クリスマスに寄付したい!日本・世界の子どもにプレゼントを届ける団体5選

(出典:あしながサンタ)

【2024/12/23 更新】

街中が明るい雰囲気に包まれるクリスマス。

幸せムードあふれる季節ですが、世界や、日本国内にも、様々な困難に直面しクリスマスを楽しく過ごすことができない人々がたくさんいます。

クリスマスは大切な人にプレゼントを贈るという習慣があるからこそ、この時期に厳しい環境で過ごす人たちにも何かサポートを送りたい、と思われる方も多いのではないでしょうか?

「苦しんでいる人たちに、クリスマスプレゼントとして寄付を送りたい」
「クリスマスにちなんだ寄付をしたい」
「クリスマスをきっかけに何か寄付を初めてみたい」

今回は、そんな思いを持つ方に向けて、おすすめの団体を3つ、ご紹介します。

あしながサンタ:児童養護施設で暮らす子どもたちが本当に望むプレゼントを

あしながサンタ HP

児童養護施設の現場職員として働いていた経験を元に、本当に子どもたちが喜ぶことは何かを考え、一般財団法人 日本児童養護施設財団が立ち上げたプロジェクトが、あしながサンタです。

児童養護施設で過ごす子どもたちが、本当に欲しいクリスマスプレゼントを選べることを目指して活動しています。

あしながサンタによると、児童養護施設でのクリスマスプレゼント代の平均予算は約3,000円と、一般的な親から子どもへの平均予算8,686円と比べて圧倒的に少ないそう。

さらには、限られた予算の中で、クリスマスの予算を習い事、衣服費、小遣い、ユニット旅費などに振り分けて使わざるを得ないという施設もあります。

子どもたちが本当に欲しいものを贈るには、1人予算が5000円が必要です。
施設の予算だけでは足りませんが、あなたの寄付を加算すると子どもたちが望むプレゼントを届けることができます。

あしながサンタHP
活動内容 児童養護施設にまつわる環境調査・研究、子どもたちへの自立支援事業
活動地域 日本国内
支援対象 児童養護施設で過ごす子ども
寄付の使途 児童養護施設で過ごす子どもたちへのプレゼント代のサポート
運営団体 一般財団法人 日本児童養護施設財団

あしながサンタでは、都度の寄付と継続寄付の両方を募集しており、支援したい都道府県を指定して寄付することも可能です。

また、具体的な寄付の使い道も以下のように記載がされていました。

  • 2,000円×1人で 1人の子どものプレゼント代を援助
  • 5,000円×20人で 1施設50人子どものプレゼント代を援助

児童養護施設で暮らす子どもたちが、自分が欲しいものを選べることをサポートしたい、という方はぜひ寄付を検討してみてください。

グッドネーバーズ・ジャパン:子どもたちにクリスマスの喜びを届けるプレゼント会

グッドネーバーズ・ジャパン HP

グッドネーバーズ・ジャパンが「グッドごはん」の利用者740名を対象に実施したアンケートでは、ひとり親家庭が衣服の問題で厳しい状況に置かれていることが明らかになりました。

  • 7割以上が「子どもの服が古くなったりサイズが合わなくなっても、経済的理由で買い替えを諦めた経験がある」と回答
  • 親自身も「古くなった服を着続けている」との回答が84.3%

また、「着ていく服がなく、子どもが遊びの約束を断った」や「授業参観で着る服が用意できず参加を断念した」といった具体的な声も寄せられ、衣服の問題が日常生活や社会参加に影響を及ぼしている現状が伺えます。

このような厳しい現状を少しでも改善するため、GNJPは人気セレクトショップ「BEAMS」と連携し、グッドごはんを利用するひとり親家庭に衣服を無料でプレゼントするイベントを開催しました。

この取り組みにより、子どもたちやその家族に実用的な衣服と、少しでも明るい未来を感じてもらう機会を提供しています。

活動内容 低所得のひとり親家庭に食料を届ける
活動地域 東京都・神奈川県・大阪府・佐賀県周辺など
支援対象 経済的に困窮しているひとり親と子ども
寄付の使途 食品の調達、食品を保存する設備費や輸送費、人件費など
運営団体 認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン
編集部オススメのポイント!
困窮するひとり親家庭にフォーカスし、密にコミュニケーションを取っています。それにより、孤立しがちなひとり親家庭に食品だけでなく”心のつながり”も届けられるだけでなく、寄付をする側にも、ひとり親家庭の親御さんや子どもたちの声がメールマガジンなどを通じて多く紹介されるため、寄付をする喜びを得ることができます。
「教育協力NGO ネットワーク」に加盟しており、政策に訴え変えていく政策提言活動や、世界の問題を市民社会に広める広報活動も盛んに行われている。

「子どもに笑顔を届けたい」「少しでも安心して暮らしてほしい」
そんな願いを抱えながら日々頑張るひとり親家庭を支えたいと思われた方は、ぜひ寄付という形でサポートをご検討ください。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

Learning for All:教育格差をなくすためのクリスマスプレゼントキャンペーン

Learning for All HP

Learning for Allは、経済的に困難な状況に置かれた家庭の子どもたちを対象に、教育支援を中心とした活動を行っています。

子どもたちにとって、クリスマスは楽しみや期待が膨らむ特別な日。しかし、家庭の経済的な事情によって、プレゼントをもらえない子どもたちがいる現状があります。

こうした背景から、Learning for Allは、複数の賛同企業の協力を得て、全国の居場所づくり・学習支援拠点(東京都葛飾区、板橋区、世田谷区、埼玉県戸田市、茨城県つくば市、兵庫県尼崎市)で、子どもたちの欲しいものを届ける「クリスマスプレゼント企画」を実施しています。

この取り組みは、職員やボランティアが子どもたちの希望をヒアリングし、Amazonの「欲しいものリスト」に登録。その後、企業の有志社員がリストの商品を購入し、プレゼントとして各拠点で行われるクリスマス会で手渡されます。

LFAはこれまでも賛同企業と協力してスキー体験やお正月飾りづくりなど季節イベントを行い、子どもたちに特別な体験を提供しており、すべての子どもたちが自分の可能性を信じ、人生を切り拓ける社会の実現を目指し、今後も活動を続けていきます。

活動内容 「学習支援拠点」と「居場所支援拠点」の運営
活動地域 東京都、埼玉県など
支援対象 小学生〜中学生(一部、高校生も)
寄付の使途 人件費、教材印刷費・交通費・備品・消耗品費など
運営団体 認定NPO法人Learning for All
編集部オススメのポイント!
「地域協働型子ども包括支援」の実践によって、支援の必要な子どもを見のがさず、学習支援や食事支援、居場所支援など、ニーズに沿ったサポートを6〜18 歳まで切れ目なく行っています。
目の前の子どもにどこまでも寄り添いながら、問題の根本を解決するために、現場での支援活動や、 全国の子ども支援団体とのネットワークづくりを通して、課題の普及啓発・人材育成・政策提言に取り組んでいます。

「子どもたちに特別な時間を届けたい」「夢や希望を感じてほしい」
そんな思いに共感し、LFAの活動を支援したいと感じられた方は、ぜひ寄付という形で未来をつくるお手伝いをしてみませんか?

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

ワールド・ビジョン・ジャパン:世界中の子どもたちに「命を守るプレゼント」を

ワールド・ビジョン・ジャパンHP

世界中約100カ国で、全ての子どもたちが健やかに成長できる世界を目指して活動を行っているワールド・ビジョン。
「 “何もかも” はできなくても “何か”はきっとできる」というキャッチコピーを街中で目にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

そんなワールドビジョンでは、「クリスマス募金」として、生きるために最低限必要な水と食料のための募金を募っています。

いつの時代も、貧しさは、未来への希望を脅かします。いつの時代も、貧しさは、未来への希望を脅かします。

今、この世界にも、貧困、紛争、災害の中で、今日を生きるだけで精一杯の子どもたちが大勢います。
そんな子どもたちに金貨を届けることはできないけれど、「命を守るプレゼント」を贈り、笑顔を届けることができます。
子どもたちのサンタに、なってください。

ワールド・ビジョン・ジャパンHP

水と食料を支える寄付の使い道として、具体的には以下のように紹介されていました。

  • 3,000円の支援で、バングラデシュで避難生活を送る3家族に、1週間分の米、豆、油等の食糧を提供
  • 10,000円の支援で、ソマリアの栄養不良の子どもたち5人
活動内容 子どもの教育支援・貧困支援など
活動地域 アフリカ・東欧・中東・アジア・中南米エリアの約40カ国
支援対象 貧困、紛争、災害で苦しむ子どもたち
寄付の使途 子どもたちの支援活動全般
運営団体 認定NPO法人ワールド・ビジョン・ジャパン(日本窓口)

寄付の方法はいくつか紹介されていますが、おすすめなのは月々4,500円の継続寄付「チャイルド・スポンサー」です。
定期的に現地の子どもたちと手紙等のやりとりをしながら、彼ら・彼女たちの生活を支えることができます。

入会キットなど届いた郵送物
チャイルド・スポンサーシップでの寄付、申し込む前に調べた3つの疑問

ワールド・ビジョンは認定NPO法人のため、寄付金控除等の対象になるのも嬉しいポイントですね。

子どもたちが清潔な水と食料にアクセスし、安心してクリスマスという日を過ごせるようにしたい、そう思われた方はぜひ寄付を検討してみてはいかがでしょうか。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

チャリティーサンタ日本と世界の子ども両方にプレゼントを届ける

チャリティーサンタHP

「あなたも誰かのサンタクロース」を合言葉に、2008年から活動を行うチャリティーサンタ。

サンタクロースを通じて、日本と世界の子ども両方にプレゼントが届く、というコンセプトで「サンタ活動」と「チャリティー活動」の2つの活動を行っています。

  • クリスマスイブの夜にサンタクロースに扮したボランティアが小さなお子様がいる家庭にプレゼントを届ける「サンタ活動」
  • サンタ活動の際に家庭からお預かりしたチャリティー金(寄付)で、世界中の困難な状況にある子ども達の支援を行う「チャリティー活動」

チャリティー活動は、過去は途上国への教育支援をメインにしていたようですが、東日本大震災以降は国内の子どもたちへの支援を強化。

現在は主に、国内の子どもの貧困や被災など、様々な困難を抱える子どもを対象にしています。

「思い出不足」が課題視される子どもたちに、「特別な思い出」として無償でクリスマスにプレゼントを届けたり、クリスマスの時期以外にも様々な体験活動を行っています。

活動内容 クリスマスにプレゼントを届けることを通じた支援活動
活動地域 日本国内、ネパール
支援対象 経済的・家庭的な理由等、様々な困難を抱える子ども
寄付の使途 困難を抱える子ども達へのプレゼント費用、体験活動の実施費用など
運営団体 NPO法人チャリティーサンタ

チャリティーサンタでは、単発寄付、継続寄付のどちらも受け付けており、寄付の使途により2つの種類から選ぶことができます。

  • 「チャリティーサンタ」への寄付:活動全体を応援する寄付
  • 「ルドルフ基金」への寄付:特に経済的・家庭的理由で困難を抱える子ども、病気と闘う子ども、児童養護施設の子どもに向けた活動を応援する寄付

その他にも、チャリティーグッズの購入、実際にサンタとなって子どもにプレゼントを届けるボランティアも積極的に募集しています。

自らも活動に関わりながら、国内の子どもたちの力になりたい、という方はぜひチャリティーサンタへの寄付を検討してみてはいかがでしょうか。


以上、クリスマスにまつわる寄付を募集している団体を3つご紹介しました。
ぜひ皆さまが寄付を検討する際の参考になると嬉しいです。

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