子供に寄付して手紙をやり取りしたい!文通できる募金先NGO3選

(出典:ワールド・ビジョン HP

日本で暮らす子どもたちのように学校で勉強したり、友だちと遊んだりできない世界中の子どもたち。
そんな子どもたちを支援するためにお金による寄付を考える人もいます。
一方で、寄付金以外にもこのような想いを持っている人も少なくありません。

「寄付を通じて、恵まれない子供と手紙のやり取りをしたい」
「世界の貧しい子どもたちへ手紙を送る方法を知りたい」

この記事では、世界の子どもたちと文通をしながら継続した寄付ができる団体を3つご紹介します。

手紙やプレゼントなど、チャイルドと1:1の心温まる交流を(ワールド・ビジョン)

ワールド・ビジョン HP

世界には、児童労働を強いられている子どもや、紛争地で生活している子どもたちがいます。
彼らは十分な食事もなく、衛生的な水を手に入れることすらできません。

例えば、バングラデシュでは790万人もの子どもたちが今日を生きるために働いているのです。

モスミちゃん10歳。
売れるものを探しにひとりで危険なゴミ山に通っています。
腐った自ら有毒ガスが発生し、鋭いガラスや金属がたくさん落ちています。
ケガによる感染症がもとで命を落とす子どももいます。
でも今日食べて行くのがやっとで、どうすることもできません。

ワールド・ビジョン HP

彼女はバングラデシュに住むたった10歳の女の子。
このような生きるために危険な場所で働く子どもたちに継続的な支援を行っているのがワールド・ビジョンです。

同団体では、チャイルド・スポンサーシップというプログラムで子どもたち一人ひとりの成長を応援しています。

活動内容 子どもの教育支援・貧困支援など
活動地域 インドネシア・カンボジア・スリランカ・タイなど約100カ国
支援対象 貧困、紛争、災害で苦しむ子どもたち
寄付の使途 子どもたちの支援活動全般
運営団体 認定NPO法人ワールド・ビジョン・ジャパン(日本窓口)

本プログラムでは、自分の支援したいチャイルドを選んで、1対1で交流しながら寄付を続けることが可能です。
プレゼントや手紙を交換したり、チャイルドに直接会いに行くことのできるプログラムもあり、月4,500円からスタートすることができますよ。

また、私たちの寄付金は直接チャイルドに渡るわけではありません。
寄付金はチャイルドの住む地域の支援活動の費用として、地域全体の生活を支援する形で使用されます。

チャイルド・スポンサーシップの申し込みの流れやよくある質問に関する内容は、こちらの記事も参考にされてみてください。

入会キットなど届いた郵送物
チャイルド・スポンサーシップでの寄付、申し込む前に調べた3つの疑問
編集部オススメのポイント!
第二次世界大戦後、米国人のキリスト教宣教師が創設した団体で、朝鮮戦争の遺児や未亡人、ハンセン病や結核患者を救う活動をしたのがはじまりです。現在はアフリカやアジアを中心に、約100カ国に活動が広がり、大規模な国際NGOに成長しています。
「チャイルド・スポンサーシップ」に登録すると、一年に一回グリーティングカード(クリスマスカード・年末年始のご挨拶)がチャイルドから届きます。その他にも、チャイルドに手紙を送ると、4~5カ月で返事が届くので、支援先の子どもとやりとりができるとともに、成長を感じることができます。

「寄付金だけでなく、世界の子どもたちと交流したい」
「子どもの成長を長期的に応援したい」
と考えられた方は、一度ホームページをご覧になってみてはいかがでしょうか。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

海外の恵まれない子供の「里親的」支援(チャイルド・ファンド・ジャパン)

チャイルド・ファンド・ジャパン HP

生きるために、幼い頃から学校に行かずに家事をしなくてはいけない子どもたちがいます。
日本から遠く離れたネパールでも、家族のために勉強の合間に必死で家事を行う子どもがいました。

ネパールに暮らすリンマヤは10歳の時、支援を受けるチャイルドになりました。
地域の他の子どもたちと同じように、家庭の収入は少なく、とても厳しい生活を強いられていました。
両親を助けるため、水汲みや薪集め、幼いきょうだいの世話などたくさんのお手伝いをしなければなりませんでした。
それでも、「友だちの病気を治してくれたから」と、看護師になることを夢みて、一生けんめい勉強していました。

チャイルド・ファンド・ジャパン HP

貧困によって学校に通うことが困難になったり、勉強する時間が取れなくなる子どもたちに勉強する機会を与える活動を行っているのがチャイルド・ファンド・ジャパンです。

彼女はスポンサーシップ・プログラムの支援によって勉強を続け、無事、修了認定試験という難関試験に合格したそう。
現在は勉強を続けながら識字教室の先生として、字が読めない地域の女性たちに読み書きを教えるアルバイトもしています。

活動内容 教育、保健・栄養、自己啓発、組織づくり、生活改善、子どもの保護
活動地域 フィリピン・ネパール・スリランカ
支援対象 貧困の中で暮らすアジアの子どもたち
寄付の使途 学用品の配布・職業訓練・健康診断など
運営団体 認定NPO法人チャイルド・ファンド・ジャパン

スポンサーになると、ひとりの子どもと一対一の関係でつながり、「手紙での交流」や「成長記録」などを通じ成長を見守ることができます。
本プログラムは月4,000円から始めることが可能です。

チャイルド・ファンド・ジャパンのスポンサーとして、アジアの子どもに寄付する理由
編集部オススメのポイント!
スポンサーシップ・プログラムでは、支援を受ける子どもの成長の記録や手紙のやり取りを通して、アジアの子どもと交流することができます。心と心が触れ合うことを大切にしていて、子どもたちの多くがスポンサーに感謝の気持ちを抱く一方で、同時にスポンサーも「寄付してよかった」「子どもに感謝している」と話す方が多いようです。
チャイルド・ファンド・ジャパンは、第二次世界大戦後、海外の民間団体から、日本の戦災孤児へ支援を届けるための受入窓口として1952年に誕生しました。それから日本が高度経済成長期に突入し状況が改善されると、チャイルド・ファンド・ジャパンは「支援の受け手」から「支援の担い手」へとその役割を変え、フィリピンの子どもたちへの支援を開始、現在ではスリランカ、ネパール、ベトナムと、アジアを中心に活動が広がっています。

支援するチャイルドへの手紙は、日本語でも英語でもOKです。
翻訳が必要な場合は、団体のスタッフが翻訳をつけてチャイルドに届けてくれるそうですよ。

「すべての子供に、開かれた未来を」
この団体のビジョンに共感される方は、寄付をされてみてはいかがでしょうか。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

月1,000円のスポンサーシップで、無理のない継続的な支援を(グッドネーバーズ)

グッドネーバーズ・ジャパン HP

「まずは少額で継続的な支援をしたい」という方に、月1,000円から始める子どもスポンサーシップという取り組みをご紹介します。

世界の子どもたちにとっても「教育」は自分の将来を左右する大切な要素。
しかし、世界には十分な教育を受けられない、読み書きや計算もできない子どもたちが多く存在します。

希望の仕事に就くことが難しいばかりでなく、日常生活でも大きなハンディキャップを負い、貧困のスパイラルに陥ってしまうのです。
世界中のすべての子ども達には教育を受ける権利があります。
しかし、貧困、児童労働や児童婚、差別等の問題から小学校にすら通えない子ども達がたくさんいるのが現状です。

グッドネーバーズ・ジャパン HP

そこで、子どもの教育を受ける権利を守るため、学校や図書館の建設や運営、校舎の増築などを行っているのがグッドネーバーズ・ジャパンです。

同団体では、教育分野に限らず、医療・保健や水・衛生、収入向上のための活動も世界で数多く実施しています。

活動内容 子どもたちと居住地域の貧困状況の改善サポート
活動地域 インド・カンボジア・ネパール・バングラデシュ・エチオピア・チャド・モザンビーク
支援対象 家庭の経済状況や家族構成などを考慮して、活動国で最もサポートを必要としている子ども
寄付の使途 文具提供・健康推進活動費・浄水器の設置など
運営団体 認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン

寄付方法の一つに「子どもスポンサーシップ・プログラム」があります。
途上国の子どもとの交流を通して子どもの住む生活環境の改善を支援できるため、子どもの成長を通して支援の成果を実感し、国際協力がより身近に感じられるプログラムとなっていました。

メールもしくは郵送の成長報告や年次報告書で、支援する子どもたちの生活が変わっていく様子を身近に感じながら支援を行うことができるそうです。

こちらの記事では、詳しい申込方法や申込前に気になったことをまとめています。
気になる方は一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。

グッドネーバーズ ・ジャパン「子どもスポンサー」を申し込む前に調べた4つの疑問
編集部オススメのポイント!
グッドネーバーズの海外での活動は「教育」「医療・保健」「水・衛生」「収入向上」「アドボカシー」の5つに分かれます。これらの活動を通じて、子どもたちの「こころ」と「身体」の成長を見守るため、活動を続けています。
月々1,000円から始められ、複数のスポンサーで複数の子どもの成長を見守る「みんなの成長を見守るコース」と、ひとりの子どもの成長をじっくりと一対一で見守る「ひとりの成長を見守るコース」の2つから、ご自身に合ったコースを選ぶことができます。

「子どもたちのこころと身体を守りたい」
「学校で学ぶ子どもたちを増やしたい」
と考えられた方は、寄付を検討してみるのも良いかもしれません。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

まとめ:文通や報告書によって、支援する子どもの成長が感じられる

この記事では、世界の子どもたちと文通をしながら継続した寄付ができる、3つの団体をご紹介しました。

団体名 寄付ナビ編集部オススメのポイント
ワールド・ビジョン ①年に1度の写真付き成長報告
②チャイルドとの手紙のやりとり
③支援地を訪問してチャイルドに会うことも可能
チャイルド・ファンド・ジャパン ①子どもたちの成長の過程に合わせた支援
②子どもとの手紙を通した一対一の交流で、成長を実感することができる
グッドネーバーズ・ジャパン ①「教育」「医療・保健」「水・衛生」などを通じて子どもたちの「こころ」と「身体」の成長を見守る
②毎月1人の子どもから手紙と写真付きの成長報告がメールで届き、子どもたちの成長を実感できる

お金以外の寄付で、支援する子どもたちの成長する姿を見たいという方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

この記事を読んだ方にオススメ

チャイルド・スポンサーシップ
申し込む前に調べた3つの疑問

途上国の子供を1対1で支援するチャイルド・スポンサーシップ。申込み前に調べたこと、支援を始めて分かったことをまとめました。

>続きを読む