「寄付を受け付けている団体を一覧で比較したい」
「その中から良さそうな団体があれば寄付したい」
そんな想いをお持ちのあなたへ、NPO・NGOの一覧をまとめました。
後半で、信頼できる寄付先の選び方も解説していますので、ご参考にしてください。
目次
所轄庁の認可を受けたNPO法人・公益法人一覧
以下のサイトから、全国のNPO法人(認定NPO法人含む)・公益法人(公益社団・財団法人及び一般社団・財団法人)を検索することができます。
- NPO法人ポータルサイト(内閣府)
- 情報公開法人一覧(全国公益法人協会)
- 団体情報/団体一覧(CANPAN)
しかし日本には、約50,000団体もNPOがあると言われています。
また、これらすべての団体が一般市民から寄付を受け付けているわけではありません。
私たちの寄付金を有効に活用してくれる団体を選ぶには、どうすればよいのでしょうか?
寄付が「生き金」になる!おすすめの支援先団体
私は個人的に、年間10以上の団体に寄付をしています。
そんな私が「ここは本当に、公益のために尽力してくれる寄付先だ」と感じている団体をご紹介します。
(※ 分野は『寄付白書』-日本ファンドレイジング協会 のカテゴリーに倣いました。)
「国際協力・交流」の分野に寄付したい方
かものはしプロジェクト
「子どもが売られない世界をつくる」というミッションのもと、人身売買の被害者数が世界最大と言われているインドで、主に活動している団体です。
人身売買を取り締まる法律の整備を支援するなど、社会の仕組みを変えることに重きを置いた活動に共感しています。
毎年送られてくる年次報告書のクオリティが高く、 課題解決に向けて一歩ずつ前進している様子が分かります。
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寄付金控除の対象団体です
ロシナンテス
世界には、病院がなければ、医者もいない地域があります。
スーダンやザンビアなど、医療の届かない地域に「清潔な水」と「十分な医療」を届けることを通じて、誰もが健やかに生きられるように活動しています。
ロシナンテスに寄付を始めると、定期的に会報「遠回り」が郵送で届くようになります。
詳細な活動報告とともに、スタッフの皆様がどのような想いで活動をされているかを知ることができます。
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寄付金控除の対象団体です
ユニセフ
ユニセフはすべての子どもたちの命と権利を守るため、最も支援の届きにくい子どもたちを最優先に活動する、国際連合の組織です。
保健・水と衛生・教育など多岐に渡る分野で、世界190の国と地域で子どもたちのために活動しています。
質の高い教育や、安全な水など、ユニセフはSDGsの数多くのゴール達成に貢献しています。
ユニセフから活動の成果を伺う度に、子どもたちの明るい未来に微力ながら貢献できている実感が湧きます。
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寄付金控除の対象団体です
「教育・研究」の分野に寄付したい方
カタリバ
私たちの住む日本にも、勉強したくても勉強できない子どもがいます。
カタリバは、日本国内の貧困や被災など、さまざまな子どもたちを対象に教育支援活動を行なっている団体です。
代表の今村久美さんの「日本中の10代が、どのような環境で生まれ育ったとしても、彼らの可能性を引き出せる社会を創りたい」という想いに共感しています。
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寄付金控除の対象団体です
チャンス・フォー・チルドレン
低所得世帯の小学生〜高校生を対象に、塾代や習い事の費用として利用できる「スタディクーポン」を提供している団体です。
代表の今井悠介さんの「支えていると思っていた人が、実は自分が支えられていたことに気付く、そんな支え合いの関係性を広げていきたい」という言葉が印象的でした。
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寄付金控除の対象団体です
e-Education
生まれた国や地域が違ったばかりに「働かなくてはいけない」「学校が遠すぎて通えない」など、さまざまな理由から子どもたちの学びの機会が奪われています。
バングラデシュなどの途上国で、映像教材などの質の高い教育を届けている団体です。
NTTコミュニケーションズやカシオ計算機といった大企業とも連携、ITを駆使した効率的な教育支援に定評があります。
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寄付金控除の対象団体です
「保健・医療・福祉」の分野に寄付したい方
フローレンス
母親が、生まれて間もない自らの赤ちゃんの命を絶ってしまう、そんな悲しいことが約2週間に1人のペースで起こっていることはご存知ですか?
「赤ちゃんの虐待死」や「ひとり親世帯の貧困」など、日本の乳幼児とその家族をサポートすべく、病児保育や赤ちゃん縁組事業などを展開しています。
「みんなで社会変革」という言葉の通り、官・民へのアドボカシーも活動のポイントです。
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寄付金控除の対象団体です
ハタチ基金
東日本大震災の復興は、まだまだ道半ば。
「当時産まれた子どもたちが、ハタチになるまでは支援を継続したい」
そんな想いから、東北に保育や教育の支援を届けています。
喉元過ぎれば熱さを忘れるような一過性の支援ではなく、震災の記憶を風化させない、次世代に伝えていきたいというコンセプトに共感しています。
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寄付金控除の対象団体です
グッドネーバーズ・ジャパン
低所得のひとり親家庭を対象に、定期的に食品を無料で配付しています。
シングルマザーは仕事も子育ても、すべて自分ひとりで抱えざるを得ないことが多く、貧困に陥るリスクも高いです。
食品を配付することは、単なる経済的な支援にとどまらず、支援を受けた親子が社会とのつながりを感じられることにも繋がります。
困難を抱えながら頑張る親子にも、温かい食卓を囲んでほしいと感じた方は、ぜひホームページをご覧になってみてください。
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寄付金控除の対象団体です
寄付先の選び方を、マイナス評価とプラス評価で解説
「ここの団体に寄付を検討してるのだけど、信頼できる寄付先かどうか見分け方が分からない・・」というあなたへ、私なりのチェックポイントをお伝えします。
寄付してはいけない団体を避けるため、最低限のポイント5つ
以下の5項目は、WEB上で簡単に確認することができます。
- 財務情報を公開しているか?
- スタッフの顔が見えるか?
- 法人格は認定NPO法人や公益財団/社団法人か?
- 協働している企業や団体とどのような活動を行なっているか?
- 活動報告を定期的に行なっているか?
各項目について、こちらの記事で詳しく解説しています。
納得いく寄付先選びのために知っておきたい2つの判断基準
扱っているテーマに共感できるか
あなたのご興味ご関心のあるテーマは何でしょうか?
たとえば私の興味のあるテーマは「教育」「貧困」「居場所」で、これらにまつわる社会課題に取り組んでいるNPOは共感しやすい傾向にあります。
一方で「芸術文化」や「環境保全」などのテーマは、まだ寄付をしたことがありません。
もちろん社会的に意義があり、必要な活動であることは、頭では理解しています。
ただ、自分が身銭を切るほどに心を動かされるかは別問題ですよね。
(逆に、この先興味が向いてくることがあれば、それはそれで楽しみな気持ちも)
せっかく寄付をするなら、ジブンゴトとして感じられるテーマから探してみましょう。
社会課題が解決に向かっていると感じられるか
寄付先が展開している活動が、
- 本質的な問題解決につながっているか
- 支援の出口戦略をイメージしているか
といった点を確認できると、なお良いでしょう。
(もちろん扱っている問題の性質にも左右されますので、押しなべて当てはまるわけではないこと、申し添えておきます)
NPOで働いていると「その支援は川上か、川下か」という言葉が、よく使われます。
社会の仕組みを変えることから目を逸らさずに立ち向かっているか、寄付先のためにも温かく厳しい目で見守りたいですね。
ここまで、団体一覧、おすすめの寄付先、寄付先の選び方について解説して参りました。
「これなら私も自分で探せそうだ!」と感じていただけたなら、この上ない喜びです。
あなたが「本当に出会いたかった寄付先」と出会えることを、心から祈っております。