奨学金への寄付で子ども達の教育を支援したい方向け、団体・基金3選

経済的な理由で希望するような教育を受けられない子どもは、日本にも世界にもたくさんいます。
そんな子ども達を経済的に支援するのが奨学金制度です。

一口に奨学金といってもさまざまな団体や基金が、いろいろな子どもを対象に提供しており、どれを選んでよいかわからない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、「被災地の高校生」や「低所得世帯の子ども」、「途上国の中学生」など、それぞれ支援対象が異なる奨学金のうち、寄付を受け付けている3つの団体・基金をピックアップして紹介します。

東日本大震災で被災した高校生向け、返済不要の奨学金(東日本大震災復興支援財団「まなべる基金」)

2011年3月11日の東日本大震災後、子ども達を支援するための奨学金制度がいくつか立ち上がりました。
しかしその多くは遺児・孤児が対象であり、被災による経済的に理由で進学・就学が困難となった高校生に向けた奨学金制度は少ない状況でした。
そんな高校生たちに向けて設立された、返済不要の奨学金制度が、東日本大震災復興支援財団による「まなべる基金」。
高校卒業まで最長3年間(※)で、最大48万円の奨学金を提供するというものです。

※4年生高校では最長4年の給付が可能。ただし合計額は同じ最大48万円

震災以降、岩手県・宮城県・福島県を中心とした被災地では、ご家庭の経済的事由で高校などへの進学・就学が困難となっているお子さまが多くいます。「まなべる基金」は、そのような困難な状況の中で、諦めずに学ぶ意欲を持った生徒を対象に、高校在籍中最長3年間にわたり、奨学金を給付する制度です。
東日本大震災復興支援財団「まなべる基金」WEBサイトより)

同団体WEBサイトより

活動内容 遺児へ奨学金の無利子貸与と給付など
活動地域 ※WEBには記載がみつかりませんでした。
支援対象 東日本大震災の際に岩手県・宮城県・福島県で被災した高校生
寄付の使途 「まなべる基金」の活動
運営団体 東日本大震災復興支援財団

「まなべる基金」に対する寄付は、クレジットカードや銀行振込の他、ソフトバンクスマホを利用の方は携帯電話料金と一緒に寄付することが可能。
その他、Yahoo!Japan IDをお持ちであれば、Yahoo!内のサービス「Yahoo!ネット募金」での寄付も可能です。

PR

低所得世帯の子どもの学校外の教育費をサポート(チャンス・フォー・チルドレン)

「奨学金=学費」のイメージが強いですが、教育にかかるお金はそれだけではありません。
例えば、貧困家庭に生まれた子どもは、塾や習い事に通うのが難しくなることが多いです。
本人が「やってみたい!」「挑戦したい!」と思ったことが叶わなければ、自己効力感も低下してしまいます。

公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンは、低所得世帯の小学生〜高校生を対象に、学習塾や習い事の受講料として利用できる「スタディクーポン」を支給しています。
一般的な学習支援はもちろんのこと、子どもの体験格差を解消する取り組みでもあります。

私は高校3年生の受験生です。
私はこのクーポンで、塾に行って、自分のわからない所や、苦手な科目について勉強しています。
私の将来の夢は、災害医療にたずさわる看護師になることです。
(中略)クーポンを利用できるということは、私にとってもっと学習できるチャンスが増え、理解が深まるということです。
(出典:福島県の女子高生の声ーチャンス・フォー・チルドレンHP)

勉強したいけど、経済的な困難を理由に勉強も夢も諦める・・
スタディクーポンで、そんな子どもたちに手を差し伸べることができます。
一般的な奨学金との一番の違いは、子どもが行きたい学習塾や習い事を選択できる点です。

スタディクーポン利用先の例

  1. 教科学習(塾、予備校、家庭教師、通信教育など)
  2. スポーツ(サッカー教室、スイミング、スポーツ教室など)
  3. 文化活動(ピアノ教室、音楽教室、絵画教室など)
  4. 体験活動(キャンプ、野外活動、社会体験など)
  5. 習い事(習字、そろばん、パソコン教室、外国語教室など)

(出典:チャンス・フォー・チルドレンHP

「学校外の多様な学びの機会を、すべての子どもたちに届ける」
他の教育支援団体にはない、チャンス・フォー・チルドレンならではの特長と言えます。

同団体WEBサイトより

活動内容 教育サービスで利用できるクーポンの発行など
活動地域 岩手県、宮城県、福島県、東京都、兵庫県、大阪府、京都府など
支援対象 経済的困難を抱える子ども・被災地で生活する子ども
寄付の使途 クーポン発行費、スタッフ人件費、広告費など
運営団体 公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン

CFCサポート会員に申し込むと、毎月任意の金額をクレジットカード、もしくは口座引き落としで寄付することができます。
いつでも退会可能ですので、毎月の寄付にハードルを感じる方も安心ですね。

チャンス・フォー・チルドレンへの寄付で、私が「相対的貧困」の子どもたちの支援を始めた理由

「現金給付ではなくクーポン支給なら確実に教育を届けられる」
「子どもたちの放課後格差を解消できる寄付先を探していた」
こんな風にお考えの方は、ぜひ検討されてみてください。

> 寄付する

途上国(東南アジア)の中学生を1対1で支援する(民際センター「ダルニー奨学金」)

日本では中学校までは義務教育の範囲内ですが、世界では中学校に通えない子どもがいます。
ダルニー奨学金が対象とするメコン5ヵ国(タイ・ベトナム・ミャンマー・カンボジア・ラオス)では、都市・農村の経済格差が広がり、経済的な困難で十分な教育を受けられない子ども達がたくさんいます。

ダルニー奨学金制度は、ドナー(寄付する方)1人につき1人の子どもを支援する国際教育里親システムです。
子どもが中学校に入学してから卒業するまで、1対1の顔が見えるかたちで支援するのが特長です。

今、私たちが、これらの子どもに就学教育支援をすることで、
きっと貧困から抜け出し、自立する力をつけるでしょう。

タイには「人知れず仏に金箔をはる」という諺があります。
それは「人知れず、功徳をする」の意味です。
奨学金をもらった生徒は、奨学証書に記載された提供者を第二の親と思い、逆境の中、勉学に励んでいます。

民際センター「ダルニー奨学金」WEBサイトより)

同団体WEBサイトより

ダルニー奨学金で寄付する金額は1日あたり40円(月々1,200円)。この金額で、対象国の子供たちが中学校に通うことができます。

活動内容 中学校入学から卒業までの経済的支援
活動地域 タイ・ベトナム・ミャンマー・カンボジア・ラオス
支援対象 上記の国で暮らす経済的に貧しい中学生
寄付の使途 「ダルニー奨学金」の活動
運営団体 公益財団法人 民際センター

ダルニー奨学金で寄付をすると、支援の対象となった子どもの写真付きの情報が送られ、子どもにも支援者の名前が知らされます。
さらに寄付をする方には毎年、子どもの写真とあわせて現状について記した報告書が送られます。

このように支援対象の子どもの成長を見守れるので、支援をしている実感が湧きやすいですね。

まとめ:さまざまなタイプの奨学金で、あなたに合った支援を

この記事では、東日本大震災復興支援財団「まなべる基金」、チャンス・フォー・チルドレン「スタディクーポン」、民際センター「ダルニー奨学金」の3つを紹介しました。

この記事で紹介したように、子ども達はいろいろな理由で経済的に困窮し満足な教育を受けられないことがあります。
そんな子ども達の支援について、この記事で少しでも知っていただければ幸いです。

この記事を読んだ方にオススメ

日本の子どもを支援したい!
私が毎月の寄付を始めた理由

「震災の被災地を支援したい!」「経済的なハンデを抱えながらも勉学に励む学生を応援したい!」そんな想いをお持ちの方におすすめしたいのが・・

> 続きを読む