(出典:かものはしプロジェクト HP)
【2024/11/18更新】
世界には、紛争や貧困、自然災害の影響により、基本的な生活必需品や教育、医療へのアクセスが制限され、極度の貧困状態に置かれている子どもたちがいます。
ユニセフの最新報告によれば、世界で約3億3,300万人の子どもたちが1日2.15米ドル未満で生活しており、この数は特にサハラ以南のアフリカ地域で急増しています。また、新型コロナウイルスの影響で、進展が3年間停滞し、さらに多くの子どもたちが支援を必要としています。
こうした状況を改善するために、様々な分野で活動するNGOやNPOがあり、私たちは寄付を通じてその活動を応援することができます。
しかし読者の方の中には、支援したいという気持ちはあっても、寄付に踏み出せないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では以下の項目を通じて、寄付に対する不安や疑問を解消し、どのようにして支援ができるのかを詳しく解説します。
- 海外の子どもを支援する団体の紹介
- 寄付先の選び方ガイド
- 課題別おすすめ寄付先
- 支援のカタチ「チャイルド・スポンサーシップ」
あなたにぴったりの寄付先がきっと見つかるはずですので、ぜひ最後までご一読ください。
目次
海外の子どもの支援先としておすすめの団体3選
まずは「すぐにおすすめの寄付先を知りたい!」という方のために、寄付ナビ編集部が厳選したおすすめの団体を5つご紹介します。
ユニセフ:食料や栄養が足りていれば、「助かるはず」の幼い命を守る
世界では5歳の誕生日を迎えられずに亡くなる子どもが後を断ちません。
この課題を解決すべく、活動を行なっているのがユニセフです。
もう何日も食事らしい食事をとれず、下痢も続いて日に日に衰弱が進んでいました。
体重計が指した数字は4.2kg。
本来あるべき体重の約半分です。
日本ユニセフ協会HP
お腹を空かせて命を落とす子どもがいる、想像するだけでも心が痛みますね。
こうした子どもたちに、ユニセフは様々な栄養支援を行なっています。
ユニセフによる栄養支援の一例
- 治療食や医薬品の提供
- 定期的な発育観察や栄養指導
- 予防接種デーを利用したビタミンAの投与
- 安全な水や衛生施設の提供・設置
(出典:日本ユニセフ協会HP)
それでも支援を必要としている子どもたち全員が助かっている訳ではなく、今も世界中の子どもたちが重度の急性栄養不良に苦しめられています。
活動内容 | 医療・保健・衛生・教育など多岐に渡る |
活動地域 | ガーナ、パキスタン、バングラデシュなど世界190ヶ国 |
支援対象 | 貧困・紛争・緊急支援が必要な国に住む子どもたち |
寄付の使途 | ワクチン・医療器具・研修実施費用など |
運営団体 | 公益財団法人日本ユニセフ協会(日本窓口) |
ユニセフの支援活動は、民間からの寄付が支えています。
「ユニセフ・マンスリーサポート・プログラム」では、毎月任意の金額を口座引き落とし、もしくはカード引き落としで寄付することができます。
編集部オススメのポイント!
そしてユニセフによって集められた寄付金の80%以上が世界の子どもたちに届き、直接的な支援活動に使われているとのこと。
活動に共感された方は、ぜひ団体HPもご覧になってください。
> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です
かものはしプロジェクト:「売春宿に売られる・・」過酷な運命の女の子を救う
世界には、お金やモノと引き換えに売春宿へ売られてしまう子供がいます。
かものはしプロジェクトは、この問題に立ち向かい世界から子どもの人身売買をなくすために活動する、日本発祥の組織です。
世界には、だまされて売春宿に売られ、無理やり働かされてしまう子どもたちがいます。
かものはしプロジェクトHP
子どもたちは、暴力や恐怖で支配され、逃げることもできません。
「どんな子どもも、売られるなんてことがあってはいけない」
「そんな子どもたちを守りたい」
かものはしは、そんな想いで、この問題に真正面から取り組んでいます。
かものはしプロジェクトは、2002年からカンボジアで活動をスタートしました。
そしてカンボジアでは、2002年からの9年間で性犯罪加害者の逮捕件数が大幅に増加しました。
それらの結果、カンボジアの売春宿から子どもがいなくなり、「この問題は解決した」と言えるまでになったとのことです。
現在同団体が、子どもの人身売買の問題に取り組んでいるのは、インドです。
この国の人身売買は、世界最大の規模と言われています。
活動内容 | 被害者の権利と正義を取り戻すための仕組み作りなど |
活動地域 | インド |
支援対象 | 人身売買の被害にあった女性・子どもなど |
寄付の使途 | サバイバーのリーダーシップ研修、被害者の裁判費用など |
運営団体 | 認定NPO法人かものはしプロジェクト |
かものはしプロジェクトの活動は、主に2種類あります。
- 人身売買がビジネスとして成り立たなくなるようにするための社会の仕組みづくり
- 人身売買の被害にあった子どもが立ち直るための活動
インドでは2万円で1人の女性や子どもが売春宿に売られてしまうこともあるそうです。
この現実を変えるために、多くの方がサポーター会員として支援を続けています。
編集部オススメのポイント!
かものはしプロジェクトでは、毎月1,000円〜の継続寄付を募集しています。
たとえば寄付によって、被害にあった女性が裁判支援を受けられたり、心の回復の支援を受けることができるそうです。
> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です
追記:かものはしプロジェクトは、2019年より日本国内の課題にも取り組み始めました。
主な事業内容は以下の通りです。
- 困難に直面する若者への支援強化:児童養護施設に自立支援の専門家を派遣、退所後に困難に直面した若者からの相談対応や、金銭管理指導を支援。
- 退所後も安心して生活できる仕組みづくり:退所後にサポートが激減する状況を変えるため、退所後支援の充実に向けたネットワークづくりや政策提言などを実施。
「虐待や、その経験から今まさに助けを必要としている子どもが同じ街にいるかもしれない、そんな子どもたちのために何かしたい」
「世界の問題も気になるが、自分の暮らす日本の未来も良くしていきたい」
そんな想いに共感された方は、是非団体公式ページから詳細をご覧ください。
> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です
家族のように子どもの成長を見守る(グッドネーバーズ・ジャパン)
最後にご紹介するのは、2004年に設立され、国内外で活動する認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンです。
途上国では、学校の建設や学用品の配布などの教育支援をはじめ、給食支援、水支援、収入向上支援などを行なっています。
グッドネーバーズ・ジャパンの支援地に、両親がいないため自分は学校に通うことを諦めて危険な建設現場でお金を稼ぐアリフ君(当時12歳)という少年がいました。
小学校4年生の時、アリフ君は学校をやめ、年老いた祖母に代わり一家の長になりました。
妹に本や鉛筆、ノートを買って学校に通わせ、祖母の薬代を稼ぐために、今日を生き延びるために働いています。「妹を学校に通わせたい」
彼の職場は建設現場。
グッドネーバーズ・ジャパンHP
1個2kgのレンガをいくつも小さな肩に乗せて運んでいます。
貧しさゆえに働いている子どもたちは、読み書きができないまま育ち、大人になっても良い仕事に就くことが難しくなってしまいます。
貧困の連鎖、負の連鎖が起きてしまうのです。
アリフ君には夢があります。
それは、パイロットになって空を飛ぶことです。
「空は青い色でいっぱいだから、高くまで昇ったら、一面の青い色が見えると思う。飛行機に乗って、どこまでも青い空を見てみたいんだ」
グッドネーバーズ・ジャパンHP
活動内容 | 子どもたちと居住地域の貧困状況の改善サポート |
活動地域 | インド・カンボジア・ネパール・バングラデシュ・エチオピア・チャド・モザンビーク |
支援対象 | 家庭の経済状況や家族構成などを考慮して、活動国で最もサポートを必要としている子ども |
寄付の使途 | 文具提供・健康推進活動費・浄水器の設置など |
運営団体 | 認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン |
アリフ君のような子どもたちの夢を応援するのが「海外子どもスポンサー」です。
1対1の手紙のやり取りを通じて、家族のように彼らの成長を見守っていただけます。
- 趣旨:ひとりの子どもの成長を家族のように見守る
- 金額:子ども1人につき、毎月4,000円のご支援
- 特典:毎年6,7月頃に写真付きの成長報告、11,12月頃に子どもから手紙が郵送で届く(こちらから手紙を贈ることも可能)
希望すれば、支援先を訪問して、子どもに会いに行くことも可能です。
海外子どもスポンサーについては、以下の記事でも詳しくご紹介していますので、よかったらお読みください。
編集部オススメのポイント!
グッドネーバーズ・ジャパンの活動に共感された方は、ぜひ以下からチェックされてみてはいかがでしょうか。
> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です
海外の子ども支援に最適な寄付先の選び方ガイド
続いて、寄付先を選ぶ際に「寄付してよかった」と感じられる3つのポイントを解説します。
企業の良し悪しを判断する材料として、一般的に「ひと・もの・お金」の3つが大切と言われます。
NPOでは、それは「ひと・活動・お金」です。
企業で言うところの”もの”、すなわち”商品”は、NPOがどのようなアプローチで問題を解決しようとしているのか、つまり活動の内容です。
その活動内容に賛同することが、まさしく、寄付を通じた応援と言えると思います。
さらに寄付先として判断する上で、「ひと・活動・お金」を適切な言葉に言い換えると、「職員・活動・会計」です。
以下に、それぞれについて解説します。
職員の顔が見えるか?
NPOの活動には、代表をはじめ、理事や職員、インターンやボランティアなど、多様なスタッフが関わっています。
団体の公式サイトで職員の顔を出していることは、活動に自信がある証拠です。
「自分のお金を誰に託すのか?」を知ることで、より安心して寄付を続けることができます。
その上で、職員数やボランティアの人数など、関わっている人の数も確認できると、なお良いと思います。
- 理事や職員などスタッフの顔が見えるか。
- どれくらいの人が関わっているか。人数が多ければいいわけではありません。
あなたと似たような想いを持って活動しているスタッフがいる団体なら、それはあなたの価値観とマッチする団体かもしれません。
活動によって問題を解決しているか?
同じ社会問題に取り組んだとしても、解決するアプローチは団体によって、実にさまざまです。
例えば「子どもの貧困」と一口に言っても、
- 学習支援を通じて、子どもの学力向上に資する
- 食品配付を通じて、健康や栄養状態を改善する
- 相談窓口を通じて、虐待や暴力などを予防する
というように、団体によって活動の領域は異なります。
そもそもNPOが取り組んでいる問題は、すぐに解決には至らず、長い時間がかかることが多いです。
寄付先として検討している団体の支援アプローチは本質的に問題を解決し得るのか、またそのアプローチに共感するかどうか、などを見ると良いでしょう。
- 寄付先の支援アプローチは問題を解決、もしくは改善しているか?
- しっかりと実績や成果を上げているか。
そうした活動の進捗を定期的に報告するプログラムが整っている団体であれば、自らのお金がどのように活用されたかの理解が進み、寄付をするモチベーションが増します。
透明性の高い会計報告を行っているか?
ほとんどのNPOは、会計報告を公式サイトで公開しています。
逆に会計報告を公開していない団体は、資金を不正に利用しているのではないかと、寄付者から疑問を持たれても仕方がないでしょう。
団体の公式サイトを確認すると「会計報告」や「年次報告」といった形で、会計や財務に関する情報を公開していることが多いので、チェックしてみましょう。
支出の内訳を、例えば事業費80%・管理費20%としている団体であれば、「1,000円寄付したら、おおよそ800円が直接的な活動に、200円が活動を継続していくために必要な費用に変わるんだ」と目安をつけることもできます。
- 透明性の高い会計報告を行っているか?
- 納得できるお金の使い方をしているか。
さらに、監査法人や公認会計士による監査を受けていることを確認できれば、より信用度は高まると思います。
課題別でみるおすすめの寄付先NGO・NPO
ここからは課題別で、おすすめの寄付先を紹介します。
課題:医療
十分な医療を受けられずに、苦しい思いをしている人々を支援する活動を紹介します。
ジャパンハート:病気と闘う人の”命”と”こころ”を救う日本発祥のNPO
ジャパンハートは、日本人医師の吉岡秀人さんが創設した、日本発祥の認定NPO法人です。
吉岡さんがミャンマーで貧困により医療を受けることのできない人たちに対し、日本から持ってきたお金が尽きるまで治療を続けたのが活動の始まりです。
現在はミャンマーをはじめ、カンボジア、ラオスなどで医療活動を展開しています。
また、2030年までにアジア全体のサバイバルギャップを限りなくゼロにするために、カンボジアの首都プノンペンに「アジア小児医療センター」を開設するプロジェクトを立ち上げ、多くの著名人がこの活動を応援しています。
編集部オススメのポイント!
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寄付金控除の対象団体です
ロシナンテス:水と医療が届かない地域で失われる命を救う
認定NPO法人ロシナンテスは、アフリカに安全な水と医療を届ける、日本発祥の国際協力団体です。
ロシナンテスは、きれいで安全な水を提供することは、病気を予防するための一番の近道だと考えています。
安全な水で病気そのものの数を減らしたうえで、かかってしまった病気をしっかり治療する。この方法で良い循環を生み出し、目の前で失われる命を減らそうとしています。
編集部オススメのポイント!
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寄付金控除の対象団体です
課題:教育
「勉強したくても、勉強できない」そんな子どもたちを支援する活動を紹介します。
e-Education:発展途上国に産まれた子どもも、質の高い教育が受けられるように
「なりたい夢があるのに、諦めるしかない・・」「勉強したくても、勉強できない・・」
そんな子どもを一人でも減らすべく、バングラデシュやフィリピンなどの国で教育支援の活動をしているのが、認定NPO法人e-Educationです。
教育が受けられない地域の子どもに向けて、都市部の有名講師の授業を撮影。撮影した映像教材を無料で視聴できるようにすることで、農村部でも思う存分勉強できる環境を整えています。
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寄付金控除の対象団体です
シャンティ国際ボランティア会:アジア8地域で子どもたちの「生きる力を育む」
日本生まれの公益社団法人シャンティ国際ボランティア会は、「教育には人生を変える力がある」という信念を持ち、設立以来約40年にわたりアジアの子どもたちに教育を届けてきました。
シャンティ国際ボランティア会の教育支援プログラム、キーワードは「場所」「本」「人」「活動」です。
- 安心して学べる「場所」:学校・図書館の建設、図書館の整備など
- 学ぶための「本」や教材:絵本や紙芝居の出版など
- 学びを届ける「人」:学校教員や図書館員の育成など
- 学びと出会うための「活動」:コミュニティ図書館や学校図書館の運営など
編集部オススメのポイント!
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寄付金控除の対象団体です
シャプラニール:過酷な環境で働かされている”家事使用人”の少女を救う
シャプラニールが活動しているバングラデシュでは、アドリちゃんのように家事使用人として働く少女が33万人程いるとされています。
シャプラニールは、少女たちのための支援センターを開設し、自立に向けたサポートを提供しています。
支援センターでは、アクセサリー製作・ペーパークラフト・絞り染めなど手工芸技術から、料理・ミシン・裁縫といった実用的なものまで、様々なテーマで技術研修を行っています。
編集部オススメのポイント!
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寄付金控除の対象団体です
課題:人身売買
「子どもが、売春宿に売られてしまう」日本では信じられないような行為が、今も世界中で起こり続けています。児童買春などから子どもたちを守る、社会を変える活動を紹介します。
かものはしプロジェクト:「子どもが売春宿に売られる」人身売買に挑む
「人身売買の被害にあい、売春宿で働かされている女性や子どもがいる」という問題の解決を目指すのが、認定NPO法人かものはしプロジェクトです。
2002年に活動を始めたカンボジアでは、「性犯罪の加害者の逮捕件数は2001年から9年間で大幅に増加。今では子どもを置く売春宿はほとんどなくなり、『人身売買の問題が解決した』と言えるまでになった」そうです。
カンボジアで問題解決の目処がたった今、人身売買の規模は世界最大と言われるインドでの活動や、海外での経験を活かし、日本国内での虐待防止の活動も展開しています。
編集部オススメのポイント!
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寄付金控除の対象団体です
課題:早すぎる結婚
18歳未満で結婚することを「児童婚」といいます。
その当事者になるのは男性よりも女性の方が圧倒的に多く、早すぎる結婚が未成熟な身体のままの妊娠・出産につながり、妊産婦の死亡リスクを高めています。
児童婚の根絶に向けて活動を続ける団体を紹介します。
プラン・インターナショナル:女の子が自らの意思で未来を選択できる世界を
教育を通じて世界の女の子のエンパワーメントを進めるNGO、プラン・インターナショナルは地域に「女の子クラブ」を結成し、子どもの権利や児童婚のリスクを女の子自身が学ぶ機会を提供しています。
プラン・インターナショナルは少年に対しても多面的に活動しており、男の子を巻き込むことで、男女間の理解が促進され、児童婚に反対する仲間が増えることを目指しています。
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寄付金控除の対象団体です
課題:食糧
世界では、9人に1人が飢餓状態にあると言われています。
明日に命を繋ぐための食糧が手に入らない、困難な状況を強いられている人々を救う活動を紹介します。
国連WFP:飢餓に苦しむ紛争下の人びとの命をつなぐ、国連唯一の食料支援機関
国連唯一の食料支援機関であるWFP(世界食糧計画)は、80カ国以上の国に活動拠点を持ち、紛争をはじめとする様々な要因から飢えに苦しむ人びとを支援しています。
WFPは、難民となった人びとに食料支援を行うほか、子どもや妊婦、授乳中の母親に栄養強化食品を提供。
この支援により、とある国内避難民キャンプでは栄養不良状態を劇的に改善できたそうです。
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寄付金控除の対象団体です
課題:紛争
戦争を無くすことを目指し、平和を守る活動を行っている団体を紹介します。
アクセプト・インターナショナル:紛争の解決を目指し、元テロリストの社会復帰を支援
世界の紛争地では、現地の政治への不満や貧困、テロ組織からの脅迫によって、多くの若者がテロ組織に加入していく現状があります。
アクセプト・インターナショナルが行なっている活動は大きく分けて「脱過激化」と「社会復帰」の2つです。
テロ組織に所属する若者を減らしていくこと、また、組織を脱退した若者たちが社会に安心して戻れるように支えることが活動の軸となっています。
具体的には、コミュニティの代表者を招き、暴力的・違法的な手段を取ることについて考える対話セッションを持ち、その考え方の変容を促します。
また、脱退したいという意思を持った若者たちが、経済的・社会的に自立できるように、技術研修や就労支援を実施しています。
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寄付金控除の対象団体です
テラ・ルネッサンス:紛争で心身に傷を負った、元”子ども兵”の社会復帰を支援
認定NPO法人テラ・ルネッサンスは、紛争地域における社会復帰支援や地雷撤去活動支援、平和教育や武器輸出に関わる政策提言を行う団体です。
テラ・ルネッサンスの支援先であるウガンダでは、1980年後半から内戦が勃発していました。
多くの子どもたちが、洗脳しやすい、替えがききやすいという信じられない理由から誘拐され、子ども兵として闘いに駆り出されていました。
ひどい場合には家族を殺すことを強要されるなど、精神的・肉体的に大きな傷を抱えた子ども兵たち。テラ・ルネッサンスは彼ら・彼女たちが社会に復帰する支援を行なっています。
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寄付金控除の対象団体です
課題:健康・保健
栄養失調などの問題に苦しんでいる子どもたちを救う活動を紹介します。
ユニセフ:世界中の子どもたちに、健康と安全な生活を届ける
すべての子どもの命と人権を守るため、約190の国と地域で活動する国連機関、ユニセフ。
第二次世界大戦終戦後の1946年に誕生し、現在その活動範囲は保健・水と衛生、教育など多岐にわたります。
ユニセフでは乳幼児期の子どもに適切なケアを届け、健やかに成長できるよう、ワクチンの普及や清潔な水や環境の確保、栄養改善など、総合的に支援を行っています。
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寄付金控除の対象団体です
セーブ・ザ・チルドレン:100年以上の歴史を持つ、子ども支援専門の国際NGO
子どもたちが直面する様々な課題に対し、子ども支援専門の国際NGOとして、100年の歴史を持ち活動するのがセーブ・ザ・チルドレンです。
日本を含む29ヶ国に地域オフィスを持ち、約120ヶ国で支援活動を展開しており、世界的にも有名な国際NGOです。
保健・栄養の分野では、栄養不良、感染症の予防や治療などで、世界中の子どもたちを支援しています。
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寄付金控除の対象団体です
支援のカタチ:チャイルド・スポンサーシップ
途上国の子どもを支援する方法として、毎月の寄付によって支援に参加する「スポンサーシップ制度」があります。
いくつかNGO・NPOが運営している支援プログラムのうち、特に有名な3つをご紹介します。
グッドネーバーズ・ジャパン:1,000円/月から成長を見守る「子どもスポンサー」
子どもたちの未来を変えるために大事なのが、「こころと体の成長を支え、見守ること」。
その信念のもと、アジア・アフリカなど世界各国で活動するのが、国際NGOのグッドネーバーズ・インターナショナル」です。
日本事務局である認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンは「子どもスポンサーシップ」の支援を受け付けています。
子どもスポンサーとしての寄付金は、支援する子どもの居住地域・コミュニティの環境改善に向けて「きれいな水や衛生的なトイレの整備」「栄養のある食事や、健康診断・ワクチン接種による健康推進」「学校に通えるようにするための支援活動」などに活用されます。
編集部オススメのポイント!
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寄付金控除の対象団体です
ワールド・ビジョン:「チャイルド・スポンサーシップ」は、手紙のやりとりなど1対1の支援
アジアやアフリカなど発展途上国の一部では、厳しい環境で育つ子どもたちが今も少なくありません。
- 児童労働を強いられている子ども:1億5100万人
- 紛争や武力衝突に巻き込まれている子ども:2億5000万人
- 教育を受けられない子ども:6100万人
そんな子どもたちを支援するのが、チャイルド・スポンサーシップ制度。
国際NGO「ワールド・ビジョン」が提供しています。
チャイルド・スポンサーシップでは、子ども1人1人の成長を見守る支援の形が取られています。
毎月4,500円の寄付で支援するスポンサーは、支援地域に住むチャイルド(子ども)の成長を支援します。
編集部オススメのポイント!
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寄付金控除の対象団体です
チャイルド・ファンド・ジャパン:子どもの教育を支援する「スポンサーシップ」
チャイルド・ファンド・ジャパンは、「すべての子どもに開かれた未来を約束する国際社会の形成」をビジョンに掲げて活動しています。
チャイルドからは、クリスマスや新年などに、シーズンズ・グリーティングス(季節の挨拶)が届きます。
交流を続けていくと、最初は字が上手に書けない子も、少しずつ字が上手になっていく様子がわかるなど、成長を実感することができます。
編集部オススメのポイント!
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寄付金控除の対象団体です
チャイルド・スポンサーについてさらに詳しく知りたい方は、是非こちらの記事もご覧ください。
まとめ:「海外の子供に寄付したい」という方の参考に
この記事では、海外の子どもたちへの支援活動の例として、「ユニセフ」「かものはしプロジェクト」「グッドネーバーズ・ジャパン」を紹介しました。
また寄付先の選び方や、課題別でみる活動・団体の解説もしていきました。
改めておすすめ寄付先のポイントをおさらいします。
団体名 | 寄付ナビ編集部オススメのポイント |
ユニセフ | ①すべての子どもの命と権利を守るため、 約190の国と地域で活動 ②月2,000円の支援を1年間続けると、栄養治療食720袋が届けられ、栄養不良の子ども5人を助けることができる |
かものはしプロジェクト | ① 人身売買の被害者女性の中から、国を変えるようなリーダーが生まれている ② 細やかに活動を報告するため、支援企業の協力による、質の高い年次報告書が届く |
グッドネーバーズ・ジャパン | ①「教育」「医療・保健」「水・衛生」などを通じて子どもたちの「こころ」と「身体」の成長を見守る ②毎月1人の子どもから手紙と写真付きの成長報告がメールで届き、子どもたちの成長を実感できる |
今回の記事を読み「海外で困っている子どもたち子どもたちのために何かしたい」とお考えの方にとって、少しでも参考になれば幸いです。