(出典:カタリバHP)
今の日本において、若者を取り巻く環境は決して明るいものとは言えません。
貧困、虐待、失業、いじめ、不登校など、課題は山積しており、それらの結果として教育や就業の機会を失う若者が多く存在しています。
さらに、機会の損失が若者の孤立を深め、犯罪行為を引き起こすケースも。
そして悲しいことに、日本の10代、20代における死因の第1位は「自死」です。
若者にまつわるニュースを聞くたびに、「どうしてこうなってしまったのだろう」とやるせない気持ちになる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、多様な困難を抱える日本の若者を支援する団体を3つ紹介します。
若者のために何かしたい!と思われている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
教育支援や居場所づくりで、すべての若者が意欲と創造性にあふれる社会を(カタリバ)
高校時代、友達とおしゃべりに熱中したり、夢を見つけて部活や勉強に夢中で取り組んだり、毎日をのびのびと過ごした方は多いのではないでしょうか。
しかし、生まれ育った環境によって苦境に陥り、その困難に一人で立ち向かわざるを得ない若者が日本にも多く存在します。
たとえば、貧困を理由に進学を諦めた高校生。
被災し、落ち着いて勉強する環境を失った受験生。
家庭を支えるためにアルバイトに励み、学習時間を削り、学校を休みがちになる学生。
どのような気持ちで毎日を過ごしているのかと思うと、心が苦しくなります。
認定NPO法人カタリバは、「意欲と創造性をすべての10代へ」をミッションに掲げ、小学生から高校生に対する教育支援や居場所づくりを行う団体です。

カタリバが運営する放課後学校では下記のような取り組みを展開しています。
学習支援
「自習室運営」などを通じ、勉強につまずく生徒の疑問・質問に寄り添います。
受験生には、進路相談や模試受験の機会も提供します。
居場所づくり
「ここにいて良いんだ」と思える、若者や子どもにとっての心の安全基地を作っています。少し年上のスタッフと”ナナメの関係”を築きながら、人と人とのつながりや心の安らぎを感じられる空間づくりがポイントです。
食事の提供
スタッフや地域の方々と食事を作り、一緒に食べることで安心感や承認機会を得られるきっかけを育みます。
活動内容 | 安心できる居場所の提供、学習支援、食事支援、災害時の居場所の提供や学習支援、探究学習の実践支援など |
活動地域 | オンライン(全国)、岩手県、宮城県、福島県、東京都、島根県に加え、各地域団体を後方支援 |
支援対象 | 主に日本の小学生〜高校生など |
寄付の使途 | 人件費、教材・備品・消耗品費、移動・交通費など |
運営団体 | 認定NPO法人カタリバ![]() |
カタリバが目指すのは、どんな環境にいたとしてもすべての子どもや若者が夢や可能性を広げられる社会。
その実現に向けた活動の資金となるのは、企業や個人から寄せられる寄付です。

カタリバとともに、若者がのびのびと生きられる社会をつくりたい!という方は、毎月の寄付をぜひ始めてください。
> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です
スタディクーポンで教育の機会を!貧困家庭の若者が未来を拓く力を育む(チャンス・フォー・チルドレン)
大学受験を目指す多くの高校生が塾や予備校に通う近年、学校の授業だけで受験を勝ち抜くのは難しくなりつつあります。
家庭の収入など経済的な事情から、意欲はあっても通塾できない貧困家庭の若者は厳しい戦いを迫られています。
公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンは、そんな貧困家庭の若者にスタディクーポンを提供。
クーポンを利用して、塾や予備校、家庭教師など学校外の教育活動を受けることで、若者が自分自身の力で未来を拓くお手伝いをしています。


チャンス・フォー・チルドレンが提供するスタディクーポンは寄付を原資にしており、塾や予備校を始め、英会話やピアノ教室など2,600教室以上の学校外教育活動に利用できます。
チャンス・フォー・チルドレンのHPには、高校3年生のときにクーポンを得て予備校に通い、猛勉強の末に大学進学を果たした利用者の声が掲載されていました。
クーポンは気持ちの面での支えが大きかったです。応援してくれる人がいるから頑張らないとって」
引用:チャンス・フォー・チルドレンHP
(中略)
あれから10年。新卒から、転職支援の会社で働いている。今ではチームの中でも中堅の立場になった。「10年前、CFCを通じて進学を支えてもらった。僕も誰かの人生の岐路を支えたくて、この仕事を選びました」
寄付を原資にしたスタディクーポンで若者の進学を支援し、さらに「応援しているよ」というメッセージを届けることができるのですね。
活動内容 | スタディクーポンの支給、大学生ボランティア等による相談支援 |
活動地域 | 岩手県、宮城県、福島県、東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県、兵庫県、大阪府、京都府など |
支援対象 | 経済的困難を抱える子ども・被災した子ども |
寄付の使途 | クーポン発行費、大学生ボランティアの相談支援費、スタッフ人件費など |
運営団体 | 公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン![]() ![]() |
大学への進学は、若者の可能性を広げるだけでなく、その後の就職や給与にも影響します。貧困の連鎖を断ち切るためにも、非常に重要な要素です。



「若者が可能性を拓く一助になりたい!」と思われた方は、月1,000円から始められる「CFCサポート会員」へ入会してはいかがでしょうか?
> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です
加害者側であっても「誰一人取り残さない」非行少年の更生を支える(アクセプト・インターナショナル)
14歳以上20歳未満で罪を犯した男女は非行少年と呼ばれます。
少年事件が年々減少している一方で、少年院を出た非行少年が5年以内に再度少年院または刑務所に入所する割合は22.7%。
およそ5人に1人が5年以内に再犯してしまっていることになります。(出典:法務省 犯罪白書2020)
非行少年たちは犯罪の加害者という過去を持っていますが、彼ら彼女らを単に「加害者」として社会から分断するのではなく、社会復帰を促していくことが次の犯罪の抑制につながります。
非行少年の更生を支える役割の一つが「保護司」という仕組み。
「保護司」は、少年院等を出所した非行少年に生活についてのアドバイスや就労支援、生活環境の調整などを行う民間のボランティアです。
家庭内暴力や貧困、精神疾患など、様々な背景を持つ非行少年たちに寄り添い、見守り続けるという大変な仕事であり、さらにボランティアという性質上、人員が不足するといった課題も。
非行少年の社会復帰における「保護司」の役割に着目し、その活動を支援している団体がNPO法人アクセプト・インターナショナルです。


アクセプト・インターナショナルは紛争地域において、紛争当事者であるテロリストや過激派グループの若者にアプローチし、脱過激化・社会復帰支援を行う団体。
ソマリアやインドネシアなどで活動してきましたが、2020年からは日本国内でも事業をスタートしました。
その一つが、非行少年への更生保護支援事業です。
たとえば、高齢化し、人手が不足している保護司の状況を踏まえ、現役の保護司の方や専門家と協働。
若い世代の担い手を育成するため、勉強会や座談会を開催しています。
さらに海外での知見を活かし、非行少年当人への支援も開始しました。
少年院等の出所後、本人と面談を行いながら一人ひとりにどんな支援が必要か検討。
個別の「更生支援計画」を策定します。
保護司をはじめ、社会福祉士や臨床心理士、弁護士など少年院出所後の若者を支える協力者とともに、非行少年達の暮らしや就労をサポートし、社会復帰を果たせるように伴走しています。
活動内容 | 非行少年の社会復帰支援、在日外国人の生活支援など ※ |
活動地域 | 日本 |
支援対象 | 少年院経験者、保護司 ※ |
寄付の使途 | 社会復帰プログラムの提供など ※ |
運営団体 | NPO法人アクセプト・インターナショナル |
※ 日本での活動についての例
アクセプト・インターナショナルのミッションには「誰一人取り残さない、たとえ加害者とされる人であっても」とあります。
非行少年達が犯した罪を償った上で周囲との関係性をつなぎながら社会復帰をしていくことは、彼ら彼女らにとって良いだけでなく、より安定した地域社会を築くことにもつながります。
アクセプト・インターナショナルの活動を応援したい!と思われた方は、毎月定額の寄付を行う「アンバサダー」になってみませんか?
1日50円(月1,500円)からの寄付で、本当の意味で「誰一人取り残さない社会」の実現を応援できます。
ぜひ、ご検討ください。
この記事では、日本国内における多様な若者支援を行う募金先を3つ紹介しました。
今の若者世代は一昔前と比べて社会とのつながりを感じられず、孤立を深めやすかったり、困難に陥ったときに助けを求めにくい状況にあるのかもしれません。
寄付という行為は「あなたはひとりじゃない」と伝える方法でもあります。
この記事をきっかけに、若者を応援する手段として寄付を始めていただければ幸いです。