カンボジアへの寄付、きちんと使われてきた?募金先の子ども支援NGO4選

(出典:かものはしプロジェクト HP)

【2025/08/16 更新】

1970年代後半の内戦と大量虐殺によって、教育や医療など社会の基盤が壊滅したカンボジア。

支援によって少しずつ改善し、子どもの人身売買がほぼなくなるなど大きな成果もありましたが、農村部では学校に通えない子どもや、安全な水や医療にアクセスできない家庭がいまも少なくありません。

「何か力になれないだろうか」「でも、どこに寄付すれば安心なの?」と感じている方へ。

この記事では、以下を通じて、カンボジアで子どもたちの未来を守る活動や寄付の方法をご紹介します。

  • カンボジアで子ども支援を行うおすすめのNGO3選
  • 支援によって変わったこと、そして今も残る課題
  • 寄付金が現地でどのように使われているのか
  • 信頼できる寄付先の選び方

あなたにぴったりの寄付先がきっと見つかるはずですので、ぜひ最後までご一読ください。

カンボジアにおける課題解決のために活動するおすすめ団体4選

ジャパンハート:病気と闘う人の”命”と”こころ”を救う日本発祥のNPO

ジャパンハートHP

ジャパンハートは、日本人医師の吉岡秀人さんが創設した、日本発祥の認定NPO法人です。​ミャンマーで医療を受けられない人々に無償で治療を行ったことから活動を開始し、現在はミャンマー、カンボジア、ラオスで医療活動を展開しています。

​さらに、2030年までにアジア全体のサバイバルギャップ(がんをはじめとする高度な医療が必要な病の生存率の差)をゼロにすることを目指し、カンボジアのプノンペン近郊に200床規模の「アジア小児医療センター」の開設プロジェクトを推進しています。

活動内容 医療を受けられない方向けの外来診療・手術の実施など
活動地域 ミャンマー・カンボジア・ラオスなど
支援対象 貧困などを理由に治療を受けられない地域の人びとやその子ども
寄付の使途 手術・薬・入院の費用、交通費など
運営団体 認定NPO法人ジャパンハート
ジャパンハートの評判や口コミ、実態は?怪しい?寄付先として、信頼できるかを解説
編集部オススメのポイント!
患者や周囲の人びとを取り巻く福祉や社会の仕組みの見直し、貧困状態にある子どもたちへの教育機会の創出、海外医療人材の育成など、医療の新しい概念を創り出すために、新たな挑戦をしています。
2030年までにアジア全体のサバイバルギャップを減少させるため、カンボジアの首都プノンペンに「アジア小児医療センター」を開設するプロジェクトを立ち上げ、本田圭佑さんらが活動を支援しています。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

かものはしプロジェクト「子どもが売られない世界」が実現

かものはしプロジェクトHP

カンボジアでは、過去に「性的搾取を目的とした人身売買」という大きな課題がありました。

子どもたちがモノやお金と引き換えに性的な行為を強要された当時、子どもたちは肉体的にも精神的にも大きなダメージを受けていたそうです。

子どもは家庭の貧困を主な理由に、出稼ぎに出ようとして、売春宿に売られてしまいます。
「高給なよい仕事がある。これで家族を助けることができる」とだまされ、連れて行かれた先が売春宿であることもしばしばです。
逃げようにも逃げるすべをもたない子どもたちを、誰かがすくわなければ、この子どもたちは一生闇の中にいなくてはなりません。
認定NPO法人かものはしプロジェクトWEBサイトより)

このような人身売買の被害者が生まれないように、2002年から支援活動を行なってきたのが、認定NPO法人かものはしプロジェクトです。

  • 子どもを買う人を逮捕する「警察支援」
  • 貧しい農村で雇用や教育を担う「コミュニティファクトリー経営」

現地で一人ひとりと向き合い、地道な活動をしてきました。
かものはしプロジェクトはじめ複数の支援団体の活動やカンボジア社会の変化が組み合わさって、性犯罪の加害者の逮捕件数は活動当初に比べて大幅に増加。

約16年間で、子どもを置く売春宿はほとんどなくなるまでに、状況が改善したそうです。

活動内容 被害者の権利と正義を取り戻すための仕組み作りなど
活動地域 インド
支援対象 人身売買の被害にあった女性・子どもなど
寄付の使途 サバイバーのリーダーシップ研修、被害者の裁判費用など
運営団体 認定NPO法人かものはしプロジェクト

また、世界での人身売買の問題が解決したわけではありません。
そこで同団体は現在、被害が多いインドで積極的に活動を行っています。

寄付は月1,000円から応援するサポーター会員があります。

かものはし国内事業
かものはしプロジェクトへの寄付「サポーター会員」として日本の虐待問題解決を支援する理由
編集部オススメのポイント!
人身売買を取り締まる法律を整備するためには、当事者の声を反映させることが非常に重要です。この考えの下、かものはしプロジェクトは、サバイバーのリーダーシップをサポートするプログラムを実施しています。
かものはしプロジェクトを支援している印刷会社から、寄付の一環として、無償で印刷していただいています。企業とのパートナーシップによって、間接費を減らす、素晴らしい取り組みだと思います。

「単にモノを与えるだけではない。子どもが売られない仕組みをつくる。」
「今苦しんでいる子どもたちも、未来の子どもたちも救う」

という考えに賛同される方は、寄付を検討してみるのも良いかもしれませんね。

グッドネーバーズ・ジャパン子どもを「こころ」と「身体」の両面から守る

グッドネーバーズ・ジャパン HP

近年では、首都プノンペンを中心に経済発展が著しいカンボジア。
都市では高層ビルが立ち並び始める一方で、農村地域では引き続き貧しい家庭も多く、水や電気などのインフラ不足や教育格差など、貧富の差が広がっています。

「お父さんは、私の兄姉達にも勉強させたかったけれど、できなかったのです。私も同じように読み書きができないまま大人になると思っていました。」とフェルンちゃんは話します。

グッドネーバーズ ・ジャパンHP

グッドネーバーズでは、そういった厳しい環境下にいる子どもたちに対して「こころ」と「身体」の両側面から支援を提供しています。

具体的には「教育」「医療・保健」「水・衛生」「収入向上」の4分野を軸に、学校で安心して学び、成長を支えるための学校の建設や学用品の配布、健康診断の実施や給食の提供などを行なっています。

活動内容 子どもたちと居住地域の貧困状況の改善サポート
活動地域 インド・カンボジア・ネパール・バングラデシュ・エチオピア・チャド・モザンビーク
支援対象 家庭の経済状況や家族構成などを考慮して、活動国で最もサポートを必要としている子ども
寄付の使途 文具提供・健康推進活動費・浄水器の設置など
運営団体 認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン

グッドネーバーズ・ジャパンでは、月々1,000円から、継続的に活動を応援する「子どもスポンサーシップ」という仕組みがあります。

月々1,000円から始められ、複数のスポンサーで複数の子どもの成長を見守る「みんなの成長を見守るコース」と、ひとりの子どもの成長をじっくりと一対一で見守る「ひとりの成長を見守るコース」の2つから、ご自身に合ったコースをお選びいただけます。

グッドネーバーズ・ジャパンHP

自分の希望にあったコースが複数用意されているのは嬉しいポイントですね。

グッドネーバーズ ・ジャパン「子どもスポンサー」を申し込む前に調べた4つの疑問
編集部オススメのポイント!
グッドネーバーズの海外での活動は「教育」「医療・保健」「水・衛生」「収入向上」「アドボカシー」の5つに分かれます。これらの活動を通じて、子どもたちの「こころ」と「身体」の成長を見守るため、活動を続けています。
月々1,000円から始められ、複数のスポンサーで複数の子どもの成長を見守る「みんなの成長を見守るコース」と、ひとりの子どもの成長をじっくりと一対一で見守る「ひとりの成長を見守るコース」の2つから、ご自身に合ったコースを選ぶことができます。

カンボジアの子どもたちの成長を「こころ」と「身体」の両面から見守り、支えたいと思われた方は、ぜひ寄付を検討してみてはいかがでしょうか。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

シャンティ国際ボランティア会識字率の低い農村部などで、学校や図書館を設立

シャンティ国際ボランティア会 HP

内戦の影響で教育の機会を失った子どもたちにとって、出来るだけ早く身につけたい基礎学力は「読み書き」です。

しかし、校舎・教員不足に加えて課題となっているのは書物の不足でした。

ポル・ポト政権時代、学校教育を廃止したため、学校の校舎は教員は知識人とみなされ、小学校の教員も8割が殺されるか強制破壊されるか、軍の基地や刑務所などとして使用されました。
労働で命を落としました。
また焚書政策によってカンボジアの書物の大半が失われました。

シャンティ国際ボランティア会 HP

そこで、子どもも大人まで学べる生涯学習の拠点としてコミュニティ図書館を設立し、識字力の向上を図っているのが公益社団法人シャンティ国際ボランティア会です。

現地では読む本が不足しているため、絵本や紙芝居の出版や本の購入をしています。
また、図書館から遠い地域では移動図書館活動も行っているようです。

活動内容 学校建設、図書館の運営、子どもへの読み聞かせなど
活動地域 アフガニスタン・カンボジア・ミャンマー・ネパールなど
支援対象 遠方や少数民族など、教育格差に苦しむ子どもたち
寄付の使途 学校建設や教員育成にかかる費用、災害の緊急支援など
運営団体 公益社団法人シャンティ国際ボランティア会

公益社団法人シャンティ国際ボランティア会では、月1,000円からの毎月寄付や事業地や活動内容を指定しての寄付を行うことが可能です。
皆さんの寄付によってカンボジアでの移動図書館の実施、図書や本棚の購入をすることができますよ。

シャンティ国際ボランティア会「アジアの図書館サポーター」になって、私が毎月の寄付を始めた理由
編集部オススメのポイント!
シャンティ国際ボランティア会の活動は、1980年にカンボジアの難民キャンプで、子どもたちに本を届けたことに端を発します。現在はカンボジアの他に、アフガニスタン、ミャンマー、ネパール、ラオス、タイと活動が広がっています。
世界には、学校に行って本を読むことが当たり前ではない子どもたちがいます。現在はアジア7地域で活動し、本を読む機会を提供するだけでなく、学校建設や図書館の整備も行い、子どもたちが安心できる場所づくりにも注力しています。

カンボジア難民キャンプで教育・文化支援活動を行うために設立されたシャンティ国際ボランティア会。

「人間の尊厳と多様性を尊び、”共に生き、共に学ぶ”ことのできる平和(シャンティ)な社会を実現する」という思いに共感される方は、サポートしてみるのも良いかもしれませんね。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

カンボジアで進む支援の成果と、いまも残る課題

カンボジアは1975~79年のポル・ポト政権下での大量虐殺と内戦により、社会インフラが壊滅し、教育や医療といった基盤の再建が極めて困難な状況でした。

当時、教師の約90%が殺害され、ほとんどの学校が破壊されました。

これまでの支援と成果

国際協力や政府機関による長年の支援により、教育や保健体制は徐々に再構築されてきました。

たとえば「かものはしプロジェクト」は、子どもの人身売買防止に長年取り組み、その結果、「子どもが売られる問題がなくなったと言える状態」にまで改善された成果が報告されています。このような取り組みによって、支援が社会変革につながる力を持つことが実証されています。

それでも残る課題

一方で、課題はまだ多く残されています。

教育分野では、都市部の就学率は改善してきたものの、農村部では中等教育に進む子どもが半数に満たない地域もあります。経済的な事情や学校までの距離、教師不足が、子どもたちの学びを妨げています。

健康面では、安全な水やトイレが整っていない家庭が今も多く、衛生環境の悪さが病気の原因になっています。

医療の面では、地方では医療施設や医師が不足し、病気やケガをしても十分な治療を受けられないまま命を落とすことがあります。乳幼児の栄養不良率も高く、体や心の発達に影響を及ぼしています。

こうした状況を改善し、子どもたちが安心して学び、暮らし、元気に成長できる環境を整えるためには、上記の基盤を同時に支えていくことが欠かせません。

寄付はカンボジアで何に使われているのか

紹介した4団体は、いずれも活動報告や年次報告書を通して資金の使い道を丁寧に開示しており、会計の透明性も高いです。以下にそれぞれの特徴的な使途と成果をまとめます。

ジャパンハート

2008年にカンボジアで活動を開始し、小児がんの無償治療、妊婦健診・周産期医療、農村部での出張診療や手術、現地医療者の育成など、命を守るための医療支援を幅広く行っています。

近年はプノンペン近郊で「アジア小児医療センター」の整備も進めており、寄付は新病院の建設・設備・立ち上げ運営にも充てられています。

ジャパンハートHP

  • 1,000円の寄付で子ども10名に抗生物質の注射ができます。
  • 3,000円の寄付で入院中の子どもと家族に1週間分の食事を提供できます。
  • 10,000円の寄付で子どもの局所麻酔手術を行うことができます。
  • 100,000円の寄付で口唇裂(こうしんれつ)の子ども10名を手術できます。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

かものはしプロジェクト

2001年に創立されたこの団体は、カンボジアでの子どもの人身売買防止に注力し、活動開始から約9年間で、子どもを置く売春宿がほとんどなくなるほど、児童買春・人身売買が顕著に減少したと報告されています。

カンボジア事業への寄付金は、人身売買の被害にあった女の子への裁判支援や、自立へ向けた訓練・生活支援に活用されてきました。

2018年にカンボジアでの事業を終了し、現在は日本の児童虐待の問題に取り組んでいます。寄付の使途についてはHPに以下記載がありました。

かものはしの事業活動に使われています。(中略)日本の児童虐待の問題に取り組んでいます。また、これらの問題を多くの方に知っていただくための広報活動や、課題を知り「なんとかしたい」と一歩踏み出してくださった皆さまとともに社会を変えるアクションを増やすための啓発活動、管理費用等にも活用させていただいています。

かものはしプロジェクト

グッドネーバーズ・ジャパン

グッドネーバーズ・ジャパンは「教育・医療・水・衛生・収入向上」という5分野を柱に、包括的な支援を展開しています。カンボジアでは、文具提供や給食、浄水設備の設置、健康診断・ワクチン提供などを手がけ、子どもたちの「こころ」と「からだ」の支えになる活動が特徴です。

グッドネーバーズ・ジャパンHP

  • 教育:学校の建設・改修、学用品配布、就学前児童への給食と情操教育を実施し、学びの機会を確保。
  • 医療・保健:健康診断と治療支援、学校給食による栄養改善。
  • 水・衛生:井戸・浄水器・トイレの設置で安全な水と衛生環境を整備。
  • 収入向上:職業訓練や少額融資で家庭の収入を安定化し、教育継続を支援。

寄付金は、これらの活動を支えるために、次のように使われます。

※1,000円で:子どもに学校の制服を提供できます。
※2,000円で:浄水器を一家庭に届けることができます。
※10,000円で:40人のクラス全員に、文房具セットを配ることができます。
※50,000円で:コンクリート製のトイレが1基建設できます。 GNJPHP

グッドネーバーズ・ジャパンHP

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

シャンティ国際ボランティア会(SVA)

1991年にプノンペンに事務所を開設して以降、職業訓練学校の建設と運営、住民参加型の学校建設や、図書館事業、仏教経典や書籍の復刻などを行ってきました。

「絵本を届ける運動」を通じて、カンボジアにおける学びの場づくりに貢献しています。

寄付は教育文化支援のために、さまざまな形で活用されています。寄付の使途は以下の通りです。

シャンティ国際ボランティア会

これらの活動は、現地の子どもたちや家族の暮らしを根本から支える大切な取り組みです。あなたの寄付が、学びの場や安全な水、健康、そして将来の希望へとつながっていきます。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

支援先として信頼できる?3つのチェックポイント

続いて、寄付先を選ぶ際に「寄付してよかった」と感じられる3つのポイントを解説します。

企業の良し悪しを判断する材料として、一般的に「ひと・もの・お金」の3つが大切と言われます。

NPOでは、それは「ひと・活動・お金」です。

企業で言うところの”もの”、すなわち”商品”は、NPOがどのようなアプローチで問題を解決しようとしているのか、つまり活動の内容です。

その活動内容に賛同することが、まさしく、寄付を通じた応援と言えると思います。

さらに寄付先として判断する上で、「ひと・活動・お金」を適切な言葉に言い換えると、「職員・活動・会計」です。
以下に、それぞれについて解説します。

職員の顔が見えるか?

NPOの活動には、代表をはじめ、理事や職員、インターンやボランティアなど、多様なスタッフが関わっています。

団体の公式サイトで職員の顔を出していることは、活動に自信がある証拠です。

「自分のお金を誰に託すのか?」を知ることで、より安心して寄付を続けることができます。

その上で、職員数やボランティアの人数など、関わっている人の数も確認できると、なお良いと思います。

  • 理事や職員などスタッフの顔が見えるか
  • どれくらいの人が関わっているか。人数が多ければいいわけではありません。

あなたと似たような想いを持って活動しているスタッフがいる団体なら、それはあなたの価値観とマッチする団体かもしれません。

活動によって問題を解決しているか?

同じ社会問題に取り組んだとしても、解決するアプローチは団体によって、実にさまざまです。

例えば「子どもの貧困」と一口に言っても、

  • 学習支援を通じて、子どもの学力向上に資する
  • 食品配付を通じて、健康や栄養状態を改善する
  • 相談窓口を通じて、虐待や暴力などを予防する

というように、団体によって活動の領域は異なります。

そもそもNPOが取り組んでいる問題は、すぐに解決には至らず、長い時間がかかることが多いです。

寄付先として検討している団体の支援アプローチは本質的に問題を解決し得るのか、またそのアプローチに共感するかどうか、などを見ると良いでしょう。

  • 寄付先の支援アプローチは問題を解決、もしくは改善しているか?
  • しっかりと実績や成果を上げているか。

そうした活動の進捗を定期的に報告するプログラムが整っている団体であれば、自らのお金がどのように活用されたかの理解が進み、寄付をするモチベーションが増します。

透明性の高い会計報告を行っているか?

ほとんどのNPOは、会計報告を公式サイトで公開しています。
逆に会計報告を公開していない団体は、資金を不正に利用しているのではないかと、寄付者から疑問を持たれても仕方がないでしょう。

団体の公式サイトを確認すると「会計報告」「年次報告」といった形で、会計や財務に関する情報を公開していることが多いので、チェックしてみましょう。

支出の内訳を、例えば事業費80%・管理費20%としている団体であれば、「1,000円寄付したら、おおよそ800円が直接的な活動に、200円が活動を継続していくために必要な費用に変わるんだ」と目安をつけることもできます。

  • 透明性の高い会計報告を行っているか?
  • 納得できるお金の使い方をしているか。

さらに、監査法人や公認会計士による監査を受けていることを確認できれば、より信用度は高まると思います。

まとめ:長年支援を続け、信頼できる団体が多数ある

カンボジアへの支援を積極的に行う団体として「認定NPO法人かものはしプロジェクト」「認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン」「公益社団法人シャンティ国際ボランティア会」の3つをご紹介しました。

団体名 寄付ナビ編集部オススメのポイント
ジャパンハート ① 医療が届かない子どもや母親に直接支援できる
② 小児がんや口唇裂など命を左右する医療を無償で提供
かものはしプロジェクト ① 人身売買の被害者女性の中から、国を変えるようなリーダーが生まれている
② 細やかに活動を報告するため、支援企業の協力による、質の高い年次報告書が届く
グッドネーバーズ・ジャパン ①「教育」「医療・保健」「水・衛生」などを通じて子どもたちの「こころ」と「身体」の成長を見守る
②毎月1人の子どもから手紙と写真付きの成長報告がメールで届き、子どもたちの成長を実感できる
シャンティ国際ボランティア会 ① 設立以来約40年「教育には人生を変える力がある」という信念を持ち、アジアの子どもたちに教育を届けている
② 安心できる場所で、本に触れて読み書きを身につけることで、子どもたちは「生きる力を育む」ことができる

人身売買の撲滅や教育支援など活動内容もさまざまあり、既に実績を残している団体も多くありましたね。

またカンボジアでの成功事例をもとに、他国へ支援先を広げることで今後の活動の成果にも期待できそうです。

東南アジアといっても、なかなか自分で継続的に支援を続けることは難しい方が多いでしょう。

その代わりに毎月の寄付などの方法があります。

気になった方は一度、検討してみてはいかがでしょうか。

この記事を読んだ方にオススメ

アジアの図書館サポーターとして
毎月の寄付を始めた理由

「アジアの子どもたちに本を届けたい」そんなあなたにお薦めしたいのがシャンティ国際ボランティア会です。私が毎月の寄付を始めた理由を、お話しします。

> 続きを読む