女の子(女性)への寄付で、教育・自立や虐待防止を!支援団体5選

「学校に通うこともなく、幼いうちに結婚させられる」「生活のために危険な労働に従事させられる」――そんな現実に直面している女性や少女たちが、世界には数多く存在します。

教育の機会を奪われたり、人身売買や児童買春の被害に遭ったり、家庭内で暴力を受けたりと、立場の弱い女性と子どもたちは深刻な困難を抱えています。

「少しでも力になりたい」「でも、どこに寄付すればいいのだろう?」と迷う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、以下を通じて女性と子どもを支援する活動や寄付方法を解説していきます。

  • 女性支援を行うおすすめ団体の紹介
  • 世界の女性と子どもが直面する深刻な課題の整理
  • 寄付によって取り組まれている活動とその効果

あなたに合った寄付先がきっと見つかるはずですので、ぜひ最後までご一読ください。

目次

女性支援を行うおすすめ団体5選

まずは「すぐにおすすめの寄付先を知りたい!」という方のために、寄付ナビ編集部が厳選したおすすめの団体をご紹介します。

かものはしプロジェクト:虐待や貧困で苦しむ子どもを救うための活動

かものはしプロジェクト HP

かものはしプロジェクトが、日本国内の課題に取り組み始めたのは2019年のこと。

「東京都で5歳女児が暴行を受け亡くなってしまった」「寒いなか、食事も与えてもらえず外に放置されていた」など、テレビや新聞で事件が報道される度に心を痛め「何かできないか?」「なんとかしたい」と考えるようになり、日本の子どもを支援する活動を始めました。

主な事業内容は以下の通りです。

  • 困難に直面する若者への支援強化:児童養護施設に自立支援の専門家を派遣、退所後に困難に直面した若者からの相談対応や、金銭管理指導を支援。
  • 退所後も安心して生活できる仕組みづくり:退所後にサポートが激減する状況を変えるため、退所後支援の充実に向けたネットワークづくりや政策提言などを実施。
かものはし国内事業
かものはしプロジェクトへの寄付「サポーター会員」として日本の虐待問題解決を支援する理由
編集部オススメのポイント!
2019年から日本国内での活動をスタートし、子どもが虐待されない、そして虐待された人が回復できる社会をつくるために、児童養護施設などを出た若者の巣立ちの応援、子どもや養育者にやさしい地域づくりに取り組みます。
かものはしが取り組む問題と活動を、現地の声もふまえながら直接聞くことができるイベントが実施されています。「創業時から今後の活動を知りたい」「現場でどのような問題が起きているか理解したい」という方には有効な機会だと思います。

「虐待や、その経験から今まさに助けを必要としている子どもが同じ街にいるかもしれない、そんな子どもたちのために何かしたい」
「世界の問題も気になるが、自分の暮らす日本の未来も良くしていきたい」

そんな想いに共感された方は、是非団体公式ページから詳細をご覧ください。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

プラン・ジャパン:女の子の未来に投資すれば、世界は変わる

女の子への支援といえば有名なのが、「プラン・インターナショナル・ジャパン」(以後プラン)。
「Because I am  a Girl」のキャンペーンは、テレビ・新聞や電車の中吊り広告などでご覧になったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

私が衝撃を受けたのは、「13歳で結婚。14歳で出産。恋は、まだ知らない」という鮮烈な言葉でした。

プラン・インターナショナル・ジャパン

幼い頃から、水汲みや食事の支度などの家事労働で、学校で学ぶことも友達と遊ぶことも許されない毎日。
そして10代で結婚を強いられ、早すぎる出産へ。暴力や誘拐、命の危険を感じる日常にさらされている女の子も少なくないそうです。

幼いからだでの妊娠や出産で命を落とすケースも。
古い慣習による早すぎる結婚で教育の機会が奪われています。
(プラン・インターナショナル・ジャパン WEBサイトより)

「途上国では、約3人に1人の女の子が18歳未満で結婚」「同じく身体的暴力を受けたことのある女の子は約4人に1人」「世界中の非識字人口の約3分の2が女性」という、先進国で暮らす私たちにとっては想像しにくいデータも載っていました。
プランが強調するのは、「虐げられている分、もっとも伸びしろがあるのもまた、女の子」という主張。

  • 女の子が1年長く初等教育を受けると、その子が将来得る収入が約11%増加
  • 全ての女性が中等教育を修了すれば、5歳未満児の死亡率は約49%減理、1年でおよそ300万人の命が救える

といったデータとともに、女の子の可能性を伸ばし、未来を切り開くためのサポートを呼びかけています。

具体的な支援については、「地域全体を豊かに発展させていく活動を支援する」(1人のチャイルドと手紙の交流付き)というプラン・スポンサーシップも紹介されていました。
しかし、「女の子にフォーカスして支援したい」という方には、「女の子たちをリスクから守ると同時に、自立していくためのプロジェクトを実施」するという「ガールズ・プロジェクト」(毎月1,000円〜)寄付が合っているように思えました。

支援対象途上国の女の子
活動地域エチオピア、バングラディッシュ・ラオスなど
事業内容早すぎる結婚・人身売買・暴力や虐待などから守る、教育や職業訓練などによる自立支援
寄付の使途未記載(支援金の79.8%は「プログラム活動費」に使われるとのこと)
運営団体公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン

シャプラニール過酷な環境で働かされている”家事使用人”の少女を救う

シャプラニールHP

認定NPO法人シャプラニール=市民による海外協力の会は、「隠された」児童労働と言われる家事使用人として働く少女を支援しています。

ある日、バングラデシュのゴミ捨て場で瀕死の少女が発見されました。
少女は身体中から出血し、アイロンで押し付けられたようなやけども見られました。

身元を調べると、アドリちゃんという名の11歳の少女で、貧しい農村から離郷し、雇い主の家に住み込みで働く家事使用人だと分かりました。
アドリちゃんは雇い主から虐待を受け、ゴミ捨て場に捨てられたのです。

シャプラニールHP

シャプラニールが活動しているバングラデシュでは、アドリちゃんのように家事使用人として働く少女が33万人程いるとされています。
しかし正確な人数は分かりません。

それは、工場で働く子どもやストリートチルドレンなどと違い、家の中で働く少女を見つけるのが難しいからです。
家事使用人が「隠された」児童労働と言われているのは、そのためです。

シャプラニールは、少女たちのための支援センターを開設し、自立に向けたサポートを提供しています。

活動内容 子どもの明日を守る活動、災害に強い地域を作る活動など
活動地域 バングラデシュ・ネパール・日本
支援対象 社会や他の援助団体の支援から取り残された人びと
寄付の使途 児童労働に従事する子どもたちへの教育支援費用など
運営団体 認定NPO法人シャプラニール=市民による海外協力の会

支援センターでは、アクセサリー製作・ペーパークラフト・絞り染めなど手工芸技術から、料理・ミシン・裁縫といった実用的なものまで、様々なテーマで技術研修を行っています。

家事使用人以外にも仕事がある、人生の選択肢は無限に広がっている。
それを知ることで、少女の未来は変わります。

現在シャプラニールは、バングラデシュで3つの支援センターを運営しており、新たな支援センターの開設も計画しています。
そのための資金が足りません。

シャプラニールへの寄付でバングラデシュの家事使用人の少女を支援する3つの理由

「家事使用人の少女たちが自らの力で未来を変えるための力になりたい」
「貧困に苦しむアジアの子どもたちのために今すぐに行動を起こしたい」

こんな風に感じていただけた方は、ぜひシャプラニールのWebサイトもご覧になってみてください。

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ワールドビジョン・ジャパン:女の子が未来をあきらめないために

ワールドビジョン・ジャパンHP

世界では、女の子だからという理由で教育を受けられなかったり、幼いうちに結婚を強いられたり、暴力や人身取引の被害に遭ってしまう子どもたちが数多く存在します。
「女の子だから諦めなければならない」――そんな不平等をなくすために始まったのが、ワールドビジョン・ジャパンの 「1000GIRLSプロジェクト」 です。

主な取り組みは以下の通りです。

  • 教育の機会を守る:学用品の提供や学校環境の改善を通じて、女の子が安心して学び続けられるように支援。
  • 暴力や搾取からの保護:児童婚や性的搾取の防止、権利教育や地域での啓発活動を実施。
  • 生活基盤の改善:水や衛生環境の整備、生計向上の取り組みを通じて、家族の経済的な理由で女の子が犠牲になる状況を防ぐ。
  • 心と未来のエンパワメント:カウンセリングや職業訓練を通じて、女の子たちが自分の力で生きていける自信を育む。
活動内容 子どもの教育支援・貧困支援など
活動地域 アフリカ・東欧・中東・アジア・中南米エリアの約40カ国
支援対象 貧困、紛争、災害で苦しむ子どもたち
寄付の使途 子どもたちの支援活動全般
運営団体 認定NPO法人ワールド・ビジョン・ジャパン(日本窓口)
入会キットなど届いた郵送物
チャイルド・スポンサーシップでの寄付、申し込む前に調べた3つの疑問
編集部オススメのポイント!
第二次世界大戦後、米国人のキリスト教宣教師が創設した団体で、朝鮮戦争の遺児や未亡人、ハンセン病や結核患者を救う活動をしたのがはじまりです。現在はアフリカやアジアを中心に、約100カ国に活動が広がり、大規模な国際NGOに成長しています。
「チャイルド・スポンサーシップ」に登録すると、一年に一回グリーティングカード(クリスマスカード・年末年始のご挨拶)がチャイルドから届きます。その他にも、チャイルドに手紙を送ると、4~5カ月で返事が届くので、支援先の子どもとやりとりができるとともに、成長を感じることができます。

「女の子だから、という理由で夢を諦めてほしくない」「教育や安全を守ることで、未来を切り拓ける女の子を増やしたい」とお考えの方は、ぜひワールド・ビジョン・ジャパンへのご支援をご検討ください。

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フローレンス赤ちゃん虐待や待機児童などの問題解決で、女性をサポート

フローレンスHP

途上国で主に女の子の支援に取り組む団体を紹介してきましたが、最後は少し変わった角度からピックアップしました。
日本で「病児保育」「待機児童問題」や「ひとり親家庭の貧困」「障害児保育」など、親子を取り巻くさまざまな課題解決にチャレンジする、認定NPO法人フローレンスです。

フローレンスが取り組む課題の1つが、「赤ちゃんの虐待死」問題です。

生まれたばかりの赤ちゃんの命を、お腹を痛めて産んだお母さん自らが断ってしまう。
虐待によって死亡する0歳児は、「2週間に1人」にも。

そんなショッキングな統計の背景にあるのは、「予期せぬ妊娠」です。
貧困、性犯罪の被害など様々な事情を背負い、相談できずに孤立した女性が、自宅や公園のトイレで出産を迎えてしまうことさえあるそうです。認定NPO法人フローレンス WEBサイトより)

罪のない赤ちゃんの命を救うための取り組みが、「赤ちゃん縁組」つまり、子どもを望む養親に赤ちゃんを託せるような仕組みづくりです。

「赤ちゃん縁組」では、予期せぬ妊娠や、出産しても育てられないなど、妊娠・子育て期に課題を抱える女性の相談を受けています。
相談の結果やはり育てられない、となった場合には、養親を希望する夫婦に託すことで、「すべての子どもが愛情あふれる家庭で育つ社会」の実現を目指します。

妊婦の出産にかかる費用は、養親による自己負担で行うものの、縁組に至らない相談や相談員にかかる費用は賄えないとのこと。
生みの親の産前の「生活支援費」や育ての親への「研修費」などに、寄付を充てているそうです。

このようにビジネスとして成り立ちにくい社会課題を解決するために募集しているのが、月1,500円から支援するマンスリーサポーター
この他にも寄付を活用して、「障害児保育」や「子どもの貧困」(ひとり親家庭の支援)といった、子ども・親子をめぐる社会課題に取り組んでいます。

活動内容 特別養子縁組、妊娠・特別養子縁組相談、養親研修
活動地域 日本各地
支援対象 赤ちゃん・妊婦、障害児家庭、ひとり親家庭など
寄付の使途 生みの親の産前の生活支援費、育ての親への研修費、生みの親の相談時の出張費など
運営団体 認定NPO法人フローレンス

※ 「赤ちゃん縁組」事業についての例

フローレンスへの寄付で、赤ちゃんの虐待死をなくす支援を始めた3つの理由

フローレンスの事業は、女の子のみを対象としたものではありませんし、支援を受けるのも父親という場合もあるでしょう。
一方、子育ての役割をメインにこなすのが母親が多い、という日本の現状を鑑みると、子育てをめぐる課題解決が「女性の支援」にも大いに貢献するのでは?と紹介いたしました。

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世界の女性と子どもが直面する深刻な課題

教育や健康、安全が守られるのは「当たり前」ではありません。世界には、立場の弱い女性や子どもたちが教育を受けられず、暴力や搾取の危険にさらされている現実があります。ここでは、国際機関の最新データをもとに、寄付を考える際に押さえておきたい6つの代表的な課題を整理します。

教育格差:いまだ1億人以上の女子が学校に通えない

紛争や貧困、差別的な慣習によって、子どもたちは十分な教育を受けられません。特に女子は教育機会が奪われやすく、将来の自立にも影響します。
ユネスコによれば、2024年時点で2億5,100万人の子ども・若者が不就学で、そのうち約1億1,900万人が女子です。紛争の影響を受ける地域では、女子が学校に通えない割合は非影響国の2倍以上にのぼります(ユネスコ統計研究所, 2024)。

児童買春:少なくとも170万人規模の子どもが被害に

児童買春を含む「商業的性的搾取」は深刻な人権侵害です。観光地や紛争地に加え、インターネットを介した搾取も拡大しています。
ILOの推計では、強制労働被害者の12%(約330万人)が子どもで、その過半数が商業的性的搾取です。つまり少なくとも170万人以上の子どもが被害に直面していると考えられます(ILO, 2022)。

人身売買:被害者の6割以上が女性・少女

人身売買は、性的搾取や強制労働を目的とした拘束や移動であり、世界的に拡大を続けています。
国連薬物犯罪事務所(UNODC)によれば、2022年時点の検知被害者の61%が女性・少女で、子どもは38%を占めます。紛争や気候変動の影響により、オンライン詐欺など新しい形の労働搾取も増えています。

児童労働:世界で1億3,800万人が従事

教育の妨げとなり、子どもの健康や成長を奪う児童労働は今なお広がっています。
ILOとユニセフによると、2024年時点で約1億3,800万人の子どもが児童労働に従事し、そのうち約5,400万人は危険有害労働に携わっています。サハラ以南アフリカでの比率が最も高く、農業分野が最大の現場です。

早婚と出産リスク:毎年1,200万人の少女が児童婚

18歳未満での結婚は教育を断ち切り、早すぎる妊娠や家庭内暴力のリスクを高めます。
ユニセフによれば、世界で約6億4,000万人の女性・少女が児童婚を経験しており、毎年約1,200万人の少女が18歳未満で結婚しています。思春期の出産は合併症や早産リスクが高く、15〜19歳で年間約2,100万件の妊娠が発生しています。

ジェンダーに基づく暴力:女性の3人に1人が被害を経験

ジェンダーに基づく暴力は、家庭内暴力や性的暴力、女性器切除など多様な形で女性や少女を傷つけています。
世界保健機関(WHO)の報告では、世界の女性の約3人に1人(30%)が生涯で身体的または性的暴力を経験しています。この割合は過去10年以上ほぼ変化しておらず、若年女性にも深刻な影響を与えています。

これらの課題は相互に関連しており、教育を受けられないことが児童婚や児童労働につながるなど、連鎖的に問題が広がっています。寄付によって、こうした負の連鎖を断ち切り、女性と子どもたちが未来を切り開ける環境をつくることができます。

寄付によって取り組まれている活動とその効果

これらの深刻な課題を前に、「寄付によって本当に変化は生まれるのだろうか」と疑問を抱く方もいるかもしれません。

実際には、多くのNPOや国際NGOが寄付を原動力として活動し、成果をあげています。

ここでは、先に紹介した4つの団体が、どんな取り組みを行い、どんな効果を生み出しているのかを改めて見ていきましょう。

かものはしプロジェクト:人身売買・児童買春の被害女性の自立を支える

かものはしプロジェクトHP

かものはしプロジェクトは、児童買春・人身売買の根絶を目指し、カンボジア・インド・日本で活動してきました。

具体的には、被害にあった女性や少女の保護、自立支援プログラム、サバイバー自身が声を上げられるリーダー育成、法制度改善の働きかけなどを行なっています。

活動の結果、カンボジアでは「子どもがいる売春宿はほとんどなくなった」と評価され、インドでも被害者保護や法制度改革に影響を与えています。

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シャプラニール:少女たちに教育と未来を届ける

シャプラニールHP

シャプラニールは、バングラデシュやネパールで家事使用人として働く少女に教育機会を提供し、児童労働の削減に取り組んでいます。

学習支援センターで読み書きや保健教育を行い、雇用主や保護者に児童労働の弊害を伝える啓発活動も実施しています。

支援を行った地域では、家事使用人として働く少女の数が2016年の146人から2019年には86人に減少しました。

寄付は少女たちの教育支援や地域活動に使われます。

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プラン・インターナショナル・ジャパン:女の子の未来を広げる

プラン・インターナショナルHP

プラン・インターナショナルは、世界70カ国以上で女の子や女性を中心に包括的な支援を展開しています。

児童婚や教育格差の解消を目指し、学校教育・保健・経済支援・権利啓発を包括的に実施しています。

教育分野で年間1,000万人以上、性と生殖に関する健康と権利の分野で3,000万人以上のの子どもや女性を支援しました。

寄付の83%が直接的な支援活動に充てられており、スポンサーシップ制度では特定の子どもや地域を継続的に支援できます。

ワールドビジョン・ジャパン:女の子が夢を諦めない社会へ

ワールドビジョン・ジャパンHP

「女の子だから」という理由で教育や未来を奪われてしまう現状を変えるため、ワールドビジョンは「1000GIRLSプロジェクト」を展開。

教育の継続支援、児童婚や暴力からの保護、水や衛生環境の改善、職業訓練などを通じて、女の子が自分の人生を選び取れるよう後押ししています。

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フローレンス:日本の母子を取り残さない

フローレンスHP

フローレンスは日本国内で、子育てや母子支援に特化した活動を行っています。

主に、妊娠相談やひとり親支援、医療的ケア児への訪問看護、多胎育児家庭への支援、政策提言などを行なっています。

医療的ケア児支援法の成立など、制度面でも大きな成果を残しています。事業費比率は90%を超え、効率的に寄付を活用している点も特徴です。

月1,500円からのマンスリー寄付で、妊娠で困る女性の相談支援や、子どもの衛生環境を守る物資提供ができます。

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寄付金控除の対象団体です

このように、寄付は「目に見える成果」と「持続的な社会の変化」の両方を生み出しています。自分の関心に合った団体を選ぶことで、寄付の手応えを実感しやすくなるでしょう。

支援先として信頼できる?3つのチェックポイント

続いて、寄付先を選ぶ際に「寄付してよかった」と感じられる3つのポイントを解説します。

企業の良し悪しを判断する材料として、一般的に「ひと・もの・お金」の3つが大切と言われます。

NPOでは、それは「ひと・活動・お金」です。

企業で言うところの”もの”、すなわち”商品”は、NPOがどのようなアプローチで問題を解決しようとしているのか、つまり活動の内容です。

その活動内容に賛同することが、まさしく、寄付を通じた応援と言えると思います。

さらに寄付先として判断する上で、「ひと・活動・お金」を適切な言葉に言い換えると、「職員・活動・会計」です。
以下に、それぞれについて解説します。

職員の顔が見えるか?

NPOの活動には、代表をはじめ、理事や職員、インターンやボランティアなど、多様なスタッフが関わっています。

団体の公式サイトで職員の顔を出していることは、活動に自信がある証拠です。

「自分のお金を誰に託すのか?」を知ることで、より安心して寄付を続けることができます。

その上で、職員数やボランティアの人数など、関わっている人の数も確認できると、なお良いと思います。

  • 理事や職員などスタッフの顔が見えるか
  • どれくらいの人が関わっているか。人数が多ければいいわけではありません。

あなたと似たような想いを持って活動しているスタッフがいる団体なら、それはあなたの価値観とマッチする団体かもしれません。

活動によって問題を解決しているか?

同じ社会問題に取り組んだとしても、解決するアプローチは団体によって、実にさまざまです。

例えば「子どもの貧困」と一口に言っても、

  • 学習支援を通じて、子どもの学力向上に資する
  • 食品配付を通じて、健康や栄養状態を改善する
  • 相談窓口を通じて、虐待や暴力などを予防する

というように、団体によって活動の領域は異なります。

そもそもNPOが取り組んでいる問題は、すぐに解決には至らず、長い時間がかかることが多いです。

寄付先として検討している団体の支援アプローチは本質的に問題を解決し得るのか、またそのアプローチに共感するかどうか、などを見ると良いでしょう。

  • 寄付先の支援アプローチは問題を解決、もしくは改善しているか?
  • しっかりと実績や成果を上げているか。

そうした活動の進捗を定期的に報告するプログラムが整っている団体であれば、自らのお金がどのように活用されたかの理解が進み、寄付をするモチベーションが増します。

透明性の高い会計報告を行っているか?

ほとんどのNPOは、会計報告を公式サイトで公開しています。
逆に会計報告を公開していない団体は、資金を不正に利用しているのではないかと、寄付者から疑問を持たれても仕方がないでしょう。

団体の公式サイトを確認すると「会計報告」「年次報告」といった形で、会計や財務に関する情報を公開していることが多いので、チェックしてみましょう。

支出の内訳を、例えば事業費80%・管理費20%としている団体であれば、「1,000円寄付したら、おおよそ800円が直接的な活動に、200円が活動を継続していくために必要な費用に変わるんだ」と目安をつけることもできます。

  • 透明性の高い会計報告を行っているか?
  • 納得できるお金の使い方をしているか。

さらに、監査法人や公認会計士による監査を受けていることを確認できれば、より信用度は高まると思います。

まとめ:女性支援に興味がある方のご参考に

ここで紹介したNPOの活動を通し、国内外の女性支援について少しでもご理解と興味を持っていただけたら幸いです。

団体名寄付ナビ編集部オススメのポイント
かものはしプロジェクト① 日本で虐待防止や社会的養護を巣立つ若者の支援、インドで人身売買防止を実施。
② 寄付は拠点運営・若者支援・制度づくりなど、子どもを守る活動に使われる。
プラン・インターナショナル① 女の子の教育・保護・健康支援を世界各地で展開。
② 寄付の約8割は教育や保健などのプログラム活動費に充当。
シャプラニール① バングラデシュの“家事使用人”少女へ教育・職業訓練・相談支援を提供。
② 寄付は教材費やセンター運営費などに直結して活用。
フローレンス① 虐待防止、病児・障害児保育、待機児童解消など親子を支える事業を展開。
② 寄付は親子支援・政策提言・緊急支援など国内の課題解決に使われる。
ワールド・ビジョン・ジャパン① 女の子が教育や結婚、将来を「自分で選べる社会」を目指す活動を行う。
② チャイルド・スポンサーシップを通じて、支援者が1対1で子どもの成長を見守れる仕組み。

一人ひとりの小さな行動が、女性や子どもが生活しやすい未来をつくります。まずはできることから始めてみませんか。

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