ロヒンギャ難民に寄付を届けるには?募金先の支援団体5選

ミャンマー西部で迫害され、バングラディッシュに避難するロヒンギャ難民。

「苦しんでいる方々を助けるために寄付がしたい」「支援をしているのはどんな団体か?」「それぞれどういう違いがあるのか」など思われる方に、代表的な募金先の支援団体5つをピックアップしてご紹介します。

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国籍のない子どもたちに、教育や栄養支援を実施(ユニセフ)

ロヒンギャ難民の避難生活や栄養面での不安は、私達の想像を超えるものでしょう。
特に、体の小さな子どもたちは避難生活での劣悪な環境の影響を受けやすいと考えられます。

十分な住居スペースがなく雨風にさらされる人もいれば、トラウマや忘れられない傷を抱えた人、疲弊していたり、病気や飢えに苦しんだり、と多くの人たちがケアを必要としています。
2017年8月以降にバングラデシュに逃れた人々のうち55%が18歳未満の子どもで、52%が女性で、4%は障がいのある人だという報告もあり、避難する人々の半数は様々な場面で脆弱な立場に立たされ、とりわけ守られる必要があります。
(ユニセフWebサイトより)

このように支援を必要とする子どもたちへ食糧や水の提供、栄養治療を行っているのがユニセフです。

避難先で生まれた子どもたちは無国籍。
法的身分を持たない子は特に、教育や医療を受ける機会から遠ざかってしまいます。

活動内容 医療・保健・衛生・教育など
活動地域 バングラデシュのコックスバザール県  ※
支援対象 ロヒンギャ難民の子どもたち ※
寄付の使途 栄養食提供・学習用教材など ※
運営団体 公益財団法人日本ユニセフ協会(日本窓口)

※ ロヒンギャ難民への活動についての例

同団体では、4歳から14歳の子どもたち15万5,000人に対して、技術習得を含めた学習プログラムを提供。
年長の若者たちの基礎的な読み書き・算数・適切な職業技術を身に着けられるようにすることを優先課題として活動を継続しているそうです。

寄付方法には、月1,000円からのマンスリーサポートがあります。
ロヒンギャ難民緊急募金で寄付の使途を指定することで、ロヒンギャ難民の子どもたちへの支援を行うことができます。

また、ユニセフの全般的な活動やマンスリーサポートについて知りたい方は、こちらの記事もご覧になってみて下さい。

ユニセフ募金の使われ方が気になっていた私が、マンスリーサポートに入会した3つの理由

「ロヒンギャ難民の子どもたちに教育や医療の機会を届けたい」
このような方は、一度寄付を検討しても良いかもしれません。

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ロヒンギャ難民を物資供給・栄養改善で支援(セーブ・ザ・チルドレン)

ミャンマーのラカイン州に住むロヒンギャと呼ばれる人々。
彼らは迫害され、約92万人のロヒンギャが難民としてバングラデシュに逃れて来ています。
その中には32万人の子どもたちも含まれていました。

収容人数を大幅に超えた難民キャンプで、劣悪な環境の中、食料の配給だけを頼りに生活する人々は、これから暴風や豪雨、洪水、地滑りといった危険と隣り合わせの生活を余儀なくされるだけでなく、病気の蔓延の危機にも晒されています。
(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンWebサイトより)

そこで、栄養食や防寒服の提供に取り組んでいるのが公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンです。

活動内容 子ども達の保健・栄養支援・教育支援など
活動地域 コックスバザール(バングラデシュ)
支援対象 難民キャンプで生活するロヒンギャの子どもたち
寄付の使途 重度栄養不良の子どもへの栄養治療、防寒着の提供など
運営団体 公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

ミャンマーを襲った豪雨により、ロヒンギャ難民の住む仮設住宅の周囲は土砂や泥で汚染されました。
竹やプラスチックで作られた脆弱な仮設住居は、2,000棟以上が破損し今でも苦しい生活が続いています。

豪雨による被害でキャンプ地の衛生環境が悪化し、飲料水汚染の危険もあります。
すでに下痢や熱に苦しむ子どももおり、同団体は子どもたちが安全に生きることのできる環境づくりに努めていました。

セーブ・ザ・チルドレンでは、月1,500円からの毎月寄付を受け付けています。
内閣府より認定を受けた公益社団法人であるため、税の控除を受けることができますよ。

「ロヒンギャ難民を栄養補給などの生活改善活動で支援したい」と考えられる方は、寄付を検討してみてはいかがでしょうか。

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食料やテントなど物資を、ミャンマーから逃れた方々に(国連UNHCR協会)

ロヒンギャとは、主にミャンマー西部のラカイン州に暮らす約100万人のイスラム系少数民族のこと。
国籍を持たず、1990年代から数十年にもわたって差別と激しい迫害に苦しめられ、多くの人が国外に逃れてきました。

※ 国連UNHCR協会Webサイトより

2017年8月25日、ラカイン州北部で新たに激しい衝突が発生。
ロヒンギャの人々が一気に隣国バングラデシュへ避難を始めました。

そんなロヒンギャ問題に取り組む代表的な支援団体が、国連UNHCR協会。
国連の難民支援機関であるUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の活動を支える、日本の公式支援窓口です。

ロンビギャ難民危機に際しても、バングラディッシュのクトゥパロンをメインに、バルカリやナタパラなど難民キャンプで活動しています。
食料やテントといった物資を提供するなど、支援活動を行っています。

UNHCRの活動資金は、各国政府からの任意の拠出金ならびに民間からの寄付金に支えられていますが、もっと広く民間からも支えていこうという機運が世界的に高まり、日本では2000年10月に、民間の公式支援窓口として、特定非営利活動法人 国連UNHCR協会が設立されました。
国連UNHCR協会Webサイトより)

同団体WEBサイトより

寄付金の使い道としては、水やシェルターのために使われる防水シート、睡眠用のマットや毛布、調理器具などが挙げられていました。

  • 月3,000円で、1年で子供の下痢の症状を緩和する医療薬32人分
  • 月4,500円で、1年で防水用ビニールシート32枚分
  • 月12,000円で、1年間のシェルターとなるテント2張分

を届けられるそうです。

活動内容 ロンビギャ難民の保護・救助・支援
活動地域 バングラディッシュのコックスバザール県
支援対象 難民キャンプで暮らすロヒンギャ難民
寄付の使途 水、シェルターのために使われる防水シート、睡眠用のマットや毛布、調理器具など
運営団体 認定NPO法人国連UNHCR協会(日本窓口)

*一覧表にはロヒンギャ難民支援に限って記載しています。団体全体の活動や支援内容は、こちらをご覧ください

国連の正式な機関となるので、一般的にどの団体よりも一番信頼度があると言えますが、実際のこの団体などの評判や批判などは下をご覧ください。

国連UNHCR協会の評判や口コミは?寄付先として、信頼できるかをチェック

ロンビギャ難民の生活も含めトータルで支援していきたいという方は、寄付先として検討してもいいかもしれません。

バングラディッシュの難民キャンプなどで医療援助(国境なき医師団)

ロヒンギャ難民の多くは、バングラディッシュのクトゥパロンという難民キャンプで暮らしているそう。
世界最大の難民キャンプと言われていますが、紛争発生当初は、暴力によるケガの治療が必要に。

現在は不衛生な環境のもとで下痢が深刻になるなど、治療が必要な人々が多くいます。
加えて、長いキャンプ生活からの心のケアも必要となっています。

同団体WEBサイトより

そんな難民キャンプで医療援助活動をしているのが、国境なき医師団です。

国境なき医師団は、1971年にフランスの医師とジャーナリストからなるグループによって設立された国際NGO。
アジアやアフリカなどを中心に、世界約70カ国に医師や看護師などからなる医療チームを派遣しています。

国境なき医師団(MSF)は、ロヒンギャ難民に対する医療援助活動を続けてきた。
この1年の間に、計19の医療施設などで実施した診療件数は5万6200件にのぼる。
国境なき医師団 Webサイトより)

主な活動地域は、バングラデシュ・コックスバザール県のクトゥパロンとバルカリ。
難民キャンプ内に診療所を設置するとともに、移動診療や救急搬送を行っています。

活動内容 難民キャンプ等での医療援助活動
活動地域 バングラデシュのコックスバザール県
支援対象 ロヒンギャ難民のうち、病気や怪我で苦しむ方たち
寄付の使途 診療所の設置や、移動診療や救急搬送活動など
運営団体 認定NPO法人国境なき医師団日本(日本窓口)

*一覧表にはロヒンギャ難民支援に限って記載しています。団体全体の活動や支援内容は、こちらをご覧ください

例えば3,000円の寄付で120人分の基礎医療セットがもらえ、5,000円で150食分の栄養治療食を届けることができます。
2018年8月23日の時点で「人道支援のための資金は目標金額の31.7%にしか及んでいない」そう。

国境なき医師団は、政府や公的機関からの資金援助をほとんど受けず、民間からの寄付で活動資金を賄っているのが特長です。
そのため、紛争地域でも当事者国の意向に左右されにくく、人命救助のため公平に活動するのが特長です。
(緊急支援に機動的に対応するため、寄付は使途が指定されない場合が多いので、ご注意ください)

国境なき医師団に「毎月の寄付」を決める前に調べた、リアルな活動現場と寄付金の使い道

医療行為によって、ロンビギャ難民の方の「命を救ってほしい」という方は、ご覧になるとよいでしょう。

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日本に逃れてきた難民の、受け入れ支援(難民支援協会)

ロヒンギャ族の中には、国外に避難した方々もいます。
その一部は、日本にも訪れ難民として保護を求めています。

たとえばゾーミントゥさんは、民主化運動の学生デモに参加。
ミャンマー政府の捜索リストに入ってしまい、身の危険を感じ日本に逃れます。

日本政府に難民の申請をしたものの、なかなか許可されず、1年近く収容所に留められるなど、苦しい境遇に置かれました。

参考

闘いの半生-できることをやり続ける難民支援協会

日本は難民認定数が米国やヨーロッパの国々などの先進国の中でも特に低く、「難民に対して厳しい国」として知られています。

母国に帰れば身に危険が及ぶことを、客観的証拠に基づいて証明しなければならない
証拠は、すべて日本語に翻訳して提出しなければならない
自力で難民認定を得ることは、ほとんど不可能な制度になっているのです
難民支援協会Webサイトより)

そんな日本に逃れてきた難民が強制送還されずに、安心して暮らしていけるように活動するのが、難民支援協会です。

難民支援協会は、1999年に日本で設立。
日本を訪れた難民支援を専門に、累計6,000人以上・107ヶ国の方々をサポートしてきました。

同団体WEBサイトより

3,000円で、路上生活に耐えている難民が宿で1泊休むことができる。
5,000円あれば、成田空港に出向き、とどめ置かれた難民に面会できるそうです。

活動内容 日本での「難民」としての受け入れや支援活動
活動地域 日本(主に東京都)
支援対象 日本を訪れた難民
寄付の使途 日本にきた難民の「難民認定」のための手助け、そのあとのケア
運営団体 認定NPO法人難民支援協会

今苦しんでいるロンビギャ難民に直接的に支援できるわけではありませんが、ロンビギャなど難民として苦しんでいる方を、平和な日本へと迎え入れる手助けができます。

私たちの住む国、日本が誇る「平和」を提供したい方や、難民認定を勝ち取る手助けがしたい方は、ご覧になってみてください。

> 寄付する

まとめ:「今も世界のどこかで苦しんでいる難民を支援したい」という方の参考に

この記事では、ロヒンギャ難民への寄付先の団体の例として、「ユニセフ」「セーブ・ザ・チルドレン」「国境なき医師団」「国連UNHCR協会」「難民支援協会」の5つを紹介しました。

補足ですが、5団体とも寄付による税制優遇が受けられるます。
つまり、「社会貢献のためのお金の使い道は自分で決められる」と言っても過言ではないでしょう。

ミャンマー軍のロヒンギャの人々に対する「掃討作戦」のせいで多くのロヒンギャ難民が迫害を受け、暴力、性的暴行が起こっており、たくさんの死者が出ています。
やむなく、バングラディッシュに移り住んだとしても、その生活は非常に厳しいものとなっています。

彼らはこうしているまさに今現在も、暴力に苦しみ、避難の結果、空腹、住む場所、感染症などの病気に苦しんでいます。
これは今まさに現在進行形で続いており、一刻も早い支援が必要です。

あなたのした募金が彼らの命を救うことにつながるかもしれません。
「世界のどこかで苦しんでいる人たちを助けたい」という方にとって、支援先選びの参考に少しでもなりましたら嬉しいです。

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