たらちねクリニックの評判や口コミは?寄付先として、信頼できるかをチェック

(出典:たらちねクリニックHP

【2025/02/27 更新】

「たらちねクリニックに寄付したいけど、口コミや評判が気になる。怪しいの?」
「たらちねクリニックが具体的にどんな活動をしているのかわからない」

本記事では、たらちねクリニックの評判や口コミ、活動の実態などを、徹底的なリサーチや実際に寄付をした経験を踏まえて、たらちねクリニックが信頼できる寄付先かどうかを解説していきます。

この記事を読み、不安や疑問が解消され、たらちねクリニックへの理解が少しでも深まれば幸いです。

SNSやブログで見つかった、たらちねクリニックの評判や口コミ

たらちねクリニックについて、ネット上で検索したり、ソーシャルメディアで探したりしてみると、さまざまな書き込みが見つかりました。

たらちねクリニックのポジティブな評判・口コミ

まずはポジティブな評判から。
さまざまな支援方法で寄付をしている方々が、次のようにメッセージをつづっています。

(出典:毎月寄付をし続ける方-X

(出典:毎月寄付を始めた方-X

(出典:毎月寄付を始めた方-X

医師では、黒部信一先生、渡辺久子先生、などが支援しています。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

ネガティブな評判·口コミや、活動への批判·疑問

その一方で、疑問や不安などネガティブな評判も、ブログやSNSで見つかりました。

(出典:きちんとした支援の仕組みが必要と思う方-X

(出典:無料ではなく、有料でいいと思う方-X

(出典:国が保証するべきだと思う方-X

たらちねクリニックへの寄付の使途などについては、団体サイトでも確認できます。興味のある方はご覧ください。

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寄付金控除の対象団体です

たらちねクリニックは支援先として信頼できる?3つのチェックポイントで寄付ナビが検証

上記のように、ポジティブ、ネガティブ両方の評判や口コミがあるだけに、たらちねクリニックが信頼できる団体なのか、本当に寄付するべきかどうか悩まれる方もいらっしゃるかと思います。
それらを解消するために、3つのポイントに沿って解説します。

一般的に、企業の良し悪しを判断する材料として「ひと・もの・お金」の3つが大切と言われます。NPOでは、それは「ひと・活動・お金」です。

企業で言うところの”もの”、すなわち”商品”は、NPOがどのようなアプローチで問題を解決しようとしているのか、つまり活動の内容です。

その活動内容に賛同することが、まさしく、寄付を通じた応援と言えると思います。
さらに寄付先として判断する上で、「ひと・活動・お金」を適切な言葉に言い換えると、「職員・活動・会計」です。

  1. 職員の顔が見えるか?
  2. 活動によって問題を解決しているか?
  3. 透明性の高い会計報告を行っているか?

それぞれの項目について、寄付ナビ編集部がたらちねクリニックを調査してみたので、ぜひ参考にしてみてください

職員の顔が見えるか?

たらちねクリニックは、団体公式サイトで代表者の顔写真付きの挨拶を掲載していました。

代表である鈴木 薫さんや、たらちねクリニックの院長である藤田 操さんが団体を設立した背景などを語っており、挨拶から活動に対する想いを知ることができます。

たらちねHP

活動によって問題を解決しているか?

「たらちねクリニック」は、認定NPO法人「いわき放射能市民測定室たらちね」が運営する、診療無料クリニックです。

いわき放射能市民測定室たらちねは、2011年3月11日の原発事故の後、その放射能被害を被る人たちを救うために、福島で子育てをする母親たちが中心となって取り組みを始めたNPO法人です。

放射能の大きな特徴に、見えない、におわないことがあります。原発事故から10年以上経過した今も、福島に暮らす人びと、特に子育てをするお母さんたちは、放射能に対する不安と恐怖を感じながら過ごしています。

また、何らかの症状があれば、18歳以下の福島県民は無料で検査を受けられますが、一方で症状がなければ、健康保険は適用されず、子どもの医療費補助の対象にもならないため、全額が自己負担になります。

たらちねHP

そこでたらちねクリニックは、福島の子どもたちのために、すべての検査メニューが無料の人間ドックである「子どもドック」を始めました。

WEBサイトには利用者の声も掲載されており、福島の人々にとってどれだけ必要な活動であるか実感することができました。

透明性の高い会計報告を行っているか?

年度ごとの収支は、WEBサイト上で見ることができる決算報告書で公開されています。
「決算報告書2023」から主な決算数値を拾ってみました。

  • 収益 1.7億円
    • 受取寄付金 0.8億円(48%)
    • クリニック収益 0.27億円(16%)
    • 資産受贈金 0.34億円(20%)
    • 受取助成金 0.22億円(13%)
    • その他収益 0.04億円(2%)
  • 費用 1.39億円
    • 事業費 1.3億円(93%)
    • 管理費 0.9億円(7%)

たらちねクリニックは寄付金や運営費用に関して、決算報告を毎年行っています。

その他にも、具体的な活動や団体の動向については、HPのトピックスをはじめ、X(旧Twitter)、FacebookページやInstagramなどのSNSを定期的に更新したりと、多くの情報を取得することができました。

これらを踏まえ、たらちねクリニックは、きちんと活動している、信頼できる寄付先と言えるでしょう。

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寄付金控除の対象団体です

たらちねクリニックを支援するには?支援方法をご紹介

たらちねクリニックへの寄付は、毎月の寄付や都度寄付など、いくつかの方法がありますが、今記事ではその一部をご紹介します。

毎月の寄付

たらちねクリニックへの寄付は、500円からできる毎月の寄付がおすすめです。

例えば、月額1,000円の寄付で、被ばくにより甲状腺に異常が出ていないか確認するための甲状腺検査(超音波検査)8人分を届けることができます(1年間続けた場合)。

たらちねHP

もし、「福島の子どもたちを支援したい」「良い寄付先を探していた」という思いを抱いていたら、ぜひたらちねクリニックのWEBサイトをご覧になってみてください。

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その他の支援方法:都度寄付やその他の寄付

たらちねクリニックは、毎月の寄付以外にも、支援方法が用意されており、500円から寄付することができる都度の寄付や、遺贈寄付など、寄付者の希望に応じた寄付や募金の仕方がありました。

たらちねクリニックの活動とは?「測る」×「診る」で福島の子どもたちを「守る」

「たらちねクリニック」は、認定NPO法人「いわき放射能市民測定室たらちね」が運営する、日本初の放射能測定室併設型クリニックです。

いわき放射能市民測定室たらちねは、2011年3月11日の原発事故の後、その放射能被害を被る人たちを救うために、福島で子育てをする母親たちが中心となって取り組みを始めたNPO法人です。

放射能の大きな特徴に、見えない、におわないことがあります。原発事故から10年以上経過した今も、福島に暮らす人びと、特に子育てをするお母さんたちは、放射能に対する不安と恐怖を感じながら過ごしています。

放射能の影響から、子どもたちを守るには、身体を外側と内側の両方から見る必要がある、というのが、たらちねの考え方です。

たらちねHP

身体の外側とは、子どもたちの周りの環境を指し、放射能測定室では、被ばくのリスクを最小限に抑えられるように、食べ物、掃除機のゴミ、幼稚園の砂場の砂など、子どもたちの周りの環境を測定します。

身体の内側を見るために、クリニックでは、尿のセシウム測定や全身の放射能測定による被ばくの有無を測定しています。そして、被ばくやストレスの影響が身体に出ていないか、心に出ていないか、丁寧に診ていきます。

また健康保険が適用されず、子どもの医療費補助の対象にもならないこれらの検査を無料で提供しています。

お子さんは、甲状腺検査、尿のセシウム測定、血液検査など、個別の検査メニューを受診することも、通常の人間ドックのように全ての検査メニューを受診することもできます。

たらちねクリニックの活動について詳しく知りたい方は、是非団体公式ページもご覧ください。

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定期的な寄付を申し込むなら、チェックしておきたい注意点

最後に、たらちねクリニックに寄付を始める際に、チェックしておきたい項目についてご紹介します。

寄付金控除は受けられる?領収書はちゃんともらえる?

たらちねクリニックを運営する「いわき放射能市民測定室たらちね」は、認定NPO法人なので、寄付は税制優遇の対象となります。
前年分の寄付をまとめた領収書が、翌年の1月下旬に届くので、確定申告の際に手続きが可能です。

解約はできる?支援をやめるときの手続き方法

HPによると、事務局に、電話やメールで連絡することで、いつでも退会可能のようでした。

まとめ:たらちねクリニックへの寄付に向いている人はこんな人

この記事では、たらちねクリニックの評判や口コミ、寄付先として信頼できるか、活動概要、寄付の種類や方法、その他注意点について解説をしてきました。
最後に、改めてたらちねクリニックのポイントをおさらいします。

編集部オススメのポイント!
2011年3月11日の原発事故の後、その放射能被害を被る人たちを救うために、福島で子育てをする母親たちが中心となって取り組みを始めたNPO法人です。
何らかの症状があれば、18歳以下の福島県民は無料で検査を受けられますが、一方で症状がなければ、健康保険は適用されず、子どもの医療費補助の対象にもならないため、全額が自己負担になります。たらちねでは、福島の子どもたちのために、無料の検査を提供しています。

もしあなたも、「福島の子どもたちに無料の検査をプレゼントしたい」「不安な気持ちを抱くお母さんたちを支えたい」とお考えでしたら、ぜひ今回を機に、たらちねクリニックへの寄付にご参加ください。

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