(出典:SALASUSU HP)
カンボジア最貧困の農村に住む女性たちを支援するSALASUSU(サラスースー)。
「人生の旅を応援する」というミッションのもと、カンボジアで職業訓練やエシカルファッションブランドの生産・販売などの事業を行っています。
今回の記事ではSALASUSUという団体が信頼できるどうか、口コミや評判、支援する際に確認しておきたい3つのチェックポイントを紹介します。
この記事を読むことで団体概要や事業収支、日々の活動報告など、SALASUSUが信頼できる団体かどうか判断するための情報を知ることができます。
目次
ブログやSNSで見つかった「SALASUSU」の評判・口コミ
ブログやSNSでSALASUSUについて検索すると、さまざまな人の書き込みが見つかりました。
ポジティブな評判・口コミや、支援者からの応援メッセージ
SALASUSUへのポジティブな評判や口コミ、支援者からの応援メッセージがたくさんありました。
SALASUSUの可愛いポーチが届いたので紹介させてください!
— 山岡チャイ/エコムクリエーション (@YamaokaYoshimi) August 8, 2020
キャンバス地なんだけどマチ部分はい草✨コンセプトブックや工房ツアーチケットも同封されてました。
形崩れ防止の詰め物はたぶんカンボジアの新聞かな?1つ1つカンボジアで作られてるのが伝わってより気に入ってしまったー pic.twitter.com/EEOD41YQLU
(出典:SALASUSUの商品を購入された方 -Twitter)
SALASUSU Paper第2号の編集をちょっぴりお手伝いしました。カンボジアでものづくりを通して女性のキャリア支援を行っている後藤さんが、「町の優良企業に就職した卒業生がすぐに辞めてしまった」という出来事に直面して何を考えたのか。ウェブでも読めるので、ぜひ。https://t.co/FhTA3PIyjm
— 飛田恵美子 (@emi229) October 9, 2020
(出典:SALASUSUのお仕事をお手伝いされている方 -Twitter)
シェムリアップののどかな風景写真をプリントしたSALASUSUのオリジナルハンカチを眺めて現地に思いを馳せつつ。
(引用:世界の「女性×てしごと」を訪ねてVol.7また会いに行ける日までSUSU(がんばって)〜カンボジアSALASUSU〜)
そらとひとは、引き続き、応援をしていきたいと思います。
ネガティブな評判・口コミや、活動への批判・疑問
一方、SALASUSUについてネガティブな口コミや活動などは見つけることができず、応援コメントや商品の良さを紹介している発信が多く見かけられました。
支援者や商品を購入した人にとって、SALASUSUはとても好意的な印象であることがわかります。
支援先として「SALASUSU」は信頼できる?3つのチェックポイント
インターネット上では、SALASUSUについての口コミや評判はポジティブなものばかりでした。
実情はどうなっているのでしょうか?
支援先として信頼できるかどうかの判断ポイントとなる「法人格の有無」や「団体の収支」、「活動の情報発信」についてまとめました。
ポイント1:団体として信頼できるか?
SALASUSUは、認定NPO法人かものはしプロジェクトのカンボジア事業部から独立したNPO法人です。
(参考:Cambodiaカンボジアでの活動(2002-2018))
かものはしプロジェクトのカンボジア事業部としての活動内容は、最貧困の農村に住む女性たちを支援するコミュニティファクトリー事業や孤児院、警察の支援など。
2002年の設立当初から、かものはしプロジェクトがミッションとして掲げている「子どもが売られない世界をつくる」ために活動を続けてきました。
そして2018年には、カンボジアで子どもが売られる問題がなくなったと言える状態になったため、カンボジア事業部はかものはしプロジェクトから独立。
現在はNPO法人SALASUSUとして法人格を取得し、「人生の旅を応援する」という新たなミッションのもと、カンボジアで以下のような活動を行っています。
- 社会的・経済的に困難な背景を持つ女性への職業訓練とライフスキル教育
- エシカルファッションブランドSALASUSUの生産・販売
- カンボジア現地のNGOや企業、政府へのトレーニングプログラム
カンボジア政府を対象にしたトレーニングプログラムも行っているので、日本とカンボジアの両方で信頼されている団体と判断して良いでしょう。
※かものはしプロジェクトは、主にインドでの活動に注力しています。
ポイント2:団体の収支や寄付金の使途は、公開されているか?
SALASUSUは団体の収支について、ウェブサイト上で財務報告書を公開しています。
財務報告書によるSALASUSUの2019年度の収入と支出の内訳は、下記のようになっています。
経常収益:64,633,888円
- 受取会費 2%
- 受取寄附金 12%
- 受取助成金等 13%
- 事業収益 72%
- その他の収益 0.3%
経常費用:65,706,456円
- 事業費 81%
- 管理費 19%
財務報告書から経常収益の70%以上を事業収益から得ており、費用の81%が事業の目的に要する事業費として充てられていることがわかりました。
またSALASUSUは財務報告書に加えて、事業報告会を動画で配信する活動も実施しています。
SALASUSU2019年度事業報告会Facebook
報告会にはカンボジアの工房で働く女性スタッフも出ており、遠い日本から支援している女性たちの様子を知ることができる工夫も凝らされています。
ポイント3:きちんと活動しているか?
SALASUSUの活動の様子は、ウェブサイトやInstagramなどのSNSで定期的に発信されています。
ウェブサイトでは、「ものづくりを通したひとづくり」をテーマにした『SALASUSU JOURNAL』を発信。
(出典:salasusu Journal)
カンボジアの女性たちと向き合うときの葛藤や、エシカルファッションブランドの制作秘話などを紹介しています。
【SALASUSU Paper vol.2】「自分を大切にして生きられる」ことを目指してSALASUSU
またSALASUSUはInstagramでの発信にも力を入れています。
Instagramでは農村で働く女性たちの様子や商品紹介、カンボジアでの生活など、支援者が現地での活動をよりリアルに感じられるような発信がされています。
SALASUSU officialInstagram
そしてSALASUSUの会員サポーターになれば年に4回、現地の活動を報告する季刊誌(SALASUSU Paper)が送られてきます。
Q:活動報告はどのようにしていますか?
A:年に4回、現地の活動をお届けする季刊誌(SALASUSU Paper)をお送りします。また、SALASUSUのウェブサイトの「SALASUSU JOURNAL」、定期的に配信するメールマガジンでも活動報告をしています。年に数回、会員さま限定のイベント等も実施しています。
(引用:SALASUSU サポーター募集-よくある質問)
会員としての特典もあるので、支援者としては嬉しいのではないでしょうか。
以上、SALASUSUが支援先として信頼できるか、口コミや評判、3つのチェックポイントを紹介しました。
皆さまが寄付を行う際のご参考になれば幸いです。
また本文中で紹介した、認定NPO法人かものはしプロジェクトは、主にインドでの活動に注力しています。
「子どもが売られない世界をつくる」ために支援をしたい方は、かものはしプロジェクトへのご支援もご検討ください。
関連記事です。
寄付先の選び方を知りたい、おすすめの寄付先を教えてほしい、そんなあなたに読んでいただきたい記事です。
みんなはどんなところに寄付しているの?寄付ナビの読者が選んだ最新の寄付先ランキングです。
どうやって寄付すればいいの?寄付先に喜ばれる、おすすめの方法をご紹介します。