(出典:支援を検討している方 – Instagram)
子どもの貧困の根本的解決を目指す、NPO法人「Learning for All 」(略称:LFA)。
国内の貧困・虐待・勉強の遅れなどの問題を抱える小・中学生を対象に教育支援、小学生を対象に食事や居場所の提供をしています。
その活動資金の約1割が、民間からの寄付。
「ちゃんとした団体なの?」「寄付で応援して大丈夫?」
そんな疑問を持つ方のために、 Learning for All の評判や口コミ、支援先として検討する時にチェックしたい3つのポイントをまとめました。
目次
ブログやSNSで見つかった「Learning for All 」の評判·口コミ
Learning for All について、ネット上で検索したり、ソーシャルメディアで探したりしてみたところ、かなり少なめながらも口コミが見つかりました。
ポジティブな評判·口コミや、支援者からの応援メッセージ
まずはポジティブな評判から。
さまざまな支援方法で寄付をしている方々が、次のようにメッセージをつづっています。
Just Givingに出てるんですね!私も寄付したいと思います♪ RT @rammy0520: JustGivingでTeach for Americaの日本版「Learning for All」に寄付してみました。 http://bit.ly/h5PAfo
— α γ ι κ δ (@aaarrriii) December 24, 2010
(出典:ソーシャル寄付サイトから寄付した方– Twitter)
learning for allの継続寄付開始しよ
— Fuwarin (@ykt_345) June 6, 2018
(出典:継続寄付を開始する方– Twitter)
読み終えた本をまとめて箱詰め中。ほんがえし・プロジェクトに参加。VALUE BOOKS社の協力により古本が集荷・買取され、買取金額が Learning for All @LFA_jp に寄付されるしくみ。 http://t.co/nUR4id95
— Juri Laila (@luna_crescens) January 7, 2012
(出典:本で支援をした方– Twitter)
ネガティブな評判·口コミや、活動への批判·疑問
一方で、疑問や不安などネガティブな評判も見つかりました。
Learning for Allは寄付に依存することを決めているんだそう。すごいな。サステナブルなビジネスモデルというよりは、今持続可能な方法を考える。どれだけ多く、共感という商品を売り続けられるか。 #wise0807
— もりえ@日本酒ポエマー (@morie33) August 7, 2011
(出典:財源の持続性に疑問を持った方– Twitter)
Learning for Allって九州にも拠点つくるんだ。。。 http://ht.ly/5j1ou かなり急速に規模拡大してるっぽいけど、どっから資金捻出してるんだろ。。。BCGとかから寄付もらってるみたいだから、そこの資金投入がでかいのかな……?
— Manabu (@manab_us) June 17, 2011
(出典:急速な規模拡大に不安を抱いた方– Twitter)
学校教育をよくしたいというときに教員養成課程で勉強して学校教員としてキャリアを開始するのではなく、ラーニングフォーオールに入ったり、リアル熟議を始めたり、官僚になったりするのはなぜか。
— skrnmr (@skrnmr) August 16, 2015
(出典:キャリアの選択肢として疑問を感じた方– Twitter)
支援先として「Learning for All 」は信頼できる?3つのチェックポイント
このような評判や口コミがありますが、実際はどうなのでしょうか?
寄付をするかの客観的な判断材料として、法人格、資金使途、活動報告の3つのポイントを押さえることが大切です。
以下にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント1:団体として信頼できるか?
- 2010年、現 認定NPO法人Teach For Japan内の一事業として、学習支援事業を開始
- 2014年、NPO法人Learning for All を設立
Learning for All はNPO法人なので、寄付をしても税金控除はありません。
ちなみに認定NPO法人の認可は、以下のような審査や過程を経て受けることができます。
申請にあたっては、「年間100人以上の方から、3,000円以上の寄付を受けている」といった実績が要件となり、また経理財務や情報管理など管理体制の整備が求められます。
認定元の自治体(例:東京都)から、「適正な法人運営をしているか?」をチェックされ、十分に行っていないと更新(5年ごと)がされません。

ポイント2:団体の収支や寄付金の使途は、公開されているか?
Learning for All の資金の使い方は、ウェブサイト上の「団体概要」ページの「事業・会計報告」で公開されています。
「事業会計活動計算書」(2019年度)から、主な決算数値を拾ってみました。
- 経常収益 3.1億円
- 受取寄付金 18.5%
- 受取民間助成金 64.2%
- 学習支援事業収益 16.0%
- その他収益 1.3%
- 経常費用 2.7億円
- 事業費 88.6%
- 管理費 11.4%
役員として監事1名の名前が掲載されていました。
ポイント3:きちんと活動しているか?
Learning for All は国内で2つの事業を行なっているようです。
事業1:学習支援
研修済みの大学生教師による学習支援・生活指導をしています。
- 頻度:週1回〜2回 14時〜17時
- 場所:公民館・空き教室
- 対象:学校の勉強についていけない小学4年生〜中学3年生
(年間のべ約1,000名)
事業2:居場所支援
安心・安全な居場所と食事を提供し、学習支援や読み聞かせをする学童保育のような仕組みです。
- 頻度:週5回 14時〜21時
- 対象:貧困など困難を抱える小学1〜3年生(2020年9月時点で29名)
活動については、以下の媒体で知ることができます。
- 活動紹介(活動内容の説明と具体的な活動のまとめ)
- TOPICS(活動レポート、コラム、インタビュー記事、イベントなど)
- Twitter/ Facebook(活動説明会の告知、インタビュー記事、関連情報、質疑応答、ボランティア募集など)
【学生スタッフインタビュー更新!】「単に学習支援で学習の機会を提供するだけでは、教育格差は解消できない。子どもの主体的な姿勢を伸ばしたり、ありのままを受け入れる環境があってはじめて、教育格差の解決に繋がるのだと思うようになりました。」https://t.co/p4WBtBL1Fg
— NPO法人Learning for All (@LFA_PR) June 23, 2019
(出典:Learning for All – Twitter)
以上、Learning for All の評判や口コミ、寄付先として信頼できるかをチェックした内容を紹介しました。
実際にLearning for All へ寄付をした体験記もありますので、併せてご参考になさってください。



寄付先を検討されている方のお役に立てていれば幸いです。