コンゴで性暴力の被害を受けた方へ寄付を届けるには?募金先NPO3選

(出典:国連UNHCR協会HP

コンゴの紛争地域で、深刻な課題となっているのが女性に対する性暴力です。
武装勢力や軍は、女性たちに対して日常的に激しい性暴力を加えることで、住民たちに恐怖を与え、精神的に支配しています。

コンゴではその被害が特に深刻で「世界のレイプ中心地」「女性と少女にとって世界最悪の場所」だと言われることも。

「コンゴでの性暴力に苦しむ女性たちの力になりたい」
「紛争地域で困難を抱える女性たちを助けたい」

今回はそんな方に向けて、コンゴで性暴力の被害者を支え、その問題解決のために活動を行う団体を3つご紹介します。
ぜひ、寄付を検討する際の参考にしていただけると幸いです。

職業訓練を通じて自立に向けた土台を作る(テラ・ルネッサンス)

テラ・ルネッサンスは、コンゴ民主共和国をはじめとするアフリカ諸国で元子ども兵の支援を行う団体です。

テラ・ルネッサンスHP

子どもの頃から日々闘いを強いられ、さらには性暴力を受けたことで、精神的・肉体的に大きな傷を負った元少女兵の女性たち。

2002年に和平合意が結ばれましたが、それ以降もコンゴ東部では、脆弱な人々が常に犠牲になっています。
住民たちは、政府軍、武装勢力双方から食料の略奪や村々の襲撃、女性への性的暴力を頻繁に受けています。

国連人口基金によると「1998年以降、推定20万人の女性と少女が性的暴力の被害を受けた」と言われています。

テラ・ルネッサンスHP

テラ・ルネッサンスでは、そんな元少女兵たちが、まずは安定して生活を送るための食料の安全保障支援、そして社会復帰を目指すための収入向上支援を行なっています。

具体的には性的暴力を受けた女性や孤児を対象に、洋裁技術の訓練を提供。
スキルを身につけた後は小さな洋裁店を自分の力で開くことができるよう、ミシンの供与やビジネスのサポートも合わせて行なっています。

支援対象 元子ども兵など
活動地域 カンボジア、ラオス、コンゴ(民)、ブルンジ、ウガンダ、日本
事業内容 社会復帰支援、地雷撤去活動支援、平和教育や武器輸出に関わる政策提言など
寄付の使途 社会復帰施設での給食、洋裁店や木工店などの開業資金など
運営団体 認定NPO法人テラ・ルネッサンス

テラ・ルネッサンスでは、様々な寄付の方法が用意されていますが、おすすめなのは月1,000円からの継続寄付で活動を応援できるファンクラブ会員という仕組みです。

テラ・ルネッサンスの「ファンクラブ会員」になって、私が月1,000円の寄付を始めた3つの理由

ホームページには、寄付が具体的にどう使われるのかという使い道も明確に記載されているため、安心して寄付をすることができます。

・月1,000円の寄付で、職業訓練1ヶ月分/1名当り
・月3,000円の寄付で、訓練に必要な給食360食分
・月5,000円の寄付で、ミシン等の道具一式4名

テラ・ルネッサンスHP

テラ・ルネッサンスは認定NPOのため、税額控除を受けることができるのも嬉しいポイントですね。

被害にあった女性たちが、自分を取り戻し、自らの人生を生きていく力になりたいと思われた方は、ぜひ寄付を検討してみてはいかがでしょうか。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

調査研究と認知の向上で問題解決を支える(RITA-Congo)

RITA-Congoは、コンゴでの紛争下の性暴力、紛争鉱物およびグローバル経済との関係性に関する認識を広め、問題解決を考えることをゴールに活動する団体です。

RITA-Congo HP

2016年に「コンゴの性暴力と紛争を考える会」という任意団体として設立し、2020年4月からはNPO法人RITA-Congoとして活動を継続しています。

具体的な活動としては、大きく3つの柱が紹介されていました。

  • コンゴでの紛争状況や性暴力の人権侵害等にまつわる調査研究
  • 日本社会での社会啓発活動
  • ムクウェゲ医師が運営する病院に医療品、生活用品の寄付等の支援活動

特に社会啓発活動については、コンゴで性暴力の被害者を献身的に治療するムクウェゲ医師の姿を映した映画「女を修理する男」の上映や、ムクウェゲ医師来日時のイベントの企画など活発に行われている印象です。

活動内容 性暴力にまつわる調査研究・社会啓発活動、現地病院への支援活動
活動地域 コンゴ、日本
支援対象 日本の人々の意識向上、ムクウェゲ医師が運営する病院で治療を受ける人々
寄付の使途 問題解決に向けた調査研究・社会啓発活動、現地病院への物資支援等
運営団体 NPO法人RITA-Congo

RITA-Congoでは、活動全体を5,000円からの年会費で継続的に支援する仕組みや、都度の寄付、特にムクウェゲ医師、医師が運営するパンジ病院を支援する指定の寄付など、興味に合わせて使途を選び、寄付をすることができます。

一方、RITA-Congoは認定NPOではないため、税額控除を受けられないことには注意が必要です。

問題が起こる背景を詳しく知り、問題の認知を上げることで根本的にコンゴの性暴力を解決したい、と思われる方は寄付を検討してみてはいかがでしょうか。

心に受けた傷に寄り添い、回復を助ける(国連UNHCR協会)

国連UNHCR協会は、1950年から活動を続けるUNHCRの、日本における民間公式支援窓口して2000年10月に設立された団体です。
UNHCRは国連の難民支援機関として、紛争により故郷を追われた難民・避難民支援する活動を行なっています。

国連UNHCR協会HP

コンゴでは紛争の影響を受けた人々への緊急救援活動、教育支援活動はもちろん、性暴力の被害者に向けて保護活動を実施しています。
具体的には保護活動として、以下のような記載がありました。

・里親制度の整備
・暴動を目の当たりにし、トラウマに苦しむ子への精神的ケア
・性的暴力の被害者など、心に傷を持つ人へのカウンセリングなど精神的サポート

国連UNHCR協会HP
活動内容 国内避難民への生活支援を始めとする、難民の支援活動
活動地域 コンゴをはじめとする全世界135カ国以上
支援対象 紛争により、国内で避難を強いられている国内避難民
寄付の使途 燃料や暖房器具、冬服や毛布の支給、シェルターでの支援活動
運営団体 認定NPO法人国連UNHCR協会

国連UNHCR協会では、毎月1,000円以上で金額を決められる継続寄付と、都度の寄付の仕組みが用意されています。

認定NPOのため税制優遇の対象となるのに加え、月いくらで何ができる、という寄付の使途がわかりやすく記載されています。

例えば毎月5,000円の寄付を1年間継続することで、心の傷を抱える人のためのメンタルケア17人分を提供することができるそうです。

性暴力を受け、傷ついた女性たちの心の回復を支えたい、という方は寄付を検討してみてください。


以上、コンゴで性暴力の被害を受けた女性たち、その問題解決を支える団体を3つご紹介しました。
ぜひ皆さまが寄付をされる際の参考になると幸いです。

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