貧困をなくすため、募金や寄付は役立つ?世界と日本の子ども支援団体3選

「貧困問題への寄付をしたい」と思っても、海外や国内など多様な支援団体があり、寄付先を迷ってしまうことが多いですよね。
この記事では、海外・国内の両方の支援団体をそれぞれ紹介したいと思います。

中でも今回は、食料や医療などの緊急支援ではなく、教育をはじめとした長期的な視点で貧困の根本的な解決を目指す支援団体を3つ取り上げました。

貧困に苦しむ地域への寄付を検討されている方は、参考にされてみてはいかがでしょうか。

世界のどこかで「今日を生きる」ため働く子どもに、夢や教育を(ワールド・ビジョン )

貧困による子どもたちへの悪影響は、食べ物などの物資不足以外にも多くあります。

「幼い頃から働かなくてはならない」
「友だちと遊べない」
「病気にかかりやすい」

10歳にも満たない子どもでも、生まれたときからすでに数々の課題を抱えていました。
例えば、カンボジアのセニャンちゃんは、たった9歳で長時間働く生活を続けています。

生きるため、幼い頃から、朝から晩まで働き続けます。
学校へ行ったことはありません。
お父さんは、マラリアで亡くなりました。
病院へ行くお金がなかったのです。
同団体WEBサイト より)

このような、生きるために働かざるを得ない子どもたちを継続的な支援で見守る活動を行っているのがワールド・ビジョンです。


同団体では、チャイルド・スポンサーシップというプログラムで子どもたち一人ひとりの成長を支援。
子どもたちの住む地域全体をサポートし、子どもたちの生きる力を継続的に育てています。

活動内容 子どもの教育支援・貧困支援など
活動地域 インド・インドネシア・カンボジア・スリランカ・タイなど
支援対象 貧困、紛争、災害で苦しむ子ども達
寄付の使途 子ども達の支援活動全般
運営団体 認定NPO法人ワールド・ビジョン・ジャパン(日本窓口)

「モノや資金を送るだけの支援は根本解決にならない」という考え方から、教育者や保護者への研修を実施。
支援を受ける子どもたちが暮らしやすい環境をつくる総合的なサポートを実施しています。

本プログラムは、月4,500円からスタートすることができますよ。
自分の支援したいチャイルドを選び、1対1で交流しながら寄付を続けられるのも同団体の支援の特徴の一つです。

詳しい支援内容や寄付の使いみちが気になる方は、この記事も参考にされて見て下さいね。

入会キットなど届いた郵送物
チャイルド・スポンサーシップでの寄付、申し込む前に調べた3つの疑問

「世界の子どもたちの未来を応援したい」「夢や希望を持って暮らしてほしい」と考えられた方は、寄付を検討されてみてはいかがでしょうか。

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途上国で教育を受けられない生徒に、日本発の映像授業で学ぶチャンスを(e-Education)

バングラデシュの首都ダッカから船で6時間の距離にあるハムチャー村。
この地域では、家庭に電気が通らない、学校は教員不足など貧困地域ならではの困難に直面していました。

子どもたちは自分の生まれる場所を選ぶことができません。
質の高い教育を受けたくても、どうすればもっと勉強できるかを知る方法がないのです。

数学や物理の教科書をやみくもに音読したって成績は上がらないことを、彼らも気づいていました。
ただ彼らには、ボロボロになった教科書をひたすら読むしか、選択肢がなかったのです。
同団体WEBサイト より)

そこで、貧困による教育格差のある農村部の子どもたちに、映像授業を届ける活動を行っているのがe-Educationです。


農村部には、貧しい家庭が多く「働く子ども」「学べない子ども」など、都市部との教育格差があります。
その格差によって、農村の若者は小作人やリキシャの運転手など単純労働にしか就けずに、貧困の再生産が起こるという悪循環が生まれることに。

そこで、同団体では農村地域の子どもが質の高い授業を「映像授業」で受けられる仕組みを考えました。

活動内容 途上国の子どもたちに映像授業を提供
活動地域 バングラデシュ・フィリピン・ミャンマー・ネパールなど
支援対象 農村部の高校生など
寄付の使途 撮影・編集など映像授業の準備全般
運営団体 特例認定NPO法人e-Education

貧しい地域に優秀な教師を呼ぶことは現実的に難しいですが、映像であればどんな地域に住む子どもたちへも届けることができますよね。
テクノロジー×教育によって「教員不足」「貧困」といった問題を解決し、子どもに学ぶチャンスを与えることができたそうです。

寄付の方法は、銀行振込・クレジットカードで月1,000円から寄付が可能です。
この金額で、6人の生徒に授業を受ける機会を提供できますよ。

「”最高の授業”を世界の果てまで届けたい」という団体の想いに共感される方は、詳しい内容ををご覧になってみてはいかがでしょうか。

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日本の「子どもの貧困」「教育格差」にスタディクーポンを(チャンス・フォー・チルドレン)

実は、日本にも「子どもの貧困」問題があることをご存知でしたか?
日本では約7人に1人が貧困状態と言われ、貧しい家庭で生活する子どもたちは十分な教育機会を得られていないという結果があります。

厚生労働省が2017年にまとめた報告書によると、日本の子ども(17歳以下)の相対的貧困率は13.9%(2015年)でした。
これは、日本の子どもの約7人に1人が貧困状態にあることを示しています。
2014年のOECDのまとめでも、日本の子どもの貧困率は、先進国34ヶ国中10番目に高い数字でした。
同団体WEBサイト より)

このような子どもたちにも教育を受けるチャンスを与えたいと、教育支援に特化した「スタディクーポン」を発行しているのがチャンス・フォー・チルドレンです。

同団体のスタディクーポンは、教育サービスを受けるためだけに使用できるクーポン。
「どんな学びに使えば良いの?」と悩む子どものために、大学生ボランティアが学習や進路の相談にのる「ブラザー・シスター制度」も導入しています。

活動内容 教育サービスで利用できるクーポンの発行など
活動地域 岩手県、宮城県、福島県、東京都、兵庫県、大阪府、京都府など
支援対象 経済的困難を抱える子ども・被災地で生活する子ども
寄付の使途 クーポン発行費、スタッフ人件費、広告費など
運営団体 公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン

資金援助の場合、生活費や他の支払い等に資金が回されてしまう可能性がありますよね。
しかし、スタディクーポンとして支援を行うことで、子どもたちが学びたいことを学ぶために寄付金を使うことができる仕組みをつくることができました。

チャンス・フォー・チルドレンへの寄付で、私が「相対的貧困」の子どもたちの支援を始めた理由

毎月1,000円の支援で「CFCサポート会員」として、子どもたちの成長を継続的に支えるプログラムに参加することができます。

「日本の貧困世帯の子どもたちに学ぶ機会を与えたい」と考えられている方は、寄付を検討してみてはいかがでしょうか。

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