「子どもの貧困」に寄付するなら?日本の子供支援の募金先NPO3選

日本における子どもの貧困率は13.9%(厚生労働省 平成28年「国民生活基礎調査」より)、その割合は「7人に1人」におよびます。

「家庭が貧しいから、衣食住など生活もままならない」「進学や塾・習い事などの希望も、お金がなくてかなわない」・・
そんな子供たちの教育や保育などを支援している団体のなかで、私がスタッフの方からお話を聞いたり、ボランティアや寄付で支援したことのある団体をまとめました。

教育費のサポートで、貧困の“世代間連鎖”を断ち切る(チャンス・フォー・チルドレン)

「家庭の経済格差による子どもの教育格差を解消し、貧困の世代間連鎖を断ち切る」
という目的を掲げ、子供たちへの教育支援を行なっているのが、Chance for Chidren(公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン)です。

  • 親の経済的貧困は、子どもから学習の機会やさまざまな体験活動の機会を奪う
  • 塾や習い事などの学校外教育費を負担できるか?で、教育格差が生まれる
  • 世帯収入の多寡で、学力テストの成績が影響を受けている

このように「教育機会に恵まれなかったことで低学力・低学歴になってしまった子どもは、大きくなったときに所得の低い職業につかざるを得なくなり、更には彼らの下の世代にも貧困が連鎖してしまう」(同団体WEBサイトより)傾向は、さまざまな統計からも知られています。

この“貧困の世代間連鎖”を、「スタディクーポン」という仕組みで断ち切ろうと活動しているのが、チャンス・フォー・チルドレンです。

チャンス・フォー・チルドレンのWEBサイト

「スタディクーポン」とは簡単にいうと、塾や習い事など子どもの学習だけに使える、クーポン券。
現金給付とは異なり使途を教育サービスに限定するので、子どもたちの学びのために確実にお金が届きます。

事業内容 スタディクーポンの提供
活動地域 東北地方、関西地方
支援対象 小学生〜高校生
寄付の使途 クーポン費、学生ボランティアの研修・面談費・調査研究費など
運営団体 公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン

元々は関西地方の貧困家庭を中心に支援を届けていましたが、東日本大震災をきっかけに東北の被災でも活動を開始。
寄付金などを原資として、クーポンの費用や子どもたちのサポートに必要な費用を出しているようです。

毎月1,000円から支援する、「CFCサポート会員」も募集しています。

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貧困家庭に陥りがちな、ひとり親世帯の子育てを支援(フローレンス)

貧困に陥ってしまうリスクが圧倒的に高いのが、ひとり親家庭(母子・父子家庭)です。

先ほど書いたように「日本の子どもの約7人に1人が貧困」と言われますが、ひとり親世帯については子どもの貧困率は50.8%。
(厚生労働省「平成28年国民生活基礎調査」より)
2人に1人に及びます。

ひとり親家庭は、低収入であることが多く、子育ても仕事もすべて一人で抱えています(認定NPO法人フローレンス WEBサイトより)。
そして、子育てをしながら働くひとり親が最も困ってしまうのが「子どもの病気」です。

大変なのは「子どもの急病時」です。(中略)休みが続くことで収入が減り、最悪の場合はリストラの対象になるなど収入格差が生まれやすく、それが子どもの教育機会・社会的格差につながり、子ども自身の未来にも悪影響が及ぶ……という「世代間での貧困の連鎖」を生んでいきます。
認定NPO法人フローレンス WEBサイトより)

そんなひとり親家庭のために、低価格で病児保育を提供。
この貧困の連鎖から抜け出そうとしているのが「認定NPO法人フローレンス」です。

同団体WEBサイトより

フローレンスは他にも、2004年に法人設立以来、赤ちゃん縁組や障害児保育といった事業を展開。
「親子の笑顔をさまたげる社会問題を解決する」をミッションとして活動しています。

活動内容 ひとり親家庭への病児保育、赤ちゃん縁組、障害児保育など
活動地域 東京
支援対象 ひとり親家庭、赤ちゃん、障害児など
寄付の使途 ひとり親家庭への安価な病児保育提供、子育て環境改善への活動など※
運営団体 認定NPO法人フローレンス

※ 「ひとり親家庭」を支える取り組みについての例

この他にも「赤ちゃん縁組」や「障害児保育」といった、子ども・親子をめぐる社会課題に取り組んでいます。

フローレンスの評判や口コミは?寄付先として、信頼できるかをチェック
  • 8,400円/月のサポートでひとり親家庭1世帯をサポートできる
  • 同じく1,050円/月でサポートする方、8名ででひとり親家庭1世帯をサポートできる

そうです。「母子家庭にまつわる格差をなくしたい」や「懸命に働くひとり親を応援したい」と考えられる方は、支援先として検討してみてよいかもしれません。

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学習施設では勉強を教えるほか、温かい食事も(カタリバ )

子どもたちの意欲や創造性が、生まれ育った場所や環境によって左右されてはいけない。
そんな想いから、日本の小学生から高校生を対象に、学習支援や居場所の提供を行なっているのが認定NPO法人カタリバです。

同団体WEBサイトより

カタリバは全国各地で学習施設を運営して、困難な環境にある子どもたちを受け入れています。
その活動の1つの例で、私が注目したのは「食事の提供」です。

ある施設では、地域の方々とともに平日は毎晩、子どもたちの長期休暇中は昼夜2食の食事を提供しているそう。

調理は子どもたちも一緒になって近隣の方々と協働で行い、一緒に食卓も囲むことで、「一緒につくる、一緒に食べる、一緒に片付ける」という体験を通じた安心感や、承認機会をつくっています。

子どもたちの中には「鍋って本当にみんなで囲んで食べるんだ!」と嬉しそうに驚く子も。
ただ食べる以上の機会となっています。

認定NPO法人カタリバ WEBサイトより)

「コンビニ弁当ではなく、手作りの料理を食べる」「一人で寂しく食べるのではなく、みんなで食卓を囲む」といった、育った家庭によっては“当たり前”に感じられるかもしれない出来事でさえ、代え難い貴重な経験となる子どもたちもいると、気付かされます。

事業内容 学習指導と心のケアを行う放課後学校の運営など
活動地域 岩手県、宮城県、福島県、東京都、熊本県など
支援対象 小学生〜高校生
寄付の使途 人件費、教材・備品・消耗品費、移動・交通費など
運営団体 認定NPO法人カタリバ

この記事では一部の施設で提供する「食事」に着目してお伝えしましたが、カタリバの運営する学習施設では以下のような支援も。

  • 勉強する習慣を身につけるための学習支援
  • スタッフとの対話を通じた「本音を話せる居場所作り」
  • ものづくり・スポーツ・音楽など体験学習

日本中の子ども達が、生まれ育った環境や家庭などの格差によって、夢や可能性を閉ざされてしまうことが決してないように、活動しているそうです。


カタリバに寄付する「サポーター会員」を9年間続けての感想と、申込前のチェックポイント

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