ユニセフへの寄付、髪の毛や書き損じはがきなど、募金以外にできること5選

約190の国と地域で、子どもたちの命と権利を守るための活動をしているユニセフ。
そんなユニセフへの寄付に興味のある方に向けて、物品を通じた寄付の方法を調べてみました。

今回は、その中から身近で始めやすい方法を5つご紹介します。

方法1:髪の毛を寄付して、医療用ウィッグとして役立てる

最近話題になりつつある、髪の毛の寄付。
ヘアドネーションとも言われています。
長い髪の毛を世界の子どもたちのために役立てられたら、と考えている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、残念ながら現在ユニセフでは、髪の毛の寄付は受け付けていないようです。

他に伸びた髪の毛を子どもたちのために寄付できる団体を調べてみると、JHD&Cという団体が見つかりました。

JHD&Cは、寄付された髪だけで作ったメディカル・ウィッグを頭髪に悩みを抱える18歳以下の子どもたちに完全無償提供している日本で唯一のNPO法人です。

(出典:JHD&C HP

31センチ以上の長さの髪の寄付を受け付けており、カラー、パーマ、ブリーチヘアでも大丈夫だとのこと。
実際にJHD&Cという団体を通じて髪の寄付をした方の声を集めてみました。

(出典:髪を寄付した方-Twitter)

(出典:髪を寄付した方-Twitter)

切るだけの髪が誰かの役に立つ、というのはとても嬉しいですよね。
実際の髪の毛の寄付の条件や対応している美容院は、以下の記事にもまとめていますので、よければぜひ参考にしてみてください。

髪の寄付、長さは何センチから?髪色の条件など、癌の子供に送る方法

方法2:書き損じはがきを寄付に換えて、ユニセフへ募金

書き損じ・使い残しはがきを寄付に代えることも可能です。

送っていただいたはがきは、郵便局で新しい切手に交換(手数料は20万円まで当社負担)後、業者に売却し、換金額全額を公益財団法人日本ユニセフ協会を通じてユニセフ基金として寄付し、世界の子どもたちのために役立てます。

(出典:インプレス 年賀状特設サイト

こちらは、日本ユニセフ協会としては直接受け付けておらず、お正月明けにインプレスに書き損じはがきを送ると、換価した金額が募金される仕組みです。

期間限定で通年受け付けていないため、はがきを送られる際はご注意下さい。

書き損じはがき寄付先まとめ!動物愛護や国際協力など、有効に役立ててくれる団体5選

方法3:絵本の買取代金を寄付する

子どものためにたくさん買った絵本。
子どもが成長し、もう必要なくなってしまった、という方も多いのではないでしょうか。

残念ながら、現在ユニセフでは絵本の寄付は受け付けていません。
しかし、過去に東日本大震災が発生した際、絵本や児童書を集めるプロジェクトを行っていたこともあったようです。

「ユニセフ ちっちゃな図書館プロジェクト」って何ですか?
震災の被害を受けた子どもたちがいる避難所に、ユニセフ設ける”子どもに優しい空間”に、絵本や児童書などを詰めたミニライブラリー(小さい箱型本棚のようなもの)を設置しようというプロジェクトです。

(出典:日本ユニセフ協会HP

このプロジェクト、全国からなんと30万冊を超える絵本の寄付が集まり、被災地の子どもたちに届けられたそうです。
もしかすると今後大きな災害が発生した際には、改めて絵本の寄付が募集されるのかもしれませんね。

今すぐに不要な絵本やその他の本を処分したい、という方には「古本を買取ってもらい、その代金を寄付できる」サービスがおすすめです。
以下の記事に詳しくまとめていますので、よろしければぜひ参考にしてみてください。

自宅から発送した本
「本を寄付したい」という方へ。古本の買い取り代金を、NPOや大学に贈るサービスをご存知ですか?

方法4:ベビー服を売って、ユニセフへ寄付する

赤ちゃんの成長につれて、不要になったベビー服。
家にたくさんあるので寄付して何かに役立てられたら、と考えている方もいらっしゃるのではないかと思います。

しかし、ユニセフではベビー服を含め、衣類などの物資の受付は現在行っていないようです。

Q 衣類などの物資を直接受け付けていないのはなぜですか?

A 物資のご支援につきましては、保管や輸送に多額のコストがかかるうえ、現地で必要とされるものを必要な量だけ集めることは難しいためです。
ユニセフの支援物資は国際入札によって効率的に調達されます。
また、現地で調達を行う方が、現地の人びとや子どもたちのニーズに合った物資を入手でき、また、その国の経済の発展にもつながります。
何卒ご了承ください。

(出典:日本ユニセフ協会HP

ユニセフでは常時募金は受け付けているため、最近人気のあるフリマアプリなどでベビー服を販売し、その売り上げを募金するという方法は可能かもしれません。

しかし、「自分でベビー服を販売するのは手間がかかる」「できれば今すぐそのまま引き取ってもらいたい」という方は、古着の寄付を受け付けている団体やサイトを以下の記事でご紹介しています。
よろしければぜひ参考にしてみてください。

いらない服を寄付するには?海外の恵まれない子供に送る方法

方法5:カレンダーを回収、再販売してもらう

毎年年末になると、さまざまなところから頂くカレンダー。
もらいすぎて、家で余ってしまった・・・という方も多いのではないでしょうか。

ユニセフの一部の支部では、不要になったカレンダーを集め再販売し、収益を日本ユニセフ協会に寄付しているようです。

カレンダー募金とは・・・

ご家庭で使用しない新年用のカレンダーを組合員のみなさんからご提供いただき、年明け(年末)にコープの店頭で必要な方に募金として買っていただく活動です。

集まった募金につきましては、一部(*)を除いて神奈川県ユニセフ協会を通じてユニセフの活動に役立てていただきます。

*一部、被災地復興支援募金と平和の活動募金として取り組みます。

(出典:ユーコープHP

北海道ユニセフ協会ではコープさっぽろ様のご協力のもとカレンダーや手帳をお寄せ頂き、バザーを開催し売上をユニセフ募金としています。

お預かりした募金は、一般募金・指定募金・緊急募金・支援ギフト募金として活用されます。

(出典:北海道ユニセフ協会HP

実際にカレンダーを寄付をした方の声をSNSで見つけることができました。

(出典:カレンダーを寄付した方-Twitter)

(出典:カレンダーを寄付した企業-Twitter)

今年度分はすでに募集が終わってしまった地域がほとんどですが、ぜひ来年度に試してみていただけると嬉しいです。


募金を通じての寄付以外にも、さまざまな支援の方法があります。
ユニセフでは一部実施していないものもありますが、ぜひ他の団体も含めて検討していただき、世界の子どもたちのために何かアクションしていただけると嬉しいです。

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