寄付するならどこがいい?おすすめの募金先NGO・NPO3選

「社会に役立てるため、お金は使おう!」と思っても、どこに寄付すればいいのか?
「ここだ!」というNPOやNGOがなかなか見つからない、ということもありますね。

「おすすめの寄付先を教えてほしい」
「寄付が有益に使われる、良い団体はどこ?」

といったことが気になる方のために、自分自身でも寄付などで支援している団体のなかから、3つピックアップして紹介します。

東日本大震災で被災した生徒などに、「スタディクーポン」を(チャンス・フォー・チルドレン)

日本の子ども支援で忘れてはいけないのは、地震や台風など自然災害にあったために、困難な生活を強いられている子どもたち。

たとえば東日本大震災で被災した子どもたちに、「スタディクーポン」と呼ばれる方法で教育費を支援しているのが、公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンです。

チャンス・フォー・チルドレンWEBサイトより

スタディクーポンとは簡単に言うと、学校外の教育費を補助する仕組みのことです。
クーポンを利用した子どもから届いた声を紹介すると・・・

中学2年生のころ、東日本大震災による津波で自宅と両親の営む店が流されました。
それから3か月間、避難所の小学校で暮らすうち、中学3年生になり、受験勉強が始まりました。

(中略)そんな時、学校でCFCクーポン利用者の募集がありました。
これは、私にとって塾に通って思う存分勉強に打ち込めるたった一つの希望でした。
公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンWEBサイトより)

家計の苦しい世帯では、「学習塾や習い事も、許されない状況」にある子どもも。
「裕福な家庭に産まれたあの子にはできて、私にはできない・・」

そんな想いを味わせないため、チャンス・フォー・チルドレンは、東日本大震災に被災した小学生から高校生に、スタディクーポンを支給しています。

活動内容 スタディクーポンの支給、大学生ボランティア等による相談支援
活動地域 岩手県、宮城県、福島県、東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県、兵庫県、大阪府、京都府など
支援対象 経済的困難を抱える子ども・被災した子ども
寄付の使途 クーポン発行費、大学生ボランティアの相談支援費、スタッフ人件費など
運営団体 公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン

東日本大震災が起きる前から関西の生活保護世帯の生徒への支援を続けていたり、2012年からは大阪市と協働で生活保護世帯に限らず、一定所得以下の世帯の生徒を支援する塾代助成事業がスタートしたりと、支援の範囲を積極的に広げてるところ。

そのためにも、毎月1,000円から活動を応援できる「CFCサポート会員」を随時募集しています。

チャンス・フォー・チルドレンへの寄付で、日本の「相対的貧困」の子どもたちへ支援を始めた理由

「被災地などで、経済的に苦しい学生をサポートしたい」
「親の所得格差が、子どもたちの教育格差につながってしまう社会はあってはならない」
そういった想いを抱く方は、ぜひ活動をチェックしてみてください。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

「子どもが売春宿に売られる」人身売買に挑む(かものはしプロジェクト)

「子どもが、売春宿で働かされている」
日本では信じられないような行為が、今も世界中で起こり続けているのをご存知ですか?

「人身売買の被害にあい、売春宿で働かされている女の子がいる」という問題の解決を目指すのが、認定NPO法人かものはしプロジェクトです。

かものはしプロジェクト WEBサイトより

世界中で人身売買の被害に遭う子供たちは、年間100万人にのぼると言われます。
特にひどいのは、「家が貧しい」「親戚にダマされた」といった理由で売春宿に売られ、性的サービスに強制的に従事させられていること。

かものはしプロジェクトが掲げるのは、こうした「児童買春」が起こっている現状を変え、「子どもが売られない世界」をつくることです。

2002年に活動を始めたカンボジアでは、「性犯罪の加害者の逮捕件数は2001年から9年間で大幅に増加。今では子どもを置く売春宿はほとんどなくなり、『人身売買の問題が解決した』と言えるまでになった」(同団体WEBサイトより)そう。
カンボジアで問題解決の目処がたった今、人身売買の規模は世界最大と言われるインドでの活動に注力しています。

活動内容 被害者の権利と正義を取り戻すための仕組み作りなど
活動地域 インド
支援対象 人身売買の被害にあった女性・子どもなど
寄付の使途 サバイバーのリーダーシップ研修、被害者の裁判費用など
運営団体 認定NPO法人かものはしプロジェクト

インドで子供が売られてしまう値段は、「1人2万円」とも言われています
こういった悲しい現実を変えていくために、支援を呼びかけています。

私たちが学んだのは、「行動すれば、変えられる」ということです。
ご支援が集まれば、この問題は必ず解決できる。
たくさんのサポーター会員の皆様と一緒に歩んできたなかで、想いは確信へと変わっています。

毎月1,000円〜の寄付で応援するサポーター会員。
私自身も、入会して継続的に支援しています。

かものはしプロジェクトへの寄付、「サポーター会員」に入会した3つの理由

サポーター会員宛に毎年送られてくる年次報告書のクオリティが高く、 課題解決に向けて一歩ずつ前進している様子が分かります

「アジアの子どもたちのために、何かしたいと思っていた」「現地にいけないけど、頑張っている人を応援したい」という方は、ぜひWEBサイトで詳しくご覧になってください。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

貧困や被災などに苦しむ子どもたちに、教育の機会を(認定NPO法人カタリバ)

「勉強したいのに、できない・・・」
生まれ育った家庭や地域のために、苦しい思いをしている子どもたちが、この日本にもいることをご存知ですか?

日本全体で、子どもたちの7人に1人が「貧困」
ひとり親家庭では、2人に1人に及ぶそうです。
※厚生労働省「平成28年国民生活基礎調査」より

「母子家庭のため、進学をあきらめた・・」「アルバイトに追われ、高校を中退してしまう」
そんな子供たちも含めて、小学生から高校生まで学習サポートや心のケアを行うのが、認定NPO法人カタリバです。

「勉強する機会を奪われた子どもたちを、サポートしたい!」そんな想いのもと、私たちが始めたのが無料の放課後教室です。(中略)
日本中の子ども達が、生まれ育った環境や家庭などの格差によって、夢や可能性を閉ざされてしまうことが決してないように、活動しています。
認定NPO法人カタリバ WEBサイトより)

2000年に活動をスタートして、高校生のキャリア学習支援など行なっていたカタリバですが、子どもたちの学習サポートをはじめたのは、東日本大震災がきっかけだったそう。

カタリバWEBサイトより

岩手県や宮城県など被災地で、仮設住宅に住むなど十分な学習環境がない子供たちに、放課後学校を開いてきました。
現在では、東京都足立区や熊本地震の被災地などにも活動が広がっています。

活動内容 安心できる居場所の提供、学習支援、食事支援、災害時の居場所の提供や学習支援、探究学習の実践支援など
活動地域 オンライン(全国)、岩手県、宮城県、福島県、東京都、島根県に加え、各地域団体を後方支援
支援対象 主に日本の小学生〜高校生など
寄付の使途 人件費、教材・備品・消耗品費、移動・交通費など
運営団体 認定NPO法人カタリバ

全国の子どもたちに支援を広げるため、特に募集しているのが、月1,000円から応援するサポーター会員。
私自身、学生時代にボランティアをしていたご縁から始まり、2009年からサポーター会員を続けています。


カタリバに寄付する「サポーター会員」を10年以上続けての感想と、申込前のチェックポイント

「教育に課題意識を抱いてきた」「子供たちの夢を応援したい」といった方は、サイトをご覧になってみてください。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

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