(出典:抱樸HP)
北九州を拠点に、生活困窮者・ホームレスの支援を中心に、さまざまな支援活動を行う「抱樸(ほうぼく)」。
「抱樸はどんな団体なのか?」
「寄付をするとどのような活動に使われるのか?」
そんな疑問を持つ方に向けて、抱樸の評判や口コミ、団体の信頼性についてまとめてみました。
目次
ブログやSNSで見つかった「抱樸」の評判・口コミ
抱樸の口コミについて、SNSで調べてみました。
ポジティブな評判・口コミや、支援者からの応援メッセージ
まずは、実際に寄付をした方、SNSで活動を広めるためにシェアをされている方など、ポジティブな口コミをご紹介します。
抱樸の炊き出しには、ホームレスを卒業された方が何人もお手伝いに来られていたことを、「貧困と孤立」の話から思い出しました。奥田先生や抱樸のスタッフ、路上の仲間に会いに来られている方もいらして、炊き出しが出会い/繋がりの場になっていることがとても印象的でした。#コロナ禍の孤立支援 https://t.co/GUTBGpzEpP
— UNICO (@unico32) July 21, 2020
(出典:実際に抱樸の話を聞かれた方−Twitter)
いままで訪れた場所のなかで最もパンチのある場所のひとつ、NPO法人抱樸が家を失わない仕組みを作るためにクラウドファンディングをしています。アタシもできる範囲で寄付しました。残り6日、ぜひ広まってほしい。https://t.co/BGsziM8xKS
— UMMMI. (@___ummmi) July 21, 2020
(出典:実際に抱樸に寄付をされた方−Twitter)
「あんたもわしもおんなじ命」という言葉を32年に渡るホームレスの支援活動をとおして体現してきたNPO法人抱樸さん。
— あこ | 主婦からWEB運営ディレクター (@akosanfuku) July 24, 2020
この寄付プロジェクトは、北九州の「住居から看取りまで皆で助け合う」モデルを全国に広げるもの。
あと2日!1億を達成してほしい。
https://t.co/ufQcB8JAGa @READYFOR_cf
(出典:抱樸のクラウドファンディングを応援されている方−Twitter)
直近では1万人を越える方々から、総額1億円を越える寄付を集め、クラウドファンディングに成功した実績もある抱樸。
寄付をされた方からの応援コメントにも、熱のこもったものが多く見られました。
北九州市民として、この街に抱樸があることにいつも優しさや勇気をもらっています。
なかなかタイムリーに観れないですが、動画も少しずつ拝見していて、対話から新たな希望が湧いてくるような気持ちです。
ありがとうございます。
参加したいという気持ちばかりで少額ですが、困っている誰かに届くことを願って。
プロジェクトもあと少し、おつかれさまでした!
そして、またここからですね!!
応援しています。
救いを求めた時に手を貸してもらえるということがどれほど生きる支えになるでしょうか。
私はそんな社会になって欲しいです。
奥田さんの活動をサポートさせて下さい!
ネガティブな評判・口コミや、活動への批判・疑問
非常に多くの方が活動に賛同されている印象の抱樸。
SNSやブログなどで、活動への批判的な意見やネガティブな口コミを探してみましたが、見当たりませんでした。
理事長を務める奥田知志さんはオンラインイベントに出演されたり、ご自身でブログを書かれていたりと情報発信も頻繁にされているようですが、「お話が素晴らしかった」「活動に対する強い意志に感動した」といった称賛の声が多く見受けられました。
支援先として「抱樸」は信頼できる?3つのチェックポイント
良い口コミも多く、息の長い活動を続けられている抱樸ですが、その活動内容や団体の信頼性について、詳しく知りたいという方も多いのではないかと思います。
そんな方に向けて、信頼性・寄付の使途・活動状況の3点についてまとめてみました。
ぜひ抱樸に寄付を検討する際の参考にしていただけると幸いです。
ポイント1:団体として信頼できるか?
抱樸の活動が始まったのは1988年。
30年以上の活動実績を持つNPOです。
抱樸がこだわっているのは「名前のある個人」に対して必要な支援をすること。
そして、どんな困難にある人のことも絶対に「断らない」こと。
団体の名称でもある「抱樸する」とは「その人をそのままで受け止める」という意味があるそうです。
活動を始めた当初はホームレスの支援が中心でしたが、一人ひとりに出会う中で問題を解決するために必要な事業を立ち上げ、今では子ども支援、お年寄り支援、ホームレス・困窮者支援、障害福祉など、約30の事業を展開しています。
抱樸が大切にしている考え方は以下の動画に詳しく紹介されています。
また、活動の実績は以下のようにホームページに記載されていました。
・3,750人:抱樸の居住支援を受けて家に住めるようになった人数
・2,000人:現在も継続してサポートしている人数
・147,895食:炊き出して配ったお弁当の数
・145,204件:生活困窮者からの相談の数
・11件:内閣府や省庁の政策立案や審議会に参加した件数
(出典:抱樸HP)
寄附金控除は受けられるの?
抱樸は認定NPO法人のため、税額控除等、税制上の優遇措置の対象となります。
税額控除
その年中に支出した寄付金の合計額から2,000円を控除した金額の40%相当額をその年分の所得税額から控除できます。【算式】
(寄附金の額の合計額 - 2千円)× 40% = 税額控除額
※寄附金の額の合計額は、総所得金額の40%相当額が限度です。
※税額控除額は所得税額の25%相当額が限度です。
(出典:抱樸HP)
例えば、月5,000円、年間60,000円を寄付すると、23,200円が戻ってくる計算になります。
(寄付金額60,000円ー2,000円)×40%=控除額23,200円
上記の金額はあくまで一例で、実際の金額は個人の所得額等により異なりますので、詳しくは最寄りの税務署に確認してみてください。
ポイント2:団体の収支や寄付金の使途は、公開されているか?
ホームページのこちらのページに、活動計算書と貸借対照表が掲載されており、収支報告を詳しく見ることができます。
2021年度活動計算書によると、2021年度の収入は約7億8,258万円。
そのうちの寄付による収入は約1億685万円(約13.7億円)。
また、2019年度の経常費用約6億3,623万円のうち、93.6%が事業費に、約6.4%が管理費として使われていました。
また、寄付の使い道としては以下のように記載がありました。
・1,000円で:炊き出しで3人分のお弁当を用意できます
・5,000円で:子どもたちに学習支援を1度行うことができます
・10,000円で:住まいを手配し、新しい生活のスタートを支えられます
(出典:抱樸HP)
ポイント3:きちんと活動しているか?
抱樸の活動についてはホームページやSNSに情報が掲載されています。
特にブログの機能を果たしている抱樸Noteには、実際の活動の様子が細かく紹介されていますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
また、代表の奥田さんも個人でnoteやTwitterを更新しており、抱樸で大切にされている価値観や、その活動についても頻繁に触れられています。
興味のある方は合わせてご覧いただけると良いのではないでしょうか。
以上、抱樸の評判や口コミ、その他寄付先として信頼できるかをチェックした内容についてご紹介しました。
みなさまが抱樸に興味を持っていただくきっかけになると嬉しいです。
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