衣替えや引越し、サイズが合わなくなった・・
あなたの家の中に、いらなくなって捨てる服はありませんか?
いずれにせよ手放すのであれば、服も寄付して社会貢献に役立てましょう。
古着の寄付を受け付けている団体やサイトをご紹介します。
目次
着ない服を寄付すると支援物資として使ってくれる団体・企業
寄付の方法別に、4つご紹介させて頂きます。
方法1:発展途上国の支援団体に服を送る
ワールドギフト
全国から服などの不用品を集荷し、海外に贈る活動をしている非営利団体です。
これまでに88カ国の途上国に支援物資を届けてきた実績があります。
衣類(古着)や履物、文房具、ランドセル、おもちゃぬいぐるみ、台所用品や調理器具など、使用されている物で結構です。紙おむつや生理用品、動物用品など不衛生な状態でなければ開封済・残っている物で結構です。
ワールドギフトHP
送るモノが決まったら、梱包するダンボール箱の縦・横・高さの3辺を計測してください。
これによって、郵便局による集荷(140cm以下)、もしくは佐川急便による集荷(140cm以上)というように、発送方法が決まります。
団体HPのフォーム(郵便局、佐川急便)から申し込んだ後は、指定された振込先に集荷料金を、集荷の翌日までに振り込むようにしてください。
あとは発送が完了すれば、私たちがやることは終わりです。
HPによくある質問がまとめられていましたので、一部抜粋してご紹介します。
- 梱包はどうしたらいいですか?
- 適度な大きさの箱が無い場合、スーツケースや衣装ケース、やわらかい物は布団袋(布団・毛布・衣類・ぬいぐるみ等)などで梱包して頂いても結構です。
- 送料を元払いで送れますか?
- 送料元払いでの物資のみの受け取りは行っておらず、集荷サービスをご利用下さい。
料金には宅配送料のみならず、途上国に物資を送る際の船賃、保育所・学校・障害児施設に物資を送る際の送料、荷下ろし、 仕分け、コンテナやトラックへの積み込み、コールセンター、ホームページ運営やメール対応にかかる人件費、倉庫費、光熱費など 再利用を追及するための費用全てが含まれます。
日本救援衣料センター
認定NPO法人日本救援衣料センターは、発展途上国で暮らす貧しい人々や、難民、被災者などに服を寄付する活動をしている団体です。
設立から40年近く一貫して服の寄付を行ってきた、歴史のある団体です。
ご不要になられた衣類を選別してください。
ご寄付の流れー日本救援衣料センターHP
清潔な段ボールか紙袋に詰めて、ご送付いただきます。
その際、受け入れ不可の物もございますので、受け入れ品目を参照し、ご注意ください。
元払いで発送した約1ヶ月後に「払込取扱票」が届きます。
それを元に海外輸送費(衣料品10kgにつき1,500円)を振り込めば、手続き完了です。
場所は限られますが、衣料品収集会場まで服を持ち込むことも可能です。
詳しい受け入れ品目などは、団体HPをご確認ください。
方法2:ファストファッションの店舗に持ち込みする
H&M
H&Mはブランドや状態を問わず、店舗で引き取ってくれます。
回収された衣類は繊維リサイクルの研究機関や社会貢献活動に寄付されます。
たとえ靴下片方だけでも、着古したTシャツでも、古いシーツでもOK。 回収された衣料は最寄りの再生プラントへ運ばれ、手作業で分類されます。
衣類回収プログラムーH&M HP
(中略)お持ち込み一袋につき、一枚クーポンを一枚差し上げます。次回のショッピング時にお使いください。
1袋につき1枚500円の割引クーポンが貰えるという特典付きです。
(クーポンは1人1日2枚まで)
着なくなった服は、お近くのH&Mショップで回収してもらいましょう。
ユニクロ
ユニクロとジーユーで販売されている商品限定ですが、全国の店舗に設置されたリサイクルBOXで回収してくれます。
回収された服は難民や被災地支援など、世界中で服を必要とする人々の元へ届けられます。
全商品リサイクル活動/同社HPより引用
ユニクロの衣料支援パートナー
- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)
- 公益財団法人ジョイセフ(女性支援)
- 認定NPO法人日本救援衣料センター(海外に衣料支援)
- Samusocial de Paris(フランスのホームレス支援団体)
- centrepoint(イギリスのホームレス支援団体)
(出典:ユニクロHP)
服を良い状態で支援先で届けるためにも、リサイクルBOX投入前の洗濯が必須となっています。
お手元にいらなくなったユニクロ・ジーユー商品があれば是非ご検討下さい。
寄付した服はムダになってない?本当に喜ばれる?実際に行って聞いてきました
私も上記のような方法で服を寄付できることを知ってはいたものの、
- 本当に海外の恵まれない人々に服を寄付して、役に立ってるの?
- 私たちが要らなくなったものは、途上国の人たちだって要らないんじゃない?
という素朴な疑問がありました。
そんな折に、個人的にフィリピンのスラム街とゴミ山を訪問する機会がありました。
そこには、対応が困難となった衣類が山積みになっていました。
ゴミ山で暮らし、ゴミを売って生計を立てる人も
現地で活動するNGOスタッフから、よくよく話を聞いてみると、「せっかく日本から送られてきても服が破れていたり、一部壊れていたりと修理が必要なことも多い」とのこと。
私の個人的な感想として「服をそのまま贈ることは一度立ち止まって考えた方が良いかもしれない」と思いました。
送り先によっては服が「無駄」にはならなくても、現地の「負担」にはなっている可能性があると感じたからです。
では、どうすれば本当に現地の役に立つ支援ができるのでしょうか?
服や不用品の買取金額を寄付できるサイト2つ
服を再販売した売上をNPOやNGOに寄付することで、寄付先の活動費として活かしてもらう、という方法もあります。
送料無料で服やブランド品を寄付「ブランドプレッジ」
ブランド品買取サービスの「ブランディア」と寄付プラットフォームの「Syncable」が共同で運営している、衣類及びブランド品の寄付サイトです。
ダンボールの往復送料、キャンセル時の返送料含め、全て無料で利用することができます。
登録されている寄付先のNPO/NGOは300団体以上。
税控除が適用される団体であれば、節税することも可能です。
寄付した後に、領収書が送られてきますので、忘れずに確定申告するようにしましょう。
要らなくなった服を手放すだけで、税金も減らせてしまうなんて、まさに一石二鳥ですね。
ブランドプレッジHPはこちらからどうぞ。
服をサイト内で再販売「ファッションチャリティプロジェクト」
ファッションチャリティプロジェクトも全て無料で利用できる服の寄付サイトです。
基本的な利用の仕方は、先に紹介したブランドプレッジとほぼ同じですが、大きく異なるのは回収した衣類の再販売をサイト内で同時に行っている点です。
商品の値段の下に寄付先の情報が記載されていて、売上がどんな活動に役立てられるのかが一目瞭然です。
期間限定セール中は、会員限定価格で購入できるのも、嬉しいメリットです。
ファッションチャリティプロジェクトHPはこちらからどうぞ。
納得して服を寄付できれば、新しく買う時も前向きになれる
いかがでしたでしょうか。
今回は「支援物資として服を寄付する方法」と「服をお金に換金して寄付する方法」をご紹介させて頂きました。
もしあなたが納得して服を寄付することができれば、新しく購入するシーンでも心置きなくお気に入りの一点を買うことができるのではないでしょうか。
服の寄付を検討されている方のお役に立てていれば嬉しいです。