談対応や、金銭管理指導を支援。
  • 退所後も安心して生活できる仕組みづくり:退所後にサポートが激減する状況を変えるため、退所後支援の充実に向けたネットワークづくりや政策提言などを実施。

「虐待や、その経験から今まさに助けを必要としている子どもが同じ街にいるかもしれない、そんな子どもたちのために何かしたい」

「世界の問題も気になるが、自分の暮らす日本の未来も良くしていきたい」

そんな想いに共感された方は、是非団体公式ページから詳細をご覧ください。

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その他の分野別支援

世界には様々な課題が存在し、それぞれ異なる支援を必要としています。

これまでに紹介したおすすめ団体に加えて、以下では「緊急支援」「災害支援」「紛争地支援」「環境保護」といった分野別の支援活動を行う団体を紹介します。

緊急支援

緊急支援とは、地震や洪水、感染症の大規模な発生など、急を要する災害や危機的状況に対して迅速に対応する支援活動です。

食料、水、医療物資の提供、避難所の設置などが含まれ、多くの団体は、現地に速やかに支援チームを派遣し、人命を救うための初期対応を行い、その後の復興支援にも関わります。

こうした支援により、多くの命が救われ、被災者が迅速に生活を再建するためのサポートが行われています。

セーブ・ザ・チルドレン:子どもを誰一人取り残さない世界を目指して

セーブ・ザ・チルドレンは、世界約120ヶ国・地域で、さまざまな子供支援を届けている団体です。主な活動分野は、「緊急・人道支援」「保健・栄養」「教育」「子どもの保護」「防災」「子どもの貧困」です。

世界中の子どもたちのうち、なんと「4人に1人が、紛争や自然災害の影響を受ける国や地域に暮らしている」そう。紛争や災害に苦しむ子どもや地域社会が、日常を取り戻したり、生活を再建したりできるようサポートしています。

活動内容 子ども達の保健・栄養支援・教育支援など
活動地域 シリア、ウガンダ、モンゴル、日本など約120ヵ国
支援対象 緊急支援、保健・栄養、教育、防災などの分野で支援が必要な子どもたち
寄付の使途 緊急支援で食料など物資の支援を始め、子どもたちとその家族を守る活動
運営団体 公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
  • 海外:イエメンでは2015年以降、武力衝突や新型コロナウイルスの影響を受けている子どもたちに安全な学習環境を提供できるように、校舎やトイレ、水飲み場を修繕し、衛生用品も提供
  • 国内:台風や大雨などの緊急災害時、浸水の影響を受け使用困難な状況にある学校や保育園に対して、一時的な間借り等の運営に必要な絵本やおもちゃ、その他マスクなどの衛生用品などを配布しています。

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ワールド・ビジョン・ジャパン:子どもと、その未来を救う活動

ワールド・ビジョン・ジャパンは、開発援助(チャイルド・スポンサーシップ)、緊急人道支援、アドボカシーを活動の3本柱として、世界で活動しています。

活動内容 子どもの教育支援・貧困支援など
活動地域 アフリカ・東欧・中東・アジア・中南米エリアの約40カ国
支援対象 貧困、紛争、災害で苦しむ子どもたち
寄付の使途 子どもたちの支援活動全般
運営団体 認定NPO法人ワールド・ビジョン・ジャパン(日本窓口)

紛争や災害で被害を受けた子どもたちを支援する活動として、以下のような活動を行なっています。

  • 緊急の食糧配布支援を実施するとともに、コミュニティ内の公共施設の建設や補修工事に参加した世帯に対して労働の対価として現金を給付(アフガニスタン)
  • 栄養不良の5歳未満の子どもと、妊娠・授乳中の母親のための食糧支援(ソマリア)
  • 避難民キャンプで暮らす人々に、安全な水や衛生用品の提供、ゴミ収集、共同トイレの整備・維持管理など、基礎的な水衛生サービスを提供(シリア)

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災害支援

地震、津波、台風などの自然災害が発生した際に、被災者の救援活動を行うのが災害支援です。

災害支援には、被災者への物資提供や避難所の設置、また心理的なケアや復興支援が含まれます。

災害支援団体は、被災直後の救援から、長期的な復興プロセスまでをサポートし、被災地域の再建に寄与しています。彼らの活動により、多くの家族が災害から生活を再建する一歩を踏み出すことができています。

グッドネーバーズ・ジャパン:避難所での炊き出しや緊急支援物資の配布

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2024年1月1日16:10ごろ、石川県の能登地方を震源とする大きな地震(最大震度7)が発災し、石川県では建物の倒壊や火災の発生、人的被害と大きな被害に見舞われました。

1月4日、グッドネーバーズ・ジャパンから2名の緊急支援スタッフが石川県輪島市に入り、支援活動を開始しました。

翌日からグッドネーバーズ・ジャパンは輪島市にて、すぐにでも必要とされている水・食料等の物資提供と避難所での炊き出しを実施する計画を立て、現地での支援活動にあたりました。

またグッドネーバーズ・ジャパンは2011年の東日本大震災をはじめ、2016年の熊本地震や2019年の台風19号といった大規模な災害時においても、被災家屋や避難所で活動する災害ボランティアコーディネーション業務を担ってきました。これら自然災害の被災地で活動してきた経験をもとに、令和6年能登半島地震の支援も行われています。

カタリバ:被災した子どもの預かり・居場所支援、学習支援を提供

※「sonaeru」は目標金額に達したため、募集を締め切りました。ご支援ありがとうございます。

カタリバの災害時子ども支援「sonaeru (ソナエル)」プロジェクトチームは、発災後の1月3日(水)より3名のスタッフが現地入りし、子ども支援のニーズ調査を開始しました。

1月4日朝の時点で、石川県では34,173人が避難しており、特に被害の大きい地域のひとつである七尾市では129の家屋が全壊。日中に子どもたちが安全に過ごせる場所を確保することは非常に困難な状況でした。

そのような先の見通しが立たない状況下で、子どもたちや保護者の方々の不安が少しでも和らぐように、また孤独にならないように、カタリバは1月4日より、被災した子どもの預かり・居場所支援、学習支援を開始しました。

紛争地支援

紛争地支援は、戦争や内戦が続く地域に住む人々を保護し、支援する活動です。

紛争により家を失った避難民や、暴力による被害を受けた人々に対して、食料や医療の提供、避難支援を行います。

また、心理的なケアや教育支援、さらには地雷除去や人権保護に関わる活動も含まれます。これらの支援によって、紛争地域の人々が安全に生活し、未来を見据えた生活を築くためのサポートが行われています。

WFP:飢餓に苦しむ紛争下の人びとの命をつなぐ、国連唯一の食料支援機関

国連唯一の食料支援機関であるWFP(世界食糧計画)は、80カ国以上の国に活動拠点を持ち、紛争をはじめとする様々な要因から飢えに苦しむ人びとを支援しています。

活動内容 緊急食料支援、学校給食支援、母子栄養支援、自立支援など
活動地域 アフガニスタン、イエメン、シリア、南スーダンなど123の国と地域
支援対象 飢餓で苦しむ子ども、妊産婦、大人など1億6,000万人(2022年)
寄付の使途 食料・学校給食支援、栄養強化ペースト配布などの栄養支援
運営団体 認定NPO法人国連WFP協会(日本窓口)

たとえば活動地の1つであるナイジェリア。
イスラム過激派ボコ・ハラムによる暴力と、関連する武力衝突に何百万人もの民間人が巻き込まれています。

500万人以上が飢餓に直面し、45万人以上の子どもが栄養不良状態にあると言われています。

WFPは、難民となった人びとに食料支援を行うほか、子どもや妊婦、授乳中の母親に栄養強化食品を提供
この支援により、とある国内避難民キャンプでは栄養不良状態を劇的に改善できたそうです。

また、WFPは他の人道支援組織とも連携し、ヘリコプターで食料輸送を手配するなど、アクセスの悪い地域であってもより迅速に食料を届けられるよう様々な取り組みを試みています。

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JEN:緊急期から復興期まで長期的に支える、日本発の国際NGO

紛争が起きた地域では、様々な社会的インフラが破壊されます。そのダメージは、戦闘が終息した後も長期的に現地に残り、人びとが安全な暮らしを安心して送る妨げとなります。

紛争地において緊急的な支援から復興期にかかる支援まで長期的な視点に立って行うのが、日本の東京に本部を置く国際NGO、JENです。

活動内容 紛争地域や自然災害の被害を受けた地域の緊急支援から自立支援
活動地域 アフガニスタン、パキスタン、トルコ、日本(東北)
支援対象 紛争、自然災害により厳しい状況にある人びと
寄付の使途 緊急支援時の物資調達費用、自立のための設備建設費用等
運営団体 認定NPO法人ジェン(JEN)

たとえば、長期間の紛争や政治不安が続くアフガニスタンにおいて、JENは2001年から支援を開始。

一例ですが、現在までに下記のような活動を行っています。

1. 難民への緊急支援
難民キャンプで避難生活を送る人びとが厳しい冬を越えられるよう、毛布や子ども用の衣料品、暖房器具などの生活必需品を支援しました。

2. 衛生施設、インフラ、居住地の再建
長期に及ぶ戦闘で破壊された公衆衛生インフラを整え、合わせて地元住民をはじめ、教師やコミュニティの指導者に衛生教育を実施し、衛生環境の向上に貢献しました。また、避難地から帰還したものの、自力では自宅の再建が難しい世帯に対して、住宅再建支援を行いました。

3. 教育支援
破壊された学校の再建とともに、紛争により教育が中断された住民に識字教育事業を実施し、さらに就労の機会を得られるよう、裁縫教室も開催しました。社会的制約から教育を受けられない女性に対しても教育・自立支援を行うことで女性の能力向上にも繋がりました。

4. 食糧危機支援
2021年のタリバンによる政変に伴い、アフガニスタンでは深刻な食糧不足が起こっています。JENは現地のニーズに合わせ、米、小麦、塩、砂糖、豆類などの食糧と物資を、脆弱な立場に置かれた人びとに届けています。

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環境保護

環境保護は、気候変動や森林破壊、海洋汚染などの地球規模の環境問題に対して取り組む活動です。

これには、自然環境の保全、野生動物の保護、持続可能なエネルギーの促進などが含まれます。環境保護団体は、現地での活動のみならず、世界中での意識啓発や政策提言を通じて、長期的な環境保護の成果を目指しています。

環境保護の活動では、未来の世代にも持続可能な地球環境を残すことが目標とされています。

WWFジャパン:地球と生きものの未来を守る活動

WWF(世界自然保護基金/ World Wide Fund for Nature )は1961年に設立された、環境保全・自然保護を専門とする国際NGOです。

WWFの日本窓口を担っているのが、公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)です。

活動内容 絶滅の危機にある野生動物の保護などを通じて、生物の多様性を守る
活動地域 世界約100カ国以上
支援対象 パンダやトラ、ペンギンなどの野生動物及び自然環境
寄付の使途 密猟を防ぐパトロールなど、生態系を保護するために必要な活動全般
運営団体 公益財団法人世界自然保護基金ジャパン

WWFは、4つの活動テーマを柱に活動をしています。

  • 地球温暖化を防ぐ
  • 持続可能な社会を創る
  • 野生生物を守る
  • 森や海を守る

例として、野生生物を守る・絶滅危惧種などの動物を、密猟などから守る活動を紹介します。

「絶滅の危機にある種のリスト(通称レッドリスト)」には、絶滅のおそれの高いとされる種が、動物だけで1万種以上の名前が挙がっています。

たとえば野生のトラ。
過去100年で個体数が97%も減少していることはご存知でしょうか。
美しい毛皮や漢方薬の原料とされる骨を狙って密猟が繰り返されています。

WWFは現地政府と協力して密猟を防ぐパトロールを実施しています。
自然保護区の設立や、レンジャーの育成といった活動も同時に行い、環境保全に努めているそうです。

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寄付金控除の対象団体です

グリーンピース:企業や自治体への働きかけで社会の変革を

世界55ヶ国で環境保護活動を行うNGO、グリーンピース。
環境保護と平和を実現するための社会システムの変革をめざし、科学的知見に基づいて、様々な立場の人と協力して活動することを大切に活動しています。

グリーンピースでは、​気候変動、プラスチック問題、原発、食と農業、ファッション、森林問題の大きく6つのテーマを軸に活動しており、気候変動を食い止める活動の一貫として地球温暖化防止のための活動を行っています。

活動内容 地球環境や生態系の保護、自然エネルギーの推進など
活動地域 北極やアマゾンなど、世界55以上の国と地域
支援対象 危機に瀕している野生動物をはじめとする、地球上の生命
寄付の使途 環境調査・分析、自然保護を求める提言などの活動費全般
運営団体 一般社団法人グリーンピース・ジャパン

また2020年9月からは、自治体から脱炭素社会をつくる草の根の活動を開始。
同じ自治体に住んでいる方同士を繋ぎ、自分の住んでいる自治体の地球温暖化対策を調べたり、自分の自治体が「ゼロカーボンシティ宣言」をするように働きかけることを支える活動などを行っています。

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支援先として信頼できる?3つのチェックポイント

企業の良し悪しを判断する材料として、一般的に「ひと・もの・お金」の3つが大切と言われます。

NPOでは、それは「ひと・活動・お金」です。

企業で言うところの”もの”、すなわち”商品”は、NPOがどのようなアプローチで問題を解決しようとしているのか、つまり活動の内容です。

その活動内容に賛同することが、まさしく、寄付を通じた応援と言えると思います。

さらに寄付先として判断する上で、「ひと・活動・お金」を適切な言葉に言い換えると、「職員・活動・会計」です。
以下に、それぞれについて解説します。

職員の顔が見えるか?

NPOの活動には、代表をはじめ、理事や職員、インターンやボランティアなど、多様なスタッフが関わっています。

団体の公式サイトで職員の顔を出していることは、活動に自信がある証拠です。

「自分のお金を誰に託すのか?」を知ることで、より安心して寄付を続けることができます。

その上で、職員数やボランティアの人数など、関わっている人の数も確認できると、なお良いと思います。

  • 職員の顔:携わっている人の顔が見えるか。「自分のお金を誰に託すのか」を知ることが重要。
  • 職員数:どれくらいの人が関わっているか。人数が多ければいいわけではありません。

あなたと似たような想いを持って活動しているスタッフがいる団体なら、それはあなたの価値観とマッチする団体かもしれません。

活動によって問題を解決しているか?

同じ社会問題に取り組んだとしても、解決するアプローチは団体によって、実にさまざまです。

例えば「子どもの貧困」と一口に言っても、

  • 学習支援を通じて、子どもの学力向上に資する
  • 食品配付を通じて、健康や栄養状態を改善する
  • 相談窓口を通じて、虐待や暴力などを予防する

というように、団体によって活動の領域は異なります。

そもそもNPOが取り組んでいる問題は、すぐに解決には至らず、長い時間がかかることが多いです。

寄付先として検討している団体の支援アプローチは本質的に問題を解決し得るのか、またそのアプローチに共感するかどうか、などを見ると良いでしょう。

  • 支援アプローチ:問題を解決、もしくは改善する活動を行っているか。
  • 活動の実績:活動によって、しっかりと実績や成果を上げているか。

そうした活動の進捗を定期的に報告するプログラムが整っている団体であれば、自らのお金がどのように活用されたかの理解が進み、寄付をするモチベーションが増します。

透明性の高い会計報告を行っているか?

ほとんどのNPOは、会計報告を公式サイトで公開しています。
逆に会計報告を公開していない団体は、資金を不正に利用しているのではないかと、寄付者から疑問を持たれても仕方がないでしょう。

団体の公式サイトを確認すると「会計報告」「年次報告」といった形で、会計や財務に関する情報を公開していることが多いので、チェックしてみましょう。

支出の内訳を、例えば事業費80%・管理費20%としている団体であれば、「1,000円寄付したら、おおよそ800円が直接的な活動に、200円が活動を継続していくために必要な費用に変わるんだ」と目安をつけることもできます。

  • 会計報告:透明性の高い報告を行っているか
  • 寄付の使い道:納得できるお金の使い方をしているか。

さらに、監査法人や公認会計士による監査を受けていることを確認できれば、より信用度は高まると思います。

寄付に関する基礎知識

寄付とは?

寄付とは「お金やモノなどを、非営利団体や学校・個人などに、無償で提供する」ことです。
災害の際に被災者にお悔やみや応援の気持ちを込めて送られる義援金も寄付の一種ですが、寄付は団体の活動のために提供されたものを指すことの方が多いです。

寄付によるメリット

寄付をすることで、私たちは社会貢献に携わり、他者のために役立っているという心理的な満足感や幸福感を得ることができます。

研究によると、他者への寄付や支援を行うと、脳内で「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンが分泌され、ポジティブな感情が高まることが分かっています。

また、寄付を通じてコミュニティや世界とのつながりを感じることで、社会との一体感や自己肯定感が向上することもメリットです。

お金による寄付の方法

大きく、マンスリー・サポートと呼ばれたりする継続的な寄付と、都度の寄付に大別されます。
継続的な寄付があることで団体は収入の見込みを立てやすくなり、活動に長期的な視点で力強く取り組むことができます。継続収入が大切なのは家計も同じなのでイメージしやすいですよね。

一方で、都度の寄付は災害などの際に極めて重要です。

継続的な寄付と言うと、心理的なハードルを感じられるかもしれません。
しかし、団体が取り組む社会課題の解決をサポートするためにとても有効な手段であることに加えて、送られてくる年次報告書などを通じて、寄付の使途を確認したり、成果を実感できるといった大きなメリットもあります。

解約・退会はいつでも可能ですので、ぜひ毎月の家計の中で無理のない範囲で継続的な寄付を始めることを考えてみてください。

不用品寄付

不要になった衣類や家具、家電製品などを寄付することも、資源の有効活用として社会に貢献する方法の一つです。

ただし、団体によって受け付けている不用品の種類が異なります。例えば、衣類を受け入れている団体もあれば、家庭用品などを求めている団体もありますので、事前に公式ホームページで詳細を確認することが重要です。

各団体の募集内容を確認し、自分の寄付が最も効果的に活かされる形で届けられるようにしましょう。

寄付金控除

個人が認定NPO法人や公益法人などに寄付する場合、確定申告をすることで寄付金控除を受けることができます。税金が「戻ってくる」とも言える点で、ふるさと納税にも似ていますね。

例えばあなたが、月1,000円、年間12,000円を認定NPO法人に寄付する場合、減額される税金は以下の通りです。

所得税:(12,000 − 2,000)× 40% = 4,000円

毎月の実質負担額は667円です。
さらにお住まいの自治体によっては住民税も最大10%減額されます。

寄付金控除とは?“節税”できる金額の計算方法から、対象の税金・団体の見分け方まで5分でチェック

よくある質問

寄付先のおすすめや団体への寄付について、よくある質問をまとめました。

どのような基準で寄付先を選べばいいですか?

寄付先は、団体の透明性、実績、活動内容が明確で、自分の価値観や支援したい分野と一致している団体を選びましょう。公式サイトや認定NPOの情報を確認するのも有効です。

寄付したお金はどのように使われますか?

寄付金は主に活動資金や運営費として使われますが、団体によって具体的な用途は異なります。団体の年次報告書や会計報告書を確認すると良いでしょう。

寄付した金額は税制上の優遇を受けられますか?

税金控除の対象となる寄附金について、公益社団法人および公益財団法人、社会福祉法人、認定NPO法人などに寄付を行うと、税金控除の対象となります。「控除の対象となる寄附金」については国税庁のHPに記載されています。

NPO法人に関しては、そのすべてが対象となるわけではなく、所轄庁の認定を受けた認定NPO法人(または特例認定NPO法人)が対象となります。認定NPO法人は「内閣府NPOホームページ」で検索可能です。

毎月の継続寄付と一度きりの寄付の違いは何ですか?

毎月の寄付には、団体にとって大きなメリットがあります。入金タイミングや金額が予測できるため、長期的な活動計画を立てやすくなる点です。また、使途が固定されない寄付であれば、その時点で最も必要な用途に活用できるため、柔軟性が高いという特徴もあります。

したがって、少額であっても毎月継続する寄付は、安定した支援につながり、大きな効果が期待されます。

寄付先の団体の信頼性はどう確認できますか?

一般的に、企業の良し悪しを判断する材料として「ひと・もの・お金」の3つが大切と言われます。NPOでは、それは「ひと・活動・お金」です。

さらに寄付先として判断する上で、「ひと・活動・お金」を適切な言葉に言い換えると、「職員・活動・会計」です。

  1. 職員の顔が見えるか?
  2. 活動によって問題を解決しているか?
  3. 透明性の高い会計報告を行っているか?

支援を迷っている団体があれば、是非参考にしてください。

寄付をやめたいときはどうすればいいですか?

寄付をやめたい場合は、団体に直接連絡し、停止手続きを行います。通常、公式サイトに設置されているフォームやメールアドレスから解約手続きできます。

物品寄付やボランティアも支援として有効ですか?

はい、有効です。物品寄付やボランティア活動は、団体の運営や支援活動を物資面や人的サポートで助けることができます。団体のニーズに合った形で支援を選びましょう。

まとめ:あなたの価値観や想いに合った、ぴったりの寄付先を見つけてください!

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
今回は、私が毎月必ず支援している寄付先を6つご紹介しました。

団体名 編集部オススメのポイント
カタリバ ① 10代を対象としたキャリア教育で、子どもの意欲と創造性を引き出し、育む
② 創業者とスタッフの皆様の情熱が共感を呼び、3万人以上の支援者が活動を支えている
Learning for All ① 一人の子どもが自立するまで、地域ぐるみでサポート
② 子どもたちを取り巻く社会構造を変えるための活動
グッドネーバーズ ・ジャパン ① ひとり親家庭との密なコミュニケーション
② 貧困対策事業と合わせてアドボカシー活動も行う
ロシナンテス ① 日本人医師が立ち上げた、日本発祥の団体
② 川原さん自ら寄付者向けに活動を報告
シャプラニール ① 50年以上の活動実績
② 年4回の会報誌で最新の活動も丁寧に分かり易く
かものはしプロジェクト ① 人身売買の被害者女性の中から、国を変えるようなリーダーが生まれている
② 細やかに活動を報告するため、支援企業の協力による、質の高い年次報告書が届く

寄付先選びは、あなたの想いと深く結び付くような活動に取り組んでいる団体を、しっかりと選ぶことが肝要です。

この寄付先選びのプロセスが、あなたにとって最高の旅となることを願っています。

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