【2022年8月最新版】在日外国人への無料食料配布会に参加|寄付ナビNEWS

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現在、私は「寄付してよかった」と感じられる10団体以上に毎月の寄付をしています。

この記事では、私が毎月寄付している団体で、

  • メールマガジンや団体公式SNSで発信されている情報
  • 寄付者限定のニュースレターや年次報告書
  • 実際に参加したイベントから得られた情報

などから、毎月の最新情報をお届けします。

この記事を書いた人

鈴木大悟

収入の10%を寄付することを5年以上継続中。「あなたにぴったりの寄付先を見つけていただきたい」そんな想いから、ひとりでも多くの方へ寄付によって得られる幸福をお届けするために、このサイトを運営しています。

残念なことに、コロナ禍で経済的に困窮したり、DVの被害を受けたりといったニュースを目にする機会が増えました。
同じように窮地に立たされていても、あまり報道されていない人びとがいます。

今月は「日本国内で困難を抱える在日外国人」を特集します。
無料で食料の配布を行っているNPO団体、アクセプト・インターナショナルを取材させていただきました。

明日生きるのに必要な食料がない、コロナ禍で深刻化する困難

食料配布会の様子

在日外国人、特にイスラム教徒の方々の多くは、祖国が紛争などの影響で危険な状態となり、命がけで日本に逃げてきた背景があります。

そんな彼らが昨今の新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、失業やリストラの問題が深刻化しています。
「住む場所を失った」「明日生きていくためのお金が底をついている」といった緊急性の高い相談が多く寄せられているそうです。

イスラム教徒の方々は、宗教上の理由で豚肉をはじめとする食肉、みりんなどのアルコール類を避けなければならず、食事に大きな問題を抱えています。
日本でイスラムの教えに則った食品を購入するのも、大変な困難があるのです。

NPO法人アクセプト・インターナショナルは在日外国人を対象に、定期的に無料でイスラム教徒の方でも食べられる食品を配布する活動に取り組んでいます。
彼らが適切な公的支援を受けられるように個別に相談対応を行い、行政の給付金を紹介したり、書類手続きを申請するサポートを行ったりといった生活支援にも取り組んでいます。

アフガニスタン人のボランティアの方が活動する中で思うこと

今回私がインタビューさせていただいたのは、アクセプト・インターナショナルのボランティア、サバウヌ・ウリシュミンさんです。

アクセプト・インターナショナルの代表の永井さんにお会いして、私にできることがあると思い、イスラム教徒の方々をサポートする活動に参加しました。

よろしくお願いします。
イスラム教徒の方々が抱えている困難について、詳しくお聞かせいただけますか?

イスラム教徒は宗教上の理由で食事に大きな問題を抱えています。
日本のスーパーマーケットなどのお店には、イスラム教徒が食べられるものはあまりありません。
明日食べるものがなく、アクセプト・インターナショナルの食料配布会に来られる方もいます。

ビザの取得も非常に困難です。
日本語が分からなければ、どうすればビザを延長できるのかも分かりません。
自分の身を守るために十分な情報を得ることが難しいのが実情です。

アクセプト・インターナショナルは具体的にどのような支援を行っているのでしょうか?

食料支援をきっかけに、中長期的な支援へつなぐことができるように個別に相談対応を行っています。

彼らに必要な支援情報を掲載したWebサイトを開設しました。
Webサイトは、在日イスラム教徒の方々の多数を占める母語であるウルドゥー語(パキスタン)、ベンガル語(バングラディシュ)、インドネシア語(インドネシア)で掲載しています。

経済的な困窮を抱える方には政府の給付金を紹介し、公的な書類の申請を手助けします。
外国人を雇用している働き口を紹介する就労支援にも取り組んでいます。

相談者のニーズに合わせた個別対応

サバウヌさんの「在日外国人の子どもは、次世代の光。いずれ日本とイスラム教徒をつなぐ架け橋になる」という言葉が、私にはとても印象的でした。

イスラム教徒の方々は社会から孤立しやすく、支援から取り残されています。
あなたの寄付が、困窮する在日外国人の方々の助けとなります。

> 団体公式サイトで詳しくみる

活動を毎月の寄付で応援するアクセプト・アンバサダーとは?

アクセプト・インターナショナルを支援するには、月1,500円(1日あたり50円)から寄付できる「アクセプト・アンバサダー」がおすすめです。
この記事を書いている私も、個人的にアンバサダーとして活動を支援しています。

アンバサダーになると、希望者の任意で、ボランティア活動にご参加いただけます。
限定イベントへのご参加や、毎月のメールマガジン「アクセプト通信」を通じて、団体が取り組む社会問題への理解を深めながら寄付を続けていただけます。

取材の当日に、アンバサダーとしてボランティア活動に参加されていた田中さん(仮名)から「実際にアンバサダーに参加してみてどのように感じているか?」お話を伺いました。

TBSテレビの『サンデー・ジャポン』で代表の永井さんが紹介されていて、アクセプト・インターナショナルの活動も知りました。

良い活動をしているNPO団体は他にもたくさんありますが、その全てに寄付をすることはできません。

ご縁があった団体に、細く長く支援を続けたいと思っています。
アンバサダーやボランティア活動は、全く新しい人たちとの繋がりで、良い刺激になっています。

アクセプト・インターナショナルは、2014年に外務大臣奨励賞2020年に社会貢献者表彰(日本財団賞)を受賞していて、社会的にその活動が評価されています。

ご寄付は、団体の活動を継続的に実施するために必要な運営費用として大切に使われます。
アクセプト・アンバサダーは、以下からお申し込みいただけます。

> 団体公式サイトで詳しくみる

編集後記:取り残された人びとを支援するのは私たち

今月は「在日外国人への支援」として、アクセプト・インターナショナルの活動を紹介させていただきました。

アクセプト・インターナショナルに限らず、これまでに多くのNPO団体さんからお話をお伺いする中で、個人的に行政の支援の網は大きいものの網の目も大きいので、必ず支援からこぼれる人たちが生まれてしまう。取り残された人びとを支援するのがNPOの役割であり、引いては私たち市民の役割だと感じています。

この記事を読んでくださったあなたにも、今日この日からできることがあります。
あなたにぴったりの寄付先を見つけるためにお役に立てていましたら幸いです。

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