WWFジャパンの実態は?活動内容と寄付の使い道を、5分でチェック

絶滅の危機に瀕している動物の保護や、環境保全活動を行なっているWWF(World Wide Fund for Nature・世界自然保護基金)。

WWFジャパンの評判や口コミは?寄付先として、信頼できるかをチェック

「寄付は何に使われてる?」「活動の実績は?」
そんな疑問を持つ方のために、WWFジャパンを支援する前にチェックしたいポイントをまとめました。

WWFとは?世界約100か国で活動する環境保全団体

WWF(世界自然保護基金/ World Wide Fund for Nature )は1961年に設立された、環境保全・自然保護を専門とする国際NGOです。
主な活動内容をピックアップしてご紹介します。

地球温暖化を防ぐため、自然エネルギーを推進

私たちが排出する二酸化炭素や温室効果ガスによって、地球の平均気温は過去130年の間に約0.85度、上昇してしまったそうです。
その影響によって、北極の氷が溶けたり、島国が海に沈んだりといった問題が発生しています。

WWFは現在、地球温暖化を引き起こす二酸化炭素などの排出を抑え、地球の平均気温の上昇を、産業革命以前のレベルに比べて2度未満に抑えることを目標にした活動を行なっています。

地球温暖化とWWF

WWFは地球温暖化を防ぐために、省エネルギー化を推進しています。
自然エネルギー100%を実現するための国際的なアドボカシー活動を行なっているそうです。

絶滅危惧種の野生動物を、密猟などから守る

「絶滅の危機にある種のリスト(通称レッドリスト)」には、絶滅のおそれの高いとされる種が、動物だけで1万種以上の名前が挙がっています。

たとえば野生のトラ
過去100年で個体数が97%も減少していることはご存知でしょうか。
美しい毛皮や漢方薬の原料とされる骨を狙って密猟が繰り返されています。

野生動物を守る-WWF YouTube

今から半世紀前、WWFが設立された最初のきっかけは、急激な減少を見せていたアフリカの野生生物を保護する活動を行うためでした。
なぜ、野生生物を絶滅から守るのか。
(中略)私たち人間の生活にとっても欠かすことのできない地球の自然が、少しずつ、しかし、確実に失われている証拠なのです。

野生動物を守る

WWFは現地政府と協力して密猟を防ぐパトロールを実施しています。
自然保護区の設立や、レンジャーの育成といった活動も同時に行い、環境保全に努めているそうです。

支援先として「WWFジャパン」は信頼できる?3つのチェックポイント

WWFの日本窓口を担っているのが、公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)です。
寄付する前に押さえたいチェックポイントを解説します。

ポイント1:団体として信頼できるか?

WWFは国連に公認・登録された団体です。
WWFジャパンは、WWF創立者のオランダ王配故ベルンハルト殿下の働きかけをきっかけに、東京で1971年に設立。

いつからかは明記されていませんが、ある時期に特定公益増進法人となり、2011年には、内閣府から公益財団法人として認可を受けます。

WWFは内閣府認定の公益法人(中略)として免税団体に認定されております。
したがって、 WWFへの寄付金には(中略)税法上の優遇措置が適用(中略)されます。

税法上の優遇措置について

WWFジャパンへの寄付者は、所得税の控除を受けることが可能です。

公益財団法人の認可は、以下のような審査や過程を経て受けることができます。

・公益財団法人・公益社団法人:民間有識者からなる第三者委員会による公益性の審査(公益目的事業を行うことを主たる目的とすること等)を経て、行政庁(内閣府又は都道府県)から公益認定を受ける

その寄付先は信用できる?怪しい?「寄付してはいけない」団体と、信頼できるNPOを見分ける5つのポイント

NPO法人や一般財団/社団法人よりも、寄付金控除が認められている認定NPO法人や公益法人の方が、より適切に寄付金を管理をしている傾向があると推測しやすいでしょう。

ポイント2:団体の収支や寄付金の使途は、公開されているか?

WWFジャパンの寄付金の使い方はウェブサイト上の事業計画・報告書 で公開されています。
決算報告書(2019年6月期)から、主な数値を拾ってみました。

  • 収益 14.9億円
    • 寄付金 52%
    • 会費 30.5%
    • 事業収益 7.9%
    • 補助金 4.7%
    • 受託事業収益 2.5%
    • その他(運用益・負担金・雑収益)2.4%
  • 支出 13.8億円
    • 事業費 98.9%
    • 管理費 1.1%

広報・広告費については、掲載されていませんでした。
監査については、外部の監査法人と内部の監事による監査報告書の両方が添付されていました。

ポイント3:きちんと活動しているか?

WWFジャパンは、自然資源の再利用、環境汚染やエネルギー問題の解決、動物保護や人間との共存などのプロジェクトを企業、政府機関、研究機関などと共に進めています。

2018年の活動の一例をピックアップしてみました。

  • 【気候変動】パリ協定の実現に向けて、WWF も参加して設立した SBT (気温上昇を抑える目標)に 1 年で 24 の日本企業が参加
  • 【森林保全】大メコンの自然を守る「天然ゴム」プロジェクトに、タイヤ産業大手企業が、持続可能な天然ゴムの調達方針を策定
  • 【海洋保全】違法・無報告・無規制漁業の撲滅の取り組みの遅れる日本で、対策をリードする8団体によるフォーラムを新設
  • 【野生生物】象牙の違法輸出阻止と国内取引の停止を日本政府に要望し、市場の現状調査結果の発表やメディアでの発信

具体的な活動内容は、さまざまな媒体で知ることができます。

WWFの活動-WWF HP

一般会員、ユース会員へは、会報「地球のこと」(年4回発行)、15歳以下のジュニア会員へは、ニュースレター「パンダニュース」を発送。
その他、全会員にグッズ販売ショップ「PANDA SHOP」の通販カタログ(年2回)や寄付関連資料も、合わせて送られます。

しかし、WWFジャパンの資料では、進行中のプロジェクト総数の掲載が見当たらないなど、総括的な全体像は見えにくい状態です。

特定のプロジェクト支援を検討している場合については、寄付をするかしないかの判断は比較的しやすいです。
関係資料やページをご覧になり、検討されるとよろしいかと思います。

WWFのパンダロゴの意味は?グッズで支援できる通販ショップも

WWFといえば、パンダのロゴをイメージされる方も多いのではないでしょうか。

WWFのロゴでありつつ、環境保全を願うマークに

ロゴの変遷-WWF HP

WWF創設者の一人、ピーター・スコット氏が、ロンドン動物園のジャイアントパンダを元にデザインしたそうです。
現在はエコマークやグリーンマークなどと一緒に、環境保全のシンボルとして使用されています。

Tシャツやぬいぐるみの売上がWWFへの寄付に

グッズの購入から気軽に支援に参加できる「PANDA SHOP」もあります。
ショップから発生した利益は、すべてWWFに寄付されます。

今のまま資源の大量消費を続けていけば、2030年代の半ばには、地球の資源を使い果たし、もう1個地球が必要になると言われています。
それほど、私たちは、便利さや快適さのために地球を浪費しているのです。

PANDA SHOP だからできること

パンダのロゴが入っている商品には、一目でわかるラベルが付いているなど、工夫が施されていました。
日常の購買行動から社会を変えるアクション、そんなコンセプトに共感される方はぜひチェックしてみてください。


ここまでWWFの活動内容、寄付する前のチェックポイント、パンダのロゴと気軽にできる支援の方法について、解説して参りました。
寄付先探しのご参考になれば幸いです。

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