「途上国の現地で駐在員になって、困っている人たちを助けたい」
「国際協力の分野に興味があるから、ボランティアや寄付などできることから始めたい」
こんな想いをお持ちの方へ、国際協力で名前の上がることの多い団体で「医療」「子ども」「難民」「災害」「飢餓」の分野別に、ボランティアや寄付などの関わり方をご紹介します。
目次
医療:人命救助の最前線に、参加する(国境なき医師団)
紛争や自然災害などで緊急医療を必要としている人たちに対して、原則48時間以内に現場に急行して支援活動を行なっているのが、国際NGO国境なき医師団です。
主な活動地は、アフリカ・アジア・中東・中南米などで、2018年の国境なき医師団日本からは106人が現地に派遣されています。
また国境なき医師団の活動は、96%が民間からの寄付で成り立っているとのこと。
年間の総収入が約90億円ですから、いかに広く市民からの支援が集まっているかが分かります。
同団体HPより引用
自ら活動に直接参加する余裕はない、という方でも大丈夫です。
読み終わった古本、使わずに溜まっているポイントを利用した寄付など、様々な関わり方が用意されています。
- お金を寄付:毎月寄付する・今回のみ寄付する
- ボランティア:国内の出張授業やイベント運営など
- 医療系求人:産婦人科医・麻酔科医・外科医など
- 事務系求人:物資調達・管理など
- 企業と協働:本業を通じた支援・法人会員など
募集しているボランティアも、出張授業の運営、イベントの運営、事務局ボランティアの3種類が用意されています。
国境なき医師団(MSF)日本の事務局は、国内での広報・募金を目的としたイベントや事務局の運営を支えてくださるボランティアの皆さまを必要としています。
MSFの活動に賛同し、責任感をもって積極的かつ柔軟に取り組んでくださる方を歓迎します。
国境なき医師団HP
紛争や自然災害などの被害者を助けたい、その想いに共感された方は、早速できることからアクションを起こしましょう。
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子ども:チャイルドから送られた手紙の翻訳など、あなたのスキルを寄付(ワールド・ビジョン)
ワールド・ビジョンも、世界29カ国で135の支援事業を展開していて、世界的な規模を誇る国際NGOです。
同団体HPより引用
元々は朝鮮戦争によって両親を亡くした子どもたちや、夫を亡くした女性たち、ハンセン病や結核患者を助けるために活動が始まったとのこと。
1960年代には日本の子どもたちを支援した実績もあります。
世界の子どもたちが抱える、貧困・教育・水と衛生などの問題の改善に当たっています。
- お金を寄付:チャイルド・スポンサーシップに参加する
- ボランティア:事務補助・発送作業など
- インターン:国内事業部(学生・院生対象)
- 事務系求人:Webマーケティング担当など
- 企業と協働:社会貢献・CSRでの連携など
東京都中野区にある事務所でのボランティア、チャイルドの手紙を翻訳する在宅でできるボランティア、など気軽に始められるものもあります。
このワールド・ビジョン・ジャパンのボランティア室の温かさ、優しさ、愛に惹かれて継続される方も多く、ボランティア継続約20年という方もいらっしゃいます。
ワールド・ビジョンHP
また、平日の貴重な休みを返上して、ボランティアに来てくださる社会人の方もいます。
仕事も山盛り用意されていますが、笑いと愛情もあふれているワールド・ビジョン・ジャパンのボランティア室。ぜひ、この輪に加わりませんか?!
手紙の翻訳ボランティアは、チャイルドスポンサー限定で、且つ英和訳のテストを合格しないと参加できないようです。
語学に自信がある、もしくはこれから勉強していきたいとお考えの方には、ぴったりかもしれません。
是非あなたにできることから始めてみてください。
ワールド・ビジョンの活動に興味のある方は、こちらもご参考になさってください。
> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です
難民:大規模なスケールを活かした難民援助に関わる(国連UNHCR協会)
紛争や迫害によって故郷を追われた難民の避難生活は先の見通しも立ちづらく、苦しい日々が続きます。
世界には約7,144万人の難民がいると言われていて、2018年時点で1分に25人、1日約3万7,000人が強制的に自らの家を追われているそうです。
同団体HPより引用
国連UNHCR協会はそうした様々な理由で難民としての生活を強いられている人々を支援しています。
また、あなたにもできることがHPで紹介されています。
- お金を寄付:毎月寄付する・今回のみ寄付する
- ポイントで寄付:JCB・Tポイントなど
- 契約職員:キャンペーンスタッフ
- 正職員:国内事務局スタッフなど
- 企業と協働:事業連携・イベントの企画など
街頭で募金を呼びかけるキャンペーンスタッフを随時募集しているようです。
自分の思いを磨き、伝える力を鍛える実践的なファンドレイジングの経験を積む機会となります。
国連UNHCR協会HP
今後日本でも盛んになっていくファンドレイジングの分野で活躍したい方にとっては、非常にやりがいのある仕事です。
難民問題について学びながら、お金を頂いて働く実務経験も積めるのであれば、このテーマに興味のある方にとっては最高の環境かもしれません。
ボランティアだけではなく寄付も、いろんな方法で受け付けされています。
支援を検討される方は、ぜひ団体HPもご参照ください。
災害:ボランティア登録して、週末などに無理なく人道支援に参加(ピースウィンズ)
地震・洪水・干ばつなどの自然災害は地球上のどこにでも起こり得ますし、それによって私たちの生活は、著しく困窮する危険に晒されてしまいます。
認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンは国内外で発生する、これらの人道危機に対して、現地が求めている支援を的確に把握、実行している団体です。
本部は日本の広島にあり、これまでに世界32の国と地域を支援しています。
同団体HPより引用
復興・開発支援のプロフェッショナル集団として、迅速な支援活動を行ってきた実績があります。
- お金を寄付:毎月寄付する・今回のみ寄付する
- モノで寄付:古本・CD・ハガキ・切手など
- ボランティア:事務補助・プロボノなど
- スタッフ求人:海外駐在員・経理担当など
- 企業と協働:事業支援・CSRでの連携など
ボランティア一つとっても関わり方がたくさんあります。
簡単な事務補助、イベントの企画や運営に加えて、ライティングやWebデザインなどのプロボノも受け入れています。
現在のボランティア登録数は約200名で、学生・社会人・主婦・シニア世代の方々など実にさまざまなバックグラウンドをお持ちの方々で構成されています。
ピースウィンズ・ジャパンHP
皆さんのご都合に合わせて、広島神石本部で作業をしたり、各種イベントに参加したりしながら、和気あいあいと楽しく活動しています。
海外の支援地へのボランティアの派遣は行なっていないこと、プロボノ以外は基本的に広島神石本部での活動となる点は注意が必要です。
まずはあなたにできることから始めてみましょう。
ピースウィンズ・ジャパンのHPも併せてご参考になさってください。
食糧:飢餓ゼロを目指して、世界中のスタッフが食糧問題にあたる(国連WFP協会)
世界の約9人に1人、8億1,500万人もの人々が、今も飢えに苦しめられています。
国連WFP協会は飢餓のない社会を目指して、世界中のスタッフが活動に従事しています。
毎年多くの子どもたちに、学校給食の提供を行っている国連WFP協会。
寄付をした場合は、以下のような活動に使われるとのこと。
寄付金がどんな活動に使われるのかが見えることはとても大切なことです。
ポイントの寄付、チャリティギフトで寄付、ベルマークで寄付など、寄付の方法も充実しています。
- お金を寄付:WFPマンスリー募金に申込む
- ボランティア:日本事務所での業務補助など
- インターン:日本国内の民間連携推進など
- スタッフ求人:途上国の支援現場で働く
- 企業と協働:寄付・評議員としての支援など
国内では、イベント運営、事務局補助の2種類のボランティアがあります。
世界の食料問題や飢餓問題についてもっと知りたい、国連WFPの活動を応援したい、地域のコミュニティに参加したいなど、ボランティアに参加する理由は様々です。
国連WFP協会HP
登録して頂いているボランティア向けの勉強会も開催しているので、初めてボランティアをするという方でも心配ありません。
他にも、シニア向けに長年の人脈を生かして企業へのアプローチを行うEV(エクスペリエンツ・ボランティア)制度もあります。
ボランティアに参加する人は皆、国連WFP協会のミッションに共感した方達ばかりなので、一緒に活動している仲間だという感覚も持てるのではないでしょうか。
ぜひあなたが一番関わりやすい方法で、活動に参加してみてください。
誰でもちょっとした社会貢献をすることで、日常に彩りが与えられるでしょう。
> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です