ペンギンを救う活動に寄付したい!絶滅危機の動物を守る募金先団体3選

(出典:バードライフ・インターナショナルHP

そのかわいい見た目で、誰からも愛されるペンギン。
写真や映像を見るだけで、心がなごみ、自然と笑顔になりますよね。

しかしそんなペンギンたちが住む場所、そしてペンギンの生存自体が日々脅かされていることをご存知でしょうか。

絶滅の恐れがある野生生物のリスト「レッドリスト」を作成する国際自然保護連合(IUCN)によると、2021年時点で生息する18種のペンギンのうち、半分の9種が絶滅危惧種として認定されています。

「ペンギンたちをはじめとする、絶滅の危機にある動物たちを救いたい」
「地球温暖化、環境破壊などから、ペンギンたちが安全に暮らせる場所を守りたい」

そんな思いを持つ方に向けて、ペンギンを救う活動を行う3つの団体をご紹介します。

世界最大の保護団体として世界の絶滅危惧種を守る(WWFジャパン)

WWFジャパン HP

WWFは世界中にネットワークを持ち、環境保護活動に取り組む国際NGOです。
1961年に設立され、現在100カ国以上で活動を行う世界最大の規模の団体だと言われています。

WWFでは幅広い活動を行っていますが、大きな活動の軸は4つ。

  • 地球温暖化を防ぐ
  • 持続可能(サステイナブル)な社会を創る
  • 野生生物を守る
  • 森や海を守る

ペンギンの保護にまつわる活動も積極的に行っています。
例えばチリでは、ペンギンやアシカなどが数多く生息する海洋保護区が適切に管理されるよう、環境省に働きかける活動を実施。

このような海洋保護区の管理計画が、WWFのような自然保護団体や地域の人たちの手で作られたのは、チリでは初めての例です。
何より、利害が異なり、対立さえあった地域の関係者が、思いを一つにし、自分たちの地域の海を守る、実のある行動に踏み出し、成し遂げたことには、大きな意味があります。

WWFジャパンHP

その管理計画については、チリの環境省から正式な承認がおり、実際に計画が動き始めるなどの成果も上がっているそうです。

活動内容 絶滅の危機にある野生動物の保護などを通じて、生物の多様性を守る
活動地域 世界約100カ国以上
支援対象 パンダやトラ、ペンギンなどの野生動物及び自然環境
寄付の使途 密猟を防ぐパトロールなど、生態系を保護するために必要な活動全般
運営団体 公益財団法人世界自然保護基金ジャパン

WWFでは、毎月継続的に活動を応援できるサポーター会員を募集しています。
会員になると年に4回、野生動物や環境問題に関する情報を盛り込んだ会報誌が送られてくるそう。

国内外で取り組んでいるWWFの活動や、環境関連の情報、絶滅のおそれのある野生動物などについての記事を掲載しています。
大人から子供まで、環境問題について知識のある人もない人も楽しみながら、今地球で起きていることを知っていただける内容になっております。

WWFジャパンHP

寄付に加えて、環境問題にも意識を向け、より深く現状を知ることも、私たちが日本からできる大きな1歩です。

WWFへの寄付で、絶滅の危機に瀕している「野生生物」へ支援を始めた理由
編集部オススメのポイント!
会員として支援を始めると、希望者に会報誌「地球のこと」が年4回、郵送で届くようになります。団体の活動報告はもちろんのこと、気候変動の国際会議など今知りたいニュースの特集も組まれていますので、環境問題をわかりやすく学ぶことができます。
野生生物を守るためには自然環境全体の保護が不可欠という考えから、活動範囲を発展させた経緯があります。その際に名称も「世界野生生物基金」から現在の「世界自然保護基金」に改名されました。パンダのロゴは世界中の人々が環境保全を願うシンボルです。

WWFの強みは世界中にネットワークをもち、さまざまな国の専門スタッフが国境を超えて力を合わせ、行動を起こすことができるということ。
ペンギンをはじめとする動物たち、その環境を救うために、世界規模の活動を支えたいという方は、ぜひ支援を検討してみてはいかがでしょうか。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

鳥類を中心に自然環境の保護活動を行う(バードライフ・インターナショナル)

バードライフ・インターナショナルHP

バードライフ・インターナショナルは1922年にイギリスで設立された、世界でも最も古い環境NGOの一つです。
ペンギンをはじめとする鳥類の保全、その生息環境の保全などの活動を、世界120カ国で行っています。

具体的には、最も絶滅が危惧されている水鳥の一つとしてペンギンを取り上げ、世界のペンギンを守るため、「Protect A Penguin」(ペンギンを守ろう)キャンペーンを実施しています。
南アフリカでは、絶滅危機に直面するケープペンギンを守るためのプロジェクトを開始。

アフリカに生息するケープペンギンは、気候変動による餌不足などにより、40年前と比べて約70%も減少し、現在では約5万羽と推定されています。

寄付金は南アフリカのケープペンギンの保護のために、主に新しい繁殖地づくり、デコイ(模型)や巣箱の設置、生存率や餌状況の調査、衛星による追跡調査、行政への働きかけなどに使用いたします。

バードライフ・インターナショナルHP
活動内容 鳥類や自然環境の保護
活動地域 世界100カ国以上
支援対象 鳥類、鳥類を指標とした生息環境
寄付の使途 絶滅危惧種の保護、森林・海洋保全、渡り鳥の保護など
運営団体 一般社団法人バードライフ・インターナショナル東京

バードライフ・インターナショナルでは、ホームページから申し込む賛助会員の他に、Yahooネット基金からも寄付を受け付けています。
団体の活動全般だけでなく、「ケープペンギンを守る保護活動」など具体的なプロジェクトを選んで寄付をすることも可能です。

まずは気軽に寄付をしてみたい、という方は支援を検討してみてはいかがでしょうか?

南極の生態系を守りながら、地球温暖化を食い止める活動を展開(グリーンピース)

グリーンピースHP

グリーンピースは、世界55ヶ国・地域で環境保護活動を行うNGOです。

地球環境を守りサステナブルな循環型社会をつくるため、1971年の設立以降、科学的な調査や専門知識に基づく大規模なキャンペーンを実施しています。

ペンギンを守る活動は、「南極を海洋保護区に指定する運動」と「地球温暖化のスピードを遅くする運動」の2つが中心です。

・南極を海洋保護区に
ペンギンなどの餌となるオキアミの減少を防ぐため、オキアミの漁獲を行う会社に海洋保護区の候補地域でのオキアミ漁を中止するよう求めています。
また、南極の生態系を守るために、南極海で特に保護が必要な地域を海洋保護区として新たに定めるよう国際社会に呼びかけています。

・地球温暖化のスピードを緩める
温暖化で南極の氷が溶けると、生きるために氷を必要とするオキアミが減り、オキアミを餌とするペンギンにも影響が。
世界の平均気温の上昇を産業革命以前より1.5度以内にとどめるため、各国の政府、企業へ働きかけています。

  

活動内容 地球環境や生態系の保護、自然エネルギーの推進など
活動地域 北極やアマゾンなど、世界55以上の国と地域
支援対象 危機に瀕している野生動物をはじめとする、地球上の生命
寄付の使途 環境調査・分析、自然保護を求める提言などの活動費全般
運営団体 一般社団法人グリーンピース・ジャパン


グリーンピースは政府や企業に支援を受けない、完全に独立した立場で活動しています。

その調査活動や、政策提言、市民・企業を巻き込むキャンペーンを支えるのは、人々からの寄付金です。

毎月1,000円のご寄付で
世界の海を守るための調査や働きかけを支援することができます。

毎月1,500円のご寄付で
気候危機から命を守るための調査や働きかけを支援することができます。

毎月3,000円のご寄付で
森と生物多様性を守るための調査や働きかけを支援することができます。

グリーンピース HP
グリーンピース・ジャパンへの寄付で、私が環境保護を推進する3つの理由
編集部オススメのポイント!
1980年代から南極の環境保護活動を継続していて、2019年からは、南極を含む世界の海の30%を遅くとも2030年までに海洋保護区にする活動を始めています。
気候変動の悪化を食い止めることは、私たちの命と暮らしを守ることと直結しています。温室効果ガスの排出削減のために何ができるか、グリーンピースは各国政府や企業、国際社会に対して呼びかけ続けています。

ペンギンの命を脅かす環境問題を明らかにする調査・研究や、企業や国に対して改善を求めるキャンペーン活動を応援したいという方は、寄付を検討してみてはいかがでしょうか。

> 団体公式サイトで詳しくみる

まとめ:「ペンギンを救う活動に寄付をしたい」という方の参考に

以上、ペンギンの保護、その他絶滅危惧に晒された動物等を守る団体を3つ、ご紹介しました。

団体名寄付ナビ編集部オススメのポイント
WWFジャパン① 絶滅の危機にある野生動物の保護などを通じて、生物の多様性を守る
② 世界中にネットワークをもち、さまざまな国の専門スタッフが国境を超えて力を合わせ、行動を起こすことができる
バードライフ・インターナショナル① 鳥類の保全、その生息環境の保全などの活動を、世界120カ国で行っている
② 1922年の設立以来、一貫して科学的根拠に基づく保全を推進している
グリーンピース・ジャパン① 北極やアマゾンなど世界55以上の国と地域で、野生動物をはじめとする、地球上の生命を守る活動
② 政府や企業からの援助を受けず、市民の力だけに支えられて、独立して環境保護に取り組んでいる

かわいい動物たちがそれぞれの場所で安全に、健やかに暮らしていけるよう、皆さんに合った形でぜひ寄付を検討してみてはいかがでしょうか?

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