プラン・インターナショナルを通じて手紙を送るには?翻訳など、よくある質問

国際NGOプラン・インターナショナル・ジャパンには、プラン・スポンサーシップという寄付の方法があります。
プラン・スポンサーシップでは支援地の子ども(以下、チャイルドと表記)と手紙のやり取りをすることができます。
ここでは、手紙の送り方や注意点、プレゼント等についてまとめています。

チャイルドと手紙のやり取りを始めるまで、3つのステップ

手紙のやり取りを始めるためには、プラン・スポンサーシップに申込み、チャイルドのスポンサー(支援者)になる必要があります。
スポンサーになると、

  • 毎月の寄付によって資金面からチャイルドたちの活動を支えることができます。
  • 1年~1年半ごとに、地域やチャイルドの近況報告を受け取ることができます(チャイルドと家族の近況写真が添付されています)。
  • 手紙を通じてチャイルドと交流し、エールを送って応援することができます。

ステップ1:プラン・スポンサーシップに申し込む

プラン・インターナショナル・ジャパンの公式WEBサイトから、支援を申し込みます。

プラン・インターナショナル・ジャパンではプラン・スポンサーシップの他に、「プロジェクトを支援する」という寄付方法もありますが、手紙のやり取りをご希望の方はプラン・スポンサーシップを選択してください。

プラン・インターナショナル・ジャパンの評判や口コミは?寄付先として、信頼できるかをチェック

ステップ2:郵送で「スポンサー・キット」が届く

WEBサイトでの申し込みが終わると、2週間以内に「スポンサー・キット」が郵送で届きます。
スポンサー・キットには、ハンドブック・便箋・チャイルドのプロフィール・活動地域の紹介・手紙用宛名ラベル等、手紙を送る上で必要なものが同封されています。

ステップ3:手紙を送ってみる

スポンサー・キットが届くと、チャイルドとの交流がスタートします。
手紙の送り方は、2種類あります。

  1. オンラインフォームに入力:フォームに沿って必要な情報を入力していただくと、簡単に手紙を送ることができます。
  2. 郵送で送る:お好きな便箋やカードを使用して手紙を送ることができます。書いたお手紙は、事務局に郵送すると、まとめて現地へ発送されます。

お手紙の宛先
プラン・インターナショナル・ジャパン「チャイルドへの手紙」係
〒154-8545 東京都世田谷区三軒茶屋2-11-22 サンタワーズセンタービル10F

手紙の書き方は、ご友人やご家族に手紙を書くときと相違ありませんが、宛名ラベルをダウンロードして貼付(又は宛名を表記)する必要がありますので、忘れないようにご注意ください。

手紙の送り方について簡単にまとめましたが、公式WEBサイトの方にも説明がありますので、詳しく知りたい方はそちらをご覧ください。

プレゼントや翻訳など、よくある質問5つ

以下では、手紙を書く際に出てきそうな疑問についてまとめています。

質問1:手紙は日本語でも大丈夫ですか?翻訳してもらえる?

英語もしくは日本語でお書きください。
郵送の場合は、現地語でも結構です。
※英語、現地語でお書きいただきますと、スムーズに発送することができます。

プランHP

上記の通り、現地の事務所で翻訳してもらえますので、日本語で書いていただいて大丈夫です。
公式サイトでは各国の簡単なあいさつ等が載っていますので、この機会に現地語での手紙にチャレンジしてみるのもよいかもしれませんね。

質問2:プレゼントは何を送れますか?

手紙と一緒にお送りいただけるもの – プランHP

チャイルドには「小さな」ギフトをお送りいただけます。
重量は50g以内、価格としては500円程度までのものをお手紙と一緒にお送りいただくことが可能です。
(中略)制限を設けている理由は、コミュニティの子どもたちの間でギフトをめぐる不公平感が生じないようにするためです。
また、受入国での関税の発生を防ぎ、輸送コストを下げるためにも、シールやリボンなど平らなものや文房具などを制限内でお願いします。

プランHP

公式WEBサイトを見てみると、写真や絵葉書、シールなどの小さなものが良さそうですね。
あくまでもメインは手紙で、プレゼントは気持ちを少し添える程度のもの、という扱いのようです。

質問3:チャイルドには実際に会いに行けますか?

希望者はコミュニティ訪問という制度を利用して、現地を訪問することが可能です。
ただし、出発の8週間前(ミャンマーの場合、6か月前)までに日本のプラン事務局に連絡する必要があります。

訪問となると準備することがたくさんありますので、訪問の手引き等を公式WEBサイトでご確認ください。

参考

現地を訪問プランHP

質問4:毎月の寄付はどんなことに使われますか?

例えば、「ペルーでのジェンダー平等トレーニング」や「カンボジアでの栄養改善」といった活動に使われるようです。

プランスポンサーシップとは?チャイルドとの交流と寄付金の使い道を調べました

質問5:文通は負担にならない?どれくらいの頻度で送ればいい?

手紙が届くのに2〜4ヶ月かかることから、プラン・インターナショナル・ジャパンとしては、年2〜3回という頻度をオススメしているようです。

スポンサー・キットが届いたあとは、いつでも好きなタイミングで手紙を送っていただいて大丈夫ですが、「どれくらいの頻度で送ればよいのか分からない」という方は年2〜3回というのを参考にしてみてください。

中には、「なかなか手紙を書けない」という方もいらっしゃるかと思いますが、それでも問題ありません。
手紙は義務ではありませんので、チャイルドとの交流を楽しみたいという方はご負担にならない範囲でお考えください。

私もチャイルドも嬉しい!手紙の文例をチェック

基本的には手紙の内容は自由ですが、宗教上の理由などから、書いてはいけないこともあるようです。

身近な話題や質問を織り交ぜ、簡単にお書きください。
絵葉書などに2、3行書き添えるだけで気持ちは十分に伝わります。
以下の内容は、現地での活動に支障をきたす場合がありますので、お控えください。
・宗教、政治、信条の話題など、価値観の相違に関すること
・「好きなものを送ってあげます」「一生支援を続けます」といった過度な期待を引き起こすこと
・ご住所、電話番号、Eメールアドレスなど、スポンサーの連絡先

プランHP

イメージがつかみやすいように、手紙の文例を作成してみたので、「何を書いたらいいか分からない」という方は参考にしてみてください。

手紙の文例

フィリピンのヴィメラちゃんへ

初めまして。
私の名前は渡辺隆史といいます。
ナベって呼んでくれたら嬉しいです。

まだまだ日本は寒くて、ときどき雪が降ります。
ヴィメラちゃんの国ではあんまり降らないかな?
日本の子どもたちは、雪だるまを作ったりして遊んでいます。

ヴィメラちゃんの国は、日本からは遠く離れているけれど、ヴィメラちゃんのことやお友達のこと、村のことを応援しています。

(家族の写真、自分の写真、雪の写真など添付)

ナベより

まずは、一通目の手紙から

手紙の書き方について、イメージはつかんでいただけたでしょうか?

「プラン・インターナショナル」の「プラン・スポンサーシップ」という仕組みでは、手紙は義務ではなく、金銭面でのみ支援するということも可能です。

ただ、実際に支援地の子どもたちと交流することができて、お互いにエールを送り合うことができますので、興味を持たれた方はぜひ一度やってみてください。

あまり難しく考える必要はなく、負担にならない範囲で取り組めるものですので、今回の記事を読んで「やってみようかな」と思っていただけたら幸いです。

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