(出典:みらいこども財団HP)
児童養護施設で暮らす子どもたちを支援する団体「みらいこども財団」。
貧困や機会格差を解消し、誰もが社会貢献に参加できる仕組みづくりをめざして活動しています。
この記事ではみらいこども財団の口コミや評判、寄付の前に確認したい3つのチェックポイントを紹介します。
活動概要や財務情報など、信頼性を判断する材料をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
目次
ブログやSNSで見つかった「みらいこども財団」の評判・口コミ
まずはSNS上のみらいこども財団の口コミをチェックしてみました。
ポジティブな評判・口コミや、支援者からの応援メッセージ
同団体へ寄付をしたりセミナーに参加したことがある方からは、好意的なコメントが寄せられていました。
去年から始めた、Unicefとみらいこども財団への寄付活動。
— モトキ@人と出会いに恵まれた凡人経営者 (@MOTOKI81719094) February 3, 2021
活動報告が送られてくる度に、改めて自分の力で少しでも子供達の未来を変えれるような事をしたいと思い気持ちが引き締まる。
今の自分はまだまだ非力やけど、今年こそは大きな一歩を進める‼︎‼︎
(出典:みらいこども財団への寄付を続けている方ーTwitter)
子供達に対しての虐待のニュースを見る度に心が痛くなります。
— 剣道人口 (@kendojinko) August 27, 2020
先日のオンラインセミナーに参加しました。みらいこども財団さんの活動に賛同します。 https://t.co/kR8lmYVF8i
(出典:オンラインセミナーに参加した方ーTwitter)
(出典:みらいこども財団へマスクの寄付をされた方ーInstagram)
ネガティブな評判・口コミや、活動への批判・疑問
ポジティブな意見が見つかる一方、ネガティブな評判は見つけることができませんでした。
支援先として「みらいこども財団」は信頼できる?3つのチェックポイント
インターネット上ではポジティブな意見が確認できたみらいこども財団ですが、団体の実情はどうでしょうか?
寄付先としての判断ポイントになる「法人格」や「団体の収支」、「活動の情報発信」についてまとめていきたいと思います。
ポイント1:団体として信頼できるか?
みらいこども財団の法人格は「一般社団法人」です。
「一般社団法人」は設立費用がかかる一方で、認定NPO法人や公益財団法人ほどの活動報告義務や、管理体制の整備は求められません。
個人での寄付は税控除の対象にはならないため、「寄付の実績で税制優遇を受けたい」と考えている人は注意が必要です。
みらいこども財団HPの「よくある質問」によると、団体設立の際の事務的コストをできるだけ抑え、活動に注力できるよう一般社団法人としての活動をスタートしたとのこと。
「今後は公益財団法人化も視野に入れながら、活動を進めてまいります。」との記載もありました。
(引用:みらいこども財団HP)
ポイント2:団体の収支や寄付金の使途は、公開されているか?
団体が信頼できるかどうかの判断に、団体の収支や寄付金の使途の公開状況を確認してみましょう。
みらいこども財団はHP上に財務情報を公開していました。
財務情報みらいこども財団HP
最新の決算報告書から直近の経常費用のうち、「事業費」と「管理費」の割合を見てみたいと思います。
経常費用 ¥11,283,461
- 事業費 ¥10,586,303 93.8%
- 管理費 ¥697,158 6.2%
費用のうち9割以上が事業のために使われているようです。
なお、みらいこども財団のHPにはこのような記述も。
寄付金のほとんどを直接支援に
みらいこども財団HP
みらいこども財団では、300名以上のボランティアクルーが無償で自主的に組織運営を行い、施設訪問時の交通費も自分たちで負担するなど経費としての支出が発生しにくい仕組みを採っています。
いただいた寄付金は教育支援や子どもの居場所づくりなど、その多くを直接子どもたちを支援するために利用させていただきます。
寄付をできるだけ支援活動そのものに使いたい、という意識が読み取れますね。
また寄付の使い途の例としては、下記のように紹介されています。
・毎月1,000円の寄付で
全国の支援者から集まる子どもたち宛のハガキを新聞にまとめて施設に1回送ることができます。
・毎月5,000円の寄付で
子どもたちの元へボランティアが毎週訪問するための基盤づくり、心のケアと教育の支援をすることができます。
・毎月10,000円の寄付で
施設を出た子どもたちの居場所作りである「みらい基地」の運営費にあてることができます。
みらいこども財団HP
ポイント3:きちんと活動しているか?
みらいこども財団は、虐待や貧困などのやむを得ない理由から児童養護施設で暮らす子どもを定期的に訪問し、交流する中で心のケアを届けています。
同時に、「社会貢献をしたい」と思った大人にもボランティア活動を行う機会を提供しているのです。
具体的なプロジェクトは下記の6つ。
キズナプロジェクト
ボランティアクルーによる児童養護施設への定期的な訪問。毎月の交流を通して心のケアと信頼関係の醸成を行います。
教育支援プロジェクト
学校での勉強に困難を抱える子どものため、マンツーマン、またはグループ指導で学習をサポート。
就業支援プロジェクト
ボランティアが子どもたちに自分自身の職業について紹介。子どもたちがなりたい職業を見つけ、その夢を叶える伴走を行います。
グリーンマインドプロジェクト
児童養護施設の子どもたちを遊園地へ招待。子ども時代の大切な思い出づくりを手伝います。
みらい基地プロジェクト
社会に出てから孤立してしまいがちな施設の卒業生のため、いつでも帰ってこられる居場所を作る事業。
みらいこども財団のHP上の「プロジェクト報告」のページには各プロジェクトの活動報告が掲載されています。
活動報告以外にも、ボランティアや社員の方のコラムやインタビューが掲載され、「どんな人が参加しているのか」イメージがつきやすいのではないでしょうか。
各SNSでは上記コラムの共有のほか、イベント情報等も発信しているようでした。
また、みらいこども財団への継続寄付をされる方には、活動報告メールが定期的に届くそうです。
以上、本記事ではみらいこども財団の評判や活動概要、寄付する前にチェックしたい項目をご紹介しました。
寄付先を検討されている方にお役立ちできれば幸いです。
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