Learning for All の実態は?寄付を始める前、団体の活動内容を5分でチェック

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(出典:Learning for All HP

子どもの貧困に関心を持つ方で、どこかの団体に寄付したり、ボランティアで参加したいと考える方は、いらっしゃるかと思います。

子どもの貧困問題解決を目指す数ある団体の中で、設立5年で2億円規模に成長した認定NPO法人Learning for All (ラーニングフォーオール)という団体をご存知でしょうか?

Learning for All という団体の実態は?

支援をする前に、知っておくべき団体概要、活動内容と支援の仕組みについて解説します。

Learning for All (ラーニングフォーオール)とは?子どもの貧困の根本的解決を目指す団体

Learning for All の実態を知るために、創業者や評判について調べてみました。

「世界を変える30歳未満の若者たち30人」に選出された李氏が代表を務める

創業者である李氏は30代ですが、当時20代だった2019年8月25日に発売されたForbers Japan10月号で「30 UNDER 30 JAPAN」という企画に掲載されているようです。

そんな李氏のプロフィールは以下の通りです。

東京大学在学中にTeach for JapanというNPOの1事業であったLearning for All に参画し、その後、特定非営利活動法人Learning for All を設立し、同法人の代表理事に就任。

学習支援事業から開始し、日本財団との契約を機に居場所支援事業も行う

設立時から、支援を受けた子どもたちは累計9,000人(2021年4月時点)を超えていて、事業の中心を担っているようです。

学習支援事業を行う中で生活サポートの必要性も実感し、事業拡大を決意。

2016年より日本財団の助成金を得て、家でも学校でもない第3の居場所である居場所支援事業を運営されています。

Learning for All (ラーニングフォーオール)の財源の推移

7年間で3億円規模と急成長しているので、財源の推移が気になる方も多いと思います。
財源の推移を各年度の活動計算書よりピックアップしてみました。

▼2018年度

  • 収益 約2.1億円
    寄付金 12.1%
    民間助成金 69.8%
    事業収入 17.2%
    その他 0.9%
  • 支出 約2.1億円
    事業費 65%
    管理費 35%

▼2019年度

  • 経常収益 3.1億円
    • 受取寄付金 18.5%
    • 受取民間助成金 64.2%
    • 学習支援事業収益 16.0%
    • その他収益 1.3%
  • 経常費用 2.7億円
    • 事業費 88.6%
    • 管理費 11.4%

▼2020年度

  • 経常収益 3.4億円
    • 受取寄付金 33.8%
    • 受取民間助成金 48.5%
    • 学習支援事業収益 17.4%
    • その他収益 0.1%
  • 経常費用 3.5億円
    • 事業費 88.6%
    • 管理費 11.4%

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寄付金控除の対象団体です

事業内容|学習支援事業を中心に子どもの貧困問題の根本的解決を目指す

Learing for All の2つの事業の詳細をピックアップしていきます。

学習支援事業|地域や学校・学生の協力で質の高い教育を提供

地域や学校と協力して、無償の「学習支援拠点」を設置。

質の高さと継続性にこだわり、研修を受けた大学生教師たちが、勉強についていけない子どもに寄り添って勉強を教える事業を展開しています。

学習支援の内容は、小4〜中3までの子どもを対象に、週1〜2回、14〜17時の時間に公民館や学校等で実施されているようです。

高校進学率100%を継続する等の成果も出ているとのことです。

居場所支援事業|小学校を対象に食事や居場所を提供

貧困世帯の子ども達に対して、「家でも学校でもない第三の居場所」を提供する事業を運営。

日本財団と提携して2016年に埼玉県戸田市で開始されています。

居場所支援は、小1〜小3までの子どもを対象に、平日週5回、14時〜21時の時間に、戸田市が提供している施設で実施されているようです。

生活指導、食事提供、遊び支援、学習支援等を支援していて、学習習慣のなかった子どもが、自分からプリントを開くようになったり、入浴習慣がなく1週間同じ服を身につけていた子どもが、自分からシャワーを浴びたいというようになったりと、成果が出ているとのことです。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

Learning for All (ラーニングフォーオール)への支援方法|寄付やボランティア等での支援が可能

Learing for All への支援の方法は、寄付で金銭的に支援する方法と、ボランティアやインターンとして参加する方法があります。

寄付での支援|マンスリーと単発寄付が選択できる

寄付の種類と決済方法は、以下の通りです。

  • マンスリー
    クレジットカード
    口座振替
  • 単発寄付
    クレジットカードのみ

寄付の使途は、学生ボランティア教師の交通費や教材に関する備品、公民館等の会場費などに充てられるようです。

Learning for All への寄付で「子どもの貧困」をなくす支援を始めた3つの理由

ボランティア・インターンでの支援|社会課題解決の最前線での経験が可能

子どもの貧困や教育問題に興味がある学生等を中心に、ボランティアやインターンを募集しています。

ボランティアで実績を積めば、インターンとして参加し、インターン支援金も支給されるようです。

ボランティアに参加した方からは、以下のような声が上がっています。

“教育格差”という問題は、決して保護者や学校、そしてその子自身が悪いわけではない。
そう思うようになりました。
Learing for All は、そんな現状を誰かのせいにしてあきらめるのではなく、自分の力で教育を変えてゆくこと。
その重要さとやりがいを、僕に教えてくれました。

Learning for All でボランティアするには?インターンの声まとめ

以上、Learing for All の団体概要、活動内容と支援の仕組みについて紹介でした。

支援を検討している方のお役に立てれば幸いです!

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

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