(出典:D×P HP)
通信・定時制高校に通う高校生を中心とした若者に 「つながる場」、卒業後に「いきるシゴト」を届ける、認定NPO法人「D×P」。
通信・定時制高校生と大人の交流授業、無料カフェの開設、進路相談などの活動をしています。
その活動資金の7割が、民間からの寄付。
「ちゃんとした団体なの?」「寄付で応援して大丈夫?」
そんな疑問を持つ方のために、 D×Pの評判や口コミ、支援先として検討する時にチェックしたい3つのポイントをまとめました。
目次
ブログやSNSで見つかった「D×P」の評判·口コミ
D×Pについて、ネット上で検索したり、ソーシャルメディアで探したりしてみたところ、かなり少なめでしたが口コミが見つかりました。
ポジティブな評判·口コミや、支援者からの応援メッセージ
まずはポジティブな評判から。
寄付をしている方々が、次のようにメッセージをつづっています。
通信制高校・定時制高校の高校生をサポートする、認定NPO法人D×Pの寄付会員になったよ~!
— 北川由依 (@yui29) April 4, 2019
クレジットか口座振替で月1000円~寄付できて、認定NPO法人だから税控除の対象にもなる。ハードルが低くて、とっても寄付しやすい👏https://t.co/hFD3Lhh2tw
(出典:寄付がしやすいと思う方– twitter)
ゴビ砂漠マラソン250kmを完走した今井さん @NoriakiImai が代表を務める、通信・定時制高校の高校生支援NPOのDxP @npo_DxP のサポーターになってみた。
— ハダ|材木屋トレラン猟師 (@hada_tomohiro) August 7, 2019
月1,000円の寄付で1人の高校生が、つながりをつくるDxP独自プログラムに1回参加することができるそう。応援!https://t.co/v7BPQqbrXp
(出典:サポーターになった方– twitter)
私がDxPへ寄付をしているのは、DxPが目指す世界は、私にとっても現実になって欲しいものだから。関わり方として、時間を使う(ボランティア)よりお金を使う(寄付)方が、すぐにできることだった。やるべきことを代理でやってもらっている感覚!#DxP応援 https://t.co/LWFQYy7MhR
— さえ@リアルポジティブ (@uunniiccoo) September 9, 2018
(出典:やるべきことを代理でやってもらうために寄付する方– twitter)
団体では、大阪商工信用金庫、ChatWork、セールスフォース・ドットコムなどが支援しています。
ネガティブな評判·口コミや、活動への批判·疑問
疑問や不安などのネガティブな評判は、口コミ数が少ないせいか、2つのみ見つかりました。
引きこもりをしている子の親から、DxPの活動を上手く子に伝える方法って無いですよね?
— まいにち (@unagi_can) March 4, 2019
親じゃなくて「クラスメート(友人、親友)→引きこもりをしている子」(DxP活動の周知)もありだと思います。引きこもりをしている子の友達の相談も受け付け、そこから広げる。(投げるだけですいません。)
(出典:引きこもる子にDxPの活動を上手く伝える方法がないと思う方– twitter)
うわあああこれこれこんな団体欲しかったーーよっしゃーーと思ったらまたおおさかあああああああ
— うさぎコンサルタント (@usagi_CON) May 13, 2019
5月:コンポーザー(ボランティア)募集説明会|認定NPO法人D×P(ディーピー) https://t.co/7WdX0JYcf8 @npo_dxpより
(出典:活動地域圏外に住んでいる方 – twitter)
支援先として「D×P」は信頼できる?3つのチェックポイント
このような評判や口コミがありますが、実際はどうなのでしょうか?
寄付をするかの客観的な判断材料として、法人格、資金使途、活動報告の3つのポイントを押さえることが大切です。
以下にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント1:団体として信頼できるか?
- 2010年、「D×P(ディーピー)」創業
- 2012年、NPO法人として認証
- 2015年、認定NPO法人に認定
DxPは、国税庁および大阪府から認定を受けた「認定NPO法人」です。
出典:寄付金控除のご案内 – DxP
認定NPO法人へのご寄付は、税控除の対象となります。
NPO法人や一般財団/社団法人よりも、寄付金控除が認められている認定NPO法人や公益法人の方が、より適切に寄付金を管理をしている可能性が高いです。
認定NPO法人の認可は、以下のような審査や過程を経て受けることができます。
申請にあたっては、「年間100人以上の方から、3,000円以上の寄付を受けている」といった実績が要件となり、また経理財務や情報管理など管理体制の整備が求められます。
認定元の自治体(例:東京都)から、「適正な法人運営をしているか?」をチェックされ、十分に行っていないと更新(5年ごと)がされません。
ポイント2:団体の収支や寄付金の使途は、公開されているか?
D×Pの資金の使い方は、ウェブサイト上の「団体概要」の下部にある「活動報告・収支報告など」で公開されています。
「2019年度財務諸表」から、主な決算数値を拾ってみました。
- 収益 5,272万円
- 寄付金 78.5%
- 会費 0.1%
- 助成金 9%
- 事業収入 12.3%
- その他 0.1%
- 支出 6,920万円
- 事業費 74.5%(うち、雑費15.4%)
- 管理費 25.5%(うち、雑費32.5%)
広報費の記載がなく、雑費の割合が高めだったので「2019年度 活動報告書」(P16)でも調べてみました。
そこでは事業費雑費内に「印刷製本費、広告宣伝費」、管理費雑費内に「印刷製本費」を含んでいることが解説してありました。
2019年度は、内部・外部の監査が入っているようです。
この活動計算書は会計帳簿の記載金額と一致し、 認定特定非営利活動法人D×Pの収支を正しく示していることを認めます。
出典:2019年度 活動報告書(P16)
監事 毛受 芳高(一般社団法人アスバシ)
会計監査 大磯 毅(株式会社わかば経営会計)
ポイント3:きちんと活動しているか?
D×Pは、通信・定時制高校に通う高校生を中心とした若者に 「つながる場」と卒業後に「いきるシゴト」を届けるNPOだとのことです。
主なプロジェクトは3つ。
- クレッシェンド(通信・定時制高校内につくる大人とつながれる授業)
- いごこちかふぇ(学校・地域で開く無料カフェ)
- ライブエンジン(進路相談・新しいシゴトをつくるサポート)
具体的な活動のハイライトを「2019年度 活動報告書」からピックアップしてみました。
- 【居場所事業|7校の定時制高校】居場所事業型のいちごかふぇ、進路支援型のライブラボの2タイプを展開
- 【高校生の仕事体験ツアー】22名の高校生が参加、うち4名の生徒は複数回参加。受け入れ企業は30社に
- 【オンラインでの進路・就職相談事業|LINE】登録者数が800名を突破、相談実績314件
活動については、さまざまな媒体を通じて知ることができます。
- 活動報告(活動報告・イベント報告・ボランティアの声など)
- 活動報告・収支報告(「団体概要」下部に掲載してある1年間の活動のまとめ)
- ニュース(お知らせ・メディア掲載情報など)
- イベント(イベント告知)
- twitter/ facebook(イベント・活動報告・寄付のお願いなど)
- メルマガ(月1〜2回、最新情報)
ある高校でのクレッシェンドが終了しました!
— D×P@代表今井がゴビ砂漠マラソン参加中! (@npo_DxP) August 5, 2019
4回目のプログラムでは、みんなで『ユメ』をイラストにして展示会しました。
将来やってみたい職業を描いた生徒や、語学に興味があって、様々な国の言葉をスマホで調べながらと描いていた生徒もいました☺️#DxP応援 pic.twitter.com/qfZq8fCDOI
サポーターになると、最新の「活動報告書」が届く他、「会員限定メールマガジンLINE@」への登録、「サポーター限定グループ」招待があって会員限定のコンテンツにアクセスできるそうです。
以上、D×Pの評判や口コミ、寄付先として信頼できるかをチェックした内容を紹介しました。
寄付先の検討材料として、お役に立てば幸いです。
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