奨学金への寄付で子ども達の教育を支援したい方向け、団体・基金3選

経済的な理由で希望するような教育を受けられない子どもは、日本にも世界にもたくさんいます。
そんな子ども達を経済的に支援するのが奨学金制度です。

一口に奨学金といってもさまざまな団体や基金が、いろいろな子どもを対象に提供しており、どれを選んでよいかわからない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、「親を亡くした遺児」や「被災地の高校生」、「途上国の中学生」など、それぞれ支援対象が異なる奨学金のうち、寄付を受け付けている3つの団体・基金をピックアップして紹介します。

親を亡くした遺児が、進学をあきらめないために支援(あしなが育英会)

かけがえのない親を亡くし、遺児となる子どもは日本に40万人もいるといわれています。
そしてその中でも教育費不足の状況にある遺児は全体の67%、また経済的な理由で進学を断念する遺児は全体の53%にも及ぶとのこと。

あしなが育英会は、病気・災害・自死(自殺)などにより親が亡くなったり、親が著しい障害を負ったりしている家庭の子どもたちへ、進学するための奨学金を届ける団体です。
奨学金は無利子での貸与(一部、給付もあり)となります。

病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした子どもたちや、
親が重度障害で働けない家庭の子どもたちを支える民間非営利団体です。
国などからの補助金・助成金は受けず、すべて寄付金で運営しています。
ご寄付の9割以上は個人の方からです。
あしなが育英会WEBサイトより)

同団体WEBサイトより

1967年に交通事故遺児を励ます会として誕生して以来、たくさんの(例:2016年度は高校生・大学生などあわせて5,080人)子供たちを支援してきたそう。
さらに、日本だけでなく世界最貧国群といわれる砂漠以南49ヵ国の遺児にも奨学金を提供してきました。

活動内容 遺児へ奨学金の無利子貸与と給付など
活動地域 日本各地、アフリカ
支援対象 病気・災害・自死(自殺)などで親を亡くした遺児など
寄付の使途 奨学金の無利子貸与と給付、施設の運営など
運営団体 あしなが育英会

なお、あしなが育英会は法人格のない任意団体です。
所得税など寄付金控除の対象にはならないので、ご注意ください。

あしなが育英会の評判や口コミは?寄付先として、信頼できるかをチェック

 

東日本大震災で被災した高校生向け、返済不要の奨学金(東日本大震災復興支援財団「まなべる基金」)

2011年3月11日の東日本大震災後、子ども達を支援するための奨学金制度がいくつか立ち上がりました。
しかしその多くは遺児・孤児が対象であり、被災による経済的に理由で進学・就学が困難となった高校生に向けた奨学金制度は少ない状況でした。
そんな高校生たちに向けて設立された、返済不要の奨学金制度が、東日本大震災復興支援財団による「まなべる基金」。
高校卒業まで最長3年間(※)で、最大48万円の奨学金を提供するというものです。

※4年生高校では最長4年の給付が可能。ただし合計額は同じ最大48万円

震災以降、岩手県・宮城県・福島県を中心とした被災地では、ご家庭の経済的事由で高校などへの進学・就学が困難となっているお子さまが多くいます。「まなべる基金」は、そのような困難な状況の中で、諦めずに学ぶ意欲を持った生徒を対象に、高校在籍中最長3年間にわたり、奨学金を給付する制度です。
東日本大震災復興支援財団「まなべる基金」WEBサイトより)

同団体WEBサイトより

活動内容 遺児へ奨学金の無利子貸与と給付など
活動地域 ※WEBには記載がみつかりませんでした。
支援対象 東日本大震災の際に岩手県・宮城県・福島県で被災した高校生
寄付の使途 「まなべる基金」の活動
運営団体 東日本大震災復興支援財団

「まなべる基金」に対する寄付は、クレジットカードや銀行振込の他、ソフトバンクスマホを利用の方は携帯電話料金と一緒に寄付することが可能。
その他、Yahoo!Japan IDをお持ちであれば、Yahoo!内のサービス「Yahoo!ネット基金」での寄付も可能です。

 

途上国(東南アジア)の中学生を1対1で支援する(民際センター「ダルニー奨学金」)

日本では中学校までは義務教育の範囲内ですが、世界では中学校に通えない子どもがいます。
ダルニー奨学金が対象とするメコン5ヵ国(タイ・ベトナム・ミャンマー・カンボジア・ラオス)では、都市・農村の経済格差が広がり、経済的な困難で十分な教育を受けられない子ども達がたくさんいます。

ダルニー奨学金制度は、ドナー(寄付する方)1人につき1人の子どもを支援する国際教育里親システムです。
子どもが中学校に入学してから卒業するまで、1対1の顔が見えるかたちで支援するのが特長です。

今、私たちが、これらの子どもに就学教育支援をすることで、
きっと貧困から抜け出し、自立する力をつけるでしょう。

タイには「人知れず仏に金箔をはる」という諺があります。
それは「人知れず、功徳をする」の意味です。
奨学金をもらった生徒は、奨学証書に記載された提供者を第二の親と思い、逆境の中、勉学に励んでいます。

民際センター「ダルニー奨学金」WEBサイトより)

同団体WEBサイトより

ダルニー奨学金で寄付する金額は1日あたり40円(月々1,200円)。この金額で、対象国の子供たちが中学校に通うことができます。

活動内容 中学校入学から卒業までの経済的支援
活動地域 タイ・ベトナム・ミャンマー・カンボジア・ラオス
支援対象 上記の国で暮らす経済的に貧しい中学生
寄付の使途 「ダルニー奨学金」の活動
運営団体 公益財団法人 民際センター

ダルニー奨学金で寄付をすると、支援の対象となった子どもの写真付きの情報が送られ、子どもにも支援者の名前が知らされます。
さらに寄付をする方には毎年、子どもの写真とあわせて現状について記した報告書が送られます。

このように支援対象の子どもの成長を見守れるので、支援をしている実感が湧きやすいですね。

 

まとめ:さまざまなタイプの奨学金で、あなたに合った支援を

この記事では、あしなが育英会・東日本大震災復興支援財団「まなべる基金」・民際センター「ダルニー奨学金」の3つを紹介しました。

この記事で紹介したように、子ども達はいろいろな理由で経済的に困窮し満足な教育を受けられないことがあります。
そんな子ども達の支援について、この記事で少しでも知っていただければ幸いです。

なお子ども達への支援は奨学金だけではありません。
他にどんな支援が必要なのかや、支援を行っている団体について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
それぞれ「子どもの貧困」「被災地支援」というテーマでまとめています。

「子どもの貧困」に寄付するなら?日本の子供支援の募金先NPO3選
東日本大震災への寄付、子ども達を今も被災地で支援し続けている団体3選

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