(出典:チャリティパーティに出席して支援した方 – Instagram)
虐待を受けたり、望まれずに生まれたりする子どもたちを救うため、里親制度の支援や虐待防止の啓蒙活動をする、NPO法人「日本こども支援協会」。
里親同士の交流企画、里親からの相談、妊娠して困っている方の支援などをしています。
その活動資金の8割が、民間からの寄付。
「ちゃんとした団体なの?」「寄付で応援して大丈夫?」
そんな疑問を持つ方のために、 日本こども支援協会の評判や口コミ、支援先として検討する時にチェックしたい3つのポイントをまとめました。
目次
ブログやSNSで見つかった「日本こども支援協会」の評判·口コミ
日本こども支援協会について、ネット上で検索したり、ソーシャルメディアで探したりしてみたところ、かなり少なめでしたが口コミが見つかりました。
ポジティブな評判·口コミや、支援者からの応援メッセージ
まずはポジティブな評判から。
寄付や支援をしている方々が、次のようにメッセージをつづっています。
通算6回目になる【ワンラブ チャリティーパーティー】へ。
私は3回目の参加になりますが、震災の年からずっと継続されているのは頭が下がります。
素晴らしいです❤️❤️❤️
#reginaromantico
#onelove
#日本こども支援協会
(出典:チャリティパーティに出席して支援した方 – Instagram)
震災で両親を失った子供たちがいて、今なお様々な困難と向き合いながら懸命に暮らしているとのことです。
聞いているだけでも胸が痛みました。チャリティパーティに参加する、それだけでも
微力ながら支援させて頂けるということを実感し
また来年もぜひ参加しようと思いました。
(出典:チャリティパーティに出席して支援した方 – 個人ブログ)
【大阪・里親1000人プロジェクト】(中略)
どうすれば里親を増やせるのか、興味を持ってもらえるのかを、みんなでアイデアを出し合うというもの。(中略)
いろんな理由で孤独になってしまった子供たちに何もできないかも知れないけど、せめてこうしてここでたまに里親制度のことを語れたら。
これを読んだ人が、興味を持ってくれたり身近に感じてもらえたらいいですね。
(出典:活動に参加した方 – 個人ブログ)
団体では、クレディ・スイス銀行、伊藤園などが支援しています。
ネガティブな評判·口コミや、活動への批判·疑問
疑問や不安などネガティブな評判は、口コミ数自体がとても少なかったせいか、ずみずみまで探しても見当たりませんでした。
支援先として「日本こども支援協会」は信頼できる?3つのチェックポイント
このような評判や口コミがありますが、実際はどうなのでしょうか?
寄付をするかの客観的な判断材料として、法人格、資金使途、活動報告の3つのポイントを押さえることが大切です。
以下にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント1:団体として信頼できるか?
- 2010年、「日本こども支援協会」設立。
- 2015年、NPO法人格取得。
非営利活動を行う団体は、通常はNPO法人や一般社団法人・一般財団法人といった法人格を取得します。
また寄付金を活用して大規模に事業を展開している団体の多くは、寄附金控除(税制優遇)のメリットを得るため、認定NPO法人や公益財団法人・公益社団法人といった法人格をそなえています。
たとえば認定NPO法人の認可は、以下のような審査や過程を経て受けることができます。
申請にあたっては、「年間100人以上の方から、3,000円以上の寄付を受けている」といった実績が要件となり、また経理財務や情報管理など管理体制の整備が求められます。
認定元の自治体(例:東京都)から、「適正な法人運営をしているか?」をチェックされ、十分に行っていないと更新(5年ごと)がされません。

「日本こども支援協会」はNPO法人なので、管理体制の強化を求められない分、認定NPO法人や公益財団法人・公益社団法人のような、寄附金控除(税制優遇)の特典はありません。
NPO法人や一般財団/社団法人よりも、寄付金控除が認められている認定NPO法人や公益法人の方が、より適切に寄付金を管理をしている可能性が高いです。
ポイント2:団体の収支や寄付金の使途は、公開されているか?
日本こども支援協会の資金の使い方は、ウェブサイト上の「団体概要・連絡先」ページに、決算関連の書類がリンクされています。
「令和元年度活動計算書」(2019年)から、主な決算数値を拾ってみました。
- 収益 2,630万円
- 会費 9.8%
- 寄付金 78.7%
- 助成金 11.2%
- 事業収入 0.3%
- 支出 1,428万円
- 事業費 71.7%
- 管理費 28.3%
監査についての記述は、WEBサイト上でも検索エンジンで探しても、見当たりませんでした。
ですが、団体概要ページに、「監事」1名の名前が掲載されていたので、その方が監査をしている可能性があります。
(※ 団体概要ページをスマートフォンで見た場合に、監事や理事の一部が掲載されないようです。PCであれば全て見れます。)
ポイント3:きちんと活動しているか?
日本こども支援協会は、里親制度の啓発・支援、子どもの虐待防止の活動をしているとのことです。
具体的な活動項目は、次の通り。
- 里親同士の交流・里親からの相談
- 妊婦へのアドバイスや、ベビー用品などの経済的な支援
- 10代で妊娠した方からの相談や支援
- 10月4日「里親の日」に、全国で45,000枚のチラシを配布する啓蒙活動
活動内容の概要は、「活動内容」に掲載されています。
年次の「活動報告書」は、「団体概要・連絡先」ページにリンクがありましたが、寄付者の一覧と簡易の会計報告のみ掲載されていました。
最新の活動報告は、「twitter」と「facebook」で発信。
イベント情報、関連記事掲載、メディア掲載情報など、日々の出来事が中心でした。
大阪淀屋橋で1000枚を超える❤️をお届けしてくださいました!
ボランティアのみなさまに感謝!!
↓コミュニティサイトオープンしました!
登録が応援になります!https://t.co/eBg50yA4l8#onelove1004#日本こども支援協会 pic.twitter.com/3p3PitboFH— NPO法人日本こども支援協会 (@npo_jcsa) October 4, 2019
(出典:日本こども支援協会 – twitter)
2019年10月から、登録制のコミュニティサイト「ONE LOVE 公式サイト」がオープンしています。
会員になると、「会報」が年に1回届くようです。
以上、日本こども支援協会の評判や口コミ、寄付先として信頼できるかをチェックした内容を紹介しました。
寄付先の検討材料として、お役に立てば幸いです。