日本ユニセフ協会とは?団体の実際と寄付の使い道を5分でチェック

募金活動や広告などで見かけることの多い日本ユニセフ協会。
寄付する前に、押さえておきたい団体の概要、実際の活動や寄付の使い道を解説します。

ユニセフ本部との「協力協定」にもとづく公式機関

日本ユニセフ協会の大枠を掴むために、歴史、ユニセフ本部との関係、日本での活動について調べました。

戦後、国連機関としてユニセフは設立

第二次世界大戦の後、各地で命の危機に晒されている子ども達を守るべく、ユニセフが起ち上がりました。

ユニセフの沿革

  • 1946年:国連総会の総意によってユニセフが設立される
  • 1955年:財団法人として日本ユニセフ協会が設立される
  • 2011年:日本ユニセフ協会が公益財団法人になる

戦後に広く民間から支援を募る必要があった経緯から、先進国を中心に国内委員会が作られることになります。
日本ユニセフ協会も、34の国と地域で設置されているユニセフ協会の中の一つです。

今でこそ、日本は支援をする側ですが、戦後は日本も支援を受ける側でした。
学校給食用の粉ミルクや医薬品など、当時のお金で65億円の支援を受けています。

日本ユニセフ協会は、ユニセフの日本窓口

そうした経緯から、ユニセフと日本ユニセフ協会は、現在も協定関係にあります。
活動の必要性を伝えて募金を集めたり、子どもの権利を守るための政策を提言したりするのが、日本ユニセフ協会の主な仕事です。

日本ユニセフ協会の実績(2018年度)

  • 募金活動:民間から年間約192億円のユニセフ募金を集める
  • アドボカシー:「子どもの権利条約」の普及や政策への働きかけ
  • 広報活動:活動を広く知らせるため、191本のプレスリリース配信

世界の子ども達に支援を届けるために、あらゆる関係者の協力を仰ぐパイプ役が、日本ユニセフ協会とのこと。

日本ユニセフ協会が、途上国などの子ども達に直接的な支援を行なっている訳ではない点は注意が必要です。

集まった寄付の行方は?使い道をチェック

日本ユニセフ協会のHPに、監査報告書と財務諸表などの計算書が公開されています。

海外の子ども達の支援に使われるお金

ユニセフ本部へ拠出したお金(全体の81.4%)は、例えば以下のように使われます。

  • 1錠で4〜5リットルの水を浄化できる浄水剤
  • 下痢による脱水症状を和らげる経口補水塩(ORS)
  • はしかの予防接種用ワクチン

(出典:日本ユニセフ協会HP)

あくまで一例ですが、こうして世界の子ども達を守るための支援として届くようです。

日本国内の活動に使われるお金

残りの18.6%は、世界の子どもたちのための活動を継続・発展的に実施するため、日本ユニセフ協会が国内で行なう活動に使われます。

経常費用計の18.6%は、ユニセフ本部との協力協定に基づき、ユニセフ支援の輪を広げるための、国内での募金活動(領収書/寄付控除申請書類の印刷・発送費や振込/決済に係る費用などを含む)、広報・アドボカシー活動、国際協力に携わる人材の育成活動などに充てさせていただきました。

日本ユニセフ協会HP

領収書の印刷や発送費など、寄付者のために使われるお金も含まれている、とのこと。
こうした国内の活動を通じて、日本ユニセフ協会はユニセフを広めていると読み取れます。

活動は、募金・アドボカシー(政策提言)・広報がメイン

ユニセフ全体では、世界190の国と地域を支援しています。
海外での実際の活動について知りたい方は、こちらもどうぞ。

ユニセフの活動まとめ!保健・教育・水と衛生など、取り組みの全容を5分でチェック

一方、日本ユニセフ協会の活動は「募金活動」と「アドボカシー」と「広報活動」に分かれます。

活動1:募金活動

日本の支援者が気軽に募金に参加することで、長い目で海外の子ども達に支援を届けられるよう、募金活動を行なっています。

募金活動に関する具体的な活動例

  • イベントを通じた募金
  • 外国コイン募金
  • 遺産寄付プログラム など

ユニセフ募金全体の88%(約170億円ほど)が個人によるものです。
数字で見る限り、ユニセフの活動を応援したいという方は多そうです。

活動2:アドボカシー(市民社会や政府への働きかけ)

子どもの権利に関する世論形成を後押しし、問題の解決を促進する政策提言の支援を行なっています。

アドボカシーに関する具体的な活動例

  • ユニセフ調査レポート日本語版の制作
  • 一般・報道向けの公開セミナーを開催
  • 日本の若者とインターネットの関わりを調査するワークショップの実施

個人からの支援も集めつつ、公的な予算も動かすことができれば、社会に与えられるインパクトはより大きくなります。
子どもたちを救うためには「急がば回れ」なのかもしれませんね。

活動3:広報活動

世界の子どもたちが置かれている現状と、その現状に対してユニセフはどんな対策を取っているのかを、正しく伝えることが目的です。

広報に関する具体的な活動例

  • HP、SNS、Youtubeを通じた情報発信
  • 現地報告会やシンポジウムの開催
  • 学校や研修会への講師派遣

広報は直接的な支援ではありませんが、私たちが寄付先を選ぶ上で重要な判断材料になるので、双方にとって必要なことです。

日本ユニセフ協会の成り立ちや活動、資金の使い道などをこの記事では解説してきました。

ここまでご覧になって、「団体を信頼してお金を託したい」「寄付で貢献したい」と思った方は、「マンスリー・サポート」(毎月の寄付)のレポートもあるので、よかったらご覧くださいね。

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