子どもの貧困対策の事例を知りたいあなたへ!福祉や教育など支援団体5選

「子どもの貧困をなくすため、対策を行なっている団体を知りたい」
「子どもの自立を促進するような活動があれば、その事例を知りたい」

こんな想いをお持ちの方へ、子どもの貧困対策を行なっている支援団体をまとめました。
各団体が注力する活動から、日本の貧困問題への理解を深めていただけたら嬉しいです。

生活の厳しい貧困家庭に、温かい食事を届ける(こども宅食)

一般的には豊かな国とされている日本ですが、中には食事もままならないほど生活に困っている家庭もあります。
子ども宅食は、こうした生活困窮世帯へ定期的に食品を配達する活動です。

やっと仕事が決まりましたが、初任給が10万円弱。どうやってやっていこうかと悩んでいました。助けてくれる人がおらず、たった一人で息子を育ててます。
一番ありがたいのは、やはりお米です。
(中略)こども宅食がなくなると、本当に困ります。ぜひこれからも続けてほしいです。

こども宅食HP

こども宅食は「NPOが全体企画&広報」「自治体がふるさと納税」「企業が食品を調達して配送」という流れで運営されています。
部門の異なる三者が連携しているのが、仕組み上の特長と言えるでしょう。

単純にお金の寄付以外にも、食品の寄付やボランティアなど、さまざまな参加の仕方が用意されています。
活動に共感された方は、ぜひ団体HPもご覧になってみてください。

虐待などで孤立する子どもに寄り添い自律を促す(PIECES)

約5日に1人のペースで、日本の子どもが虐待によって命を落としているのはご存知ですか?
厚生労働省の調査によると、虐待の相談対応件数は年々増加しており、2018年度は過去最高の約16万件にも及びます。

「自分は頑張っても意味がない」「誰も助けてくれない」
子ども達は孤立してしまうと、このように思うようになります。そして、子ども達の中から、遊びたい、学びたい、何かをやってみたい、自分で挑戦したいという意欲がなくなっていきます。

PIECES HP

認定NPO法人PIECESは虐待や育児放棄などによる「子どもの孤立」に対策すべく、子どもの生活に寄り添い、子どもの主体性や自主性を育む活動を行っています。

信頼できる他者がいることは、子どもたちにとって大きな心の支えになります。
PIECESの活動によって、子どもの孤立が解消されると同時に、新たな支援対象となる子どもの早期発見にも繋がっているそうです。

児童虐待を減らすため、私たちにできることは?地域でできる対策や支援の方法5選

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貧困に陥りやすい「ひとり親」に病児保育を(フローレンス)

”貧困”と”ひとり親”は密接に関係しています。
低所得に陥りやすいのにも関わらず、一人で子育てをしているので、子どもが熱を出した時は仕事を休まざるを得ず、家計はますます厳しくなってしまいます。

ひとり親になって以来、休むことなく働き続けてきました。
幼い娘と息子と私の3人暮らしです。
仕事を急に休むことがないよう、日頃から注意して暮らし、ひとり分の有休で自分と子ども2人の急病に対応するために、自分が病気の時は『這ってでも仕事に行けるなら行く』とギリギリのところで対応してきました。

フローレンスHP

認定NPO法人フローレンスは、こうしたひとり親が安心して仕事に専念できるよう、病児保育を行っている団体です。

フローレンスはひとり親への支援以外にも、予期せぬ妊娠により育てられない赤ちゃんを育ての親につなぐ「赤ちゃん縁組」、障がいを持って生まれてきた子どもの「障害児保育」といった、さまざまな事業を行なっています。

「私も母が女手一つで育ててくれたから、子育ての大変さがわかる」
「ひとり親が独りにならないように、私にできることから始めたい」
こんな風にお考えの方は、ぜひ寄付を検討されてみてはいかがでしょうか。

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子どもへの学習支援で、貧困に対策(Learning for All )

親の所得格差は、子どもの教育格差へと繋がります。
進学や就職も低所得世帯の子どもはそうでない子どもより非常に困難で、その下の世代まで貧困が続いてしまう「貧困の再連鎖」が、この国の課題となっています。

東京都に住む中学 3 年生のけいこさん。母親と弟2人との4人家庭で生活保護を受けながら暮らしています。
小学校の時には両親の離婚により苗字が4回変わりました。苗字がコロコロ変わることで学校ではひどいいじめにあい、不登校気味になってしまいました。

Learning for All HP

NPO法人Learning for All は、子どもの学力向上に焦点を絞ることで、こうした貧困を断ち切る活動を行なっています。

Learning for All に寄付をすると、例えば以下のような活動に使われるそうです。

  • 月1,000円:1人の子どもに1時間分の勉強を教えることができます。
  • 月3,000円:1人の子どもに1日分の勉強を教えることができます。
  • 月10,000円:1年間で、1人の子どもが高校進学を果たせます。

(出典:Learning for All HP

「教育こそ、子どもたちに必要な支援だ」
「厳しい環境にある子どもにも学びの機会を提供したい」
こんな風にお考えの方は、ぜひ支援を検討されてみてはいかがでしょうか。

> 寄付する

児童養護施設を出た後の”子どもの一人暮らし”を支援(ブリッジフォースマイル)

児童養護施設と聞くと「両親のいない孤児が保護される場所」というイメージが強いですが、実は最も多い理由が親からの虐待です。

親が怒ること よくあるって周囲が言うから、殺されそうになっても、これが当たり前なのかと思ってた。

ブリッジフォースマイルHP

そんな彼らも、18歳になると施設を出なくてはならず、いきなり社会に放り出されます。
仕事をして生活費を稼ぎ、住む場所を決めて、バランスの取れた食事をとる、すべて一人でこなさなくてはならず、これは退所直後の18歳にとって、とてもハードルが高いことです。

認定NPO法人ブリッジフォースマイルは、児童養護施設を出る前後の子どもたちを一貫してサポートしている団体です。

たとえば活動の一つである「一人暮らし準備セミナー」では、引越しの手続きや金銭の管理など、一人暮らしをする上で必須となる知識やスキルを学ぶことができます。
退所後に孤立することがないよう、横のネットワーク作りにも力を入れているそうです。

ここまで、子どもの貧困を支援している団体の活動事例を、5つご紹介させていただきました。

「日本の子どもが置かれている現状が分かった」
「子どもの貧困は、私たち、大人の問題なんだ」

こんな風に感じていただけた方は、ぜひできる範囲でアクションを起こしてみてはいかがでしょうか。

子どもの貧困を日本でなくすため、私たちにできることは?募金など支援の方法5つ