ボランティアと寄付の違いは?どちらがいい?本当に喜ばれる支援の方法

「ボランティアと寄付、何が違うの?」
「私にもできることを知りたい!」

こんな疑問や想いをお持ちの方へ、ボランティアと寄付の違い、それぞれのメリット・デメリット、おすすめの支援の仕方について解説します。
ぜひできることから、始めてみてください。

ボランティアと寄付の違いは?何を提供するか

どちらも「自らが持てるものを無償で社会に提供する」という点では共通しています。
その違いは「何を提供するか」によって、分けられます。

被災地やイベントで体を動かす「ボランティア」

ボランティアとは、自発的に社会のために活動することを指し、「時間の寄付」とも言われます。

一般的には「自発的な意志に基づき他人や社会に貢献する行為」を指してボランティア活動と言われており、活動の性格として、「自主性(主体性)」、 「社会性(連帯性)」、「無償性(無給性)」等があげられる。

厚生労働省HP

例としては、災害発生時のボランティアが挙げられます。

(出典:西日本豪雨災害でのボランティア-Twitter)

他にも、チャリティマラソンのイベントスタッフなど、人手が不足している状況において体力を必要とするような活動に従事することを、一般的に「ボランティア」と呼ぶことが多いです。

また、各分野の専門家が、自らの能力・スキルを無償で提供して社会貢献するのは、同じボランティアでも「プロボノ」という言い方をします。

応援したい活動に、お金や物を贈る「寄付」

一方で、自らが所有している財(お金や物など)を、NPO・NGOなどの公益事業へ贈ることを「寄付」と言います。

ボランティアは、自らの時間と労力をつかって、「自らが誰かのために行う行為」であるとすれば、寄付は、「誰かを信じて託す行為」とも言える。

日本ファンドレイジング協会

このように、ボランティアと寄付はどちらも「無償性」や「公益性」といった側面では通じているものの、その参加の仕方は大きく異なります。
日本の寄付文化については、以下にまとめていますので、併せてご参考にしてください。

日本人は「寄付が嫌い?」「寄付の文化がない?」統計や歴史から分かった、ウソホント

あなたに合うのは?メリット・デメリットを比較

では、あなたにフィットするのは、ボランティアと寄付のどちらでしょうか?
それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。

ボランティア:能力などに条件はあれど実感を得やすい

ボランティアには、年齢や能力などで一定の条件が設けられていることが多いです。
まずは、あなたが参加を検討しているボランティアの参加資格をチェックしたうえで、自分に自発的な意思があるかを確認しましょう。

自発的な意思をもってボランティアに参加すれば、非常に大きなやりがい「社会の役に立てた!」という実感が得られます。
一方でそれがなければ、「タダ働きで使われた」という遺憾が残ってしまうでしょう。

何よりボランティアの場で出会った仲間なら利害関係もありませんし、かけがえのない経験となりますので、「何かに参加したい!」という方にはボランティアがおすすめと言えます。

寄付:時間や場所は選ばないが、使途が見えにくいことも

一方、寄付のメリットは「誰でも・好きなときに・好きな分を寄付できる」という自由度の高さです。
万人が、最も気軽にできる社会貢献の手段とも言えるでしょう。

ただ自分がその場に出向いて体を動かすボランティアと違って、社会の役に立った実感を得にくいというデメリットもあります。
寄付先には、

  • 募金の使い道や会計の情報をオープンに開示
  • 定期的に活動報告を行なってくれる
  • スタッフなど、団体に関わる人の顔が見える

といった条件を満たすような”信頼できる寄付先”を選ぶ必要があり、「ここなら自分の想いを託せる!」と感じられる寄付先かどうかが重要になります。

寄付はどこにするのがいい?現地に全額使ってくれる「信頼できる寄付先」の選び方

それでも私が”お金の寄付”をおすすめする3つの理由

ここまでで、「ボランティアの方が自分の目で現場を見られるし、懐も痛まないし良いのでは?」と、こんな風に思われたのではないでしょうか?
私がお金の寄付をおすすめするのには、3つのワケがあります。

理由1:寄付先の役に立ちやすいから

お金はあらゆる財やサービスと交換することができ、寄付先にとってみても自由度が高いので、とても感謝されます。
また、必要なときに引き出せるように、価値の保存も容易です。

これと対をなすのは、物の寄付(寄贈)です。
寄付先が必要としている物を適切に贈ることができれば問題ないのですが、こちらがいらないものを送りつけるのは処分しているのと変わりません。

そういった意味でも、お金の寄付は寄付先に喜んでもらいやすいのです。

理由2:寄付者にも精神的な見返りがあるから

寄付はただお金が手元から出ていくだけではなく、寄付者にも良い効能があります。
習慣的に寄付を行なっている人の方が、そうでない人より幸福度が高い傾向にあることは、科学的にも実証されています。

特に、毎月少額を銀行口座、もしくはクレジットカードの引き落としで寄付する「マンスリーサポーター」として寄付を行えば、

  • 自分も活動に参加している
  • 社会課題の解決に尽力する一員
  • ともに寄付先を応援する仲間

といった感覚も、得られるでしょう。
何も見返りがなかったとしても、味わい深い充実感は返ってくるはずです。

理由3:現場のボランティアも応援できるから

お金の寄付で、被災地や活動現場で尽力しているスタッフも応援することができます。
これは単に人件費の捻出という意味だけではなく、無償で関わっているボランティアにも同じように当てはまります。

たとえば、さまざまな困難を抱える日本の児童・生徒に、教育支援を届けるNPO法人Learning for All
実際に子どもたちに勉強を教えるスタッフの多くを、学生ボランティアで賄っています。

年間約1,000名の大学生からボランティアの応募があり、面接などで約250名にまで選抜。
子どもたちには、1:1の個別指導で、質の高い教育を提供しています。
大学生向けの映像コンテンツも充実しているので、自宅でも授業の準備を進められます。

このように、寄付金の一部がボランティアにかける研修費などに替わり、質の高い教育となって子どもたちに間接的に届くとも言えますし、同時に現場で頑張るボランティアを応援しているとも言えるでしょう(ご紹介した寄付の使い道は一例です)。

Learning for All への寄付で「子どもの貧困」をなくす支援を始めた3つの理由

「私にはできないことを代わりにやってくれている人たちをサポートできる」のは、寄付の良さではないでしょうか。


ここまで、ボランティアと寄付の違い、それぞれのメリット・デメリット、私がおすすめする支援方法とその理由について、解説して参りました。

「こんなボランティアも、こんな寄付もあるんだ!」
という新たな気付き・発見をご提供できていれば嬉しいです。
ぜひあなたが無理なくできる支援から、始めてみてください。

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