寄付の領収書はいつ届く?確定申告に間に合う?主要NGOの事例をチェック

毎月の継続的な寄付で、非営利団体を応援する「マンスリーサポーター」。
「月1,000円」など少額から無理なく、また手続きや決済の手間なく応援しやすい仕組みですね。

一方、寄付をする方にとって気になるのが、確定申告をして寄附金控除を受けるにあたって、領収書が手元にきちんと届くのか?
領収書発行の時期やルールについて、支援者の多いNGO・NPO5団体の事例を調べました。

ユニセフは、「1月中に前年分をまとめて郵送」

ユニセフへの定期的な寄付「マンスリーサポート・プログラム」については、「毎年1回、1月中に、前年1月〜12月のご支援分をまとめて発行」しているそうです。
(その都度の「ユニセフ募金」は、「お申し込みごとに入金確認後」に送付と、マンスリーサポートとは異なるので注意しましょう)

ユニセフ「マンスリーサポート」は、解約できる?領収書は届く?手続きや窓口を、調べました

寄付金控除を受けるために必要な確定申告の申告期限(3月上旬)には、十分間に合いますね。
決済方法によって発行時期が異なること、また郵便事情等により遅れる場合もあることも、WEBサイトには記載されていました。

2017年12月のご寄付につき、金融機関、もしくはクレジットカード会社より入金の確認が取れ次第、発行させていただきます。
そのため、お引き落とし方法によって、領収書の発行時期が異なります。

なお、以下の場合は「フリーダイヤル:0120-88-1052(平日9時〜18時)」で、手続き・問合せをできるとのこと。

  • 領収書の送付が不要な場合
  • 再発行をしてほしい場合
  • 領収書が届かない場合(ホームページを経由しないでインターネットバンキングで送金した方など)

お電話する場合は、WEBサイトの注意事項などをご覧になったうえで、かけられるとよいでしょう。

国境なき医師団も、毎年1月に前年分を一括送付

国境なき医師団の毎月の寄付については、「当年1月〜12月分をまとめて翌年1月下旬までにお送り」しているそうです。(決済月の指定した場合には、決済月の翌月下旬までに発送されるとのこと)

寄付金控除を受けるために必要な確定申告の申告期限(3月上旬)には、十分間に合いますね。

国境なき医師団「毎月の寄付」は、解約できる?領収書は届く?手続きや窓口を、調べました

WEBサイトの領収書のページによると、団体への寄付については以下のような領収書発行の対応を行っているそうです。

  • 領収書の名義は、寄付申し込みの際の登録名。
  • 領収書は不要との申し出がない限り送付。
  • 受領日(領収日)の変更を承ることはできない。

「受領日(領収日)の変更を承ることはできません」とありますが、決済方法によって受領日が異なるとWEBサイトに記載されていました。

特にクレジットカード決済の場合には時間がかかるようなので、注意したいですね。
寄付の受領日(領収日)について、国境なき医師団WEBサイトを調べると・・

  • 銀行(ゆうちょ銀行含む):毎月27日(27日が金融機関休業日の場合は、翌営業日)
  • クレジットカード:クレジットカード会社から国境なき医師団へ入金された日(入金日)となります。(国境なき医師団が収納代行会社にデータを送信した請求日(カード利用日、毎月10日)の約1ヵ月〜2ヵ月後となります。)

その他にも、再発行の問い合わせ先や、海外郵送ができないことなども、寄付に関するよくあるご質問の「領収書・税金の優遇措置について」にまとめられています。

月々寄付する「毎月の寄付」のほか、その都度寄付する「今日の寄付」の情報も合わせて掲載されているので、ご注意ください。

あしなが育英会は、毎年2月に1年分を発行(寄付金控除の対象外)

「あしながさん」など継続的な寄付については、受領証明書を「毎年2月に前年1年分のご支援分をまとめて発行」しているそうです。

ただし、あしなが育英会への寄付は寄附金控除の対象にはならないので、注意しましょう。

あしなが育英会の継続寄付、「あしながさん」などは解約できる?領収書は届く?手続きや窓口を、調べました

なお単発での寄付については「経費削減と事務簡素化のため、原則として領収書の発行は控えている」そうです。
領収書が必要な場合は、寄付の申し込みの際に領収書が必要な旨を申告することで、対応してもらえるようです。

なおクレジットカードによる寄付の場合には、寄付の領収日付が各カード会社からあしなが育英会に入金された日付となることが、WEBサイトには記載されていました。

ご寄付の領収日付は、ご寄付の決済日や銀行口座からのお振替日ではなく、各カード会社からあしなが育英会に入金された日付となります(ご寄付の決済日の約2か月後になります)。
11月以降に決済が実行されたクレジットカードによるご寄付の領収日は、翌年1月以降となります。

ワールドビジョンも、毎年1月に前年分を一括して送付

「チャイルド・スポンサーシップ」など継続的な寄付については、「領収証は毎年1月に、前年の1月から12月に受領した分の寄付について一括」して送付しているそうです。
(企業には、登録した決算月の翌月に送付しているとのこと)

ワールドビジョン「チャイルドスポンサー」は、解約できる?領収書は届く?手続きや窓口を、調べました

寄付金控除を受けるために必要な、確定申告の申告期限には十分間に合いますね。
よくある質問の「領収証が届いていません」には、以下の答えが載っていました。

毎年、多くの領収証が「あて所不明」のために事務所に戻って来ています。
住所変更され、領収証をお受取でない方は、お手数ですが新しい住所とともに事務局へご連絡ください。(中略)
例年、紛失等で領収証の再発行のご要望等をいただきますが、事務経費を削減するために、領収証は大切に保管くださいますようお願いします。

余計な経費を使わせずに、より多くの募金を現地の子どもたちに届けられるよう、引っ越した場合などは住所変更の連絡を忘れずにしたいものですね。(←自戒を込めて)

  • 領収書は、寄付者全員(寄付金控除等の利用予定のない方も含む)に送付
  • 紛失などによる領収証の再発行は対応していない
  • 領収証の宛先は、自動的に「当団体へのご登録名」が記載される

と一括の対応をしているようですが、再発行が可能な場合や名義に変更する手続きなどもあるようです。
同じくお問い合わせフォームには、「登録情報の変更について」の項目があったので、連絡してみるとよいでしょう。

国連UNHCR協会も、毎年1月に前年分の年間領収書を送付

継続的な寄付プログラム「毎月倶楽部」の領収証は、「1年分をまとめて、翌年1月末までにお届け」しているそうです。
(法人・団体の場合は、お問い合わせフォームから決算月を連絡すれば「年間領収証を決算時期に合わせてお送りいたします」とのこと)

国連UNHCR協会「毎月倶楽部」は、解約できる?領収書は届く?手続きや窓口を、調べました

「領収書について」というページに詳細がまとめられていて、以下のような注意点も明記されています。

■領収証の名義は、原則ご寄付の際にお知らせいただいたお名前になります。連名の領収証は税法上、確定申告にお使いいただけません。領収証再発行後の名義変更は原則として承れません。
■再発行にかかる事務経費削減のため、領収証は大切に保管してください。
■領収証の再発行をご希望の場合は、再発行印を押印した領収証を発行いたしますので、0120-540-732(通話料無料)または 03-4366-7373 [平日10時~19時]までご連絡ください。
国連UNHCR協会WEBサイトより)

また、「寄付金の税制上の優遇措置について」というページも設けられています。
自分で調べるには少し手間のかかる税制上の措置などが、このようにまとめられていると、寄付へのハードルが下がりますね。

主な団体は1月中に発送。気になる方は、まずはWEBサイトで調べてみて

これまで5つのNGO・NPOの事例を調べて、寄付領収書の発送時期や発行ルールをお伝えしました。

一部の例外を除き、1月中に領収書を送付していることがお分かりになったと思います。
その他にも、プラン・ジャパンセーブ・ザ・チルドレンピースワンコ・ジャパンといった団体(支援メニュー)も調べましたが、同じく1月中に領収書を送付している旨が記されていました。

これらの団体に継続的な寄付をされている方は、確定申告の期限には余裕をもって、領収書が自宅に届くのを待っていればよいでしょう。

私はNPOに勤務していた経験がありますが、何千人何万人もの支援者の領収書を金額や個人情報の間違いなく、正確に発行するというのは、データベースやオペレーションの整備の観点から、難易度が高いのも事実です。
規模の小さな団体や寄附金控除の対象となって間もない団体については、どうしても遅れてしまう場合もあるかもしれません。
(個人的に支援している団体についても、「ちょうど大雪と重なってしまい、2月に入ってようやく届いた」など遅れたケースもありました。)

たいていの団体については、WEBサイトの「寄付」「ご支援」のページやお知らせ・ブログなどに領収書の発行について記載したり、メールなどで事前にお知らせしているはずです。

もちろん個別に電話やメールなどで問い合わせるのも1つの手ですが、同じように心配している方から、多数の問い合わせが寄せられているかもしれません。
1-2月は、NPO・NGOの寄付受付スタッフにとっては「繁忙期」。支援しているはずなのに逆に、問い合わせに回答するためスタッフの負荷をかけていた、ともなりかねません。

ご心配な方は、ぜひWEBサイトやメールボックスを、まずはお調べてになってみるとよいでしょう。

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