ピースワンコ・ジャパンの評判や口コミは?寄付先として、信頼できるかをチェック

犬の「殺処分ゼロ」を掲げる、ピースワンコ・ジャパン。
動物愛護センターに保護された犬猫を引き取り、「新たな里親を探す」「災害救助犬やセラピー犬として育成する」といった活動を行なっています。

それらの活動を支えているのが、「ワンだふるサポーター」や「ワンだふるファミリー」など継続的な寄付。
Facebookの広告やニュースサイトの記事などで寄付を呼びかけているのを見て、 初めて知った方もいらっしゃるかもしれません。

「ちゃんとした団体なの?」「寄付で応援して大丈夫?」
そんな疑問を持つ方のために、ピースワンコジャパンの評判や口コミ、支援先として検討する時にチェックしたい3つのポイントをまとめました。

ブログやSNSで見つかった、ピースワンコの評判・口コミ

ピースワンコジャパンについて、ネット上で検索したり、ソーシャルメディアで探してみました。
すると、さまざまな方からの書き込みが見つかりました。

ポジティブな評判・口コミや、支援者からの応援メッセージ

まずはポジティブが評判・口コミから。
「ワンだふるサポーターになった」「毎月の寄付を始めた」という支援者の方が、ご自身の想いや寄付のきっかけなどつづっています。

そんなわけで、我が家はピースワンコジャパンの保護犬事業を応援しています。
うちにはまるさんがいるので、里親として犬や猫を迎え入れることはできませんが、少しでも力になれたらと思います(*´-`)
日本全国で、犬猫の殺処分がゼロになりますように。

(出典:ブログ「保護犬事業を応援したい!ピースワンコジャパンで「ワンだふるサポーター」になりました!」)

信用してよいのか騙されているのか…でも迷っていても仕方ないので思いきって今年会員になりました。
殺処分0に希望を託して信じてみようと思って。
自分ひとりの力では何も出来なくて、こういった団体の力を信じてみます。
うちは母子で決して裕福ではありません。
でも月に3000円(税金で返ってくるお金があるそうなので実質2000円ちょっとになるらしいです)
出せない金額ではないから一歩前に進むことにしました。

(出典:Yahoo!知恵袋

ブログ開設当初の目標だった、ピースワンコジャパンのワンだふるサポーターにようやくなりました。
たった月1000円の少額寄付ですが(中略)ピースワンコジャパンの評判について調べていると活動を批判する内容のものも見られ迷いました。
けれど、「ああしたい。こうしたい。」と心に思うだけの物事をひとつでも実現するのが今の私には必要

(出典:ブログ「ワンだふるサポーターになりました」)

ワンだふるサポーターの支援者が書いたブログ

実際に支援している方が、ご自身の体験や想いを書かれていますね。
他にも、Facebookページへの投稿で「ワンだふるサポーターに申し込みさせていただきました。遠方の為、何もお手伝いできないのでせめてもの気持ちです。少ないですが、何かの足しにしていただけたら嬉しいです。」とメッセージを寄せている方も。

人気音楽グループ「SEKAI NO OWARI」と共同でプロジェクトを行ったり、プロ野球で活躍する前田健太投手もチャリティイベントで協力したりなど、著名人にも支援の輪が広がっているようです。

ネガティブな評判・口コミや、活動への批判・疑問

その一方で、疑問や不安などネガティブな評判も、TwitterやYahoo!知恵袋などで見つかりました。

ふるさと納税を利用して資金獲得に努めているのでもある意味有名ですが
中では年間7億円寄付をもらって7億5000万円の経費が掛かり資金的に厳しいと言っていましたが資金難の団体がヘリコプターの新品買ったりするでしょうか?
代表者の旦那はある意味有名な方ですが(笑)

Yahoo!知恵袋より)

peacewanko_negative

「ピースワンコ・ジャパン」って信用できますか?
寄付をしようと考えているんですが、よく分からない団体なので質問しました。
単に捨て犬を引き取るだけという活動なら、飼い犬を捨てるという無責任な人は減らないし、捨て犬も減らないと思います。

Yahoo!知恵袋より)

犬の殺処分を減らそうとする「ワンだふるサポーター」には敬意を表しますが、何か納得いかない。
救う事も大事だが、無責任な飼育放棄(捨て犬)者、無責任な子犬販売業者に対する罰則を強化する方が効果的ではなかろうか?
(中略)やはり法律と役所を変えないとダメなようですね。

Yahoo!知恵袋より)

2017年5月には週刊新潮が批判的な記事を書くなど、活動に批判や疑問を呈する方もいるのが分かります。
(※週刊新潮の記事を受けての、ピースワンコ・ジャパンの声明はこちら)

支援先としてピースワンコ・ジャパンを信頼できる?3つのチェックポイント

このようにポジティブ・ネガティブな評判や口コミがありますが、実際はどうなのでしょうか?

「ワンだふるサポーター」など毎月の寄付を検討している方にとって、大切なお金を預けるかどうか。
どんなポイントで判断すれば良いのでしょうか ?

私自身も40近くの団体へ個人的に寄付したり、 NPO 法人に勤務して寄付を集める経験をした立場から、見極めるポイントをいくつかお伝えします。

ポイント1:団体として信頼できるか?運営元は、ピースウィンズ・ジャパン

ピースワンコ・ジャパンを運営するのは、「特定非営利活動法人(認定NPO)ピースウィンズ・ジャパン」。
2014年12月19日に広島県より「認定NPO法人」に認定されたそうです。

WEBサイトで公開されている運営団体

認定NPO法人に寄付をすると税制優遇の対象になるのは、活動の実績と公正な法人運営などが行政によってしっかり審査されているからです。

申請にあたっては、「年間100人以上の方から、3,000円以上の寄付を受けている」といった実績が要件となり、また経理財務や情報管理など管理体制の整備が求められます。
認定元の自治体(例:東京都)から、「適正な法人運営をしているか?」をチェックされ、十分に行っていないと更新(5年ごと)がされません。

その寄付先は信用できる?怪しい?「寄付してはいけない」団体と、信頼できるNPOを見分ける6つのポイント

ピースウインズ・ジャパンは、1996年2月に代表理事の大西健丞氏が設立。
紛争や災害・貧困などに苦しむ方々を救うために、イラクやミャンマー、ネパールなど海外にも事務所を構え、国際緊急支援を主に行ってきました。
日本国内での新たな事業として、動物の殺処分ゼロにチャレンジするため、「ピースワンコ・ジャパン」を開始したようです。

ポイント2:ピースワンコの活動への寄付金は、適正に使われるか?

ピースワンコ・ジャパンの活動単体での収支報告は、インターネット上では見つけられませんでしたが、運営団体の認定NPO法人ピースウインズ・ジャパンの年次報告書がオンラインでも閲覧できました。

ピースウインズ・ジャパンの財務諸表

2018年度の報告書では、20・21ページに貸借対照表と活動計算書(企業会計で B/S と P/L にあたります)などが掲載されています。
2つの公認会計士事務所による外部監査も受けているそうで、会計について一定の透明性は担保されているように見えました。

寄付金の使途について、WEBサイトの記載によると・・

皆さまのご寄付は、新しい飼い主が見つかるまでの飼育費(食事代、医療費など)や保護施設の拡充、譲渡センターの新規開設、災害救助犬とレスキューチームの育成、正しい飼い方や動物福祉の意識を広めるための啓発活動などに使わせていただきます。

ただし、「寄付額の最大15%を事務所の管理運営費、広報や提言活動のための費用などに活用」とのこと。
継続的な活動発展のため、運営費の重要性を理解されている方が、選ばれることをお薦めします。

ポイント3:「殺処分ゼロ」の実現に向けて、きちんと活動しているか?

日本では「年に約66万3,000頭の犬が販売される一方、約8,300頭が殺処分されている」とのこと。
ピースワンコ・ジャパンは犬猫の“殺処分ゼロ”を実現するため、「殺処分対象の犬や捨て犬の保護」や「獣医師による健康管理」「保護犬・セラピー犬としての育成」などに取り組んでいるそうです。

2016年4月以降、広島県の犬の殺処分ゼロを維持しています。それでも毎週のように、動物愛護センターから20~30頭の犬の引き出しは続きます。引き出す犬は皆、殺処分対象犬。野犬、捨て犬、気性難、病気持ち、高齢犬、大きな外傷を負っている犬…最後の砦となってすべての犬を保護しています。
WEBサイトの「ドッグトレーナーより」)

最近の活動や団体の動向については、WEBサイトの私たちの活動に紹介されているので、ご覧になるとよいでしょう。
Facebookページや、TwitterInstagramも更新されていて、動物の微笑ましい様子を見れます。

「ワンだふるサポーター」など支援を始めるか否か?の参考に

この記事では、ネット上で見つかったピースワンコ・ジャパンの評判・口コミと、それらを確かめるためにもチェックしたいポイントをお伝えしました。

私自身はピースワンコ・ジャパンへの寄付はしていませんが、神石高原の施設を訪れた知人の話を聞いたり、活動の成果をWEBサイトやメディアで見たりで好意的な印象を持っています。
特に、広島県という限られた地域ではありますが、「殺処分ゼロ」を実現したのは素直にすごいですね。

2012年夏に神石高原町内で犬の引き取りを開始。施設や人材など徐々に環境を整え、2016年4月から広島県内で殺処分対象となった犬の全頭引き取りを始めました。
同年8月には広島市のNPOが猫の全頭引き取りを開始し、2011年度に犬猫の殺処分数で全国ワースト(計8,340頭)を記録した広島県は、約5年で殺処分のない県に生まれ変わりました。

また運営元のピースウィンズ・ジャパンの団体自体は、災害や紛争時の緊急支援のプロとして、頼りに思っています。
「台湾東部地震」でもいち早くレスキュー活動を始めたのを見て、クラウドファンディングで支援しました。

台湾東部地震で、ピースウィンズ・ジャパンを信頼して募金した3つの理由

「犬や猫を殺処分から守るため応援したいけど、まだ踏ん切りがつかない」
「共感したけど、初めて知ったので、どんな団体か不安」
といった方にとって、少しでも参考になりましたら嬉しいです。


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