SDGsの寄付先はどこがいい?貧困・水・教育など支援団体3選

(出典:日本ユニセフ協会HP

SDGsについて、毎日の暮らしの中で、意識していることはありますか?
政府や自治体、企業がSDGsへの取り組みを行うだけでなく、世界中の私たち一人ひとりが意識し、アクションを継続的に続けていくことで、SDGsの目標達成を果たすことができます。

しかし、私たち一人ひとりだけではなかなかできることが見つからず、思い悩む方も多いのではないでしょうか?
この記事では、SDGsの目標達成に資する活動を行っている団体を、3つご紹介します。

貧困に苦しむ家庭に、食事を届ける(グッドネーバーズ・ジャパン)

SDGs:1「貧困をなくそう」
・貧しい人や特に弱い立場にいる人たちが十分に守られるようにする。
・人びとの生活を守るためのきちんとした仕組みづくりや対策を行う。

グッドネーバーズ・ジャパンHP

認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンでは、国内外を問わず、支援を必要とする子どもたちを守る活動をしています。

そしてお母さんの美紀さん。
以前は食費節約のために美紀さんだけが食事を抜くこともあり、そんなときに、葵ちゃんからこう聞かれたそうです。
『ママ、どうしてご飯たべないの?』

グッドネーバーズ・ジャパンHP

日本でも、低所得者の家庭では食費を数万円に切り詰めている家庭も多く、子どもにご飯を食べさせるために親が食事を我慢しているケースもあります。

そんな家計に悩む低所得のひとり親家庭に、同団体では「グッドごはん」という取り組みで食品を配付していました。

この活動によって、子どもたちは食事の時間が楽しみになり、利用者の方々は親子で仲良く食事をする機会が増えたそうですよ。

活動内容 低所得のひとり親家庭に食料を届ける
活動地域 東京都・神奈川県・大阪府周辺など
支援対象 経済的に困窮しているひとり親と子ども
寄付の使途 食品の調達、食品を保存する設備費や輸送費、人件費など
運営団体 認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン

私たちの寄付は毎月1,000円から可能です。
寄付金は、以下のような活動に使われるそうです。

  • 月1,000円:ひとり親家庭4世帯分の食品
  • 月5,000円:ひとり親家庭6世帯分の食品
  • 月3,000円:ひとり親家庭12世帯分の食品
    ※寄付を1年間続けた場合の例
グッドごはんへの寄付「国内こどもスポンサー」に私が入会した3つの理由
編集長オススメのポイント!
困窮するひとり親家庭にフォーカスし、密にコミュニケーションを取っています。それにより、孤立しがちなひとり親家庭に食品だけでなく”心のつながり”も届けられるだけでなく、寄付をする側にも、ひとり親家庭の親御さんや子どもたちの声がメールマガジンなどを通じて多く紹介されるため、寄付をする喜びを得ることができます。
コロナ禍で失業したり、パートのシフトを減らされるなど、困窮するひとり親家庭が急増しています。このような状況下で、東京都・神奈川県・大阪府にある17の配付拠点(2022年1月時点)で食品配付を実施するなど、積極的に事業を展開し、ひとり親家庭のニーズに応えています。

「ひとり親家庭の毎日の食事を応援することで、弱い立場の人たちを支援したい」
そのように考えられる方は、寄付を検討されてみてはいかがでしょうか。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

世界中の子どもたちに、安全な水とトイレを届ける(ユニセフ)

SDGs:6「安全な水とトイレを世界中に」
・安全な水へのアクセス
・安全な衛生設備へのアクセスと野外排泄の根絶

日本ユニセフ協会HP

世界ではいまだ多くの人々が安全な水を飲むことができません。
SDGsでは、2030年までに世界中すべての子どもが身近な場所で、きれいな水が使えるようになることを目指しています。

ユニセフは、汚れた水を綺麗な水にかえる浄水剤や、井戸の基材などを届けています。
地道な支援によって、少しずつ子どもたちが安全な水を飲めるようになっています。

活動内容 医療・保健・衛生・教育など多岐に渡る
活動地域 ガーナ、パキスタン、バングラデシュなど世界190ヶ国
支援対象 貧困・紛争・緊急支援が必要な国に住む子どもたち
寄付の使途 ワクチン・医療器具・研修実施費用など
運営団体 公益財団法人日本ユニセフ協会(日本窓口)

「ユニセフ・マンスリーサポート・プログラム」で、継続的に寄付ができます。
申し込み後に「ウェルカムキット」を、その後は年4回、子どもたちの状況とユニセフの活動を伝える広報誌「ユニセフ・ニュース」が届きます。

ユニセフ募金の使われ方が気になっていた私が、マンスリーサポートで寄付を始めた3つの理由
編集長オススメのポイント!
ユニセフは、すべての子どもの命と権利を守るため、 最も支援の届きにくい子どもたちを最優先に、約190の国と地域で活動しています。その活動資金は、すべて個人や企業・団体・各国政府からの募金や任意の拠出金によって賄われています。
初回のお引き落とし前に「ウェルカムキット」を、その後は年4回、子どもたちの状況とユニセフの活動を伝える広報誌「ユニセフニュース」を郵送、Eメール配信で届けます。また、日本ユニセフ協会が発行する各種資料の最新版が無料で提供されます。

寄付金の領収書は年1回、1月中に前年1月~12月分をまとめて発行されます。
税控除の手続きの際、必要になりますので、大切に保管してください。

「子どもたちが安心して使える水を届けたい」という想いに共感された方は、ぜひ団体HPをご覧になってみてください。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

日本で教育環境に恵まれない子どもの多様な学びを支援(チャンス・フォー・チルドレン)

SDGs:4「質の高い教育をみんなに」
すべての人に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する

チャンス・フォー・チルドレンHP

公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンは、低所得世帯の子どもたちを対象に「スタディクーポン」を配布しています。

子どもたちはクーポンを利用して、学習塾や習い事といった学校外教育の費用として充当することができるのです。

所得格差が生む教育格差-。私たちは、その格差をなくしたいと考えています。

2013年度の全国学力テストの結果を分析すると、世帯収入の多寡で学力テストの正答率に約20%の開きが生じていました。
世帯収入の低い家庭(子どもにかけられる学校外教育費の少ない家庭)の子どもほど、学力テストの正答率が低いことがわかります。
家庭の経済格差が学力格差を生んでいるのです。

チャンス・フォー・チルドレンHP

チャンス・フォー・チルドレン(CFC)は、教育の課題を解決するために、たとえば以下のような活動を行っています。

  1. CFC東日本:東日本大震災で被災した経済困窮世帯の子どもへのスタディクーポン提供
  2. CFC西日本:関西の経済困窮世帯の子どもへのスタディクーポン提供
  3. 新型コロナ緊急支援:新型コロナウイルスの影響を受けた経済困窮世帯の子どもへのスタディクーポン提供

チャンス・フォー・チルドレンも、月1,000円から継続的に寄付することができます。
スタディクーポンは単なる現金給付とは異なり、確実に子どもたちへ教育を届けることができます。

活動内容 スタディクーポンの支給、大学生ボランティア等による相談支援
活動地域 岩手県、宮城県、福島県、東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県、兵庫県、大阪府、京都府など
支援対象 経済的困難を抱える子ども・被災した子ども
寄付の使途 クーポン発行費、大学生ボランティアの相談支援費、スタッフ人件費など
運営団体 公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン

マンスリーサポーターになると、子どもたちの成長や事業の進捗などが分かる、メールマガジンが届きます(希望者のみ)。
年に数回ほどのペースで、支援者限定のイベントにも参加することができます。

チャンス・フォー・チルドレンへの寄付で、日本の「相対的貧困」の子どもたちへ支援を始めた理由
編集長オススメのポイント!
寄付金がスタディクーポンとして配布されるため、使い道が非常にクリアです。また、管理費を15%未満に抑え、寄付金の85%以上を子どもへの直接的な支援費(うち65%以上がスタディクーポン費用)に使用しているなど、会計も明確です。
全国7つの自治体(千葉市、千葉県南房総市、渋谷区、国立市、大阪市、佐賀県上峰町、那覇市)がクーポン型の学校外教育費助成事業を開始するなど、このモデルが自治体にも広がっています。

「子どもたちの学びの機会が、貧困の脱却にもつながる」という考えに共感する方は、寄付を検討されてみてはいかがでしょうか。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

まとめ:「SDGsの目標達成を果たすための寄付をしたい」という方の参考に

今回は、SDGsの目標達成に向けて活動を続ける団体を3つ紹介しました。

団体名 寄付ナビ編集部オススメのポイント
グッドネーバーズ・ジャパン ① 低所得のひとり親家庭を対象に食品を配付
② 寄付の使途は食品の調達、食品を保存する設備費や輸送費、人件費など
ユニセフ ①すべての子どもの命と権利を守るため、 約190の国と地域で活動
②月2,000円の支援を1年間続けると、栄養治療食720袋が届けられ、栄養不良の子ども5人を助けることができる
チャンス・フォー・チルドレン ①低所得世帯の子どもを対象に、塾や習い事で使えるスタディクーポンを支給
②「家庭環境にかかわらず、子どもがやりたいことを応援したい」という方にオススメ

今回の記事を読み、SDGsの目標達成に向けて「自分も何かアクションをおこしたい」とお考えの方にとって少しでも参考になれば幸いです。

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