困窮世帯に寄付したい!頑張っても苦しい家庭や子どもを支援する団体3選

(出典:セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンHP

日本国内にも、家族のために必死に働いているのに生活が一向に楽にならない……としんどい思いをしている方が数多くいます。

本記事では、そのような「今の状況を変えたい!」と頑張る方々を支援する団体を3つ紹介します。

貧困に苦しむひとり親家庭へ、カゴいっぱいの食品を届ける(グッドネーバーズ・ジャパン)

グッドネーバーズ・ジャパンHP

グッドネーバーズ・ジャパンは、国内外で子ども支援の活動を行う認定NPO法人です。
国内では「グッドごはん」という、困窮するひとり親世帯へ定期的な食品の配付を行っています。

私たちは自分たちの住む日本を、先進国で裕福、貧困などないと思ってしまいがちです。
しかし、現実には「少なくない日本の子どもが相対的な貧困状態にある」と言われています。

「ひとり親家庭」では、状況はよりいっそう深刻です。
養育費を受け取れなかったり、仕事をしていても子どもや学校の都合で休まねばならず、収入が安定しないためです。

ひとり親のお母さんたちの声をお読みください。

「子どもが『おなかすいた』と言っているのに、食べさせてあげられないことがありました」
365日ほぼ休みの日がありません。仕事、育児、介護のため1日24時間では足りません。自分の食事や睡眠時間を削っています」
「経済的に厳しい時に不安で悲観的になり、子どもへの罪悪感の中、その日その日を必死に過ごしていました」

ひとり親家庭のお母さんたちは、大きな不安と孤独を抱えながら、ぎりぎりの日々を送っています。

グッドネーバーズ・ジャパン HP

そのような苦しい状況にある家庭を支援するため、グッドネーバーズ・ジャパンは「グッドごはん」というプログラムを実施しています。
グッドごはんでは、低所得のひとり親家庭を対象に、1回の配付で1世帯に買い物かごいっぱいの10,000円相当の食品を配付しています。

活動内容 低所得のひとり親家庭に食料を届ける
活動地域 東京都・神奈川県・大阪府周辺など
支援対象 経済的に困窮しているひとり親と子ども
寄付の使途 食品の調達、食品を保存する設備費や輸送費、人件費など
運営団体 認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン

初めてグッドごはんの食品を取りに来た方の多くは、かごいっぱいの食品を見て「これ、全部いただけるんですか?こんなにもらっていいんですか?」とびっくりされます。
あるお子さんは「ママと僕、二人だけで頑張っているからかなぁ。嬉しいね」と話してくれました。

お子さんは毎食お腹いっぱい食べられるようになり、自分の食事を抜いていたお母さんは1日3食に戻すことができました。

グッドネーバーズ・ジャパンHP

「頑張っても頑張っても報われない、誰も助けてくれない……」苦しんでいるひとり親の方々が直面するのは、お金がないことだけではなく、孤独感や絶望感でもあるでしょう。

かごいっぱいの食品を届けることは、「応援するよ」「手助けするよ」という支援の声を届けることでもあります。

グッドごはんへの寄付「国内こどもスポンサー」に私が入会した3つの理由
編集部オススメのポイント!
ひとり親家庭に支援対象を絞り、密にコミュニケーションを取っています。それにより、孤立しがちなひとり親家庭に食品だけでなく”心のつながり”も届けられるだけでなく、寄付をする側にも、ひとり親家庭の親御さんや子どもたちの声がメールマガジンなどを通じて多く紹介されるため、寄付をする喜びを得ることができます。
コロナ禍で失業したり、パートのシフトを減らされるなど、困窮するひとり親家庭が急増しています。このような状況下で、東京都・神奈川県・大阪府にある17の配付拠点(2022年1月時点)で食品配付を実施するなど、積極的に事業を展開し、ひとり親家庭のニーズに応えています。

「ひとりじゃないよ」というメッセージを、お腹いっぱい食べれる安心感とともに届けたい!という方は、ぜひ支援を検討してみてください。

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寄付金控除の対象団体です

”虐待予防”など貧困の状態にある子どもを守る(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン)

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンHP

公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、国内外で貧困や被災などの様々な理由で困難を抱えている子どもを支援しています。

日本国内の子どもたちには、例えば新型コロナウイルスの影響で経済的に厳しい状況にあるひとり親家庭の高校生を対象に、給付金の支援に取り組みました。

東京都に居住し新型コロナウイルス 感染症の影響で家計の収入が減った世帯など一定の条件を満 たしたひとり親家庭の高校生400人(355世帯)に、1人あたり3万円の給付金を届けました。

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンHP

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンでは、給付金の支援以外にも、子どもの虐待を予防することを目的に、厚生労働省への政策提言を行っています。

さらに、特設サイトやSNSキャンペーンなどを通じた、啓発活動にも積極的に取り組んでいます。

セーブ・ザ・チルドレンは、すべての子どもが暴力から守られ、安心・ 安全な養育環境において成長できることを目指しています。
子どもに対する虐待は、軽い体罰等から始まり、徐々に深刻化していくことがあります。
そのため、子ども虐待の早期予防への取り組みとして、たたく、怒鳴るといった体罰等のない社会の実現に向け、政策提言や社会啓発を行っています。

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンHP
活動内容 子どもたちへの給付金支援・食料品支援・虐待予防など
活動地域 岩手県、宮城県、東京都など日本各地
支援対象 貧困・被災・虐待など困難を抱える子どもたち
寄付の使途 食料品・学用品・給付金など子どもたちの支援活動全般
運営団体 公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、月1,500円からの継続的な支援「SCサポート」を募集しています。

例えば月1,500円の寄付を1年間続けると、子どもが通学に必要な体操服5人分を支援できるそうです。

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンへの寄付「SCサポート」に私が入会した3つの理由
編集部オススメのポイント!
緊急・人道支援、保健・栄養、教育、子どもの保護、防災など、さまざまな分野で包括的な子ども支援を実施しています。セーブ・ザ・チルドレンの活動は、全世界200万人以上の支援者によって支えられています。
第一次世界大戦で社会が荒廃した時代、栄養不良に苦しむ子どもたちの支援に敵味方の区別なく取り組んだイギリス人女性エグランタイン・ジェブさんの活動からセーブ・ザ・チルドレンは始まりました。

「国際NGOだからこそできる、大規模で効果的な活動を応援したい」
こんな風に感じた方は、ぜひセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンのHPもご覧になってください。

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寄付金控除の対象団体です

教育支援や居場所づくりで、すべての若者が意欲と創造性にあふれる社会を(カタリバ)

カタリバ HP

高校時代、友達とおしゃべりに熱中したり、夢を見つけて部活や勉強に夢中で取り組んだり、毎日をのびのびと過ごした方は多いのではないでしょうか。

しかし、生まれ育った環境によって苦境に陥り、その困難に一人で立ち向かわざるを得ない若者が日本にも多く存在します。

たとえば、貧困を理由に進学を諦めた高校生。
被災し、落ち着いて勉強する環境を失った受験生。
家庭を支えるためにアルバイトに励み、学習時間を削り、学校を休みがちになる学生。

どのような気持ちで毎日を過ごしているのかと思うと、心が苦しくなります。

認定NPO法人カタリバは、「意欲と創造性をすべての10代へ」をミッションに掲げ、小学生から高校生に対する教育支援や居場所づくりを行う団体です。

活動内容 安心できる居場所の提供、学習支援、食事支援、災害時の居場所の提供や学習支援、探究学習の実践支援など
活動地域 オンライン(全国)、岩手県、宮城県、福島県、東京都、島根県に加え、各地域団体を後方支援
支援対象 主に日本の小学生〜高校生など
寄付の使途 人件費、教材・備品・消耗品費、移動・交通費など
運営団体 認定NPO法人カタリバ
編集部オススメのポイント!
設立から20年以上、一貫して、10代の子どもを支援しています。その中で培った知見をベースに、子どもたちの機会格差を埋めるチャレンジに取り組んでいます。
女子大生2人でスタートしたカタリバの活動も、現在は100名を超える職員の皆様と、2万人以上の支援者によって支えられています。その原点は”子どもの格差をなくしたい”という純粋な想いです。

カタリバが目指すのは、どんな環境にいたとしてもすべての子どもや若者が夢や可能性を広げられる社会

その実現に向けた活動の資金となるのは、企業や個人から寄せられる寄付です。

カタリバの「サポーター会員」として私が日本の子どもを支援する3つの理由

カタリバとともに、若者がのびのびと生きられる社会をつくりたい!という方は、毎月の寄付をぜひ始めてください。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

まとめ:「国内で困窮する家庭に寄付をしたい」という方の参考に

以上、日本国内において、様々な理由で貧困に苦しむ家庭を支援する団体を、3つご紹介しました。

団体名寄付ナビ編集部オススメのポイント
グッドネーバーズ・ジャパン①低所得のひとり親家庭を対象に食品を配付
②寄付の使途は食品の調達、食品を保存する設備費や輸送費、人件費など
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン①子ども達の保健・栄養支援・教育支援を展開、2020年には世界で500万人以上の子どもたちに支援を届ける
②100年以上の歴史を持っている
カタリバ① 10代を対象としたキャリア教育で、子どもの意欲と創造性を引き出し、育む
② 創業者とスタッフの皆様の情熱が共感を呼び、2万人以上の支援者が活動を支えている

「国内の貧困問題の解決のために何かアクションしたい」と考えている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

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