貧困対策に寄付したい!経済的に困難な子どもを救う募金先団体3選

(出典:フローレンスHP

近年、日本では子どもの貧困が問題視されるようになりました。
貧困には生命が脅かされる「絶対的貧困」と、その国の平均的な生活レベルを保つのが困難な「相対的貧困」があります。

物質的に豊かな日本では、外見からはなかなか相対的貧困かどうかの判断はできません。
見えない貧困は、子どもに十分な「モノ」が与えられないだけではなく、教育や旅行などの「経験」、さらには「人とのつながり」さえ奪ってしまいます。

日本の未来を担う子どもたちを支援するために、私たちにできることはなんでしょうか?
本記事では、子どもの貧困対策に取り組む3団体を紹介します。

「グッドごはん」でひとり親家庭に食品を届ける(グッドネーバーズ・ジャパン)

子どもの貧困の多くは、ひとり親家庭にて起こっています。
子育て中は社会とのつながりを持ちにくく孤独にも陥りがちです。

ひとり親家庭ではより深刻で、国内のひとり親世帯の子どもの2人に1人にあたる48.3%が相対的貧困と言われています。

私たち、グッドネーバーズ・ジャパンが行った調査では、ひとり親家庭の47%が公的補助金などを含めても200万円未満の世帯年収で暮らしています。

グッドネーバーズ・ジャパンHP

日本の多くのひとり親が、経済的な不安だけでなく、孤独や精神的な不安も抱えています。
認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンでは、経済的に困窮するひとり親家庭に食品を届ける「グッドごはん」という活動を行っています。

グッドネーバーズ・ジャパンHPより引用

グッドごはんでは、月に一回、個人や企業からの様々な食品の寄付を手作業で分けて対象の家庭に直接配付しています。
内容はお米、調味料、レトルト食品、お菓子、防災備蓄品など、カゴいっぱいの食品です。

グッドごはんの食品の中でも好評なのが「お米」です。
「なかなかお米が買えない」という多くの方々から喜ばれているそうです。

また、「グッドごはん」では基本的には、手渡しで食品をお届けしています。
食品の中には、支援者からの手書きのメッセージ入りのものなどもあるそうです。

活動内容 低所得のひとり親家庭に食料を届ける
活動地域 東京都・神奈川県・大阪府・佐賀県周辺など
支援対象 経済的に困窮しているひとり親と子ども
寄付の使途 食品の調達、食品を保存する設備費や輸送費、人件費など
運営団体 認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン

グッドネーバーズ・ジャパンでは毎月1,000円から「国内こどもスポンサー」として、活動を応援することができます。

グッドごはんへの寄付「国内こどもスポンサー」に私が入会した3つの理由

食の支援は、「家計に余裕ができ、子どもに新しい勉強道具を買ってあげることができる」など、生活の様々な面に波及効果を生んでいます。
また「しっかり食べること」は、学習意欲の向上など子どもたちの未来にもつながります。

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寄付金控除の対象団体です

頼り先のない貧困状態にある家庭の子育てと仕事の両立をサポートする(フローレンス)

「子どもが急病で預けられず仕事に行けない」
「保育園に預けていても熱が出ると呼び出される」
育児と仕事の両立の難しさは、幼い子どもを持つ働く親の最大の悩みではないでしょうか?

中でもひとり親の場合、収入も子どものケアも一人で担わなければならず、「育児によって働けない」のはとても深刻な問題です。

多くのひとり親がパートやアルバイトなどの補償が少ない非正規雇用で働いており、コロナ禍での雇い止めやシフト減によりさらに追い詰められています。

子どもが病気のときも、仕事を休むことなく安心して預けられるのが病児保育です。

フローレンスHPより引用

仕事を休んだら収入がなくなる、養育費の受け取りも難しい・・など、多くのひとり親が貧困に苦しんでいます。

認定NPO法人フローレンスでは、ひとり親を対象に、低価格で病児保育が利用できるプランを提供したり、食品・日用品の提供や相談を実施するなど、様々な支援を行っています。

フローレンスの病児保育の支援を受けたひとり親家庭からのメッセージをご紹介します。

急なお願いにも朝から対応して下さいました。
常に娘の顔、体を隅々まで見てくださり、その結果、前日とは明らかに違う症状に親よりも先に気づいていただきました。(中略)

このような制度を設けて下さる御社の皆々様、支援者の皆々様に本当に感謝申し上げます。親も親戚もなく1人きりで子育てする私にとって大きな存在です。

病児保育ひとり親支援プラン利用者の声
活動内容 病児保育、障害児家庭支援、ひとり親家庭支援、経済困窮家庭支援、にんしん相談、特別養子縁組、こども宅食、政策提言活動など
活動地域 日本各地
支援対象 子ども、ひとり親家庭、障害児家庭、経済的困窮家庭、赤ちゃん・妊婦など
寄付の使途 ひとり親家庭への病児保育提供、食品・日用品配送、孤立する妊婦の相談支援など、フローレンスの活動全般
運営団体 認定NPO法人フローレンス

フローレンスでは、ひとり親支援だけでなく、病児保育、待機児童問題、赤ちゃんの虐待死問題など、子どもを持つ親や子どもに関する様々な社会課題の解決に取り組んでいます。

毎月の寄付で、貧困対策や病児保育などの直接のサポートの他、制度そのものを変えるためのソーシャルアクションなど、フローレンスの様々な活動を支援することができます。

フローレンスへの寄付で、私がひとり親家庭へ支援を始めた3つの理由

社会問題を解決するために、困っている人を笑顔に変えるために、フローレンスのマンスリーサポーターを始めてみませんか?

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寄付金控除の対象団体です

スタディクーポンで日本の子どもの教育格差をなくす(チャンス・フォー・チルドレン)

子どもの教育には多くのお金がかかります。
貧困状態にある家庭では、子どもの教育に十分なお金をかけることができず、次の世代の教育格差が生まれてしまいます。

公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンでは、様々な教育活動に利用できるスタディクーポンを配布することで、経済的に学校外教育を受けることが困難な子どもたちを支援しています。

チャンス・フォー・チルドレンHPより引用

チャンス・フォー・チルドレンでは、教育活動に限定したクーポンを配布することにより、確実に子どもに教育を届けることができるのです。
クーポンは、以下の中から子どもが受けたい教育活動を選んで、利用できます。

  1. 教科学習(塾、予備校、家庭教師、通信教育など)
  2. スポーツ(サッカー教室、スイミング、スポーツ教室など)
  3. 文化活動(ピアノ教室、音楽教室、絵画教室など)
  4. 体験活動(キャンプ、野外活動、社会体験など)
  5. 習い事(習字、そろばん、パソコン教室、外国語教室など)

また、大学生ボランティアが学習や進路についての相談を受けたり、クーポン利用のアドバイスをする「ブラザー・シスター制度」というものも導入しており、継続的に子どもたちを見守っています。

活動内容 スタディクーポンの支給、大学生ボランティア等による相談支援
活動地域 岩手県、宮城県、福島県、東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県、兵庫県、大阪府、京都府など
支援対象 経済的困難を抱える子ども・被災した子ども
寄付の使途 クーポン発行費、大学生ボランティアの相談支援費、スタッフ人件費など
運営団体 公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン

実際に、チャンス・フォー・チルドレンの支援を受けた子どもからの感謝の声をご紹介します。

私には夢があります。
それは、教師になることです。
私は、今回のご支援を通じて、人と人とが助け合うことの素晴らしさを改めて実感しました。
この経験を生かして、子どもたちに助け合うことの素晴らしさ、学ぶことの楽しさを伝えられるような教師になりたいと思います。
本当にありがとうございました。

宮城県・高校3年・男子

チャンス・フォー・チルドレンも、毎月1,000円から「CFCサポート会員」として、活動を応援することができます。

チャンス・フォー・チルドレンへの寄付で、日本の「相対的貧困」の子どもたちへ支援を始めた理由

子どもたちへ教育の機会を与えたい、日本の未来へ投資したいという方は、是非チャンス・フォー・チルドレンへの支援を検討されてみてはいかがでしょうか。

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寄付金控除の対象団体です

今回は日本の子どもの貧困対策に取り組む3団体をご紹介しました。
子どもの貧困対策は行政だけでなく、NPOなど様々な団体が取り組んでいます。

子どもの貧困対策を行っている団体に寄付することで、あなたも日本のより良い未来に投資してみませんか?

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