(出典:Learning for All HP)
子どもの貧困の根本的解決を目指す、認定NPO法人Learning for All (略称:LFA)。
国内の貧困・虐待・勉強の遅れなどの問題を抱える小・中学生を対象に教育支援、小学生を対象に食事や居場所の提供をしています。
「ちゃんとした団体なの?」「寄付で応援して大丈夫?」
そんな疑問を持つ方のために、 Learning for All の評判や口コミ、支援先として検討する時にチェックしたい3つのポイントをまとめました。
目次
ブログやSNSで見つかった「Learning for All 」の評判·口コミ
Learning for All について、ネット上で検索したり、ソーシャルメディアで探したりしてみたところ、かなり少なめながらも口コミが見つかりました。
ポジティブな評判·口コミや、支援者からの応援メッセージ
まずはポジティブな評判から。
さまざまな支援方法で寄付をしている方々が、次のようにメッセージをつづっています。
Just Givingに出てるんですね!私も寄付したいと思います♪ RT @rammy0520: JustGivingでTeach for Americaの日本版「Learning for All」に寄付してみました。 http://bit.ly/h5PAfo
— α γ ι κ δ (@aaarrriii) December 24, 2010
(出典:ソーシャル寄付サイトから寄付した方– Twitter)
learning for allの継続寄付開始しよ
— Fuwarin (@ykt_345) June 6, 2018
(出典:継続寄付を開始する方– Twitter)
ラーニングフォーオールに、寄付したよ、毎月の支援会員に。些少だけれど、できることを。
— 秋元祥治/(株)やろまい代表取締役/事業のゼロ→イチを支援 (@akimoto_gifu) January 21, 2021
収入の1%を寄付する、一人1%クラブw
(出典:毎月の寄付で支援する方– Twitter)
ネガティブな評判·口コミや、活動への批判·疑問
一方で、疑問や不安などネガティブな評判も見つかりました。
Learning for Allは寄付に依存することを決めているんだそう。すごいな。サステナブルなビジネスモデルというよりは、今持続可能な方法を考える。どれだけ多く、共感という商品を売り続けられるか。 #wise0807
— もりえ@日本酒ポエマー (@morie33) August 7, 2011
(出典:財源の持続性に疑問を持った方– Twitter)
Learning for Allって九州にも拠点つくるんだ。。。 http://ht.ly/5j1ou かなり急速に規模拡大してるっぽいけど、どっから資金捻出してるんだろ。。。BCGとかから寄付もらってるみたいだから、そこの資金投入がでかいのかな……?
— Manabu (@manab_us) June 17, 2011
(出典:急速な規模拡大に不安を抱いた方– Twitter)
さっき見ていた TBS あさチャン!。
— カモミール(新型コロナを2類から5類へ) (@kamitsuresou31) June 9, 2021
この方の仰っている事や、これまでにおやりになって来た事は本当に素晴らしいですし、感謝で尊敬しかありません🙇が、色々知った今は、何故韓国の方が?とも思いますし、SDGs絡みな事等も…ちょっと考えてしまいました…。😔#ラーニングフォーオール #SDGs pic.twitter.com/Jsdx9OQj8E
(出典:メディアで活動を知り疑問を感じた方– Twitter)
支援先として「Learning for All 」は信頼できる?3つのチェックポイント
このような評判や口コミがありますが、実際はどうなのでしょうか?
寄付をするかの客観的な判断材料として、法人格、資金使途、活動報告の3つのポイントを押さえることが大切です。
以下にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント1:団体として信頼できるか?
- 2010年、現 認定NPO法人Teach For Japan内の一事業として、学習支援事業を開始
- 2014年、NPO法人Learning for All を設立
- 2022年、東京都から「認定NPO法人」として認定
2022年に認定を取得し、認定NPO法人となったためLeaning for Allへの寄付は寄付金控除の対象となります。
ちなみに認定NPO法人の認可は、以下のような審査や過程を経て受けることができます。
申請にあたっては、「年間100人以上の方から、3,000円以上の寄付を受けている」といった実績が要件となり、また経理財務や情報管理など管理体制の整備が求められます。
認定元の自治体(例:東京都)から、「適正な法人運営をしているか?」をチェックされ、十分に行っていないと更新(5年ごと)がされません。

ポイント2:団体の収支や寄付金の使途は、公開されているか?
Learning for All の資金の使い方は、ウェブサイト上の「団体概要」ページの「事業・会計報告」で公開されています。
「事業会計活動計算書」(令和2年度)から、主な決算数値を拾ってみました。
- 経常収益 3.4億円
- 受取寄付金 1.1億円(33.8%)
- 受取民間助成金 1.7億円(48.5%)
- 学習支援事業収益 0.6億円(17.4%)
- その他収益 42万円(0.1%)
- 経常費用 3.5億円
- 事業費 3.1億円(88.6%)
- 管理費 0.4億円(11.4%)
※ 数字は四捨五入。
役員として監事1名の名前が掲載されていました。
ポイント3:きちんと活動しているか?
Learning for All は国内で2つの事業を行なっているようです。
事業1:学習支援
研修済みの大学生教師による学習支援・生活指導をしています。
- 頻度:週1回〜2回 14時〜17時
- 場所:公民館・空き教室
- 対象:学校の勉強についていけない小学4年生〜中学3年生
事業2:居場所支援
安心・安全な居場所と食事を提供し、学習支援や読み聞かせをする学童保育のような仕組みです。
- 頻度:週5回 14時〜21時
- 対象:貧困など困難を抱える小学1〜3年生
活動については、以下の媒体で知ることができます。
- 活動紹介(活動内容の説明と具体的な活動のまとめ)
- TOPICS(活動レポート、コラム、インタビュー記事、イベントなど)
- Twitter/ Facebook(活動説明会の告知、インタビュー記事、関連情報、質疑応答、ボランティア募集など)
【学生スタッフインタビュー更新!】「単に学習支援で学習の機会を提供するだけでは、教育格差は解消できない。子どもの主体的な姿勢を伸ばしたり、ありのままを受け入れる環境があってはじめて、教育格差の解決に繋がるのだと思うようになりました。」https://t.co/p4WBtBL1Fg
— NPO法人Learning for All (@LFA_PR) June 23, 2019
(出典:Learning for All – Twitter)
以上、Learning for All の評判や口コミ、寄付先として信頼できるかをチェックした内容を紹介しました。
実際にLearning for All へ寄付をした体験記もありますので、併せてご参考になさってください。



寄付先を検討されている方のお役に立てていれば幸いです。