骨髄バンクの評判や口コミは?寄付先として、信頼できるかをチェック

(出典:日本骨髄バンクHP

白血病をはじめとする血液疾患によって「骨髄移植」などが必要な患者さんと、それを提供するドナーをつなぐ事業を行っている「日本骨髄バンク」。
骨髄を提供するためのドナー登録を積極的に宣伝・受け付けていますが、同時に日本骨髄バンクへの寄付も募っています。

「日本骨髄バンクはどんな団体なのか?」
「寄付をするとどのような活動に使われるのか?」
そんな疑問を持つ方に向けて、日本骨髄バンクの評判や口コミ、団体の信頼性についてまとめてみました。

ブログやSNSで見つかった「骨髄バンク」の評判・口コミ

日本骨髄バンクの活動や団体の信頼性について、SNSで調べてみました。

ポジティブな評判・口コミや、支援者からの応援メッセージ

まずは、実際に寄付をした方、ドナー登録をされた方など、ポジティブな口コミをご紹介します。

(出典:実際に日本骨髄バンクに寄付をされた方−Twitter)

(出典:実際に日本骨髄バンクでドナー登録をされた方−Twitter)

(出典:日本骨髄バンクを応援している方−Twitter)

その他にも読売巨人軍が2006年より日本骨髄バンクに継続して支援を続けている、という記事もありました。

日本骨髄バンクに寄付支援活動は14年目
読売巨人軍は23日、社会貢献活動「G hands」の一環として、公益財団法人日本骨髄バンクに支援金200万円を寄付しました。
(中略)
巨人軍は、2006年から骨髄バンク支援活動を継続しています。
14年目を迎えた今年は、宮崎、那覇の春季キャンプ、東京ドームや鹿児島での主催試合で計4回のドナー登録会を開催し、計110人の方に登録のご協力をいただきました。

読売巨人軍HP

また、イベントや商品の売り上げの一部を骨髄バンクに寄付する、という企画をされている団体や個人の方の投稿も多く見つかりました。

(出典:音楽活動を通じて骨髄バンクに寄付をしている方−Twitter)

ネガティブな評判・口コミや、活動への批判・疑問

寄付をしている方だけではなく、寄付を集める活動をしている方、ドナー登録をされている方など、活動に賛同されている方が非常に多い印象の日本骨髄バンク。
活動への批判的な意見やネガティブな口コミを探してみましたが、見当たりませんでした。

ドナー登録をする上でのリスクを言及したものはいくつかありましたが、その活動の意義や内容については、「必要だ」「もっと増えていってほしい」「応援したい」という声が多く見受けられました。

支援先として「骨髄バンク」は信頼できる?3つのチェックポイント

ドナー登録や寄付をする著名人も多く、世間の評判も良い日本骨髄バンクですが、実際の活動内容、団体の信頼性について、もう少し詳しく知りたいという方も多いのではないでしょうか。

そんな方のために、信頼性・寄付の使途・活動状況の3点について以下にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

ポイント1:団体として信頼できるか?

「日本骨髄バンク」について

日本骨髄バンクは1991年12月に、財団法人骨髄移植推進財団として設立。
その翌年にはドナー登録の受付を開始しています。
2020年5月時点で約52万人がドナー登録をしており、約2万5,000件の骨髄移植が実施されているそうです。

活動内容は以下のようにホームページで紹介されていました。

骨髄提供の仲介と推進
・骨髄バンクの普及啓発活動
・ドナー登録者の募集活動移植を希望する患者さんの登録受付
・患者さんとドナーの橋渡し役として骨髄採取・移植までのコーディネート(連絡調整)
・提供者の健康面のフォローアップ

日本骨髄バンクHP

寄附金控除は受けられるの?

日本骨髄バンクは公益財団法人のため、税額控除等、税制上の優遇措置の対象となります。
所得控除と税額控除の2つの寄付金控除制度から、より有利な方法を選択することができます。

税額控除を選択する場合
(租税特別措置法施行令第26条28の2第1項による)
(寄付金合計(※1)-2000円)×40%=控除額 (※2)
※1所得額の40%を上限
※2所得税額の25%を上限

日本骨髄バンクHP

例えば、10,000円を寄付すると、3,200円が戻ってくる計算になります。

(寄付金額10,000円ー2,000円)×40%=控除額3,200円

上記の金額はあくまで一例となり、個人の所得額等により異なりますので、詳しくは最寄りの税務署に確認しましょう。

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ポイント2:団体の収支や寄付金の使途は、公開されているか?

ホームページのこちらのページには、決算報告、事業計画書、事業報告書などが掲載されており、収支報告を詳しく見ることができます。

決算報告によると、2019年度の収入は約15億円。
そのうちの約9.1%である1億3,800万円を寄付が占めています。
また、2019年度の経常費用約15億円のうち、約97%が事業費に、約3%が団体の運営・管理のために使われているそうです。

また、個人の方からの寄付は、以下のような活動に役立てられると記載がありました。

  • 3,000円でパンフレット200部
  • 1万円でポスター200枚

募金について-日本骨髄バンクHP

また寄付の使途について、以下のような記載も見つかりました。

「一般寄付」は、一人でも多くの方にドナー登録をお願いするための普及啓発事業や、ドナーさんが安全に提供をするための連絡調整事業のほか、財団の管理・運営にも使用され、日本骨髄バンクの事業全般に活かされています。
(一般寄附は50%以上が普及啓発事業と連絡調整事業に使用されます)

日本骨髄バンクHP

ポイント3:きちんと活動しているか?

テレビCMや街中の広告、SNSなどで日本骨髄バンクの宣伝を目にされた方もいらっしゃるかもしれません。

日本骨髄バンクのホームページに記載されている事業報告によると、2019年度は、新規骨髄バンクドナー登録者は4万7,655人。
2年連続で4万5,000人を上回ったそうです。

また、日本骨髄バンクが仲介した非血縁者間の造血幹細胞移植は計1,232件と、前年度より18件増加したとの記載がありました。

日本骨髄バンクのスペシャルサイトには、「アニメを使って日本骨髄バンクの活動、ドナー登録の流れを紹介する動画」や、「実際にドナー登録をした方の声やそのご家族の声」、「骨髄移植を受けた患者さんの声」、また「日本骨髄バンクを応援している方の声」などが多く掲載されています。

実際にどんな活動が行われており、活動で病気を克服できた方の声を聞くことで、より活動を身近に感じることができるかもしれません。
実際のドナー登録イベントの情報などは、SNSで豊富に配信されているようです。

以上、日本骨髄バンクの評判や口コミ、寄付先として信頼できるかをチェックした内容についてご紹介しました。
寄付をする上での検討材料として、参考にしていただけると嬉しいです。

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