ユニセフの教育支援活動を調べました。世界の子どもの「教育を受ける権利」は守れる?

2021年時点で約6,700万人の子どもたちが小学校に学校に通えていません。(出典:日本ユニセフ協会HP)

すべての子どもたちが教育の機会を得られるよう、活動を続けているユニセフ。
今回はユニセフが行う「教育」の事業に的を絞って、その活動内容を調べました。

教育を受ける権利が奪われてしまう子どもがいます

バングラデシュ:教育を諦めたくない〜ロヒンギャ難民のラシェッド君/日本ユニセフ協会

ユニセフによると、紛争や災害といった理由から、世界で「教育を受ける権利」が奪われてしまっている子どもたちが数多くいるそうです。

  • 2021年時点、学校に通っていない子どもたち(6歳~17歳)は、2億4,400万人
  • サハラ以南のアフリカは、学校教育を受けられない子どもの数が最も多く、その割合が増加している唯一の地域でもある。2009年以降、学校に通えない子ども(6歳~17歳)は2,000万人増加し、2021年には9,800万人に達した。
  • 学校に通えない子どもの数が多い上位10カ国は、インド、パキスタン、ナイジェリア、エチオピア、中国、インドネシア、タンザニア、バングラデシュ、コンゴ民主共和国、スーダン。

(引用:日本ユニセフ協会HP)

生まれ落ちた場所が違うというだけで、読み書き計算ができないまま、大人になってしまう子どもが存在します。

仮に学校に通えたとしても、教師の質が低かったり、校舎が遠方にしかなかったりと課題は山積みです。

こうした子どもたちにもし教育の機会があれば、人生を大きく変えられる可能性があるのにも関わらず、その機会を与えられていません。

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子どもたち「4,200万人に教材を提供」など

ユニセフは先述の問題を改善するために、どのような支援を行なっているのでしょうか?

2021年の支援実績

  • 学校に通っていない4,860万人の子どもに教育の機会を提供
  • 4,200万人以上の子どもに教材を提供
  • 能力開発プログラムに、91カ国で 3,300 万人の子どもたちが参加

(出典:ユニセフ活動の成果2021

物資の支給は勿論のこと、よりインパクトのある支援を行うため、各国政府と密に連携を取っています。
ユニセフによる政府支援が、質の高い教育を子どもたちに届ける政策の基礎となります。

2022年〜2025年の戦略計画

ユニセフは2025年までのグローバルな戦略計画として、以下を掲げています。

  • 初等教育、中等・高等教育の修了率の上昇
  • 世界の学習危機の削減
  • 男女平等指数に基づく学習成果の公平性の向上。
引用:日本ユニセフ協会HP

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学用品の支給や校舎の修繕など、支援で実現

ユニセフに寄付をすると、例えば、以下のような活動のために役立てられます。

募金の使い道

  • 394円:子ども用のえんぴつ10本とノート10冊
  • 426円:縄跳びの縄10本
  • 1,246円:クレヨン(8色入り)10ボックスとスケッチブック10冊

上記のような物資の支援以外にも、

  • 紛争や自然災害で被害を受けた学校の校舎の修繕
  • 子どもの心をケアするためのカウンセラーの派遣
  • より質の高い教育を届けるための教師研修
  • 学校に通えなかった大人を対象とした識字教室

なども行なっています。

ご支援の方法について

着実に問題は解決へと向かっているものの、約5,900万人の子どもたち全員が学校に通えるようになるには、更なるご支援が必要です。

ユニセフへの寄付を検討されている方は、是非こちらの記事もご参考にして下さい。

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