寄付先のおすすめは?3年で100万円寄付した私が、毎月必ず支援している団体4選

(出典:テラ・ルネッサンスHP

「どこに寄付すればいいのかわからない・・」
「おすすめの寄付先があれば教えてほしい・・」

こんにちは、寄付ナビ編集長の鈴木大悟と申します。
私は3年間で100万円を寄付する取り組みの中で、寄付を通じてたくさんの学びと幸福感を得てきました。

ぜひ皆さんと共有させていただきたく、今回は私が毎月必ず支援している団体を4つご紹介させていただきます。

この記事を書いた人

鈴木大悟

1994年埼玉県生まれ。
証券会社の営業からNPOのインターンを経て、寄付ナビの編集長に。
収入の10%を寄付することを3年以上継続中。

「あなたにぴったりの寄付先を見つけていただきたい」そんな想いから、ひとりでも多くの方へ寄付によって得られる幸福をお届けするために、このサイトを運営しています。

私がなぜこの団体に寄付をするのか、その理由をお伝えすることで、寄付先選びの参考にしていただけたら嬉しいです。

途上国の人びとを支援する、おすすめの寄付先2団体

アフリカの元子ども兵が「生きる力」を取り戻す(テラ・ルネッサンス)

認定NPO法人テラ・ルネッサンスは、アフリカのウガンダで元子ども兵を対象に、洋裁や大工といった職業訓練を通じて、彼らの社会復帰を支援している団体です。

元子ども兵は「紛争の道具」として使われたのにもかかわらず、その境遇ゆえ地域住民から差別や偏見を受け、心に深く傷を負うことも少なくありません。

同団体HPより引用

ウガンダでは、1980年代後半から内戦が勃発していました。
「神の抵抗軍」という武装勢力は、10歳そこそこの子どもたちを誘拐して、暴力などによって洗脳。
銃を手にとらせ、戦場へと送り出していたのです。

テラ・ルネッサンスHP

元子ども兵たちが生活を取り戻すためには、彼らが手に職をつけ、きちんと収入を得ることが必要です。

テラ・ルネッサンスの社会復帰支援は、元子ども兵をはじめとする最貧困層の「自立」をサポートしています。

支援対象 元子ども兵など
活動地域 カンボジア、ラオス、コンゴ(民)、ブルンジ、ウガンダ、日本
事業内容 社会復帰支援、地雷撤去活動支援、平和教育や武器輸出に関わる政策提言など
寄付の使途 社会復帰施設での給食、洋裁店や木工店などの開業資金など
運営団体 認定NPO法人テラ・ルネッサンス

私がテラ・ルネッサンスへ寄付を始めたのは、活動説明会に参加したのがきっかけです。
理事長の小川さんと、アフリカ事業スタッフのトシャ・マギーさんから、直接お話を伺いました。

トシャ・マギーさんの「食べるものがなくて、死んでいく女性や子どもが、同じ星にいる。私だけの幸せ、私だけの豊かさは、本当の幸福ではありません」という言葉が、今もずっと心に残っています。

テラ・ルネッサンスの「ファンクラブ会員」になって、私が月1,000円の寄付を始めた3つの理由

テラ・ルネッサンスは寄付をした後のコミュニケーションも、とても丁寧です。
季節の移り変わりとあわせて、スタッフの皆さんの想いがぎゅっと凝縮されたニュースレター「結晶母」が届きます。

「洋裁の先生になりたい」という夢を叶えた、元子ども兵のジョセフさん

テラ・ルネッサンスの活動は、辛く苦しい状況にある人たちに寄り添い、本来ひとりひとりが持っている「生きる力」を取り戻すことへと繋がっています。

そして彼らの輝きが、支援をする側だった私たちを静かに、力強く、鼓舞してくれます。

「どんなに絶望的な状況でも、必ず人は立ち上がることができる」
「テラ・ルネッサンスの取り組みを応援したい」
と感じていただけたなら、ぜひ寄付を検討してみてください。

編集長オススメのポイント!
子どもたちを戦争に巻き込まないために、元子ども兵の社会復帰や経済的自立を助け、「平均月収が50倍以上に」といった成果を挙げてきました。
定期的に届く活動報告がとても詳細で、見やすくまとまっています。それだけ支援者とのコミュニケーションを大切にしている証拠ではないかと感じています。


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寄付金控除の対象団体です

人身売買の被害者女性が、社会を変えるリーダーへ(かものはしプロジェクト)

認定NPO法人かものはしプロジェクトは「子どもが売られない世界をつくる」をミッションに、最も人身売買の被害者数が多いと言われているインドで、この問題を解決すべく活動している団体です。

同団体HPより引用

売春宿のオーナーは、彼女たちの髪をつかみ、頬や体を倒れるまで殴ります。
倒れた彼女は、「客の前で暴れると痛い思いをする」と抵抗できなくなります。
「本当はこんなことしたくない、つらい…」
「みんなと同じように、学校へ行って勉強したかった…」

かものはしプロジェクトHP

日本に住む私たちからすると、俄かに信じがたいことですが、世界中で年間100万人の子どもたちが人身売買の被害に遭っていると言われています。
今この瞬間にも、自らの意思に反し、体を売らざるを得ない子どもがいます。

活動内容 被害者の権利と正義を取り戻すための仕組み作りなど
活動地域 インド
支援対象 人身売買の被害にあった10代の女性など
寄付の使途 サバイバーのリーダーシップ研修、被害者の裁判費用など
運営団体 認定NPO法人かものはしプロジェクト

私にとって”かものはしプロジェクト”は、インターン生として、大変お世話になった団体でもあります。
初めて人身売買の問題について知った時は、「こんな理不尽なことが許されていいのか」怒りと哀しみでいっぱいになったことを、よく覚えています。

イベント参加者へ活動について説明する私

インターンを卒業した今でも、サポーター会員として、毎月の寄付で活動を見守っています。
毎年いただく年次報告書のクォリティーがとても高く、活動の進捗を伺う度に「私も頑張ろう」と奮い立たせてもらっています。

また、活動を続ける中で、被害者から新たなリーダーが生まれています。
(かものはしプロジェクトでは、被害者のことを”大変な境遇を生き延びた人”という敬意を込めて「サバイバー」と呼んでいます)

西ベンガル州とアンドラプラデーシュ州で、性的搾取の人身売買にあった被害者が、様々なNGOによる支援によって被害者からサバイバーへ、サバイバーからリーダーと成長することにより、サバイバーリーダーたちが直接政策立案プロセスに関与し、人身売買問題をシステム的に解決することを目指しています。

かものはしプロジェクトHP

支援される側だった人が、やがて支援をする側になっていくプロセスに胸が熱くなります。
「もし私が被害者女性だったら、そんなに強くいられるだろうか・・」と想いを馳せると、微力でも支援せずにはいられません。

かものはしプロジェクトの寄付の使い道については、こちらの記事でまとめていますので、よろしければお読みください。

かものはしプロジェクトの5年分の年次報告書から、寄付が有効に使われているか検証してみた

「被害者女性の尊厳を守るために、自分にできることを始めたい」
「社会の仕組みを変える支援をしているから、活動の前進が実感できる」
こんな風に感じていただけた方は、ぜひ支援を検討してみてください。

編集長オススメのポイント!
人身売買を取り締まる法律を整備するためには、当事者の声を反映させることが非常に重要です。この考えの下、かものはしプロジェクトは、サバイバーのリーダーシップをサポートするプログラムを実施しています。
かものはしプロジェクトを支援している印刷会社から、寄付の一環として、無償で印刷していただいています。企業とのパートナーシップによって、間接費を減らす、素晴らしい取り組みだと思います。


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寄付金控除の対象団体です

日本国内の子どもを支援する、おすすめの寄付先2団体

”ナナメの関係”で、10代の心に火を灯す(カタリバ)

認定NPO法人カタリバは、貧困や不登校、災害など、さまざまな困難を抱えている子どもたちを対象に、学習支援や居場所支援を提供している団体です。

カタリバの取り組みによって、子どもたちは安心して勉強に専念することができ、自身の将来について考える”きっかけ”を得ることができます。

同団体HPより引用

感謝と夢を忘れず、がんばっていきたい

私には今、服飾関係の仕事に就くという夢があります。

私達のためにがんばってくれた方々のように、誰かのために積極的に行動できる大人になりたいです。

子どもたちからの感謝の手紙

このように、カタリバの活動が、子どもたちの意欲と創造性を引き出しています。
その核とも言えるのが、キャリア学習プログラムです。

ボランティアの大学生や社会人が、子どもたちと対話を通じて、進路や学校生活など彼らが日々向き合っている悩みや想いを引き出します。

子どもたちにとって、ボランティアの皆さんは”少し年の離れたお兄さん・お姉さん”です。
「こんな人になりたい!」「この人のように輝きたい!」そんなロールモデルを得ることで、子どもたちの目に火が灯るのです。

活動内容 安心できる居場所の提供、学習支援、食事支援、災害時の居場所の提供や学習支援、探求学習の実践支援など
活動地域 岩手県、宮城県、福島県、東京都、島根県に加え、各地域団体を後方支援
支援対象 日本の小学生〜高校生
寄付の使途 人件費、教材・備品・消耗品費、移動・交通費など
運営団体 認定NPO法人カタリバ

私がカタリバへの毎月の寄付を始めたのは、活動を紹介した書籍『「カタリバ」という授業』を読んだのが、きっかけです。

日々、事務所に来て、学校に電話をかけ、アポをとって出向く。
アポがとれなければ誰かに話を聞きに行く。
そして空いた時間はアルバイト、夜はまたカタリバの将来について2人で話す……。
こんな状態が3年近く続いた。

『「カタリバ」という授業』P.185

「子どもの”貧困”と”きっかけ格差”をなくしたい」という熱い想いを持った、2人の女子大生が、カタリバを創業するストーリーに深く感銘を受けました。

カタリバの「サポーター会員」として私が日本の子どもを支援する3つの理由

「困難な事情を抱えている10代のために、今できることを始めたい」
「日本の未来を創るのは、子どもたちの教育への投資だと思う」

こんな風に感じていただけた方は、ぜひカタリバのWebサイトもご覧になってみてください。

編集長オススメのポイント!
設立から20年以上、一貫して、10代の子どもを支援しています。その中で培った知見をベースに、子どもたちの機会格差を埋めるチャレンジに取り組んでいます。
女子大生2人でスタートしたカタリバの活動も、現在は100名を超える職員の皆様と、2万人以上の支援者によって支えられています。その原点は”子どもの格差をなくしたい”という純粋な想いです。


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生まれたばかりの赤ちゃんの「虐待死」を防ぐ(フローレンス)

私たちが住むこの日本では、約2週間に1人のペースで、赤ちゃんが虐待や遺棄で命を落としていることはご存知ですか?

認定NPO法人フローレンスは、この問題を解決すべく赤ちゃん縁組事業(にんしん相談・特別養子縁組)に取り組んでいます。

赤ちゃん縁組事業の「にんしん相談」では、DVや性犯罪被害などによる「予期せぬ妊娠」に悩む方からの相談に応じています。

必要な場合には妊婦健診の付添いや、養育などのサポートをして、産みの親と赤ちゃんにとって一番よい方法を一緒に考えるそうです。
生みの親がどうしても育てられないと判断した場合には、「特別養子縁組」で赤ちゃんを希望する育ての親へと託しています。

同団体HPより引用

子どもの虐待死の半数が0歳

心中以外の虐待で死亡した、子どもの年齢は0歳が約半数と最も多く、なかでも日齢0日の虐待死が一番多く報告されています。

フローレンスHP

フローレンスの赤ちゃん縁組は、生みの親が自分で育てられる環境を整えられるよう支援したり、育てられない場合には、赤ちゃんを希望する親に託すことで、赤ちゃんの命を救う取り組みです。

にんしん相談・特別養子縁組により、悲しい事件を防ぎ、小さな命を救うことができます。

私たちの寄付は、課題を抱える妊婦のにんしん相談・出産前後のサポート、生みの親のカウンセリングや、育ての親が赤ちゃんを迎えるための研修など、赤ちゃんを安心して「産み」「託し」「迎える」ために必要な費用に使われます。

活動内容 特別養子縁組、妊娠・特別養子縁組相談、養親研修
活動地域 日本各地
支援対象 赤ちゃん・妊婦、障害児家庭、ひとり親家庭など
寄付の使途 生みの親の産前の生活支援費、育ての親への研修費、生みの親の相談時の出張費など
運営団体 認定NPO法人フローレンス

※ 「赤ちゃん縁組」事業についての例

私がフローレンスへの寄付を続ける理由は、これだけではありません。
フローレンスは「社会変革集団」として、国の制度を変えることにも力を入れています。

2018年には、10万人以上の署名を集め、児童虐待防止法の改正案を提言しました。

課題を感じているのに声をあげられていない、まだ声が社会に届いていない当事者の方のリアルな課題やニーズを署名やアンケート、記者会見を行って、可視化し、社会に問いかけるという活動を行なっています。

フローレンスHP

今、支援を必要としている赤ちゃんを救うだけでなく、根本から問題を解決するようなアプローチに、いつの日か「子どもの虐待がなくなる未来」を、本当に実現してくれるのではないかと感じています。

フローレンスへの寄付で、赤ちゃんの虐待死をなくす支援を始めた3つの理由

「今、命を落とそうとしている赤ちゃんを守りたい」
「社会の仕組みを変える、地道な活動を応援したい」

こんな風に感じていただけた方は、ぜひフローレンスのWebサイトもご覧になってみてください。

編集長オススメのポイント!
にんしん相談によって「予期せぬ妊娠」による赤ちゃんの遺棄死をはじめとした虐待を防ぎ、赤ちゃんも、生みの親も、育ての親も、みんなが幸せになる特別養子縁組を目指しています。
親子を取り巻く問題を、社会の仕組みから改善すべく、問題について認知してもらうための広報や、市民の声を集めるアンケート調査や署名活動にも注力しています。実際にフローレンスの取り組みによって、さまざまな政策へと結実しています。


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寄付金控除の対象団体です

寄付に関する基礎知識

寄付とは?

寄付とは「お金やモノなどを、非営利団体や学校・個人などに、無償で提供する」ことです。
災害の際に被災者にお悔やみや応援の気持ちを込めて送られる義援金も寄付の一種ですが、寄付は団体の活動のために提供されたものを指すことの方が多いです。

お金による寄付の方法

大きく、マンスリー・サポートと呼ばれたりする継続的な寄付と、都度の寄付に大別されます。
継続的な寄付があることで団体は収入の見込みを立てやすくなり、活動に長期的な視点で力強く取り組むことができます。継続収入が大切なのは家計も同じなのでイメージしやすいですよね。

一方で、都度の寄付は災害などの際に極めて重要です。

継続的な寄付と言うと、心理的なハードルを感じられるかもしれません。
しかし、団体が取り組む社会課題の解決をサポートするためにとても有効な手段であることに加えて、送られてくる年次報告書などを通じて、寄付の使途を確認したり、成果を実感できるといった大きなメリットもあります。

解約・退会はいつでも可能ですので、ぜひ毎月の家計の中で無理のない範囲で継続的な寄付を始めることを考えてみてください。

寄付金控除

個人が認定NPO法人や公益法人などに寄付する場合、確定申告をすることで寄付金控除を受けることができます。税金が「戻ってくる」とも言える点で、ふるさと納税にも似ていますね。

例えばあなたが、月1,000円、年間12,000円を認定NPO法人に寄付する場合、減額される税金は以下の通りです。

所得税:(12,000 − 2,000)× 40% = 4,000円

毎月の実質負担額は667円です。
さらにお住まいの自治体によっては住民税も最大10%減額されます。

寄付金控除とは?“節税”できる金額の計算方法から、対象の税金・団体の見分け方まで5分でチェック

まとめ:あなたの価値観や想いに合った、ぴったりの寄付先を見つけてください!

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
今回は、私が毎月必ず支援している寄付先を4つご紹介しました。

団体名 編集長オススメのポイント
テラ・ルネッサンス ① アフリカの元子ども兵が、社会復帰支援を通じて、「生きる力」を取り戻す
② 丁寧なコミュニケーションで、活動の本質を分かりやすく伝えてくれる
かものはしプロジェクト ① 人身売買の被害者女性の中から、国を変えるようなリーダーが生まれている
② 細やかに活動を報告するため、支援企業の協力による、質の高い年次報告書が届く
カタリバ ① 10代を対象としたキャリア教育で、子どもの意欲と創造性を引き出し、育む
② 創業者とスタッフの皆様の情熱が共感を呼び、2万人以上の支援者が活動を支えている
フローレンス ① 特別養子縁組が1組成立するごとに、確実に1つの命を救うことに繋がる
② 根本的に問題を解決するために、積極的に政策提言し、社会に変革を起こしている

寄付先選びは、あなたの想いと深く結び付くような活動に取り組んでいる団体を、しっかりと選ぶことが肝要です。

この寄付先選びのプロセスが、あなたにとって最高の旅となることを願っています。

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