ShareTheMealの評判や口コミは?寄付先として、信頼できるかをチェック

(出典:ShareTHeMeal HP

世界では4人に1人が深刻な栄養不足に陥っています。
その多くは子どもたちであり、新型コロナウィルスの感染拡大により事態はさらに深刻化しています。

「飢餓と貧困の撲滅」を使命に掲げる国際連合の機関、WFP(国連世界食糧計画:World Food Programme)は、2015年からShareTheMeal(シェアザミール)というアプリを通じた食糧支援を行っています。

このアプリでは、スマホやタブレットから専用の画面をタップすると簡単に食糧支援の寄付が可能です。

手軽に寄付できる一方で、WFPのShareTheMealという活動が本当に支援につながっているのか疑問を持つ方もいるでしょう。

今回は、ShareTheMealの口コミや評判を紹介します。

ブログやSNSで見つかった「ShareTheMeal」の評判・口コミ

ポジティブな評判・口コミや、支援者からの応援メッセージ

ShareTheMealの取り組みは、海外で多く利用されているようです。

日本でも利用され始めているようで、ShareTheMealで寄付したことを発信し、利用をおすすめしている投稿が多く見られました。

(出典:コロナで苦境のインドを支援していることについて情報を拡散している投稿-Twitter)

(出典:実際に寄付した人の感想-Twitter)

また、寄付を日頃からしている方からもShareTheMealは選ばれているようです。

(出典:アプリを通じてウクライナを支援する方 – Twitter)

口コミや利用者のほとんどが寄付をしている場合が多く、アプリの利便性を評価しているコメントが目立ちました。

また、テレビ東京のワールドビジネスサテライトをはじめとする報道番組でも取り上げられており、画期的な取り組みとして社会的な注目も集まっています。

ネガティブな評判・口コミや、活動への批判・疑問

一方、ShareTheMealを評価しないコメントもいくつか見られました。

ただし、ほとんどが、使い勝手に関するコメントである場合が多く、取り組みそのものを否定するようなコメントは見つかりませんでした。

PayPayとクレジットカードからだけってのが惜しい〜iPadからなら1500円速攻払えるんだけどねクレジット使わず安心だし。クレジットカード使えない人って結構いるしまだまだ敷居が高いね。

アプリ評価サイトの★一つの人のコメントより

(出典:英語での対応についてのコメント-Twitter)

途上国支援そのものへの疑問を呈する中で、ShareTheMealも例として挙げられているコメントがありました。

(出典:支援が届いているか疑問を呈する投稿ーTwitter)

ShareTheMealを直接的に批判する内容の口コミや評判はありませんでした。
むしろ、応援するコメントのほうが圧倒的に多い印象がありました。

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寄付金控除の対象団体です

支援先として「ShareTheMeal」は信頼できる?3つのチェックポイント

ここでは、ShareTheMealがアプリとして信頼できるか、また運営する国連WFPについての活動について紹介します。

ポイント1:団体として信頼できるか?

ShareTheMealは、国連WFPが運営する寄付アプリです。
アプリ上で支援地域を選び、画面をタップすると80セント~を寄付することができます。

国連WFPが寄付金を受け取って、途上国の子どもへ食事を配布することができる仕組みです。

このアプリは、Googleのベストアプリにも選ばれています。

2015年11月、全世界で公開され、その革新性やデザインにより、いくつかの賞を受賞しました。グーグルは「シェア・ザ・ミール」を2015年のベストアプリの一つに挙げています。

国連WFPのHPより

「国連WFP」とは、国連機関のひとつで世界の貧困や飢餓への支援を行うWFPとその支援を行う日本支部の認定NPO法人国連WFP協会を合わせた総称です。

国連WFP協会は、1999年から活動を開始し、2005年には認定NPO法人となっています。
日本での活動の歴史も長く、継続的にNPOとして認定を受けているため、信頼性のある団体と言えそうですね。

また、会長のメッセージにも世界の食糧危機に立ち向かう真摯な姿勢がうかがえます。

食は人間の生命を支える欠かせないものです。食が足りて初めて、その国の自立・繁栄・平和が可能になると言っても過言ではありません。国連WFPは、食料不足に苦しむ人びとに「命の糧」となる食料を迅速にかつ確実に届けるため、毎日世界およそ120以上の国と地域を拠点に飛行機140機、船20隻、トラック6,500台を稼働させています。

会長メッセージー国連WFPのHPより

ポイント2:団体の収支や寄付金の使途は、公開されているか?

ShareTheMealのホームページには、アプリを通じていくら寄付が集まったか公開されています。

ShareTheMeal HP

また、ShareTheMealの活動を維持したりPRするためにどのくらい費用がかかっているか「Private-sector partnerships and fundraising strategy(WFP作成の資金調達戦略)」の中で公開されており、2021年では約2億円の費用(コンサルティングサービスやオフィス管理費)がかかったようです。

寄付そのものの具体的な使途は、半分以上が食糧配布に使われていることがホームページからわかりました。

シェアされた食事は、私たちが今日飢餓と闘いながら、飢餓撲滅に投資するために役立ちます。 寄付金の大部分は、お腹をすかせた家族に食料を提供するために直接使われます。残りの1部は寄付者コミュニティの育成に投資され、支援を受ける人々の数をさらに増やしていくために使われます。

ShareTheMealのホームページより

ShareTheMealを運営する国連WFPは、寄付の使途について年次報告を通じて情報を開示していました。

2022年度は学校給食に約4億7,902万円を、緊急支援に約20億6,853万円の支援をしています。
(出典:国連WFP協会 年次報告書2022

ポイント3:きちんと活動しているか?

ShareTheMealのアプリ上で寄付された食糧支援により、どのような成果をあげているか確認することができます。

たとえば、支援先(指定した地域)でどのくらい食糧が配布されているか具体的な数を見ることができます。

WFP HP

また、ShareTheMealの活動は、SNSを通じても随時報告されていました。
これまでにイエメン・シリア・ナイジェリアなどで食糧配布をしています。

最近では、コロナの影響を受けているインドでも活動が活発に行われているようです。

 
 
 
 
 
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(出典:インドの様子-Instagram)

ShareTheMealの活動は、WFPのイノベーション・アクセラレーターの取り組みの一つですが、2020年には、FastCompanyのBest Workplaces for Innovators及びInnovative Team of the Year (年間革新的な職場・イノベーティブチーム大賞)も受賞しており、活動が国際的に注目されています。

また、ShareTheMealの運営団体である国連WFPの活動は、ホームページで報告されています。

国連WFPの活動報告書でその目的や成果についてきちんと説明しています。
支援を受けた実際の現場からのメッセージも紹介されていました。

小さい頃は紛争の影響でいろいろなところに逃げなくてはいけなくて、学校に通うこともできませんでした。
今は学校に通えるようになって給食を食べることができます。
学校も勉強も大好きなのでしっかりと勉強して将来はお医者さんになって両親の面倒を見たいです。

(国連WFPホームページより引用 )

国連WFPや運営しているShareTheMealは、食糧支援を待つ子どもや人々の支援につながっていることがわかりました。

ShareTheMealは手軽なアプリになっているのでこの機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

また、国連WFPの活動が気になる方や世界の食糧危機に問題意識のあるかたはこれを機会に寄付をご検討ください。

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