コロナ寄付した野球選手・スポーツ選手は?日本の医療機関など支援一覧

「コロナ対策への寄付って、どんなスポーツ選手が寄付してるの?」
「野球選手たちは、いくら寄付しているのか知りたい」
といった
興味をお持ちの方へ、 スポーツ選手の寄付情報をまとめました。

プロ野球の球団と選手の寄付は?病院やマスクなど、多額の資金援助

コロナ寄付に関して調べてみると、特に野球選手の寄付が目立っていました。
個人での寄付はもちろん、選手会や球団でも多額の寄付をしていましたよ。

日本プロ野球選手会:コロナ基金への支援表明 総額は5億に

日本プロ野球選手会は、4月にNPO法人ベースボール・レジェンド・ファウンデーション(BLF)と共同で、新型コロナウイルス感染症拡大防止活動基金(コロナ基金)への支援を表明しました。

このコロナ基金はクラウドファウンディングサービス「READYFOR」で募金を募っており、現在130人以上の選手が寄付に参加したこともわかっています。

詳しい支援状況は、こちらをご覧下さい。

各球団:マスクや防護服の寄付を実施

球団ごとの物資支援や寄付も活発に行われていました。

例えば、北海道日本ハムファイターズは28日、医療現場で感染防護具の不足が深刻になっている状況を受けて、医療従事者へ不織布マスク5万枚等を北海道へ寄付したそうです。

また、阪神タイガースは応援グッズのポンチョ4,500枚を、医療関係者の防護服の代用品として寄付していました。

ポンチョは、阪神甲子園球場で行う主催試合で、東芝シートなどのバックネット裏前方の年間席の観客を対象に雨の日に配布しているもの。
段ボール90箱分の4500枚を15日に届けたという。
朝日新聞 より)

マスクや防護服を大量に寄付するには、多額の資金が必要ですよね。

その点、特に野球選手や球団の力は大きいように感じました。

田中将大選手:約3700万円寄付 日米でコロナ対策を支援

球団での寄付以外にも、選手個人での寄付も多く見られました。

シーズン開幕が見合わされれるなど、自身の野球生活にも大きな変化がある中、田中選手は3,700万円もの額を国内外に寄付されたそうです。

米大リーグ、ヤンキースの田中将大投手は20日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため日米で総額約3700万円を寄付したと球団を通じて発表した。

日本では日本プロ野球選手会なども支援する寄付先へ、米国では複数の慈善団体に寄付したという。
共同通信より)

ネットでは、「稼ぎがいいとはいえ、すぐに行動できることを尊敬」「同意した奥さまもすごい」といった称賛の声が多く見られました。

岩隈久志選手:都に1000万円寄付 医療従事者を支援

巨人の岩隈久志選手は、東京都に1,000万円の寄付をしたそうです。

プロ野球巨人は30日、新型コロナウイルス感染の対応に当たる医療従事者支援のため、岩隈久志投手が東京都に1千万円を寄付すると発表した。

岩隈投手は球団を通じて「一人一人が思いやりや優しさ、感謝の心を持ち、力を合わせて打ち勝ちましょう」とコメントした。
日本経済新聞 より)

他にも、巨人では原辰徳監督や阿部慎之助2軍監督、その他選手においても寄付金やマスクなどを東京都に寄付しているそうです。

そのため、岩隈投手自身も監督やチームメイトの活動に賛同し寄付を行ったとのことでした。

スポーツ選手は誰が寄付した?サッカーやテニスなど広がる支援の輪

球団や野球選手以外にも、各スポーツ界からも支援の輪が広がっています。

長友佑都選手(サッカー):約5000万円寄付 ひとり親家庭を支援

長友佑都は愛媛県出身のプロサッカー選手。奥さんはタレントの平愛梨さんで、夫婦揃って有名ですよね。

現在はガラタサライSK所属しており、世界で活躍するサッカー選手のひとり。

彼自身もひとり親家庭で育った経験から、今回READYFORにて寄付金を募ったそうです。

僕は幼い頃、母に女手一つで3人の兄弟を育ててもらいました。
幼いながらも経済的に厳しかったのは理解しています。それでも一生懸命母の働く姿を見てきました。
そして自分が大きくなったら絶対に母に恩返しをすると、幼いながらに決めました。
READYFOR プロジェクト概要 より)

集まった寄付金は、認定NPO法人フローレンスなどの団体とともに全国のシングルマザー支援団体・ひとり親家庭に届けられるとのことでした。

コロナ寄付、シングルマザーやひとり親に支援を届けるには?募金先団体3選

ロジャー・フェデラー選手(テニス):1億1200万円を寄付 困窮している子どもたちを支援

テニス界では、フェデラーがスイスの子どもたちへ多額の支援を行なっていました。

2020年3月に、自身と妻のミルカさんで100万スイスフラン(約1億1,200万円)をコロナによって生活が困窮している家族へ寄付したそうです。

四大大会で男子最多の通算20勝を誇るフェデラーは母国で感染拡大の影響を受けている家庭に100万スイスフラン(約1億1200万円)を送ることを決め、ツイッターに「みんなで立ち向かわないといけない時期で、誰も取り残されてはならない」とつづった。
東京新聞 より)

テニス界では、他にも以下の選手がコロナ支援に取り組んでいました。

  • ジョコビッチ:セルビア国内で人工呼吸器などの医療機器購入を援助するため、100万ユーロ(約1億1,800万円)を寄付予定
  • ナダル:パウ・ガソルらと共同で義援金を募るキャンペーンを始め、目標額は1,100万ユーロ(約12億9,800万円)

報道されているだけでも多くの選手が寄付、私たちにできることは?

球団やスポーツ界の有名選手の寄付と聞くと、「やっぱり一般人とは違う」「自分の寄付なんてちっぽけかもしれない」と思う人もいるかもしれません。

確かに、何億もの寄付と数千円の寄付を比べれば、金額としては大きな差があるでしょう。

しかし、少額の寄付であっても特にこのコロナの状況下では、社会全体で見れば大きな役割をもたらします。

例えば、これまで寄付ができていた人や団体も、コロナによって仕事がなくなり寄付どころではない人がいるかもしれません。

また、生活状況があまり変わらなくても「この先の経済が不安だから、寄付はやめてしまおう」と寄付をやめてしまった人もいるはずです。

そんな今、私たちの寄付が少しでも増えることで、今まで支援を行なってきた団体の危機を救うこともできますよね。

店舗営業が難しかったレストランのためにテイクアウトでお店を応援する。

そんな気持ちで支援したい団体への寄付を少額から始めてみるのも良いかもしれません。

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