ウォーターエイドジャパンの評判や口コミは?寄付先として、信頼できるかをチェック

(出典:ウォーターエイドジャパンHP

「すべての人々が清潔な水と衛生を利用できる世界」を目指す、認定NPO法人「ウォーターエイドジャパン」。
主にアジア・アフリカ・中南米で、清潔な水、衛生的なトイレ、正しい衛生習慣を届ける活動しています。

その活動資金の約7割が、民間からの寄付。

「ちゃんとした団体なの?」「寄付で応援して大丈夫?」
そんな疑問を持つ方のために、 ウォーターエイドジャパンの評判や口コミ、支援先として検討する時にチェックしたい3つのポイントをまとめました。

ブログやSNSで見つかった「ウォーターエイドジャパン」の評判·口コミ

ウォーターエイドジャパンについて、ネット上で検索したり、ソーシャルメディアで探したりしてみたところ、さまざまな口コミが見つかりました。

ポジティブな評判·口コミや、支援者からの応援メッセージ

まずはポジティブな評判から。
さまざまな支援方法で寄付をしている方々が、次のようにメッセージをつづっています。

いろいろな箇所に寄付は少額ながらしてきたけど。
今回はウォーターエイドに毎月入れることにした。

誰しも考えたことがあるだろうけど日本人(収入のある成人)全員が毎月たった数千円寄付するだけでどれだけの莫大な金額になり世界で不衛生かつ貧困や病気に苦しむ人の何千人のささやかな役に立つか。

毎月の数千の寄付なんぞ、なんかムダをガマンすりゃ、または飲みを一回減らせば、不要なものを買わなけりゃいくらでもそんな少額は準備できるはず。

(出典:毎月の寄付を始めた方– Instagram)

(出典:毎月の寄付をしている方– twitter)

(出典:ポイントを寄付した方– twitter)

団体では、花王、キリン、TOTOなどが支援しています。

ネガティブな評判·口コミや、活動への批判·疑問

一方で、疑問や不安などのネガティブな評判も見つかりました。

(出典:CM放映の地域とタイミングに不満のある方– twitter)

(出典:CMがわざとらしいと感じる方– twitter)

(出典:日本の子どもを救うのが先だと思う方– twitter)

その他、見かけた口コミの全てはCMがらみでした。

支援先として「ウォーターエイドジャパン」は信頼できる?3つのチェックポイント

このような評判や口コミがありますが、実際はどうなのでしょうか?
寄付をするかの客観的な判断材料として、法人格、資金使途、活動報告の3つのポイントを押さえることが大切です。

以下にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

ポイント1:団体として信頼できるか?

「ウォーターエイド」は1981年に英国で設立され、1991年からはチャールズ皇太子が会長を務めています。

  • 2013年、NPO法人「ウォーターエイドジャパン」設立
  • 2014年、認定NPO法人に認定

2014年12月19日、特定非営利活動法人ウォーターエイドジャパンは、所轄庁である東京都より、「認定特定非営利活動法人(認定NPO法人)」としての認定を受けました。
これによって、今後ウォーターエイドジャパンにご寄付をいただく個人・法人の皆さまは、税制優遇を受けていただくことが可能になります。

出典:ウォーターエイドジャパンは認定NPO法人になりました

NPO法人や一般財団/社団法人よりも、寄付金控除が認められている認定NPO法人や公益法人の方が、より適切に寄付金を管理をしている可能性が高いです。

認定NPO法人の認可は、以下のような審査や過程を経て受けることができます。

申請にあたっては、「年間100人以上の方から、3,000円以上の寄付を受けている」といった実績が要件となり、また経理財務や情報管理など管理体制の整備が求められます。
認定元の自治体(例:東京都)から、「適正な法人運営をしているか?」をチェックされ、十分に行っていないと更新(5年ごと)がされません。

その寄付先は信用できる?怪しい?「寄付してはいけない」団体と、信頼できるNPOを見分ける6つのポイント

ポイント2:団体の収支や寄付金の使途は、公開されているか?

ウォーターエイドジャパンの資金の使い方は、ウェブサイト上の「年次報告書」で公開されています。
2019年度会計報告」から、主な決算数値を拾ってみました。

  • 収益 1,4億円
    • 会費 0.03%
    • 寄付金 1.5%
    • 助成金 96.2%
    • 事業収入 2.2%
    • その他 0.07%
  • 支出 1,4億円
    • 事業費 93.6%
    • 管理費 6.4%

寄付金の使途を調べる際にチェックしておきたい広報宣伝費については、「2019年度会計報告」上での記載はありませんでした。

また、2019年度の会計について、監査に関する記載はありませんでした。
2017年度年次報告書(P21)には、2017年度の会計について内部監査・外部監査を受けた記載がありました。今後2019年の年次報告書がアップロードされた際には、その中に記載があるかもしれません。

ポイント3:きちんと活動しているか?

ウォーターエイドはアジア、アフリカ、中南米などの34か国で、3つの環境を届ける活動をしているようです。

  1. 清潔な水
  2. 衛生的なトイレ
  3. 正しい衛生習慣

日本の拠点であるウォーターエイドジャパンでは、募金活動、情報発信、アドボカシーをしているとのことです。

ウォーターエイドの現地での具体的な活動事例を「2018年度年次報告書」からピックアップしてみました。

  • 【モザンビーク|ナンプラ州メンバ郡、モスリル郡】太陽光パネルと発電装置、貯水タンク、ポンプを備えたソーラー給水塔を12ヵ所に設置
  • 【バングラデシュ|ダッカ、チッタゴン、シレット】2013〜2018年にかけて、31ヵ所の公衆トイレを建設
  • 【パプアニューギニア|ウェワク地区】約40名の自治体職員を対象として、水・衛生に特化した無料のオンラインツール「mWater」を活用した水・衛生データの収集や活用についての研修を実施

活動については、さまざまな媒体を通じて知ることができます。

会員になると、ニュースレター「Oasis」(年2回)、年次報告書(年1回)が届くようです。

以上、ウォーターエイドジャパンの評判や口コミ、寄付先として信頼できるかをチェックした内容を紹介しました。
寄付先の検討材料として、お役に立てば幸いです。

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